いくつかの Web サイトでは、"cookie" と呼ばれる小さいテキスト ファイルに情報が保存されます。cookie はユーザーのハードディスク上にあります。
cookie には、ユーザー自身の情報やユーザーの好みに関する情報が保存されます。たとえば、ある航空会社の Web ページでフライト スケジュールを調べたときに、そのサイトによって旅程に関する情報を含む cookie が作成されます。または、サイト内のどのページを表示したかのみを記録して、次にサイトにアクセスしたときにそのページが表示されるようにします。
ユーザーが入力したり Web サイト上で選択したりした情報だけが cookie に保存されます。たとえば、ユーザーが入力していないのに、サイト側に電子メール アドレスが知られてしまうということはありません。Web サイトに cookie の作成を許可しても、その Web サイトやほかのサイトがユーザーのコンピュータのほかの部分にアクセスできるわけではありません。また、cookie を参照できるのは、cookie を作成したサイトだけです。
標準では、Internet Explorer は cookie が作成できるようにセットアップされます。ただし、ハードディスク上に cookie が作成される前にメッセージを表示させて、cookie を作成するかどうかを選択することができます。また、すべての cookie を受け入れないようにすることもできます。
セキュリティ ゾーンごとに設定を変えることができます。たとえば、Web サイトが信頼済みサイト ゾーンやイントラネット ゾーンにある場合は cookie の作成を許可し、インターネット ゾーンの場合は cookie を作成する前にメッセージが表示されるようにし、制限付きサイト ゾーンの場合は cookie の作成を許可しないようにできます。