RS-5システム・プログラム(Ver.1.03) 2000.12.25 RS-5システム・プログラム・アップデートは、お手持ちのRS-5のシステム・ プログラムを最新のバージョンにアップデートします。最初に、お使いの RS-5のシステム・ソフトウェアのバージョンをご確認ください。 ------------------------------------------------------------------------ ■RS-5 SYSTEM PROGRAM とは? このシステム・プログラムは、現在のRS-5に新しい機能を追加して最新バージ ョンにアップデートする為に必要なシステム・プログラムです。 このシステム・プログラムは、シーケンス・ファイル形式で登録されていま す。適切なダウンロード及びRS-5へのインストールを行なう為に下記の内容を 必ずお読みください。 ◆変更点 [Ver.1.02 -> Ver.1.03] 下記の機能を改善しました。 ●バルク・ダンプ “All”で【User Tone】パラメータがバルク送信され なかったのを送信されるように改善しました。 [->Ver.1.02] 下記の機能を追加しました。 ●キー・モードがスプリットでアルペジオがONのとき、HOLDペダルを踏 むとアッパー・パートにホールド効果がつくようになりました。 ●[SHIFT]を押しながら[ARPEGIO]を押すと、アルペジオをホールド する アルペジオ・ホールド機能が追加されました。 ◆補足案内について RS-5 Ver1.02で追加された機能やその操作方法についての説明書が PDF(Portable Document Format)形式で収録されています。この内容を確 認するには「Acrobat Reader」という専用のソフトウェアが別途必要で す。 RS5102.pdf(14,897 バイト) もし、「Acrobat Reader」をお持ちでないときは、以下のURLから無料で ダウンロードできます。   http://www.adobe.co.jp/ ■RS-5のアップデートに必要なもの RS-5にシステム・プログラムをインストールする為に、下記のツールが必要に なります。 ○RS-5本体 ○スタンダードMIDIファイルを正常に再生可能なシーケンサー ○バルク・データを送受信可能なシーケンサー ○MIDIケーブル 注 : 本アップデート・ソフトのようなシステム・エクスクルーシブ・メッセ ージを大量に含んだSMFを正常に再生できず、RS-5のバージョンアップができ ないMIDIシーケンス・ソフトがあります。このような場合は下記をご参照下さ い。 ●Windowsをお使いの場合: 簡易SMFプレーヤ UpdSMFJ.EXE をご利用ください。 ●Macintoshをお使いの場合: 下記のURLからダウンロード可能な「Cakewalk Metro5(体験版) Macintosh用 *」をご利用ください。 http://www.roland.co.jp/lib/download/MT5T.html * この体験版は連続使用時間30分の制限がかかっておりますので、個々 のファイルをRS-5に転送する毎に、ソフトを起動しなおすことをおすす めします。 ※もしファイルの転送中に止まった場合は、止まったSMFを最初から再生 しなおしてください。1番目のSMFからやりなおしたり、誤った番号のSMF を再生すると、データが正しく転送されず正常に動作しなくなります。 ■ダウンロードをする前にRS-5のバージョン(チェック・サム)をチェックしてくだ さい [VALUE +]ボタンと[VALUE -]ボタンを押しながら電源を入れます。チェック・ サム(“EXT”の右に表示される文字)が以下のものは、アップデートが可能 です。 "INT 18E3 (18E3 18E3)" "EXT 2831 (2831) E270" "INT 18E3 (18E3 18E3)" "EXT D95C (D95C) 81AE" ※上記チェック・サム以外のRS-5は絶対にアップデートしないでくださ い。 ※バージョン(チェック・サム)の確認操作だけでは、RS-5の設定内容 が工場出荷時の状態に戻ることはありません。 ※通常の使用状態に戻す場合は、一度電源を切って電源を入れ直してく ださい。 ■アップデート作業における注意点 (重要) * アップデートを行う前に、RS-5全体のデータをバルク・データとして必ず “All”と“User Tone”の両方でシーケンサーに保存してください。アップデ ート後、RS-5は工場出荷時の状態になります。 * アップデート・プログラムの入手ができないお客様やダウンロードがうまくで きなかったお客様などを対象に、アップデート作業を承ります。ローランド・ サービス・ステーションにご相談ください。 * なお、このシステム・プログラムに関する操作手順などのお問い合わせには、 お答えできません。あらかじめご容赦ください。ここに書かれている情報を元 に、自己責任において作業をお願いいたします。 ■RS-5全体のデータを保存する方法 (重要) アップデートを行う前に、RS-5全体のデータをバルク・データとしてシ ーケンサーに必ず“All”と“User Tone”で保存してください。アップ デート後、RS-5は工場出荷時の状態になります。 ◆バルク・ダンプのデータとして保存する方法 システム・エクスクルーシブ・メッセージを録音できるシーケンサーで あれば、RS-5全体のデータをシーケンス・データとして保存することが できます。バルク・ダンプの種類は“All”と“User Tone”の両方で保 存して下さい。アップデート終了後、“All”の次に“User Tone”のデ ータをRS-5に送るとアップデートする前の状態に戻すことができます。 しかし、シーケンサーによってはデータが欠落することがありますの で、バルク・ダンプが正しく行われるか予め確認した上で保存するよう にしてください。データが欠落すると、RS-5の状態を工場出荷時の状態 にしか戻せなくなることがあります。 【操作手順】 操作手順は、RS-5取扱説明書P.115「外部シーケンサーに設定 を保存する」をご覧下さい。 ※掲載ページは、取扱説明書の構成変更により変わることが あります。ご了承下さい。 ■ダウンロード手順 ●Windowsをお使いの場合 RS5103.exeを適当なフォルダにダウンロードしてください。 ●Macintoshをお使いの場合 RS5103.seaを適当なフォルダにダウンロードしてください。   ■圧縮ファイルの解凍方法 ●Windowsをお使いの場合 ダウンロードしたファイルは自己解凍型ファイルになっていますので、エクス プローラからアイコンをダブルクリックするか、タスクバーのスタートをクリ ックして、「ファイル名を指定して実行」を選択し、フォルダ名とファイル名 を入力して実行すると、以下の16個のスタンダードMIDIファイルが現われま す。 \RS5103 --+-- p00001.mid +-- p00002.mid : : +-- p00015.mid +-- p00016.mid ●Macintoshをお使いの場合 ダウンロードしたファイルは自己解凍型ファイルになっています。アイコンを ダブルクリックしてください。解凍が終了すると、RS5103フォルダが現れ、フ ォルダの中に以下の16個のスタンダードMIDIファイルが現れます。 RS5103 --+-- p00001.mid +-- p00002.mid : : +-- p00015.mid +-- p00016.mid ■インストール手順 下記の手順に従って、解凍したシステム・プログラムをRS-5へインスト ールして下さい。インストールにはスタンダードMIDIファイルを正常に 再生できるMIDIシーケンサーが必要になります。 ※アップデートが完了するまで、途中で絶対に電源を切らないでくださ い。 ※アップデートする前に他のアプリやスクリーンセーバーは終了してく ださい。また、SMF再生中はマウスを操作しないでください。 ◆お客様のお持ちのRS-5全体の設定状態を再現するために、必ずアップ デート作業を行う前にRS-5全体のデータをバルク・データとして“All” と“User Tone”でシーケンサーに保存しておいてください。 1. 電源が切れていることを確認し、RS-5とお使いのMIDIシーケンサーをMIDIケー ブルで接続します。MIDIシーケンサーのMIDI OUTコネクターとRS-5のMIDI IN コネクターを接続してください。 2. [VALUE -] と[DUAL] を押しながらRS-5の電源を入れます。 3. ディスプレイに、 "Update by MIDI " "Yes = INC, No = DEC " と表示されますので、[VALUE +]を押します。 4. “Waiting...”と表示されることを確認します。 5. 16個のスタンダードMIDIファイルを“p00001.mid”からファイル名の番号順に シーケンサーで再生します。データ受信中は、ディスプレイに “Receiving...”と表示されます。また、次のファイル再生を待っている状態 では、“Waiting...”と表示されます。 ※ Windows, Macintosh、その他のシーケンサーとも、以下の順に再生してく ださい。 ※ 1個のファイルが送信完了するまでに約70秒かかります。 p00001.mid p00002.mid : : p00015.mid p00016.mid 6. すべてのスタンダードMIDIファイルを再生し終わるとチェック・サムが表示さ れ、[1] から [8] の FAVORITE PERFORM BANK のインジケーターが点滅しま す。 7. RS-5のバージョンを確認します。 "INT 18E3 (18E3 18E3)" "EXT 28A1 (28A1) E2FC" になっていれば、Ver.1.03です。 8. 電源を入れ直して、[Utility] - [Factory Reset] の“All”を実行して下さ い。 9. 最後に、RS-5全体のデータを保存しておいたシーケンサーのバルク・データを “All”、“User Tone”の順にRS-5に読み込みます。 ※操作手順は、取扱説明書をご覧下さい。 ------------------------------------------------------------------------ ※ インストールを行われる際の操作手順などについての問い合わせには、お答え いたしかねます。 ここに書いてある情報を元に、自己責任において作業をお願いします。 (作業例)簡易SMFプレーヤ UpdSMFJ.EXE を使った作業例 ◆UpdSMFJ.EXEはWindows95またはWindows98上で動作する、 簡易SMFプレーヤ です。アップデート作業専用のSMFプレーヤである為、一般のSMF音楽データの 再生には使えません。 ◆MIDIを出力するためのMIDIドライバーなどはあらかじめインストールしてお いてください。インストール方法は、それぞれのドライバーやアプリケーショ ンの取扱説明書などをご覧ください。 1. エクスプローラなどでUpdSMFJ.EXEのアイコンをダブルクリックするか、タス クバーのスタートをクリックして、「ファイル名を指定して実行」を選択し、 UpdSMFJ.EXEが存在するフォルダ名とUpdSMFJ.EXEを入力して実行します。 2. 「MIDI Out Device」でインストールされているMIDI出力のデバイスを選択し ます。 3. 「SMF Path」に解凍したSMFが存在するフォルダ名を指定します。右の[Path] ボタンで探すこともできます。 4. 「Scan SMF」ボタンをクリックして、指定のフォルダにあるSMFファイルを探 して再生するための登録をします。このとき、そのフォルダにある、全ての SMFファイルを再生の対象としますので、アップデートに不要なSMFファイル は、そのフォルダから削除しておいてください。 5. 「Send」ボタンをクリックすると、登録されたSMFファイルを、名前の順番に 再生します。 ■その他の注意事項 * 収録したファイルの他のネットワークへの転載、改変、雑誌・市販製品などへ 許可なく添付する事は禁止いたします。   * アップデート手順、その他の説明を、印刷、保存、メモをとる等して確認しな がら作業すると便利です。 ◆ローランド株式会社は、本ソフトウェアの使用または使用不能から生じるい かなる損害(利益やデータの損失、その他の金銭的損失など)に関して一切責任 を負わないものとします。たとえ、ローランド株式会社からそのような損害の 可能性についてあらかじめ知らされていた場合でも同様です。 ◆文中の商標や登録商標は、それぞれの会社に属します。