****************************************************************************** 高速RS−232Cボード RSA−DVシリーズ for DOS Copyright (C) 1996-98 I-O DATA DEVICE,INC. ****************************************************************************** このたびは、高速RS−232Cをお買い上げいただきましてありがとうござい ます。 RSA−DVシリーズ for DOS をより快適にご活用いただくために、このファイル をよく読んでからご使用ください。 ●このディレクトリの内容 \DOS RSABIOS COM 常駐プログラム型BIOS RSABIOS SYS デバイスドライバ型BIOS RSACOM SYS ドライバ README DOC このファイル BIOSSAMP C BIOSを使用した C のサンプルプログラム DRVSAMP C ドライバを使用した C のサンプルプログラム CONFIG SYS システム構築用ファイル RSAMODE EXE RSA-DV用モード変更ユーティリティー RSASETUP EXE RSA-DV用ポート、IRQ設定ユーティリティー ●インストール方法 サンプルの CONFIG.SYS を参考にデバイス登録をしてください。 ●常駐プログラム型BIOS ( RSABIOS.COM ) RSABIOS.COM はプロセスとして実行した後、BIOSが常駐するプログラムです。 RSABIOS.COM [オプション] [オプション] /Vxx ・・・ 割込みベクタ指定 ( 40h〜7Fhまで ) デフォルトは 60h です。 /R ・・・・・ 常駐解除 /N ・・・・・ メッセージの非表示 /Ixxxx ・ BIOSが受信タイマ設定に使用するベースI/Oアドレ スの指定 xxxx の下位4ビットは、0 でなければなりません。 /? ・・・・・ オプション表示 ●デバイスドライバ型BIOS ( RSABIOS.SYS ) RSABIOS.SYS は、CONFIG.SYS に組み込むデバイスドライバ型のBIOSです。 ADDDRV / DELDRV に対応しています。 DEVICE=C:\RSABIOS\RSABIOS.SYS [オプション] [オプション] /Vxx ・・・ 割込みベクタ指定 ( 40h〜7Fhまで ) デフォルトは 60h です。 /Ixxxx ・ BIOSが受信タイマ設定に使用するベースI/Oアドレ スの指定 xxxx の下位4ビットは、0 でなければなりません。 /N ・・・・・ メッセージの非表示 ●デバイスドライバ型ドライバ ( RSACOM.SYS ) CONFIG.SYS に組み込むキャラクタ型デバイスドライバ ( RSACOM.SYS ) です。 BIOS ( RSABIOS.SYS/COM ) が組み込まれている状態で使用します。 通信パラメータパケットと受信バッファは、ドライバ内で確保します。 一つのドライバが管理できる回線数は一つですが、組み込み時のスイッチによって 論理ファイル名を指定することができるため、COMA から COMZ までの26回線(A 〜Z )を同時にオープンできます。 ドライバが管理する回線をユーザーが使用する場合には、ファイルとして扱えるた め COPY コマンドなどにより簡単に入出力が行えます。 ドライバが管理する回線をアプリケーションが使用する場合には、システムコール の Recive IOCTL Charcter / Send IOCTL Charcter を使用します。 DEVICE=C:\RSABIOS\RSACOM.SYS [オプション] [オプション] /Nx ・・・・ デバイス名の指定 ( 'A'〜'Z'まで ) /NA とした場合、デバイス名は 'COMA' となります。また /NZ とした場合、デバイス名は 'COMZ' となります。 デフォルトは 'A' でデバイス名は 'COMA' になります。 /Ixxxx ・ ベースI/Oアドレス指定 xxxx の下位4ビットは、0 でなければなりません。 デフォルトは 0280h となります。 /Sxxx ・・ ストップビット指定 xxx は '1' または '1.5' または '2' のいずれかです。 /Px ・・・・ パリティ指定 x は 'E' または 'O' または 'N' のいずれかです。 'E' : Even (偶数パリティ) 'O' : Odd (奇数パリティ) 'N' : None (パリティなし) /Lx ・・・・ キャラクタ長指定 ( 5〜8まで ) /Fx ・・・・ フロー制御指定 x は 'X' または 'R' または 'D' のいずれかです。 'X' : Xon / Xoff 'R' : RTS / CTS 'D' : DTR / DSR このスイッチを指定しない場合は、フロー制御しないとな ります /Bxxxx ・ ボーレート指定 300,600,1200,2400,4800,9600,19200,38400 57600,115200,230400,460800,921600 のいずれかです。 /Mxxxx ・ 受信バッファ長指定 ( 8〜 32000まで ) デフォルトは 4096 となります。 /Txxxx,yyyy 送信/受信タイムアウト指定 (単位は 10ms です) xxxx は、送信タイムアウト時間の指定 yyyy は、受信タイムアウト時間の指定 例 /T500,1000 で送信タイムアウトが5秒 受信タイムアウトが10秒 デフォルトは 100 となります。 /Cxx ・・・ モデム制御 xx は '00' または '01' または '10' または '11' のいず れかです。 xx RTS DTR '00' OFF OFF '01' OFF ON '10' ON OFF '11' ON ON デフォルトは '11' となります。 フロー制御で、 RTS/CTS を指定した場合には、RTS の指定が、 DTR/DSR を指定した場合には、DTR の指定が、 それぞれ無視されます。 /R ・・・・・ メッセージの非表示 このスイッチは一番先頭に記述してください。 /Hx ・・・・ IRQ 割り込み指定 (RSA-DV/Sは 3,4,5,6,7,9,10,12 のいずれか) (RSA-DVII/Sは 3,4,5,6,7,9,10,11,12,14,15 のいずれか) デフォルトは 10 となります。 ●サンプルプログラム ( BIOSSAMP.C ) BIOSを使用した MS-C Ver6.00 のサンプルプログラムです。 各BIOSファンクション関数が記述してあります。 実行前に必ず BIOSSAMP.C を参照してください。 ●サンプルプログラム ( DRVSAMP.C ) BIOSとドライバ ( COMA ) を使用した MS-C Ver6.00 のサンプルプログラムで す。 送信、受信関数が記述してあります。 実行前に必ず DRVSAMP.C を参照してください。 ●RSA-DV用モード変更ユーティリティー ( RSAMODE.EXE ) RSA-DVのモードを変更するためのユーティリティーで、RSA-DVモード、 16550互換モードを切り替えることができます。 ・RSA-DVモード RSA-DVのモード。最高921.6kbps。 ・16550互換モード UART互換。最高115.2kbps。 オプションを付けないで起動すると、画面上で現在の設定から変更できます。 [オプション] デフォルト:/M=1 /U=8 /H+ /I=E /? オプション説明 /Pxxxx xx ベースI/Oアドレス (省略時 280h) /M=[R|1] モード選択(R:RSAモード 1:16550モード) /U=[8|0] ベースアドレスからのUARTの相対位置 /H[+|-] 自動ハードウェアフロー(+:ON -:OFF) /I=[E|L] 割り込みタイプ(E:エッジ L:レベル) ●RSA-DV用デフォルト設定ユーティリティー ( RSASETUP.EXE ) RSA-DVのI/Oポート、IRQを設定するためのユーティリティーです。 DOS、Windows3.1、Windows95、WindowsNTでRSA-DVを非PnPモードでご使用の場合は 必ず本ユーティリテーでI/Oポート、IRQを設定してください。 RSA-DVを非PnPモード(SW1-1 OFF)で以下のように設定すると16550互換モードとし て動作します。 設定例) ベースI/Oアドレス 割り込み番号 COM1 03F0h(03F8h) IRQ 4 COM2 02F0h(02F8h) IRQ 3 COM3 03E0h(03E8h) IRQ 4 COM4 02E0h(02E8h) IRQ 3 ベースI/OアドレスはRSASETUPで設定するアドレスです。(xxxx)は実際にアクセスす るベースアドレスです。 注意 16550互換モードでは115.2kbpsまでしか出せません。 16550互換モードでは複数枚を対応していますが、本体内蔵ポートを含む4ポート までです。 弊社製C-Dock/DV と併用する場合は、COM3には設定しないでください。 ●使用上の注意 複数のRSA-DVをご使用になる場合 複数のRSA-DVをご使用になる場合は、それぞれのボードのベースI/O アドレスの設定が重ならないようにしてください。 必ずディップスイッチを非PnPモードに設定してください。 また、RSA-DV添付のドライバで複数のRSA-DVをご使用になる場合は、 1枚目のボードのみ割り込みを設定します。(どのスロットのボードでも可) このとき、必ずRSABIOS.COMまたはRSABIOS.SYSの"/I"オプションの指定を してください。 2枚目以降のボードは、「割り込み未使用」の設定にします。 設定例) ベースI/Oアドレス 割り込み番号 ボード1枚目 0280h IRQ 10 ボード2枚目 0290h 未使用 ボード3枚目 02A0h 未使用 複数のRSA-DVを使用する場合、RSA-DVモードの場合は上記の通り になりますが、16550互換モードで使用する際は割り込み番号をボードごと に変えなければならない点に注意してください。 MS-DOS版アプリケーションとWindowsの同時使用について RSA-DV添付のRSABIOSはWindowsと同時に使用できますが、 RSACOM.SYSは、Windowsとは同時に使用できません。 必ず、RSACOM.SYSをはずしてからWindowsを起動してください。 DOSウィンドウ上でシリアルポートを使用するアプリケーションと Windows上でシリアルポートを使用するアプリケーションは、 シリアルポートの指定にかかわらず同時には使用できません。 RSA-DVをWindows上で使用する時は常にRSA-DVモードで使用 して下さい。Windows起動時に自動的にRSA-DVモードにされます。