VS-880システム・プログラム(Version3.2) まず、お使いのVS-880のシステム・ソフトウェアのバージョンをご確認下さい。 ■バージョンの確認方法: 電源を入れたときに、本体ディスプレイの「REMAINING TIME」欄(画面の左 下)に表示されます。 ◆VS-880のバージョンが2.00未満の方へ バージョン2.00未満のVS-880に対するシステム・アップデートは、別売の VS-880-S1システム・エクスパンション・キットが必要となります。 VS-880-S1は、お買い上げの販売店にてお求め下さい。 VS-880-S1により、本体のバージョンを2.00以上に機能拡張してから、下記の VS-880 Version3.2システム・プログラムをインストールする事によって、更 にシステムをアップデート可能です。 ◆VS-880のバージョンが2.xx〜3.xx以下の方へ 下記のVS-880 Version3.2システム・プログラムをインストールする事によっ て、更にシステムをアップデート可能です。 ------------------------------------------------------------------------ VS-880 98.11.23(2000.06.15更新) システム・プログラム(VS-880 Ver.2.xx, 3.xx用) ■VS-880 Version3.2 システム・プログラムとは?(SYSTEM-A, SYSTEM-Bについて) VS-880 Version3.2システム・プログラムには、以下の2つのシステムがあり ます。 * SYSTEM-A CDR-88RW-2を接続できます。DATバックアップ/リカバー機能が使用でき なくなります。 * SYSTEM-B CDR-88RW-2を接続できません。DATバックアップ/リカバー機能は使用で きます。 お使いのVS-880にSYSTEM-Aをインストールすると、CDR-88RW-2が使用できる 様になる代わりに、DATバックアップ/リカバー機能が使用できなくなりま す。ソングデータのバックアップはDATではなく、CD-RまたはCD-RWディスク をお使い下さい。 既にDATへバックアップしているデータがある場合は、まずSYSTEM-Bをインス トールし、DATからソングをリカバーします。その後で再度SYSTEM-Aをインス トールし直し、あらためてCD-RまたはCD-RWディスクへソング・バックアップ して下さい。 ------------------------------------------------------------------------ ●VS-880 Version3.2 SYSTEM-A VS-880 Version3.2 SYSTEM-Aは、VS-880(Ver.2.xx、3.xx)で、CDR-88RW-2ライテ ィング・キットを使用する為に必要なシステム・プログラムです。このシステム・ プログラムはシーケンス・ファイル形式で登録されています。適切なダウンロード 及びVS-880へのインストールを行う為に下記の内容を必ずお読み下さい。 ◆このシステム・プログラムは以下のVS-880を対象としています。 VS-880 V Xpanded(VS-880 Ver.2.xx〜3.xx) ------------------------------------------------------------------------ ●VS-880 Version3.2 SYSTEM-B VS-880 Version3.2 SYSTEM-Bは、VS-880(Ver.2.xx、3.xx)で、既にDATへバックア ップしているデータがある場合にインストールし、DATからソングをリカバーする 事ができます。その後でSYSTEM-Aをインストールし直し、あらためてCD-Rまたは CD-RWディスクへソング・バックアップして下さい。 ◆このシステム・プログラムは以下のVS-880を対象としています。 VS-880 V Xpanded(VS-880 Ver.2.xx〜3.xx) ------------------------------------------------------------------------ ■CDR-88RW-2 CDライティング・キットとは? CDR-88RW-2は、市販のCD-RW、CD-Rの両ディスクに対応した専用CD-RWドライブで す。VS-880とCDR-88RW-2を組み合わせる事によって下記の機能を使用できます。 [1]オーディオCD制作機能 CD-R(CD-RW)ディスクを使って、簡単な作業でオリジナルのオーディオCDを 制作できます。通常のCDプレイヤーで再生するときはCD-Rディスクをお使い ください。CD-RWディスクで制作したオーディオCDは通常のCDプレイヤーでの 再生はできません。CD-RWディスクを再生する際には、VS-880/VS-1680/ VS-880EXのCDプレーヤー機能をお使いください。 [2]データ・バックアップ機能 CD-R、CD-RWディスクにVS-880で作成したデータをバックアップできます。 [3]リライタブル機能 CD-RWディスクにバックアップしたデータは、後から書き換える事ができま す。このときは、以前にバックアップしたデータをすべて消去し、まったく 新たにバックアップをすることになります。すでにデータをバックアップし てあるディスクに追加してバックアップすることはできません。 ◆CDR-88とVS-880 V-Xpandedをお使いの方へ VS-880 Version3.2 SYSTEM-Aによってシステムアップデートを行なうと、CD-Rにデ ータバックアップをする事が出来るようになります。(上記[3]のリライタブル機 能は、CDR-88自体ににその機能が無いので使えません) ◆CDR-88RWとVS-880 V-Xpandedをお使いの方へ VS-880 Version3.2 SYSTEM-Aによってシステムアップデートを行なうと、CD-RWに データバックアップをする事が出来るようになります。 ------------------------------------------------------------------------ ■VS-880のアップデートに必要なもの VS-880にVS-880 Version3.2 SYSTEM-Aをインストールする為に、下記のツールが必 要になります。 ○VS-880本体(VS-880 V Xpanded(VS-880 Ver.2.0x以上 )) ○スタンダードMIDIファイルを正常に再生可能なシーケンサー ○MIDIケーブル 注 : 本アップデート・ソフトのようなシステム・エクスクルーシブ・メッセージ を大量に含んだSMFを正常に再生できず、VSのバージョンアップができないMIDIシ ーケンス・ソフトがあります。このような場合、下記参照下さい。 ●Windowsをお使いの場合:簡易SMFプレーヤ UpdSMFJ.EXE をご利用ください。 ●Macintoshをお使いの場合:下記のURLからダウンロード可能な「Cakewalk Metro5(体験版) Macintosh用*」をご利用ください。 http://www.roland.co.jp/lib/download/MT5T.html *この体験版は連続使用時間30分の制限がかかっておりますので、個々のファイル をVS-880に転送する毎に、ソフトを起動しなおすことをおすすめします。 ------------------------------------------------------------------------ ■ダウンロードをする前にVS-880のバージョンをチェックして下さい このシステム・プログラムをダウンロードする前に、お使いのVS-880のシステム・ ソフトウェアのバージョンをご確認下さい。 バージョンの確認方法: 電源を入れたときに、本体ディスプレイの「REMAINING TIME」欄(画面の左 下)に表示されます。 ◆VS-880のバージョンが2.00未満の方へ バージョン2.00未満のVS-880に、このVS-880 Version3.2 SYSTEM-Aをインストール すると動作が不安定になる事があります。必ず、別売のVS-880-S1システム・エク スパンション・キットを使って本体のバージョンを2.00以上に機能拡張してから VS-880 Version3.2 SYSTEM-Aをインストールする様にして下さい。 ------------------------------------------------------------------------ ■アップデート作業における注意点(重要) VS-880 Version3.2 SYSTEM-Aでのアップデートは、手順どおりに実施すれば 特に問題はありませんが、万一、アップデート作業中に電源が切れるなどの 不慮の事故が発生した場合には、VS-880のシステムが破壊され、使用できな くなる事があります。この場合はローランド営業所またはサービス・ステー ションにご相談ください。 また、ローランドでは有償アップデートのサービスを用意しています。同じ く、お求めの販売店か、ローランド営業所またはサービス・ステーションに ご相談ください。 なお、VS-880 Version3.2 SYSTEM-Aに関するダウンロード及びインストール といった操作手順などのお問い合わせには、お答えできません。あらかじめ ご容赦ください。ここに書かれている情報を元に、自己責任において作業を お願いいたします。 ------------------------------------------------------------------------ ■圧縮ファイルの解凍方法 ・Windowsをお使いの場合 ダウンロードしたファイルは自己解凍型ファイルになっていますので、エクスプロ ーラからアイコンをダブルクリックするか、タスクバーのスタートをクリックし て、「ファイル名を指定して実行」を選択し、フォルダ名とファイル名を入力して 実行すると、以下の8つのスタンダードMIDIファイルが現われます。 <SYSTEM-Aの場合> VS_3202a -+- VS880a-1.MID +- VS880a-2.MID +- VS880a-3.MID +- VS880a-4.MID +- VS880a-5.MID +- VS880a-6.MID +- VS880a-7.MID +- VS880a-8.MID   ・Macintoshをお使いの場合 ダウンロードしたファイルは自己解凍型ファイルになっています。アイコンをダブ ルクリックしてください。解凍が終了すると、VS_3202フォルダがあらわれ、フォ ルダの中に以下の8つのスタンダードMIDIファイルが現れます。 <SYSTEM-Aの場合> VS_3202A -+- VS880A-1.MID +- VS880A-2.MID +- VS880A-3.MID +- VS880A-4.MID +- VS880A-5.MID +- VS880A-6.MID +- VS880A-7.MID +- VS880A-8.MID ------------------------------------------------------------------------ ■インストール手順 下記の手順に従って、ダウンロードしたVS-880 Version3.2 SYSTEM-AをVS-880へイ ンストールして下さい。インストールにはスタンダードMIDIファイルを正常に再生 できるMIDIシーケンサーが必要になります。 ◆不慮の事故を防ぐ為、アップデート作業を行う前に内蔵ハードディスク内のデー タを一度ZIPディスクなどに保存しておく事をお勧めします。 ◆インストール中は絶対に電源を落とさないで下さい。VS-880システムが破壊さ れ、使用できなくなる事があります。この場合はお求めの販売店か、弊社営業所ま たはサービス・ステーションにご相談下さい。 1. 電源が切れていることを確認し、VS-880とお使いのMIDIシーケンサーをMIDI ケーブルで接続します。MIDIシーケンサーのMIDI OUTコネクターとVS-880の MIDI INコネクターを接続してください。 ※サウンド・キャンバスをインターフェイスとして使用することはできませ ん。   2. チャンネル7の[CH EDIT(SEL)]と[STATUS]を押しながらVS-880の電源を 入れます。   3. “SYSTEM Update ?”と表示されますので、[YES]を押します。   4. “Waiting MIDI-EX”と表示されることを確認します。   5. 8つのスタンダードMIDIファイルを以下の順序でシーケンサーで再生させま す。(Windows, Macintosh とも以下の順に再生させてください)  1  VS-880a-1.MID  2  VS-880a-2.MID  3  VS-880a-3.MID  4  VS-880a-4.MID  5  VS-880a-5.MID  6  VS-880a-6.MID  7  VS-880a-7.MID  8  VS-880a-8.MID   また、たとえばファイル1の再生が終って、ファイル2の再生を待っていると きは“Waiting Part 2/8”と表示されます。   6. インストールが完了すると“--S Update SysPRG?”と表示されます。最初の3 文字が“B-S”になるように[SYSTEM]を数回を押し、続けて[YES]を押し ます。   7. “Please Reboot OK”と表示されたら、VS-880の電源を入れなおします。 これでインストールは完了です。 ※インストールを行われる際の操作手順などについての問い合わせには、お 答えいたしかねます。ここに書いてある情報を元に、自己責任において作業 をお願いします。 (作業例)簡易SMFプレーヤ UpdSMFJ.EXE を使った作業例 ◆UpdSMFJ.EXEはWindows95またはWindows98上で動作する、簡易SMFプレーヤ です。アップデート作業専用のSMFプレーヤである為、一般のSMF音楽データ の再生には使えません。 ◆MIDIを出力するためのMIDIドライバーなどはあらかじめインストールして おいてください。インストール方法は、それぞれのドライバーやアプリケー ションの取扱説明書などをご覧ください。 1. エクスプローラなどでUpdSMFJ.EXEのアイコンをダブルクリックするか、タス クバーのスタートをクリックして、「ファイル名を指定して実行」を選択 し、UpdSMFJ.EXEが存在するフォルダ名とUpdSMFJ.EXEを入力して実行しま す。   2. 「MIDI Out Device」でインストールされているMIDI出力のデバイスを選択し ます。   3. 「SMF Path」に解凍した8種類のSMFが存在するフォルダ名を指定します。右 の[Path]ボタンで探すこともできます。   4. 「Scan SMF」ボタンをクリックして、指定のフォルダにあるSMFファイルを探 して再生するための登録をします。このとき、そのフォルダにある、全ての SMFファイルを再生の対象としますので、アップデートに不要なSMFファイル は、そのフォルダから削除しておいてください。   5. 「Send」ボタンをクリックすると、登録されたSMFファイルを、名前の順番に 再生します。 ------------------------------------------------------------------------ ■補足案内について 以下に詳細な案内が用意されています。ぜひお読みください。 CDR-88RW-2j.pdf(68ページ、612,433 バイト) このファイルは、PDF(Portable Document Format)形式ですので、内容を確認す るためには「Acrobat Reader」という専用のソフトウェアが必要です。もし、 「Acrobat Reader」をお持ちでないときは、以下のURLから無料でダウンロードで きます。     http://www.adobe.co.jp/ ------------------------------------------------------------------------ ■その他の注意事項 * ダウンロードしたファイルの他のネットワークへの転載、改変、雑誌・市販 製品などへ許可なく添付する事は禁止いたします。   * ダウンロードしたファイルの再配布は、VS-880とCDR-8、CDR-88RW、 CDR-88RW-2を所有している方には営利を伴わない形態であれば自由です。   * インストール手順、その他の説明を、印刷、保存、メモをとる等して確認し ながら作業すると便利です。 (自己解凍後に出てくるのはシーケンスファイルだけです) ◆ローランド株式会社は、本ソフトウェアの使用または使用不能から生じるいかな る損害(利益やデータの損失、その他の金銭的損失など)に関して一切責任を負わ ないものとします。たとえ、ローランド株式会社からそのような損害の可能性につ いてあらかじめ知らされていた場合でも同様です。 ◆文中の商標や登録商標は、それぞれの会社に属します。