Member オブジェクト

キューブ内のレベルのメンバ、レベルのメンバの子、またはセルセットの軸に沿った位置のメンバを表します。

解説

Member のプロパティは、使用されるコンテキストによって異なります。CubeDef 内の Level の Member には、カレント Member の次に低いレベルの階層内の Members を返す Children プロパティがあります。Position の Member では、Children コレクションは常に空です。また、Type プロパティは Level の Members にのみ適用されます。

Position の Member には、DrilledDown と ParentSameAsPrev という 2 つのプロパティがあり、Cellset を表示するときに役立ちます。これらのプロパティが Level の Member でアクセスされた場合は、エラーが発生します。

Level の Member オブジェクトのコレクションおよびプロパティを使用すると、次のことができます。

• Name および UniqueName プロパティで、Member を識別します。
  
  
• Caption プロパティで、Member を表示するときに使用する文字列を返します。
  
  
• Description プロパティで、単位または数式 Member を詳しく説明する文字列を返します。
  
  
• Type プロパティで、Member の属性を判別します。
  
  
• LevelDepth および LevelName プロパティで、Member の Level に関する情報を取得します。
  
  
• Parent および Children プロパティで、Hierarchy 内の関連する Members を取得します。
  
  
• ChildCount プロパティで、Member の子の数を数えます。
  
  
• 標準の ADO Properties コレクションを使って、Level オブジェクトについての追加情報を取得します。

Axis に沿った Position の Member のコレクションおよびプロパティを使用すると、次のことができます。

• Name および UniqueName プロパティで、Member を識別します。
  
  
• Caption プロパティで、Member を表示するときに使用する文字列を返します。
  
  
• Description プロパティで、単位または数式 Member を詳しく説明する文字列を返します。
  
  
• LevelDepth および LevelName プロパティで、Member の Level に関する情報を取得します。
  
  
• ChildCount プロパティで、Member の子の数を数えます。
  
  
• DrilledDown プロパティを使って、この Member の直後の Axis 上に少なくとも 1 つの子があるかどうか調べます。
  
  
• ParentSameAsPrev プロパティを使って、この Member の親が直前の Member の親と同じかどうか調べます。
  
  
• 標準の ADO Properties コレクションを使って、Level オブジェクトについての追加情報を取得します。

Properties コレクションには、プロバイダによって提供されるプロパティが含まれます。次の表は、利用できるプロパティの一覧です。プロバイダによっては、実際に使用できるプロパティの一覧が異なる場合があります。利用可能なプロパティのさらに詳細な一覧については、プロバイダのマニュアルを参照してください。