手順 5: DataControl の有効化 (RDS チュートリアル)

ここでは、次の操作のうちの太字の部分を行います。

説明

返された Recordset オブジェクトは、クライアント側で使用することができます。ほかの Recordset と同様に、調査、移動、または編集を行うことができます。Recordset を使用してできる操作は、環境によって異なります。Microsoft Visual Basic および Visual C++ には、直接、またはデータ コントロールを使って間接的に Recordset を使用できる、ビジュアル コントロールがあります。

たとえば、Microsoft® Internet Explorer で Web ページを表示する場合、ビジュアル コントロールに Recordset オブジェクトのデータを表示するとします。Web ページ上のビジュアル コントロールは、Recordset オブジェクトに直接アクセスすることはできません。ただし、RDS.DataControl を通じて Recordset にアクセスすることはできます。RDS.DataControl は、SourceRecordset プロパティが Recordset オブジェクトに設定されていれば、ビジュアル コントロールによって使用可能な状態になります。

ただし、ビジュアル コントロール オブジェクトは、DATASRC パラメータが RDS.DataControl に設定され、DATAFLD プロパティが Recordset オブジェクトのフィールド (列) に設定されている必要があります。

このチュートリアルでは、SourceRecordset プロパティを設定します。

Sub RDSTutorial5()
   Dim DS as New RDS.DataSpace
   Dim RS as ADODB.Recordset
   Dim DC as New RDS.DataControl
   Dim DF as Object
   Set DF = DS.CreateObject("RDSServer.DataFactory", "http://yourServer")
   Set RS = DF.Query ("DSN=Pubs;UID=sa;PWD=;", "SELECT * FROM Authors")
   DC.SourceRecordset = RS            ' Visual controls can now bind to DC.
...

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