-------------------------------------------------------------------- Microsoft Office 2000 SR-1 追加リリース ノート 2000 年 2 月 -------------------------------------------------------------------- (c) Copyright Microsoft Corporation, 2000 この文書では、Office 2000 SR-1 に存在する問題点によって影響を受ける可能性のあるシステムやユーザーに必要な、追加ソフトウェアとそのインストール方法について説明します。お使いのコンピュータまたはインストールされているソフトウェアに追加ソフトウェアが必要であるかどうかを判断するために、必ずこの文書をお読みください。 追加ソフトウェアによってアップデートを実行する前に、この文書全体を読んで、お使いのコンピュータにアップデートを適用する必要があるかどうかを判断してください。また、コンピュータのオペレーティング システムに応じて、追加ソフトウェアのインストール方法が異なることにも注意してください。インストールする前に、お使いのオペレーティング システム用の説明をお読みください。 この文書で説明するアップデート ファイルは、Office 2000 SR-1 CD-ROM のルートの \Support フォルダに収録されています。 この文書は、上記日付時点での最新情報です。この日付以降の情報およびリソースについては、[ヘルプ] メニューの [Microsoft Office Web ページ] をクリックして、Office Update Web サイトにアクセスしてください。 注意: Windows 2000 上またはWindows NT 4.0 上に Office 2000 SR-1 をインストールする場合、システム特権を使ってセットアップを実行しなければなりません。システム特権とは、システム領域にソフトウェアをインストールするための管理者権限のことです。 システム特権を使ってインストールを実行するには、次の方法のいずれかを実行します。 * インストール プログラムを実行する前に、ユーザーのコンピュータに管理者としてログオンします。 * Windows インストーラ パッケージをアドバタイズします。Windows インストーラは、ユーザーがアプリケーションを初めて実行するときにシステム特権を使ってインストールを完了します。 * Windows システム ポリシーを使って、すべての Windows インストーラ パッケージがシステム特権を使ってインストールできるようにします。 * Systems Management Server を使って、Package Command Manager をユーザーのコンピュータ上でサービスとして起動し、Package Command Manager がシステム特権を使って実行されるようにします。 * Windows 2000 のアプリケーション展開機能を使って、Office をユーザーに割り当てるか、または公開します。 * Windows 2000 の Power User グループのユーザーは、システム特権を使うことなく Office 2000 をインストールできます。 Office 関連ソフトウェアのシステム特権を使ったインストールの詳細については、Office 2000 Resource Kit の「Windows NT 4.0 での高度な権限での Office のインストール」を参照してください。 ネットワークおよび管理に関する問題などの追加情報については、Office Resource Kit Web サイト http://officeupdate.microsoft.com/japan/office/Ork/ORK_Default.htm (日本語) および http://www.microsoft.com/office/ork/ (英語) にアクセスしてください。 Office の詳細な技術情報が必要な場合は、http://www.asia.microsoft.com/japan/support/ のサポート技術情報サイトをご利用ください。 ---- 目次 ---- * ファイルの格納場所 * Windows 2000 システム用の推奨アップデート * Windows 95、Windows 98、および Windows NT 4.0 用の推奨アップデート * Office 2000 SR-1 に存在する問題点の説明 ------------------ ファイルの格納場所 ------------------ この文書で説明するアップデート ファイルは、Office 2000 SR-1 CD-ROM のルートの \Support フォルダ内に格納されています。 Windows 2000 システム用のアップデート ファイルは、\Support\Win2000 フォルダにあります。 Windows 95、Windows 98、または Windows NT 4.0 用のアップデート ファイルは、\Support\Non2000 フォルダにあります。 ----------------------------------------- Windows 2000 システム用の推奨アップデート ----------------------------------------- Windows 2000 オペレーティング システムを実行しているコンピュータに Microsoft Office 2000 SR-1 をインストールする場合、特定の条件に該当する一部のユーザーには追加アップデートが推奨されます。 アップデートを適用する前に、節「Office 2000 SR-1 に存在する問題点の説明」の次の部分を読んで、アップデートを適用する必要があるかどうかを判断してください。 Office 2000 SR-1 に存在する問題点 (Windows 2000 システム) * 西暦以外のカレンダー使用時に発生するエラーを修正するための OLE オートメーションのアップデート * MSjet40.dll の MDAC 2.5 の修正 * vCard の問題のための OE の修正 * アラビア語版およびヘブライ語版システムの RichEdit 2.0 の修正 * MDAC ヘルプ ファイル インストーラ アップデートを Windows 2000 システムに適用するには、CD-ROM のルートの \Support\Win2000 フォルダに収録されている OA4514.exe をダブルクリックします。または、http://windowsupdate.microsoft.com/ あるいは http://officeupdate.microsoft.com/japan/ にアクセスします。 現在使用している言語用の Windows 2000 システム用アップデートが CD-ROM の \Support\Win2000 フォルダ内にない場合は、http://windowsupdate.microsoft.com/ にアクセスしてください。 ------------------------------------------------------------------ Windows 95、Windows 98、および Windows NT 4.0 用の推奨アップデート ------------------------------------------------------------------ Windows 95、Windows 98、または Windows NT 4.0 オペレーティング システムを実行しているコンピュータに Microsoft Office 2000 SR-1 をインストールする場合、特定の条件に該当する一部のユーザーには追加アップデートが推奨されます。 アップデートを適用する前に、節「Office 2000 SR-1 に存在する問題点の説明」の次の部分を読んで、アップデートを適用する必要があるかどうかを判断してください。 Office 2000 SR-1 に存在する問題点(Windows 95、Windows 98、および Windows NT 4.0) *西暦以外のカレンダー使用時に発生するエラーを修正するための OLE オートメーションのアップデート * vCard の問題のための OE の修正 * アラビア語版およびヘブライ語版システムの RichEdit 2.0 の修正 * HTML ヘルプ インストーラ * IME 2000 のアップデート * Outlook 2000 SR-1 用暗号化サービス プロバイダ (CSP) のアップデート * Microsoft Office 2000 English Language Pack をインストールする場合の COMCTL32.DLL のアップデート これらのアップデートを Windows 95、Windows 98、または Windows NT 4.0 のシステムに適用するには、CD-ROM の \Support\Non2000 フォルダに収録されている該当ファイルを探してください。 --------------------------------------- Office 2000 SR-1 に存在する問題点の説明 --------------------------------------- 西暦以外のカレンダー使用時に発生するエラーを修正するための OLE オートメーションのアップデート ------------------------------------------------------------------------------- このリリースのオートメーション ファイル (バージョン 4514) では、西暦以外のカレンダー使用時に、オートメーションを使った日付計算を実行すると発生する問題が解決されています。また、このバージョンでは Windows 2000 用の修正が適用できない Windows 95、Windows 98、および Windows NT 4.0 の各プラットフォームについても、正確な地域設定情報が維持されるような解決策が提供されています。 さらに、破損した画像ファイルがプログラムに読み込まれたときに、オートメーションからエラー メッセージが表示され、プログラムが動作を続行できるようになりました。 Windows 2000 システムにこのアップデートを適用するには、CD-ROM のルートの \Support\Win2000 フォルダに収録されている OA4514.exe をダブルクリックします。または、http://windowsupdate.microsoft.com/ あるいは http://officeupdate.microsoft.com/japan/ にアクセスします。 Windows 95、Windows 98、または Windows NT 4.0 システムにこのアップデートを適用するには、CD-ROM の \SP\OAINST フォルダに収録されている OAINST.exe をダブルクリックします。 アップデート後の各ファイルのバージョン番号は次のとおりです。 ファイル バージョン asycfilt.dll 2.40.4514.1 oleaut32.dll 2.40.4514.1 olepro32.dll 5.0.4514.1 stdole2.tlb 2.40.4514.1 MSjet40.dll の MDAC 2.5 の修正 ------------------------------ このリリースの msjet40.dll (バージョン 4.00.2927.17) では、保存されたクエリのプロパティを Microsoft データ アクセス オブジェクト (DAO) を使用して検査するときに発生する問題が解決されています。前のバージョンの msjet40.dll (バージョン 4.00.2927.4) では、同じ操作を実行すると、保存されたクエリのプロパティが削除されていました。 Windows 2000 システムにこのアップデートを適用するには、CD-ROM のルートの \Support\Win2000 フォルダに収録されている OA4514.exe をダブルクリックします。または、http://windowsupdate.microsoft.com/ あるいは http://officeupdate.microsoft.com/japan/ にアクセスします。 Windows 95、Windows 98、または Windows NT 4.0 システムにこのアップデートを適用する必要はありません。 アップデート後のファイルのバージョン番号は次のとおりです。 ファイル バージョン msjet40.dll 4.0.2927.17 vCard の問題のための OE の修正 ------------------------------ このリリースの wab32.dll (バージョン 5.00.3013.3100) では、Outlook 2000 のユーザーが連絡先情報を VCF ファイルにエクスポートしたり、保存できないという問題が解決されています。前のバージョンの wab32.dll (バージョン 5.0.2919.6600) では、エクスポートや保存を行うことはできませんでした。 Windows 2000 システムにこのアップデートを適用するには、CD-ROM のルートの \Support\Win2000 フォルダに収録されている OA4514.exe をダブルクリックします。または、http://windowsupdate.microsoft.com/ あるいは http://officeupdate.microsoft.com/japan/ にアクセスします。 Windows 95、Windows 98、または Windows NT 4.0 システムにこのアップデートを適用するには、CD-ROM の \Support\Non2000 フォルダに収録されている Q248120.exe をダブルクリックします。 アップデート後のファイルのバージョン番号は次のとおりです。 ファイル バージョン wab32.dll 5.00.3013.3100 MDAC ヘルプ ファイル インストーラ --------------------------------- Windows 2000 では MDAC DLL のアップデート バージョンがインストールされますが、それに対応するヘルプ ファイル (CHM) はインストールされません。Access を使用した開発には、このヘルプ ファイルの情報が必要となります。 開発者は、適切なヘルプ ファイルをインストールしてレジストリの設定を更新するパッケージを Office Update Web サイトからダウンロードすることができます。 パッケージに含まれるヘルプ ファイルは、次のとおりです。 * ado210.chm * msjro.chm * dao360.chm * jeterr40.chm パッケージの詳細情報およびダウンロード方法については、Office Update サイト http://officeupdate.microsoft.com/japan/ にアクセスしてください。 アラビア語版およびヘブライ語版システムの RichEdit 2.0 の修正 ------------------------------------------------------------ このリリースの riched20.dll (バージョン番号 5.30.23.1203) では、左から右へ読むテキストと右から左へ読むテキスト混在時の表示上の問題が解決されています。 Windows 2000 システムにこのアップデートを適用するには、CD-ROM のルートの \Support\Win2000 フォルダに収録されている OA4514.exe をダブルクリックします。または、http://windowsupdate.microsoft.com/ あるいは http://officeupdate.microsoft.com/ にアクセスします。 Windows 95、Windows 98、または Windows NT 4.0 システムにこのアップデートを適用するには、CD-ROM の \Support\Non2000 フォルダに収録されている RichEdit.exe をダブルクリックします。 [Richedit] ダイアログで [OK] をクリックします。次の画面では、[Yes] をクリックしてコンピュータを再起動し、ファイルのインストールを完了するか、または、[No] をクリックしてコンピュータを再起動せずにインストールを終了します。[No] をクリックすると、コンピュータを次に再起動するまで変更は反映されません。 アップデート後のファイルのバージョン番号は次のとおりです。 ファイル バージョン riched20.dll 5.30.23.1203 HTML ヘルプ インストーラ ------------------------ Windows 2000付属のヘルプ システムと同レベルの HTML ヘルプ インストーラです。アップデート後のバージョン番号は、バージョン 1.3 です。Office 2000 SR-1 でのバージョン番号は、バージョン 1.21 です。 Windows 2000 システムにこのアップデートを適用する必要はありません。 Windows 95、Windows 98、または Windows NT 4.0 システムにこのアップデートを適用するには、CD-ROM の \Support\Non2000 フォルダに収録されている hhupd.exe をダブルクリックします。 [HTML Help 1.3] ダイアログで [Yes] をクリックするとファイルがインストールされ、[No] をクリックするとインストールが終了します。次に [OK] をクリックしてインストールを完了します。 アップデート後のファイルのバージョン番号は次のとおりです。 ファイル バージョン hh.exe 4.74.8702 hhctrl.ocx 4.74.8702 itircl.dll 4.72.7277.0 itss.dll 4.72.8085.0 IME 2000 のアップデート ----------------------- このアップデートでは、IME 2000 のほかに Global IME (GIME) がインストールされている場合に IME の辞書ツールで漢字を入力できないという問題が解決されています。 Windows 2000 システムにこのアップデートを適用する必要はありません。 Windows 95、Windows 98、または Windows NT 4.0 システムにこのアップデートを適用するには、CD-ROM の \Support\Non2000 フォルダに収録されている gimefix.exe をダブルクリックします。 以下のファイルが以下のバージョンに更新されます。 ファイル バージョン imejp.ime 7.0.1.5010 imejpdct.dll 7.0.1.5010 imejpknl.dll 7.0.1.5010 imejputy.dll 7.0.1.5010 Outlook 2000 SR-1 用暗号化サービス プロバイダ (CSP) のアップデート ------------------------------------------------------------------ このリリースの exchcsp.dll には、Outlook 2000 SR-1 用のバグ修正モジュールおよび機能向上が含まれています。SR-1 アップデート プログラムを使って Outlook 2000 をアップデート後、Outlook で暗号化を使用する場合は、このファイルを適用しなければなりません。 Windows 2000 にこのアップデートを適用する必要はありません。 アップデートを適用するには、次の手順を実行します。 1. 使用しているコンピュータの暗号強度を確認します。 2. 適切な CSP インストーラを起動します。 1. 使用しているコンピュータの暗号強度を確認するには: - Internet Explorer を起動します。 - [ヘルプ] - [バージョン情報] を選択します。 - [暗号強度] (40、56 または 128 BIT) を確認します。 表示された情報が使用されている暗号強度です。 2. 適切な CSP インストーラを起動するには: - [暗号強度] が 40-BIT または 56-BIT の場合は out40.exe を実行します。 - [暗号強度] が 128-BIT の場合は out128.exe を実行します。 out40.exe および out128.exe は CD-ROM のルートにある \Support\Non2000 フォルダに収録されています。また、Web サイト http://www.windowsupdate.microsoft.com または http://officeupdate.microsoft.com から入手することもできます。英語版をそのまま使用することができます。 暗号強度別のファイルのバージョン番号は次のとおりです。 ファイル バージョン exchcsp.dll 5.5.3123.0 (40-BIT および 56-BIT システムの場合) exchcsp.dll 5.5.3123.1 (128-BIT システムの場合) Microsoft Office 2000 English Language Pack をインストールする場合の COMCTL32.DLL のアップデート ------------------------------------------------------------------------------- このアップデートではMicrosoft Office 2000 SR-1 とMicrosoft Office 2000 English Language Packを使用した場合に発生する問題が解決されています。一部の言語では、Office 2000 SR-1 アップデートのインストール後、[ファイル] - [新規作成] のダイアログでタブの文字が正しく表示されないことがあります。 アップデート版の COMCTL32.DLL は、http://www.windowsupdate.microsoft.com からダウンロードできます。