*********************************************************************** * * * WLAR-128 ファームウェア更新ユーティリティ * * * * Copyright(C) 2000 MELCO INC. * * * *********************************************************************** このドキュメントには、WLAR-128 のファームウェアを更新する方法について記述 されています。熟読の上、ファームウェア更新を行ってください。 ※一部のISPにおいてメール送信が遅い場合は、アドレス変換設定で下記内容を 登録すると改善される場合があります。  ポート:      「任意のTCPポート」 任意のポート:「113」  LAN側IPアドレス: エアステーションのLAN側IPアドレス ●動作環境 ・Windows 98/95/Me/NT4.0/2000が動作するAT互換機又はPC-9821 ・TCP/IPプロトコルが利用可能であること ・有線又は無線のネットワークカード(有線を推奨) ●ファームウェア更新方法 ファームウェア更新を行うと、全ての設定は消去され工場出荷設定となります。 ご注意下さい。 ファームウェア更新は、可能な限りエアステーションとパソコンを有線LANを使用し、 1対1で接続して実行することをお勧めします。 1.Windowsを起動します。 2.LANボードに設定されているTCP/IPプロトコルのIPアドレスがエアステーションと 同一のネットワーク上のIPアドレスであることを確認します。IPアドレスの設定に付いては 添付のマニュアルを参照してください。 3.圧縮ファイル解凍後生成されるR128_203.EXEを実行するとファームウェア更新 ユーティリティが起動します。 4.ユーティリティは起動すると、自動的にエアステーションの検索を行います。 リストからファームウェアの更新を行いたいエアステーションを選択し、製品名、 IPアドレスを確認してください。 5.パスワードが設定してある場合は、パスワード欄にパスワードを入力して「実行」 ボタンをクリックすると、ファームウェア更新が始まります。 6.ファームウェア更新中は絶対にエアステーションの電源を切らないで下さい。 ファームウェア更新中に電源が切れると復旧不能となる場合があります。 注意) 「グループ名」、「ローミング」、「暗号化」が設定されたエアステーションを 無線LANからファームウェア更新すると、ファームウェア更新後エアステーションの 起動を確認できず「エアステーションの再起動を確認できませんでした。」という メッセージが表示されます。 この場合は本ドキュメント内、「ファームウェアバージョンの確認方法」を参照 して、ファームウェアバージョンを確認してください。 ●ファームウェアバージョンの確認方法 ファームウェアバージョンの確認にはエアステーションマネージャを使用します。 インストールされていない場合は、マニュアルを参考にしてインストールを行って ください。 1.[スタート]→[プログラム]→[MELCO AirStation]→[エアステーションマネージャ] として、エアステーションマネージャを起動します。 2.[ファイル]→[接続]を選択します。 3.エアステーションの背面に貼られている12桁のシールの下6桁を「MACアドレス」の 欄に入力し、[OK]をクリックします。 4.「暗号化のキー」を空欄にして[OK]をクリックします。 5.ファームウェア更新を行ったエアステーション(エアステーション名は工場出荷 設定になっています)が検索され黒字で表示されます。 6.エアステーションを選択して、[ファイル]→[エアステーション情報]を選択して ください。 7.「ファームバージョン」の欄が"WLAR-128 2.03"となっていることを確認して ください。 ●バージョンアップ内容は以下の通りです。 Ver2.03の変更点 ・「自動切断時間」が働かない件を修正しました。ダイヤルアップしている機器  の存在確認を行うデータが、プロバイダ側から定期的に送信されるのが原因です。  そのようなデータを自動切断の監視に含めないようにしました。(ODNまるごとプ  ラン1で発生) ・切断した直後に接続してしまうことがあるのを修正しました。  切断した後に「ブラウザ終了時に回線接続するのを防ぐ」パケットフィルターの  設定ができていませんでした。  自動切断タイマが2分以内に設定され、ブラウザがオープンしたまま自動切断される  場合は、本不具合が発生することがありました。 ・一部の機種でナンバーディスプレイ表示ができない/表示ができず着信ができない  件を修正しました。  表示ができない場合、ISDN部ファームを1.03にアップしてベル周波数を変更して  みてください。変更方法は、ISDN部ファーム1.03のReadme.txtを参照してください。 Ver2.00の変更点 ・静的IPマスカレード機能を追加しました。詳細設定項目にアドレス変換  設定を追加しました。この追加によって、ネットワークゲームや  ストリーム再生型アプリケーションの使用が可能となります。(これらを  使用する場合はアドレス変換設定を行う必要があります) ・パケットフィルタ設定に任意のIPアドレスとポート番号による手動設定を  追加しました。この追加によって、外部からの不正アクセスをシャットアウトし、  常時接続での高度なセキュリティ機能を確保します。 ・NBTパケットのルーティングを禁止する簡易フィルタの中にWindows2000の  ダイレクト・ホスティングSMBサービスのフィルタ機能を追加しました。 ・有線LAN側からエアステーションの設定を禁止する簡易フィルタ設定を  追加しました。 ・RIP1,2による自動設定と手動設定によるルーティング設定機能を追加しました。  詳細設定項目にルーティング設定を追加しました。 ・ログ表示にアドレス変換の状況を表示するアクセス情報を追加しました。 ・ログ表示にパケットフィルタのログ出力を追加しました。 ・接続先の電話番号を3つまで登録可能にしました。 ・接続先の電話番号、短縮番号、識別着信番号、着信転送番号の入力を最大20桁から  32桁に変更しました。(電話番号20桁以上入力をするにはISDNモジュール部  ファームウェアVer.1.02以降への更新が必要です) ・ISDNモジュール部分のファームウェア更新に失敗した場合に再度更新を実行できる  ようにしました。 ・IPアドレスを自動取得してる状態からIPアドレスを手動設定へ変更したときに  DHCPサーバへ使用していたIPの解放を通知するようにしました。 ・IPアドレスをDHCP Relayから自動取得できない問題を修正しました。 ・無線LANパソコン制限設定でMACアドレスを登録していない状態で接続制限する  設定にした場合に設定確認をするページを追加しました。 ・課金制限設定で「1ヶ月毎の課金リセット日」で設定した日以外でリセットされる  問題を修正しました。 ・ヘルプの誤記修正および内容変更しました。 Ver1.03の変更点 ・対応Flash-ROMを追加しました。 Ver1.02の変更点 ・暗号(WEP)を設定している場合、極稀にエアステーションがハングアップすることが ある問題を修正しました。 −−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−− ・本製品に含まれるソフトウェアの著作権などすべての権利は弊社に帰属します。 ・Windowsは米国Microsoft社の登録商標です。 株式会社 メルコ −−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−