////////////////////////////////////////////////////////////////////// Dさんの長押しIME起動。 ////////////////////////////////////////////////////////////////////// ※対応OS : Windows95/98/NT4/2000 ◎使用する前に必ずこの文書を良くお読みください。 ※このソフトウェアはフリーウェアであり、個人の責任において無料で使用す ることができます。このソフトウェアを使用した結果生じたいかなる損害に 対しても作者は責任を負いません。 ---------------------------------------------------------------------- 0.目次 ---------------------------------------------------------------------- 1.はじめに 2.機能と特徴 3.インストール方法 4.アンインストール方法 5.各機能の使い方 6.更新履歴 7.作者連絡先 ---------------------------------------------------------------------- 1.はじめに ----------------------------------------------------------------------  『Dさんの長押しIME起動。』(以下『長押し〜。』)は、キーを長く押し続 けることによりIMEのON/OFFを切り替えることができるようにする新しいタイ プのIME起動プログラムです。このプログラムを使えば、もはやIMEのON/OFF切 り替えに特別なキーを押す必要はありません。 通常、キーを長く押し続けるとキーリピートが発生して同じ文字を続けて入力 することができますが、日常その機能を利用する機会はあまりないので、IME のON/OFF切り替えに置き換えています。その代わりに、キーを連打する、また は無変換キーを同時に押すことでキーリピートをすることが可能です。 ---------------------------------------------------------------------- 2.機能と特徴 ----------------------------------------------------------------------  『長押し〜。』は以下のような機能と特徴を持っています。 ○キーを長く押すことによってIMEのON/OFFを切り替えることができます。 ○キーの長押しの判定をするにも関わらず、通常と変わらずにスムーズな入 力が行えます。 ○文字入力時以外には、キーを長く押してもIMEのON/OFFを切り替えません。 ○同じキーを連打する、または無変換キーを同時に押すことにより、キーリ ピートを有効にすることもできます。 ○セットアッププログラムによって、インストール、アンインストールが簡 単に行えます。 ---------------------------------------------------------------------- 3.インストール方法 ---------------------------------------------------------------------- @「setup.exe」を実行します。 Aインストールプログラムが起動しますので、指示に従ってインストールを 行ってください。 ※インストールが完了すると、自動的に「スタートアップ」にアイコンが登 録されます。次回起動時から自動的にプログラムが開始されます。インス トール完了時には、プログラムは自動的に起動されません。 ---------------------------------------------------------------------- 4.アンインストール方法 ---------------------------------------------------------------------- @コントロールパネルを開き、「アプリケーションの追加と削除」を起動し ます。 A「インストールと削除」タブに表示されている「Dさんの長押しIME起動。 」を選択し、「追加と削除」ボタンを押します。 Bアンインストールプログラムが起動しますので、指示に従いアンインスト ールを行ってください。 ※アンインストールを行う前に、必ずプログラムを終了して下さい。終了し ないとファイルの削除が行えません。 ---------------------------------------------------------------------- 5.各機能の使い方 ---------------------------------------------------------------------- <IMEのON/OFFを切り替えるには> 『長押し〜。』では、文字キーを押し続けることによってIMEのON/OFFを 切り替えることができます。文字キーとは、押すと文字や記号を入力でき るキーを指します 以下にWindowsのメモ帳で「わはは」と入力する例を示します。(ただし ローマ字入力の場合です。) @メモ帳を起動します。 A「w」キーを「長押し」します。 ※しばらくするとIMEがONになり、入力が行われます。 B続けて「a」、「h」、「a」、「h」、「a」キーを押していきます。 あとは通常の確定動作を行って下さい。 ※「長押し」によってIMEのON/OFFを切り替える場合、直前の文字キーが 押されてから一定の時間(初期値300ミリ秒)以上が経過している必要 があります。 <IMEのON/OFF切り替えが発生するまでの時間を調整するには> 『長押し〜。』では、キーリピートを検知すると、それをIMEのON/OFFの 切り替え動作に置き換えます。したがって、キーリピートが発生するまで の時間を調整することにより、IMEのON/OFF切り替えが発生するまでの時 間を調整することができます。 @コントロールパネルの「キーボード」を起動します。 A「表示までの待ち時間」で長さを調節して下さい。 <キーリピートをするには> →同じキーを連打し、2回目は押し続けます。または無変換キーを押しな がら文字キーを押します。 ※日本語IMEがONの状態で未確定文字列がある場合には、普通にキーリピ ートを行うことができます。 <一時的に機能のON/OFFを切り替えるには> →システムトレイのアイコンを右クリックします。または、コマンドライ 引数「/p」をつけて再度プログラムを実行します。 <設定ウィンドウを表示するには> →システムトレイにアイコンがある場合には、アイコンをクリックします。 システムトレイにアイコンがない場合には、プログラムを再度実行して下 さい。「スタート」→「プログラム」→「スタートアップ」にアイコンが あります。 <プログラムを終了させるには> →設定ウィンドウを表示し、「常駐終了」ボタンを押します。または、コ マンドライン引数「/e」をつけて再度プログラムを実行します。 <設定項目の説明> ○システムトレイにアイコンを表示する。 →この項目をチェックすると、タスクバー上のトレイにアイコンが表示 されます。アイコンをクリックすると設定ウィンドウが開きます。アイ コンが表示されていない場合には、再度プログラムを実行すれば設定ウ ィンドウを開くことができます。 ○スペースキーではIMEのON/OFFを切り替えない。 →この項目をチェックすると、スペースキーを長く押した場合にIMEの ON/OFFの切り替えは行われず、通常のキーリピートが発生します。 ○Enterキーの長押しで単にIMEをON/OFFする。 →この項目をチェックすると、Enterキーを長押しした場合にIMEの ON/OFFを切り替えることができます。文字入力中にEnterキーを長押し しても、単にIMEのON/OFFが切り替わるだけで改行は挿入されません。 ○直前の文字キーを打ってからの経過時間が以下の時間未満であれば、文 字を連続して入力したものとみなします。 →これは、ブラインドタッチなどで英字を高速に入力した場合のレスポ ンスをあげるための項目です。原則として『長押し〜。』ではキーを離 したタイミングで入力が行われますが、この項目で指定した時間未満の 入力は連続した文字入力とみなされますので、キーを離す前に文字が入 力されます。「長押し」によってIMEのON/OFFを切り替える場合には、 直前の文字キーを押してからこの指定時間以上が経過している必要があ ります。 また、この項目は連打によるキーリピートにも影響します。指定した時 間間隔未満の連打のみにキーリピートが発生します。 <切り替え機能が効かないときには> 〜 原因 〜 →『長押し〜。』では、キャレット(文字入力カーソル)が表示されて いるかどうかを調べることにより、文字入力中かどうかを判断し、入力 中以外での不要なIMEのON/OFF切り替えが起きないようにしています。  ところがこれによって、『長押し〜。』が認識できないタイプのキャ レットの場合には、文字入力中であっても切り替えが効かなくなってし まいます。このような場合、キャレットが認識できない入力欄を「認識 すべき入力欄」として登録することにより、切り替えを行うことができ るようになります。 〜 登録方法 〜 →まず登録したい入力欄にキャレットを表示させ、その状態でAltキー を押しながらF1(ファンクション1)キーを押します。登録するかどう かを訊いてくるので、「はい」を選択して下さい。登録できる入力欄の 数は最大で20です。 〜 解除方法 〜 →操作は登録方法と同様です。逆に削除するかどうかを訊いてくるので、 「はい」を選択して下さい。 〜 ヒント 〜 →「Enterキーの長押しで単にIMEをON/OFFする。」オプションはキャレ ットを認識できない場合でも有効です。 ---------------------------------------------------------------------- 6.更新履歴 ---------------------------------------------------------------------- ○Ver.0.90(1999/4/11) ・最初のバージョン。 ○Ver.0.91(1999/4/24) ・全体の設計の見直し、アルゴリズムの改良。 ・IMEのON/OFFが切り替わった際に音を鳴らすのをやめて、入力が行われる ようにした。 ・CtrlキーまたはAltキーが押されている際には、ショートカットキーと見 なすようにした。 ・初回起動時のメッセージで「×」で閉じた際の不具合を修正。 ○Ver.0.92(1999/04/25) ・文字キーを押し、それを離さないうちに文字キー以外のキーを押すと、押 した順番が入れ替わってしまう不具合を修正。 ○Ver.0.93(1999/04/29) ・IMEの未確定文字列がある場合、または一定時間以内の間隔での入力時に は、「長押し」の監視をしないようにした。 ・同じキーを2回続けて押すことでキーリピートを有効にする機能を廃止。 ○Ver.0.94(1999/04/30) ・システムトレイにアイコンが表示されるようにした。 ・以下の設定項目をもうけた。 ・システムトレイにアイコンを表示するかどうかの設定。 ・スペースでIMEのON/OFFを切り替えるかどうかの設定。 ・連続入力とみなす時間間隔の設定。 ・終了方法を変更した。 ・アイコンのデザインを変更した。 ・『長押しIME起動。』から改名。 ○Ver.0.95(1999/05/02) ・IMEによっては、ON/OFFが切り替えられなくなることがある不具合を修正。 ・その他、細かい改良。 ○Ver.0.96(1999/05/02) ・システムトレイのアイコンを右クリックすることにより、フックの ON/OFFを切り替えられるようにした。 ○Ver.0.97(1999/05/06) ・PC-9821で動作しない不具合を修正。 ○Ver.0.98(1999/05/08) ・MDIアプリケーションで、文書ごとにIMEを管理するものではON/OFFが正常 に切り替わらない不具合を修正。 ○Ver.1.00(1999/06/05) ・全体の設計の見直し、アルゴリズムの改良。 ・キー入力の順番が入れ替わってしまう潜在的な不具合を修正。 ・コントロールパネルの「キーボード」の設定で、「表示の間隔」が遅い場 合にキーの連打によるリピートが効かない不具合を修正。 ・その他、細かい改良。 ○Ver.1.01(1999/06/09) ・Shiftキーを押しながらの文字入力時に、先にShiftキーを離すと余分に文 字が入力されてしまう不具合を修正。 ・その他、細かな改良。 ○Ver.1.02(1999/06/10) ・一部のアプリケーションで極まれに起こる、Shiftキーを押しながらの英 字入力で大文字・小文字がシフトしない不具合を修正。 ・その他、細かな改良。 ○Ver.1.03(1999/07/31) ・キャレット表示中のみIMEのON/OFFの切り替えを有効にするオプションを 追加。 ○Ver.1.04(1999/08/04) ・ショートカットキー操作に対する動作の細かな変更。 ○Ver.1.05(1999/08/05) ・入力の順番が入れ替わってしまうことがある不具合を修正。 ○Ver.1.06(1999/08/11) ・Alt+半角/全角(IMEのON/OFF切り替え)がうまく動作しない不具合を修正。 同様の原因により起こりうる不具合を回避。 ・細かな仕様変更、動作変更などの改良多数。 ・初回起動時にアイコンの色がグレーにならない不具合を修正。 ○Ver.1.07(1999/08/12) ・アルファベットの連続入力後に、バックスペースキーなどがリピートでき なくなってしまう不具合を修正。 ・スペースキーではIMEのON/OFFを切り替えないオプションが有効にならな い不具合を修正。 ○Ver.1.08(1999/08/22) ・キャレット表示中のみ機能を有効にするオプションを廃止。常にキャレッ ト表示中のみ機能を有効にする仕様に変更。 ・キャレットを認識できないタイプの入力欄を登録する機能を追加。 ・その他、細かい改良、修正。 ○Ver.1.09(1999/09/07) ・プログラムサイズの縮小。 ○Ver.1.10(1999/09/20) ・テンキーでも「長押し」をサポートするようにした。 ・アイコンを右クリックしてOFFにした状態で、アイコンを左クリックする と落ちてしまう不具合を修正。 ・その他、細かい改良、修正。 ○Ver.1.11(1999/09/24) ・細かい不具合の修正。 ○Ver.1.12(1999/10/08) ・細かい不具合の修正。 ○Ver.1.13(1999/11/15) ・エンターキーを長押しした場合に、単にIMEのON/OFFを切り替える機能を オプションとして追加。 ○Ver.1.14(1999/11/16) ・細かな改良。 ○Ver.1.15(1999/12/18) ・WindowsNT4以降への対応。NTではレジストリの値の読み込みが失敗してい た問題、スタートアップフォルダの取得方法を改善。 ・コマンドライン引数によって終了する機能を追加。 ・セットアッププログラムを大幅に改良。 ・細かな改良。 ○Ver.1.16(1999/12/22) ・細かな改良。 ○Ver.1.17(2000/01/14) ・マルチユーザーに対応。(それにともなってレジストリ上のデ ータ保存位置を再構成。) ・レジストリ関係の処理を全面改良。 ・フックのかけ方などを改良。 ・実行ファイルおよびDLLファイルのサイズを縮小。 ・アイコンのデザイン変更。 ・システムトレイに表示するアイコンの最適化。 ・多重起動防止の方法を改良。 ・一時停止・再開用のコマンドライン引数「/p」を追加。 ・セットアッププログラムの改良。 ・その他、細かな改良。 ○Ver.1.18(2000/02/01) ・バージョン情報ダイアログと設定ダイアログを一つのダイアログへ統合。 ・細かな改良、修正。 ※NT4対応に際しては、ユーザーのまっちゃんさんに大変お世話になりました。 心から感謝し、お礼申し上げます。ありがとうございました。m(__)m ※いろいろな問題をご報告してくださったみなさん、また貴重なアドバイスを くださったみなさん、ありがとうございました。m(__)m ご意見・ご要望等お待ちしています。 ---------------------------------------------------------------------- 7.作者連絡先 ---------------------------------------------------------------------- Dさん。 dsan@olive.plala.or.jp http://www2.plala.or.jp/dai/