Microsoft Windows NetMeeting 3 説明ファイル

©Copyright Microsoft Corporation, 1999


このドキュメントでは、NetMeeting のヘルプやマニュアルには記述されていない最新情報や確認されている問題について説明します。

目次

システム要件とセットアップ
NetMeeting のアンインストール
一般情報
電話をかける
確認されている問題
プログラムの共有
電話を受ける
チャット
ホワイトボード
ビデオ
オーディオ
ゲートキーパーとゲートウェイ
リモート デスクトップ共有
Windows NT に関する問題
セキュリティ
そのほかのキー操作

システム要件とセットアップ

Microsoft® Windows® NetMeeting® を使って、インターネットを経由してオーディオ、ビデオ、およびデータをリアルタイムに転送できます。NetMeeting に必要な最小システムは、次のとおりです。

または

以前のベータ バージョンの NetMeeting がインストールされている場合には、最新のバージョンをインストールする前に以前のバージョンをアンインストールすることを強くお勧めします。

セットアップ中に NetMeeting のインストール先として "\\" などの特殊文字や、拡張 ANSI、漢字などのダブルバイト文字を使ったパスを入力した場合、インストールが正常に行われないことがあります。

Windows 95 または Windows 98 と Windows NT をデュアル ブートしている場合、別々のフォルダを使って各オペレーティング システムから NetMeeting をインストールする必要があります。デュアル ブート コンピュータ上の両方のオペレーティング システムに対して設定された 1 つの標準のインストール用ディレクトリからは、NetMeeting を正しく実行できません。

NetMeeting を効率よく動作させるには、56 kbps 以上の高速モデムやローカル エリア ネットワーク (LAN) などを経由した高速インターネット接続を使うことをお勧めします。

快適に使用するため、画面の領域には 800 × 600 以上の解像度をお勧めします。また、表示サイズの小さいコンパクト モードを使うこともできます。

NetMeeting パッケージが Resource Kit と共に作成されている場合、ヘルプによって NetMeeting のカスタマイズ バージョンには存在しないユーザー インターフェイス要素が参照されることがあります。

NetMeeting を使うには、32 ビット TCP/IP スタックと Windows sockets インターフェイスが必要です。NetMeeting は、Windows 95、Windows 98、および Windows NT Version 4.0 に付属する 32 ビット TCP/IP および Windows sockets と正常に動作することが確認されています。

NetMeeting は、SLIP 接続またはその他の仮想 SLIP/PPP 接続上では、正常に動作しません。

製品サポートの詳細については、Windows フォルダまたは NetMeeting フォルダにある Support.txt ファイルを参照してください。

プリインストールされている OEM 版の Windows 98, Second Edition を使用している場合、コントロールパネルの [アプリケーションの追加と削除] の [インストールと削除] タブで NetMeeting を削除することはできません。スタンドアロン版の NetMeeting をインストールした場合は [インストールと削除] タブに表示されます。

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一般情報

NetMeeting は、H.323 オーディオ/ビデオ会議規格と、T.120 データ通信会議規格に対応しました。NetMeeting では、H.323 および T.120 互換製品に電話をかけたり、互換製品から電話を受けることができます。サード パーティーの適切なデバイスやサービスを使うと、NetMeeting では、H.323 ゲートウェイを使って電話をかけることができます。また、H.323 MCU (マルチポイント コントロール ユニット) に電話をかけて、マルチポイント オーディオ/ビデオ会議に参加できます。

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NetMeeting のアンインストール

  1. コントロール パネルで、[アプリケーションの追加と削除] をダブルクリックします。
  2. [インストールと削除] タブで、[NetMeeting 3.0] をクリックし、[追加と削除] をクリックします。
  3. コンピュータを再起動するというダイアログ ボックスが表示されたら、[はい] をクリックします。

NetMeeting をインストールした後に Windows NT Service Pack 3 をアンインストールした場合、コンピュータを再起動したときにエラー メッセージが表示されます。この問題を回避するには、次の手順に従ってください。

  1. エラー メッセージ ウィンドウを閉じます。
  2. [画面のプロパティ] ダイアログ ボックスで、[キャンセル] をクリックします。
  3. コントロール パネルの [デバイス] アイコンをダブルクリックします。
  4. [mnmdd] をクリックし、[スタートアップ] をクリックします。
  5. [スタートアップの種類] を [無効] に変更し、[OK] をクリックします。
  6. コンピュータを再起動すると、変更が有効になります。

Windows 98 では NetMeeting デスクトップ ショートカット、およびツール バーのアイコンは NetMeeting を削除したときに同時には削除されません。

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確認されている問題

会議を主催している場合に、ほかのユーザーが共有できないようにしたり、チャットを起動するなどの設定を NetMeeting 3.0 以降で行っても、NetMeeting 2.x がインストールされているコンピュータでこれらの機能が使えなくなることはありません。

NetMeeting がインストールされているコンピュータでは、ReachOut 5.0 を実行できません。

NetMeeting で使われている NetBIOS 名を確かめるには、次の手順に従ってください。

  1. コントロール パネルの [ネットワーク] をダブルクリックします。
  2. [ユーザー情報] タブをクリックします。

ネットワークに属するすべてのコンピュータの Windows の設定をユーザー プロファイルで管理している場合、ほかのコンピュータを使うときはオーディオ調整ウィザードをもう一度実行する必要があります。

Microsoft® FrontPage® と NetMeeting では、同じファイルの拡張子 (.cnf) が使われています。NetMeeting では、.cnf ファイルは短縮ダイヤルに使われます。

Windows 95 Version 4.00.950B を使用している場合、NetMeeting を起動したときに表示されるダイヤルアップ ネットワークのダイアログ ボックスをキャンセルすると、NetMeeting は応答を中止したように見えますが、数秒後には正常に動作を再開します。ただし、手動でインターネット サービス プロバイダに接続し、[通話] メニューの [<ディレクトリ サーバー名> にログオン] をクリックして接続するまで、ディレクトリ サーバーへはログオンできません。

一部の ISDN デバイスは、自動的にネットワークに接続されるように設定されていることがあります。この場合、NetMeeting の実行中に ISDN デバイスによってネットワークへの接続が開始されることがあります。この問題を回避するには、ISDN デバイスの自動ダイヤル機能を無効にします。

オーディオおよびビデオを使う場合は、同時に 1 人の相手にしか接続できません。

大容量ファイルの転送中にオーディオを使用し、複数のプログラムを共有する場合など、複数の処理を同時に行うと、大量のデータが会議に参加しているコンピュータ間で送信されることがあります。極端な場合、このような操作を行うと、コンピュータの反応速度が非常に遅くなることがあります。この問題に対処するには、いくつかの操作を中止してください。

Microsoft® DirectX®、OpenGL を利用したアプリケーション、MS-DOS® 用のプログラム、およびグラフィックスを多用したゲームや .avi ファイルを使用するアプリケーションの共有はサポートされておらず、正常に動作しないことがあります。

データ共有、ホワイトボード、およびチャットは、言語設定やキーボードの種類が異なるコンピュータ間では正常に動作しないことがあります。

NetMeeting では Windows 95、Windows 98、および Windows NT Version 4.0 以降のシステム ポリシーの使用がサポートされているため、企業環境で使用するときの標準の設定を管理することができます。NetMeeting のシステム ポリシーについては、関連するマニュアルを参照してください。システム ポリシー ファイルは NetMeeting Resource Kit に付属しています。NetMeeting Resource Kit の詳細については、http://www.microsoft.com/netmeeting/reskit を参照してください(この情報は英語版です)。

Internet Explorer 4.0 がオフライン モードの場合に NetMeeting を起動しようとすると、自動的にインターネットに接続しません。この問題に対処するには、Windows NT の場合はリモート アクセス サービス (RAS) で接続し、Windows 95 および Windows 98 の場合はダイヤルアップ ネットワーク接続を行ってください。または Internet Explorer で、[ファイル] メニューの [オフライン作業] をクリックして、チェック マークを取ってください。

会議の設定によっては、会議に参加した後での NetMeeting プログラム (チャット、ホワイトボード、ファイル転送) の起動が制限されます。ただし、主催された会議に参加する前から動作していたプログラムの設定は、制限を受けません。

MSN の会員が NetMeeting を使用していて MSN サービスへの接続が完了していない場合、ユーザーの検索を行うと複数のログオン ウィンドウが表示されることがあります。

NetMeeting 3.0 以降では、TV チューナー カードを入力ソースとしてサポートしていない場合があります。TV チューナーの製造元にドライバなどの確認をしてください。

セキュリティで保護された受信通話のみを受け取るように指定している場合、Office 2000 プログラムではセキュリティで保護された会議をサポートしていないことに留意してください。NetMeeting を終了し、Office 2000 プログラムで会議を主催 ([ツール] メニューから [オンライン グループ作業] を選び、[会議の開始] をクリック) した場合、その会議はセキュリティで保護されません。

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電話をかける

NetMeeting では、複数のユーザーに電話をかけることができます。

Microsoft によって維持管理されている Microsoft インターネット ディレクトリを使うと、ほかの NetMeeting ユーザーを検索できます。Microsoft インターネット ディレクトリを表示するには、[通話] メニューをクリックし、[ディレクトリ] をクリックします。

NetMeeting をサポートしていないプロキシ サーバーを使ってインターネットに接続した場合、Web ベースのディレクトリ サーバーで検索した相手にインターネットを使って電話をかけることはできません。

また、相手のコンピュータ名を指定して接続できない場合は、相手の IP アドレスを入力します。

2 つの別々のネットワーク カードを使って 2 つのネットワーク接続をアクティブにしている場合、ディレクトリ サーバーに接続できないことがあります。

ローカル エリア ネットワークまたはプロキシ サーバーを経由して電話をかけようとする際に、MSN またはダイヤルアップ ネットワーク接続の接続ダイアログ ボックスが表示される場合は、コントロール パネルの [インターネット オプション] アイコンをダブルクリックし、[接続] タブの内容を確認してください。

MCU によっては大文字と小文字が区別されることがあるので、電話をかけるときは大文字と小文字を正しく入力する必要があります。

ゲートキーパーに登録されているエイリアスを使って MCU 会議に電話をかけるには、ゲートキーパーにログオンする必要があります。詳細については、システム管理者に問い合わせてください。

電話をかけるためにゲートキーパーを指定した場合、アカウント名か電話番号、もしくはその両方を使ってログオンすることができます。

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電話を受ける

[通話] メニューの [応答しない] コマンドにチェック マークが付いていない限り、NetMeeting を実行している間は、いつでも電話を受けることができます。

同時接続できる数は、TCP/IP レジストリの設定に応じて制限されます。

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プログラムの共有

会議の参加者は、ほかの参加者とプログラムを共有できます。プログラムを共有すると、ほかの参加者の画面にプログラムのウィンドウが表示されます。プログラムの制御を許可すると、ほかの参加者は画面を見ながら操作することができます。

NetMeeting 2.x を実行しているユーザーは、NetMeeting 3.0 以降を実行しているコンピュータによって共有されているプログラムを制御することはできません。

NetMeeting のこのバージョンを使うと、多数のユーザーとプログラムを共有することができます。ただし、4 人以上のユーザーがプログラムを共有している場合、NetMeeting 2.0 が実行されているコンピュータを使って会議に参加している人は、プログラムを共有することができません。会議に参加できる最大の人数は、使用可能なネットワーク帯域幅と参加者のコンピュータの処理速度によって異なります。

Windows NT のユーザーは、Windows NT 4.0 の Service Pack 3 以降がインストールされている場合にだけ、プログラムを共有できます。

拡張文字を含む名前が付いたディレクトリに NetMeeting がインストールされている場合、プログラムは共有できません。

Windows 95 のユーザーの場合 : MS-DOS セッションを共有する場合、キーボードを使ってコンピュータ間で制御をやりとりすることはできません。操作には、マウスを使う必要があります。

Internet Explorer 4.0 の場合 : Windows エクスプローラ ウィンドウを共有していて制御を許可しているときに、共同作業の参加者が Windows エクスプローラ ウィンドウを閉じた場合、その後に開いたプログラムやウィンドウはすべて共有されます。この場合に共有を中止するには、Windows エクスプローラ ウィンドウを再び開いて共有を取り消してください。

プログラムを共有し、ほかの参加者に制御を許可した場合は、共有したプログラムの [ファイルを開く] ダイアログ ボックスと [ファイル名を付けて保存] ダイアログ ボックスをほかの参加者が使って、自分のコンピュータ上またはネットワーク上のファイルにアクセスされたり、ファイルが削除される可能性があります。

共有プログラムを制御していて、ショートカット キーを使う場合、ショートカット コマンドは共有されているプログラムに適用され、共有フレーム メニューには適用されません。ショートカット キーは、共有フレーム内のメニューには使えません。

プログラムを共有し、共同で作業している場合は、コンピュータから離れないようにしてください。

Microsoft Word から Microsoft Excel のワークシートを開くように、共有しているプログラムから別のプログラムを起動するとき、最後に起動したプログラムは正確に共有できない場合があります。

共有しているプログラムのウィンドウにオブジェクトをドラッグしたり、共有しているプログラムのウィンドウからデスクトップにオブジェクトをドラッグすることはできません。

IntelliMouse を使っているときにプログラムを共有している場合、共有フレームのサイズを変更するとマウスのホイールを正しく操作できないことがあります。

日本語入力システムを使用するプログラムを共有した場合は、日本語入力システムのステータス バーを表示して、ほかの参加者が日本語入力システムをマウスで操作できるようにします。

日本語入力システムにステータス バーを表示する機能がない場合、またはほかの参加者が日本語入力システムを操作できない場合は、プログラムを共有した参加者がほかの参加者の代わりに日本語入力システムを切り替えることができます。

会議中に日本語入力システムのウィンドウが正常に再表示されない場合は、デスクトップをクリックすると、表示が更新されます。

プログラム共有の機能やリモート コントロールの機能がサポートされている NetMeeting 以外の製品とは、プログラムを共有できない場合があります。

他の人が共有プログラムを制御している間、ホスト側の共有インターフェイス (共有共有フレーム、共有ダイアログ ボックスや他のコンピュータで作成されたフレーム) はホストのデスクトップ上では見えない状態になります。ホスト側で制御を取り戻すと共有インターフェイス (およびその他のユーザーによって共有されているプログラム) が再び表示されます。

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ホワイトボード

NetMeeting のユーザーは、同時にホワイトボードに絵を描くことができます。ホワイトボードは、会議のすべての参加者に表示されます。会議の参加者のうちの 1 人がホワイトボードを起動すると、すべての参加者の画面に表示されます。

1152 × 864 ピクセル以上の解像度を設定している場合は、ホワイトボードを最大化することはできません。

Windows NT コンピュータと Windows 95 または 98 コンピュータ間の会議では、ダブルバイト文字セット (DBCS) の文字が正しく解釈されないことがあります。

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チャット

チャットを使うと、メッセージをほかのユーザーとの間でやり取りできます。会議参加者全員が NetMeeting 3.0 以降を使っている場合、1 人の参加者がチャットを起動すると、すべての参加者の画面にチャットのウィンドウが表示されます。

NetMeeting 2.11 のチャット参加者は、NetMeeting 3.0 以降を使う参加者のいる会議ではチャット ウィンドウを閉じることができない場合があります。

チャットのファイルは .htm 形式で保存し、インターネット ブラウザで開くことができます。

場合によっては、NetMeeting 2.x チャットが NetMeeting 3.0 以降で動作しないことがあります。

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オーディオ

NetMeeting のオーディオ機能を使うには、サウンド カード、スピーカー、およびマイクが必要です。

オーディオは、一対一で通話している場合にだけ使えます。

音声の品質は、使用しているサウンド カード、マイク、および接続環境によって変わります。

サウンド カードを全二重にアップグレードするなどして、サウンド カードのデバイス ドライバを変更した場合は、NetMeeting を正常に機能させるために、オーディオ調整ウィザードを再度実行する必要があります。

NetMeeting 2.0 のユーザーと通話しているときにオーディオが何らかの理由で停止した場合、2.0 のユーザーはオーディオを再開できないことがあります。この場合は、通話を終了してから、かけ直す必要があります。

オーディオ調整ウィザードによって、サポートされていないサウンド カードであるというメッセージが表示される場合があります。これは、NetMeeting が必要とする機能を、使用しているサウンド カードがサポートしていない場合などに発生します。このようなメッセージを受け取っても、NetMeeting のオーディオ機能を使用できる場合があります。ただし、その場合の音質は保証できません。

NetMeeting でサポートされていないサウンド カードを使用している場合、製造元に新しいサウンド カード ドライバがあるかどうかをお問い合わせください。

ATI All In Wonder ハードウェア ボードをキャプチャ デバイスとして使う場合、通話を開始するときにマイクが使えなくなり、オーディオが聞こえなくなることがあります。この問題に対処するには、NetMeeting インジケータの [スピーカー] アイコンをダブルクリックします。[オプション] をクリックし、[プロパティ] をクリックします。[録音] をクリックし、[OK] をクリックします。次に、録音入力ソースとしてマイクを再度選択します。

Turtle Beach、Yamaha、SoundBlaster (Ensoniq ベースの AudioPCI タイプを除く)、Diamond、Crystal 製のサウンド カード、または Microsoft USB スピーカーを使っている場合、DirectSound を有効にすると、オーディオの待ち時間を短縮できます。このオプションは、標準では無効になっています。

DirectSound を有効にすることでオーディオ品質を向上させることができます。

  1. [ツール] メニューで [オプション] をクリックします。
  2. [オーディオ] タブで [改良されたオーディオ パフォーマンスの Direct Sound を使用する] チェック ボックスを選択します。

全二重オーディオで音質が不安定な場合は、次の手順に従って半二重オーディオに切り替えます。

  1. 通話中でないことを確認します。
  2. [ツール] メニューの [オプション] をクリックします。
  3. [オーディオ] タブの [全二重オーディオを使用してオーディオ受信中も話せるようにする] チェック ボックスをオフにします。

オーディオ機能を使った会議中には、全二重オーディオと半二重オーディオを切り替えないことをお勧めします。

NetMeeting を使っているときに音質またはサウンド カードに問題がある場合は、ハードウェアの設定やドライバのインストールが問題の原因になっている可能性があります。NetMeeting のサポート ページで最新のサポート情報を入手してください。サポート ページを開くには、[ヘルプ] メニューの [オンライン サポート] をクリックします。

コンピュータに複数のオーディオ デバイスがインストールされている場合は、オーディオ調整ウィザードで指定したデバイスが、コントロール パネルの [マルチメディア] で設定されているデバイスと一致することを確認してください。

コンピュータのプロセッサをアップグレードした場合、オーディオ調整ウィザードを再実行する必要があります。

NetMeeting を使ってオーディオ会議に出席しているとき、Microsoft PowerPoint などのサウンドを録音できるプログラムが、サウンドを録音するために表示されます。ただし、既に NetMeeting ではサウンド カードが使用されているため、ほかのプログラムでは自動的にサウンドを録音できません。

Windows WAVE 出力コントロールを右に調節した場合、NetMeeting スピーカーの音が聞こえなくなることがあります。

使用しているコンピュータと電話の相手のコンピュータがそれぞれ WDM オーディオ ドライバを備えている場合、最初に接続したときに雑音が聞こえることがあります。雑音が聞こえた場合は、DirectSound を無効にしてください。

  1. [ツール] メニューの [オプション] をクリックします。
  2. [オーディオ] タブの [改良されたオーディオ パフォーマンスの DirectSound を使用する] チェック ボックスをオフにします。

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ビデオ

NetMeeting でビデオを送信するには、ビデオ キャプチャ カードとカメラ、あるいはコンピュータにパラレル (プリンタ) ポートまたは USB ポート経由で接続されたビデオ カメラのどちらかが必要です。Pentium よりも遅いプロセッサを搭載したコンピュータには、ビデオを送信できないものもあります。

カメラをビデオ キャプチャ カードに接続して使用している場合、コンピュータのパラレル ポートで接続している場合より、コンピュータ プロセッサを最大限に利用できます。コンピュータに Pentium 133 以上のプロセッサが搭載されている場合にだけ、カラー パラレル カメラを使うことをお勧めします。

ビデオは、一対一で通話している場合にだけ使えます。

28.8 kbps モデム接続を経由するビデオに対する標準の設定は、[高] です。この設定を変更するには、[ツール] メニューの [オプション] をクリックし、[ビデオ] タブをクリックして、[ビデオの画質] オプションを調整します。

ビデオ プレビュー ウィンドウのサイズはオプション ダイアログ ボックスで選択されたサイズには影響を及ぼしません。

複数のユーザーの会議でビデオを実行している場合、会議におけるすべてのコンピュータでのパフォーマンスが低下します。たとえば、プログラムを共有している間にビデオのウィンドウを開いていると、そのプログラムでの他のユーザーの操作が困難になることがあります。

使用しているコンピュータに 2 台以上のビデオ機器がインストールされている場合、または以前使っていたビデオ機器が正常にアンインストールされていない場合、NetMeeting のビデオ機能は正常に動作しません。以前使っていたビデオ機器が正常にアンインストールされていない環境で NetMeeting のビデオ機能が有効になっていると、カメラが見つからないという警告メッセージが繰り返し表示される場合があります。

NetMeeting のビデオ機能を使っている間にビデオ カメラを切断すると、カメラが応答しないというメッセージが表示される場合があります。メッセージを表示しないようにするには、[ツール] メニューの [オプション] をクリックします。次に、[ビデオ] タブをクリックし、[通話の開始時に自動的にビデオ送信を開始する] チェック ボックスをオフにします。

ビデオ キャプチャを使うほかのプログラムを実行している場合、NetMeeting のビデオ機能が無効になることがあります。

ビデオ ウィンドウの一部の色が正常に表示されない場合は、使用している場所で、カメラに必要な光量が不足している可能性があります。ビデオ ドライバによっては、少ない光量でも使えるように調整するフィルタ オプションが用意されています。

照明が暗い部屋などでビデオ機能を使っている場合、カメラによっては、コンピュータの速度が遅くなったり、応答しない場合があります。

ビデオ キャプチャ機器でビデオをプレビューできない場合、YUV や I420 などの適切な CODEC がインストールされていない可能性があります。 Intel Indeo Video 最新バージョンは、http://developer.intel.com/ial/indeo/video からダウンロードできます。

Winnov カメラを使っている場合のオーディオ入力は、ビデオが使用されているときに自動的に切り替わります。ビデオが MXC 接続で接続されている場合は、カメラ入力がオーディオ用に使われます。ビデオがコンポジット、または S-ビデオ接続で接続されている場合は、ライン入力がオーディオ用に使われます。

カメラによっては、ビデオ ドライバのソフトウェアによって [ソース] や [形式] ダイアログ ボックスを自動で設定するよりも、手動で設定するほうが、使用する CPU の負荷を少なくできる場合があります。

ATI All In Wonder ハードウェア ボード用の WDM ドライバを使用している場合、NetMeeting ではビデオを使うことができません。

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ゲートキーパーとゲートウェイ

通話中は、ゲートキーパーおよび登録情報を変更しないことをお勧めします。

Microsoft® WebTV® for Windows 98 などのプログラム、ネットカード、およびアダプタによっては、ゲートキーパーの登録に影響を与える IP アドレスが割り当てられることがあります。

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リモート デスクトップ共有

リモート デスクトップ共有を使うと、NetMeeting 3.0 以降で、リモート デスクトップ共有サービスを実行していてユーザーに操作されていないコンピュータ (ホスト) に電話をかけ、そのコンピュータの共有デスクトップにアクセスすることができます。接続した後は、ホスト コンピュータの共有デスクトップや、ホスト コンピュータがアクセスできるすべてのプログラムで作業できます。

Windows 95 と Windows 98 でのリモート デスクトップ共有セッション中は、詳細な電源管理を無効にする必要があります。無効にしないと、セッションから切断されることがあります。

管理者は、ユーザーに管理者権限のアカウントを与えなくても、リモート デスクトップ共有を使ってコンピュータにアクセスする権限を与えることができます。そのためには、"NetMeeting RDS Users" という名前のグループを作成し、権限を与えるユーザーのアカウントをそのグループに追加します。

RDS サービスを使ってコンピュータを接続するには、自分のコンピュータと呼び出すコンピュータ両方の IP アドレス、もしくはコンピュータ名を知っていなければなりません。自分のコンピュータの IP アドレスを確認するには、[ヘルプ] メニューから [バージョン情報] をクリックしてください。

リモート デスクトップ共有は、ブラウザの UI に埋め込まれた NetMeeting の Web ページにアクセスした際に自動的に無効にされます。必要に応じて手動で有効にする必要があります。

ダイアルアップ ネットワークなどのように IP アドレスが動的に割り当てられる場合、RDS サーバーはネットワーク接続が切れた後に RDS セッションに戻ることができません。RDS の使用を中止するには、Windows IP 構成ユーティリティ (Windows 95、Windows 98 用の winipcfg.exe や Windows NT 4.0 用の ipconfig.exe) を使用します。winipcfg.exe の場合は、[すべて解放]、[すべて更新] の順にクリックします。

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セキュリティ

セキュリティで保護されたデータのみの通話では、オーディオ コントロールやビデオ コントロールおよびメニュー項目は淡色表示される予定ですが、現時点では通話中選択できる状態のままになっています。

Windows NetMeeting では、Windows システム証明書ストアの証明書だけが有効です。Netscape Communicator 4.5 などの非公開の証明書ストアを使うブラウザから入手した証明書は、NetMeeting では使えません。そのような証明書は、Netscape Communicator を使ってエクスポートされ、Internet Explorer を使ってインポートされた場合に使われることがあります。

Windows のログオン ダイアログ ボックスをキャンセルした場合、Windows 95 または Windows 98 で NetMeeting 証明書を使ってセキュリティで保護された電話をかけることはできません。この問題に対処するには、Windows 95 または Windows 98 を起動するときにログオン プロンプトをキャンセルしないようにします。

複数のユーザーが同じ Windows 95 または Windows 98 コンピュータにログオンしている場合、無効な証明書が発行されることがあります。この問題に対処するには、複数のユーザーがコンピュータにログオンする場合に別々のプロファイルを作成します。別々のプロファイルを作成すると、証明書がそれぞれのプロファイルに入ります。

[通話先の検索]、および [通話する] ダイアログ ボックスにあるセキュリティを設定するチェックボックスは、通話中は無効になっています。また、これらのダイアログ ボックスが表示されている間に通話が開始された場合は、チェックボックスは自動的に無効になります

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Windows NT に関する問題

Windows NT を使っている場合、Windows NT 4.0 の Service Pack 3 以降をインストールしてある場合にだけ、プログラムを共有できます。

16 ビット プログラムを共有すると、コンピュータ上で実行されているすべての 16 ビット プログラムが自動的に共有されます。

Windows NT 上でプログラム共有機能を使うと、ディスプレイ ドライバのパフォーマンスが悪くなり、画面上に情報を表示する速度が遅くなることがあります。

Creative Labs の SoundBlaster のドライバ (特に 1997 年 1 月 15 日付けで Creative Labs の Web サイトにポストされたもの) には、NetMeeting と互換性がないものがあります。Windows NT 4.0 に付属されている SoundBlaster ドライバは、最新のドライバと同様に、NetMeeting で動作します。全二重オーディオもサポートしています。

32 ビット プログラムを共有し、オブジェクト パッケージを挿入した場合、問題が発生することがあります。この問題とは、自動的に共有されるオブジェクト パッケージャが開かれ、その後で障害が発生します。元の共有プログラムや NetMeeting では障害は発生しません。

小数点処理に問題のある Intel Pentium チップが搭載されたコンピュータに Windows NT をインストールする際に、ハードウェアでの浮動小数点処理を有効にしていると NetMeeting のオーディオの音質が低下したり、正常に機能しなくなる可能性があります。

Windows NT 上で NetMeeting を使っているときに電話を受けることができない場合は、コンピュータを再起動し、NetMeeting を起動し直してください。

サウンド カードをお持ちでない場合は、接続の帯域幅を手動で指定する必要があります。帯域幅を指定するには、[ツール] メニューの [オプション] をクリックし、[全般] タブの [帯域幅の指定] をクリックし、[ネットワークの帯域幅] ダイアログ ボックスで指定してください。

プロキシ サーバー経由でディレクトリ サーバーにログオンするには、ダイヤルアップ ネットワークをアンインストールする必要があります。

電話をかけた後、相手の応答を待っているというメッセージが 1 分以上表示される場合は、NetMeeting を終了し、再度電話をかけ直してください。

コンピュータを一時停止 (サスペンド) したか、自動的に一時停止した場合、復帰後に一度 NetMeeting を終了し、再起動してください。

電子メールのメッセージで短縮ダイヤルを受け取った場合、メール プログラムによってそのメッセージをテキスト (.txt) ファイルに変換します。このファイルの拡張子を .cnf に変更すると、短縮ダイヤルとして使うことができます。

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そのほかのキー操作

NetMeeting とゲートウェイ コンピュータを使ってボイスメール システムを呼び出すことができます。ボイスメール拡張機能にダイヤルするためには、次のように操作します。

操作目的
キー操作
番号のダイヤル
CTRL キーと数字キー、または
CTRL キーとテンキー上の数字キー
* キーを押す
CTRL + Shift + : または
CTRL + * (テンキー)
# キーを押す
CTRL + Shift + 3

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