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Windows アドレス帳の
アドレス帳入門

アドレス帳は、連絡先に関する情報を保存しておき、Microsoft Outlook Express などのプログラムから簡単に取り出すことができるようにするための便利なプログラムです。また、インターネット ディレクトリ サービスにアクセスし、インターネットで個人や企業を検索する機能もあります。ここでは、連絡先に関する情報を使いやすいように整理するときに役立つ便利な機能について紹介します。

重要な連絡先の個人やグループに関する情報を保存できます。

アドレス帳では、1 つの連絡先に対して複数の電子メール アドレスを保存できます。また、自宅と勤務先の住所、電話番号、ファックス番号、デジタル ID、会議の情報、インスタント メッセージ アドレス、さらに、誕生日、記念日、家族などの個人情報も保存できます。そのうえ、個人の Web ページのアドレスと勤務先の Web ページのアドレスを保存しておき、アドレス帳から直接 Web ページに移動することができます。これらの分類に当てはまらない情報も保存できるように、メモのスペースも十分に用意されています。

LDAP ディレクトリ サービスを利用して、個人や企業の情報を検索できます。

ディレクトリ サービスは、インターネットで名前や電子メール アドレスを検索するための強力な検索ツールです。アドレス帳は LDAP (Lightweight Directory Access Protocol) に対応しているため、ディレクトリ サービスを利用することができます。ディレクトリ サービスは、電子メール メッセージの宛先のアドレスを指定するときにも使用できます。

グループを追加してメーリング リストを作成できます。

会社、団体、家族、サークルなど、特定の人々に電子メールを送ることが簡単にできるように、複数の電子メール アドレスをグループとして関連付けることができます。グループの全員に電子メール メッセージを送るときは、それぞれ全員の名前を選択する必要はなく、アドレス帳に登録したグループ名を選択するだけで済みます。グループを作成すると、たくさんの情報が登録されているアドレス帳を整理することもできます。

ほかのユーザーとアドレス帳を共有できます。

アドレス帳を使用するユーザー別にアカウントを作成すると、各ユーザーは連絡先を自分用のフォルダに整理することができます。必要に応じて [共有連絡先] フォルダに連絡先を保存すると、自分の連絡先をほかのユーザーが使用できるようになります。

ほかのアドレス帳から名前をインポートできます。

Outlook Express に移行しても、これまで使っていたアドレス帳の情報を捨てる必要はありません。Microsoft Exchange、Eudora Light、Eudora Pro、Netscape Communicator、Microsoft Internet Mail for Windows 3.1 などの一般によく使用されている電子メール プログラムのアドレス帳や、Microsoft Outlook などのプログラムでエクスポートしたカンマ区切り (CSV) 形式のテキスト ファイルをインポートできます。

Microsoft Exchange など、CSV 形式のファイルをインポートできるプログラムでアドレス帳のファイルを利用することもできます。

電子名刺を送受信できます。

電子名刺は、連絡先の情報を電子的に交換するための新しい技術です。アドレス帳で電子名刺を作成すると、連絡先の情報が vCard 形式で保存され、異なる種類のプログラム (電子メール、アドレス帳、通信、スケジュール管理ツールなど) や機器 (デスクトップ コンピュータ、ラップトップ コンピュータ、PDA、電話など) の間で情報を交換できます。

アドレス帳の一部またはすべての情報を印刷できます。

コンピュータで管理している最新のアドレス帳を印刷し、手帳と共に携帯できます。印刷方法には 3 種類の設定があり、連絡先に関するすべての情報を印刷したり、仕事関係の情報だけを印刷したり、電話番号だけを印刷したりすることができます。