*********************************************************************** * * * WLAR-L11ファームウェア更新ユーティリティ * * * * Copyright(C) 2000 MELCO INC. * * * *********************************************************************** このドキュメントには、WLAR-L11のファームウェアを更新する方法について記述 されています。熟読の上、ファームウェア更新を行ってください。 本バージョン(Ver2.02B3)はVer2.00のDHCPからIPアドレスが取得できない不具合の 対策版のファームウェアです。そのためベータ版としての提供となりますことを ご了承願います。 ★Ver1.05をご使用の方へ★ Ver1.05からのバージョンアップを行った場合 ファームアップデートユーティリティにて、 「ファームウエア アップデートに 失敗しました」とメッセージが表示される場合があります。 その場合は、以下内容を確認してください。 1) WLAR-L11の電源を再投入する(ACアダプタのDCコネクタを本体へ抜き差しする) 2) 機器診断のページ内の製品名に表示されるバージョンを確認する。 2.02へ更新されていれば、全く問題ありません。 ★メール送信などが遅い方へ★ 一部のISP(プロバイダ)においてメール送信などが遅い場合は、 アドレス変換設定で下記内容を設定してみてください。 有線側IPアドレス:エアステーションの有線側IPアドレス ポート:「任意のTCPポート」 任意のポート:「113」 無線側IPアドレス: エアステーションの無線側IPアドレス ●動作環境 ・Windows 98/95/Me/NT4.0/2000が動作するAT互換機又はPC-9821 ・TCP/IPプロトコルが利用可能であること ・有線又は無線のネットワークカード(有線を推奨) ●ファームウェア更新方法 ファームウェア更新を行うと、全ての設定は消去され工場出荷設定となります。 ご注意下さい。 ファームウェア更新は、可能な限りエアステーションとパソコンを有線LANを使用し、 1対1で接続して実行することをお勧めします。 1.Windowsを起動します。 2.LANボードに設定されているTCP/IPプロトコルのIPアドレスがエアステーションと 同一のネットワークアドレスであることを確認します。IPアドレスの設定に付いては 添付のマニュアルを参照してください。 3.圧縮ファイル解凍後生成されるRL202_B3.EXEを実行するとファームウェア更新 ユーティリティが起動します。 4.ユーティリティは起動すると、自動的にエアステーションの検索を行います。 リストからファームウェアの更新を行いたいエアステーションを選択し、製品名、 IPアドレスを確認してください。 5.パスワードが設定してある場合は、パスワード欄にパスワードを入力して「実行」 ボタンをクリックすると、ファームウェア更新が始まります。 6.ファームウェア更新中は絶対にエアステーションの電源を切らないで下さい。 ファームウェア更新中に電源が切れると復旧不能となる場合があります。 注意) 「グループ名」、「ローミング」、「暗号化」が設定されたエアステーションを 無線LANからファームウェア更新すると、ファームウェア更新後エアステーションの 起動を確認できず「エアステーションの再起動を確認できませんでした。」という メッセージが表示されます。 この場合は本ドキュメント内、「ファームウェアバージョンの確認方法」を参照 して、ファームウェアバージョンを確認してください。 ●ファームウェアバージョンの確認方法 ファームウェアバージョンの確認にはエアステーションマネージャを使用します。 インストールされていない場合は、マニュアルを参考にしてインストールを行って ください。 1.[スタート]→[プログラム]→[MELCO AirStation]→[エアステーションマネージャ] として、エアステーションマネージャを起動します。 2.[ファイル]→[接続]を選択します。 3.エアステーションの背面に貼られている12桁のシールの下6桁を「MACアドレス」の 欄に入力し、[OK]をクリックします。 4.「暗号化のキー」を空欄にして[OK]をクリックします。 5.ファームウェア更新を行ったエアステーション(エアステーション名は工場出荷 設定になっています)が検索され黒字で表示されます。 6.エアステーションを選択して、[ファイル]→[エアステーション情報]を選択して ください。 7.「ファームバージョン」の欄が"WLAR-L11 2.02"となっていることを確認して ください。 ●バージョンアップ内容 Ver2.00→Ver2.02(β3) ・ルーティングモード時に、DHCPサーバに依存してIPアドレスの更新が出来ない不具合を修正しました。 ・ICMP Redirect を受け取った場合、デフォルトゲートウェイアドレスが書き換わる 不具合を修正しました。 ・有線の通信方式に、10/100Mbps,Half/Full Duplex,自動、の設定を追加しました。 この機能により、Hubとの相性にて通信できない問題が回避されることがあります。 ・RIP1/RIP2両方を送信の設定にしたときに、RIP1のパケットを送信しなかった不具合を修正しました。 ・有線側のMACアドレスを自由に変更できる設定を追加しました。  この機能により、プロバイダへMACアドレスの再登録が不要となります。 ・ルーティング(CATV/xDSL)モード、IPマスカレードにて破棄されたパケットをログに残す 機能を追加しました。 ・ルーティング(CATV/xDSL)モード時に LAN側からFTP ポートコマンドを用いた通信を行った場合、 通信に失敗する不具合を修正しました。 Ver1.05→Ver2.00 ・静的IPマスカレード機能を追加しました。詳細設定項目にアドレス変換  設定を追加しました。この追加によって、ネットワークゲームや  ストリーム再生型アプリケーションの使用が可能となります。(これらを  使用する場合はアドレス変換設定を行う必要があります) ・アドレス変換(IPマスカレード)機能の有効/無効の設定を可能にしました。この追加によって  有線−無線間のローカルルータとして機能します。 ・パケットフィルタ設定に任意のIPアドレスとポート番号による手動設定を  追加しました。この追加によって、外部からの不正アクセスをシャットアウトし、  高度なセキュリティ機能を確保します。 ・NBTパケットのルーティングを禁止する簡易フィルタの中にWindows2000の  ダイレクト・ホスティングSMBサービスのフィルタ機能を追加しました。 ・有線側からエアステーションの設定を禁止する簡易フィルタ設定を  追加しました。この設定をすることによって、以下の制限が可能です。  1.有線側からのエアーステーションマネージャの検索に応答しません。  2.有線側からのWEB設定を禁止します。 ・RIP,RIP2による自動設定と手動設定によるルーティング設定機能を追加しました。  詳細設定項目にルーティング設定を追加しました。 ・ログ表示にアドレス変換の状況を表示するアクセス情報を追加しました。 ・ログ表示にパケットフィルタのログ出力を追加しました。 ・IPアドレスを自動取得してる状態からIPアドレスを手動設定へ変更したときに  DHCPサーバへ使用していたIPの解放を通知するようにしました。 ・IPアドレスをDHCP Relay経由で自動取得できない問題を修正しました。 ・無線LANパソコン制限設定でMACアドレスを登録していない状態で接続制限する  設定にした場合に設定確認をするページを追加しました。 ・ヘルプの誤記修正および内容変更しました。 Ver1.04→Ver1.05 ・WiFi対応   ESS-IDの任意設定が可能となりました。   暗号化(WEP)キーの16進数形式にて設定が可能となりました。 ・暗号化(WEP)を有効にした状態にて無線−有線間に高負荷をかけつづけると、 エアステーションがハングアップする場合がある問題を修正しました。 Ver1.03→Ver1.04 ・ルーティングモードにしたとき、インターネット接続が行えない問題を修正 しました。 Ver1.02→Ver1.03 ・DHCPサーバをOFFにしたとき、クライアントパソコンが正しくIPアドレスを更新 できないことがある問題を修正しました。 Ver1.01→Ver1.02 ・エアステーションがDHCPクライアント機能を使用しているときに、 WEB設定画面の詳細設定/基本設定にて設定を行った後に、IPアドレスの 自動取得ができなくなる不具合を修正しました。(Ver1.01にて発生) ・エアステーションがICMP(Destination unreachable)パケットを受信した とき、受信したデバイスに対してもパケットをフォワードしてしまう不具合を修正しました。 ・エアステーション名の設定制限を変更しました。 半角英数字とアンダーバー[_]の32文字 → 半角英数字と半角記号の32文字。 ・エアステーションに設定したIPアドレスによって、パスワードエラーとなり TOPページから各々のWEB設定画面へ進めない不具合を修正しました。 Ver1.00→Ver1.01 ・DHCPクライアント機能においてリース期限の自動更新が行われない不具合 を修正しました。 ・米国TERAYON製ケーブルモデルを使用して、DHCPサーバからIPアドレスの 自動取得ができない不具合を修正しました。 ・エアステーション名をDHCPパケットのホスト名として使用するように変更しました。 −−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−− ・本製品に含まれるソフトウェアの著作権などすべての権利は弊社に帰属します。 ・Windowsは米国Microsoft社の登録商標です。 株式会社 メルコ −−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−