DCOM 上で DLL の実行を有効にする

次の手順では、ビジネス オブジェクト.dll が、コンポーネント サービスを経由して DCOM と Microsoft Internet Information Services (HTTP) の両方を使用できるようにする方法の概要を示します。

  1. コンポーネント サービス MMC スナップインに新しい空のパッケージを作成します。

    コンポーネント サービス MMC スナップインを使ってパッケージを作成し、DLL をこのパッケージに追加します。これにより、DCOM を通して .dll にアクセスできるようになりますが、IIS を通してのアクセスはできなくなります。.dll のレジストリを確認すると、Inproc キーが空になっているのがわかります。後述するように、アクティブ化属性を設定すると、Inproc キーに値が追加されます。

  2. ビジネス オブジェクトをパッケージにインストールします。

    - または -

    RDSServer.DataFactory オブジェクトをパッケージにインポートします。

  3. パッケージのアクティブ化属性を [作成元のプロセス内でコンポーネントをアクティブ化します。] (ライブラリ アプリケーション) に設定します。

    同一コンピュータで DCOM と IIS を通して .dll にアクセスするには、コンポーネントのアクティブ化属性をコンポーネント サービス MMC スナップインで設定する必要があります。[作成元のプロセス内でコンポーネントをアクティブ化します。] に属性を設定すると、コンポーネント サービス代理 DLL をポイントする Inproc サーバー キーがレジストリに追加されます。

    関連項目   コンポーネント サービス (Windows NT の場合は、Microsoft Transaction Service) の詳細、およびこれらの手順の実行方法については、コンポーネント サービスのドキュメントを参照するか、Transaction Server の Web サイト (http://www.microsoft.com/japan/com/default.htm) を参照してください。