補足説明:かならず最後までお読みください REV 1.0.2 ====================================================================== 【対象機種】 CASSIOPEIA FIVA 101/102シリーズ 【ソフト名】 CASSIOPEIA FIVA 101/102 BIOSアップデートプログラム 【ダウンロード】 F12J146B.EXE 【BIOS】 REL146JK.BIN 【Version 】 1.4.6 ※現在のBIOSバージョンは、[MOBILE COCKPIT] - [BIOS設定ツール] で確認できます。 右下の表示が現在のBIOSバージョンを示しています。 【著作権者】 カシオ計算機株式会社 【配布条件】 ●ご提供するプログラムは、著作権法によって守られています。 お客様が複製を配布したり、カシオ計算機が定めた用途以外に 使用することは許諾されていません。 内容の全部または一部を複製すること、及びソフトウエアを賃貸 することは著作権法上禁止されています。 ====================================================================== 【ご注意】 次の注意事項をよくお読みいただき、ご同意いただけた後、このBIOSアップデート を実施してください。 注意事項を守られなかった場合に生じた不具合に対しては、カシオ計算機では その責任を負いかねます。 ●対象製品を確認の上、手順に従いアップデートを行ってください。 ●他のコンピュータなどで使用されますと、コンピュータを破損するおそれが あります。 ●動作保証などにつきましては、本体保証書の裏面に記載されている規定に 準じます。 ●プログラムの更新に際して修理が必要となった場合、有償になることがござ いますのでご了承ください。 ●作業を始める前に必ず現在のBIOSバージョンを確認して下さい。FIVA-101を、 お持ちのお客さまで、BIOSバージョンが1.1.7Jと1.2.1J以上の場合では、一   部作業内容が異なります。 ===================================================================== 【ファイル紹介】 FIVA101/102本体内に収められたBIOSを更新することで、問題の解決や機能の追 加、拡張といった変更を行うことができます。 -------------------------------------------------------------------------- 【変更の概要】 [1.4.6JK] ●BIOS設定「BIOS FEATURES」の"Boot Sequence"の選択肢に、"A Only"と"CARD Only" を追加しました。 [1.4.4JK] ●FIVA 102用BIOSとして対応し、FIVA 101と共通化をおこないました。 ●下記「音に関する不具合」の発生頻度を減らしました。 (1)「ボリュームが、最小でも、起動時に、Windows起動音が大きくなる」問題 について対応しました。 (2) 下記@〜Cの「ハイバネーション復帰後の音に関する問題」を対応しました。 @音が出なくなる A音量がおかしくなる Bボリューム左右バランスが狂う Cマイクロフォンが動作しない [1.3.1JK] 今回のバージョンは、「モバイルコックピット Ver.1.0.3.3」と必ず組み合わせて ご使用してください。 同時にご使用なされない場合、機能が充分に発揮されません。 ●定期的に発生 していた「音飛び/通信不良」に対応いたしました。 だだし以下の場合に「音飛び/通信不良」が発生します。 @ ACアダプタを取りつけ時及び取り外した時 A バッテリーレポートを起動した時 B CPUの負荷が大きい時 ・他のプログラムが起動した時 ・CPU速度を落とした時 ・起動中のアプリが多数存在する時 ●PC Speakerの音量は、最大の位置で固定でしたが、 2段階(音無しを含め3段階)に変えられるようになりました 音量は、「Volume Control」の「PC Speaker」で調整できますので、 全体のボリュウムとバランスを見ながら調整してください。 PCのボリューム上部の約3分の1:大音量 中央の約3分の1:小音量 下部の約3分の1:音がしません。 ミュート:は動作しませんので、「音がしません。」で代用してください。 ●ゲームポートPCカード挿入でシステムが停止の不具合に対応しました。 「2軸2ボタン」のゲームコントローラで確認しておりますが、 実際のゲームでのご使用に関しましては、個別に確認が必要です。 ●インジケータランプPW−LED(電源表示ランプ)の 低バッテリー残量時の点滅タイミング変更 バッティリの残量が少なくなった時PW−LEDが「赤色の点滅」しますが、 「モバイルコックピット−パワーマネジメント設定」の「ローバッティリ警告 タイミング」に同期し同時に点滅していました。 今回、「ローバッティリ警告タイミング」とは同期せずに、バッティリの残量が 少なくなり自動ハイバネーションになる少し前に点滅します。 [1.2.3J] ●「新電池の特性改善」に対応いたしました。 [1.2.1J] ●「音飛びする」をある程度改善いたしました。 ●IrDAポート( PC97338 )を、PnP対応にしました。 ●電源スイッチに強制OFF機能を追加しました。 電源スイッチを2秒間押し続け、Beep音が鳴った後に電源スイッチを離すと、 従来の電源スイッチと同様に動作します。 さらに押し続けると10秒後にBeep音が5回鳴った後に強制的に電源OFFします。 システム全体をMuteしている場合は、Beep音は鳴りません。 従来通り、HotKey(Alt+F4)等でのハイバネーション等も可能です。 ●キーリピートの速度を改善しました。 ●サスペンド中にアンプの電源をOFFにし、音が出ないようにしました。 ●スタンバイ実行後のLCD輝度を復元する様にしました。 ●動作中にFlash ATAカードを入れると音が出なくなる問題に対応しました。 ●BIOS設定でLid Close Susp Modeを[LCD OFF]に設定した時、バックライトOFFのみ でしたが、表示自体もOFFにしました。 ====================================================================== 【作業手順】 1.プログラムの入手 (ダウンロード等で入手してください) 2.起動用メディアの作成 (フロッピーディスク、またはATAフラッシュカードを 作成します) 3.起動用メディアのブート 4.BIOSアップデートの実行(ACアダプタ、または充電済みのバッテリパックが必要 です) 5.Windows98 上での設定 (IrDAドライバ等を設定します) ※作業手順の5番は、現在のBIOSバージョンが[1.2.1J]以上の方には、必用ありません。 -------------------------------------------------------------------------- 1.プログラムの入手(ダウンロードでの入手) ハードディスクに、ダウンロードしたファイルを格納するためのフォルダを用意し、 以下のファイルを作成したフォルダにダウンロードします。 F12J146B.exe ダウンロード終了後、ダウンロードしたファイルを実行すると、必要なファイルが 生成されます。 REL146JK.BIN AWDFLASH.EXE UP146JK.BAT 正常にファイルを生成できなかった場合、再度ダウンロードから行ってください。 -------------------------------------------------------------------------- 2.起動用メディア(フロッピーディスク/ATAフラッシュカード)の作成 BIOSアップデートの実行に必要な、ブート可能なフロッピーディスク、あるいはATA フラッシュカードを作成します。 (注意) ・起動用メディアを使用せずにアップデートを実行した場合、BIOSアップデートを 実行した場合、実行に失敗するおそれがあります。BIOSアップデート実行時には 必ず起動用メディアからFIVAを起動してください。 ・この作業を行うと、使用するメディアに保存されているファイルは削除されま す。必要に応じてバックアップを行ってから、以下の手順を行ってください。 ●フロッピーディスクの場合 (1) ポートリプリケータ経由のFDDにフロッピーディスクを挿入して下さい。(この フロッピーディスクの内容は全て書き換わりますのでご注意下さい。) (2) マイコンピュータを開き、マウスカーソルを3.5インチFD(A)に合わせて、右ボタ ンをクリックして下さい。 (3) 表示されたメニューからフォーマット(M)を選択して下さい。 (4) 通常のフォーマット(F)と、システムファイルのコピー(Y)にチェックして開始 ボタンを押し、フォーマットを開始して下さい。 (5) フォーマットされたFDの中に、下記3つのファイルをコピーして下さい。 ・BIOSアップデート用バッチファイル : UP146JK.bat ・BIOSアップデートプログラム : AWDFLASH.exe ・BIOS : REL146JK.bin (6)Windows 上で起動しているアプリケーションをすべて終了し、「Windowsの終了」 から「電源を切れる状態にする」を実行して電源を切ってください。 ●ATAフラッシュカードの場合 (注意)一部のATAフラッシュカードでは、FIVAを起動する事ができません。 (1) FIVA本体のカードスロットにATAフラッシュカードを挿入して下さい。(この ATAフラッシュカードの内容は全て書き換わりますのでご注意下さい。) (2) マイコンピュータを開き、マウスカーソルを(D:)に合わせて、右ボタンをクリッ クして下さい。 (ATAフラッシュカードを挿入すると、通常はドライブDに割り当てられます。 ドライブ構成によっては、別のドライブに割り当てられる場合もあります ので、その場合にはATAフラッシュカードのドライブを選択してください。) (3) 表示されたメニューからフォーマット(M)を選択して下さい。 (4) 通常のフォーマット(F)と、システムファイルのコピー(Y)にチェックして開始 ボタンを押し、フォーマットを開始して下さい。 (5) フォーマットされたATAフラッシュカードの中に、下記3つのファイルをコピー して下さい。 ・BIOSアップデート用バッチファイル : UP146JK.bat ・BIOSアップデートプログラム : AWDFLASH.exe ・BIOS本体 : REL146JK.bin (6)Windows 上で起動しているアプリケーションをすべて終了し、「Windowsの終了」 から「電源を切れる状態にする」を実行して電源を切ってください。 -------------------------------------------------------------------------- 3.起動用メディアのブート (注意) ・BIOSアップデート実行時に、ACアダプタ、または充電済みのバッテリパックを ご用意下さい。BIOSアップデート中に電源が切れると、アップデートを正常に 行えず、FIVAを破損するおそれがあります。 ・フロッピーディスクをご使用の場合、BIOSアップデートプログラムが、ワーク 領域として、メディアを使用する為、ライトプロテクトをはずして、ご使用く ださい。 ●フロッピーディスクの場合 ・必要機材 (1) ポートリプリケータ(MPC-160PR) (2) フロッピーディスクドライブ(MPC-140FDD) ・ブートの指定 (1) 起動用フロッピーディスクをFDDにセットして電源をONしてください。 (2) BIOS起動中のCASIOのロゴが表示されている状態で、DELキーを押し、BIOS設定 画面を起動してください。(DELキーはBIOS設定画面が表示されるまで押しつ づけて下さい) (3) カーソル(文字のバックが赤くなっているところ)を▲PgUp ▼PgDn を使って 移動させ「LOAD SETUP DEFAULT」に合わせてEnterを押してください。 (4) 「Load SETUP Defaults (Y/N)? N」が表示されたら、「Y」を押し、続けて Enterを押して下さい。 (4) F10キーを押し「SAVE to CMOS and EXIT (Y/N)? N」が表示されたら、「Y」 を押し、続けてEnterを押して下さい。FIVAが自動的に再起動されます。 (このときFDDがセットされている事を確認して下さい) ●ATAフラッシュカードの場合 ・ブートの指定 (1) 起動用のATAフラッシュカードをFIVAにセットして電源をONしてください。 (2) BIOS起動中のCASIOのロゴが表示されている状態で、DELキーを押し、BIOS設定 画面を起動してください。(DELキーはBIOS設定画面が表示されるまで押しつ づけて下さい) (3) カーソル(文字のバックが赤くなっているところ)を▲PgUp ▼PgDn を使って 移動させ「LOAD SETUP DEFAULT」に合わせてEnterを押してください。 (4) 「Load SETUP Defaults (Y/N)? N」が表示されたら、「Y」を押し、続けて Enterを押して下さい。 (5) 同様にカーソルを「BIOS FEATURES SETUP」に合わせてEnterを押してください。 (6) カーソルを「Boot Sequence」の項目(現在はA,Cになっています)に合わせ、 これを CARD,C,A に変更してください。(Fnキーを押しながら ▲PgUp ▼PgDn で変更できます) 変更後「ESC」を押してください。 (7) F10キーを押し「SAVE to CMOS and EXIT (Y/N)? N」が表示されたら、「Y」 を押し、続けてEnterを押して下さい。FIVAが自動的に再起動されます。 (このときATAカードがセットされている事を確認して下さい) (*) HDDのパーティション構成を出荷状態から変更している場合は、ATAフラッシュ カードからブートできない場合がありますのでご注意下さい。 -------------------------------------------------------------------------- 4.BIOSアップデートの実行 (注意) ・MS-DOSモード上や Windows上のMS-DOSプロンプトでは、絶対に実行させないで ください。 ・BIOSアップデートは、純粋なMS-DOSでアップデートプログラムを実行する必要 があります。 特に、メモリーマネージャや日本語表示などのドライバが存在すると、正常に アップデート出来ません。 従って、必ず、Config.sysとAutoexec.batが存在しない事を確認してから アップデートプログラムを実行してください。 またアップデートに失敗した場合は、サービスセンターにて、内蔵された Flash ROMの交換になり、有償になることがございますのでご了承ください。 ・ BIOSアップデートの手順 (1) DOSプロンプトが表示されたら下記コマンドを入力し、BIOSアップデー ト用バッチファイルを実行してください。 A:\>up146jk.bat ^^^^^^^^^^^ ・上記はフロッピーディスクでFIVAを起動した場合です。ATAフラッシュカード を使用した場合、DOSプロンプトには C:\> が表示されます。 バッチファイルを実行すると、メッセージが表示され、BIOSアップデートが開始さ れます。アップデートにはおよそ1分ほどかかりますので、 アップデート中は絶対にパソコンに触れたり、電源を切らないでください。 ^^^^^^^^^^^^^^^^^^^^^^^^^^^^^^^^^^^^^^^^^^^^^^^^^^^^^^^^^^^^^^^^^^^ (2) アップデートが完了すると「Reset System or power off to accomplish update process !」と表示されます。 --------------------------------------------------------------------- FLASH MEMORY WRITER V6.21 (C)Award Software 1998 All Rights Reserved For Gxm-Cx5520-2A433C35C DATE: 02/04/99 Flash Type - FUJITSU MBM29LV004T / 3V File Name to Program : rel146jk.bin Checksum : 33CEH Reset System or power off to Accomplish update process ! F10: Exit --------------------------------------------------------------------- 表示されたら、FIVA背面のリセットスイッチ(ポートリプリケータを装着している 場合は、リプリケータ左側面のリセットスイッチ)を細い棒で押し、FIVAの電源を 強制的にOFFします。 (F10を押してもアップデートプログラムは終了しますが、必ずリセットスイッチ で電源OFFしてください。) (3) FDDまたはATAカードを抜いた後、電源スイッチを押してFIVAを起動します。 (4) 起動中のCASIOのロゴが表示されている状態で、DELキーを押し、BIOS設定画面を 起動します。(DELキーはBIOS設定画面が表示されるまで押しつづけて下さい) (5) カーソル(文字のバックが赤くなっているところ)を▲PgUp ▼PgDn を使って 移動させ「LOAD SETUP DEFAULT」に合わせてEnterを押してください。 (6) 「Load SETUP Defaults (Y/N)? N」が表示されたら、「Y」を押し、続けて Enterを押して下さい。 (7) F10キーを押し「SAVE to CMOS and EXIT (Y/N)? N」が表示されたら、「Y」 を押し、続けてEnterを押して下さい。FIVAが自動的に再起動されます。 (8) 再びCASIOのロゴが表示されている状態で、TABキーを押し、BIOSのバージョンを 確認して下さい。 (9) そのまま通常どおりにWindowsを起動して下さい。 *BIOSバージョン[1.2.1J]以上でのアップデートの方 ここですぐに「Windowsの終了」を行なって下さい。これでアップデート作業 は終了です。次回の起動時から新BIOSは正常に動作します。 *BIOSバージョン[1.1.7J]からのアップデートの方 手順5に進んでください。 -------------------------------------------------------------------------- 5.Windows98 上での設定 ※この手順は、BIOSバージョンが[1.2.1J]以上の方には必用ありません。 【 IrDAドライバの設定 】 (注意) IrDAのドライバは、BIOS設定により、PnPで自動的にインストールされるように なりますが、BIOS更新直後のみ、既にインストールされている非PnP対応のIrDA ドライバと競合し正常に動作しません。 この場合、コントロールパネルのシステムのデバイスマネージャで、ネットワーク アダプタ、ポート(COM/LPT)および、赤外線のプロパティを開き、下記ドライバを すべて削除した後、再起動して改めてPnPでドライバを認識させる必要があります。 ・「ネットワークアダプタ」から「赤外線PnPシリアルポート(*PNP0510)」を 削除します。 ・「ネットワークアダプタ」から「NSC-PC87338 FastInfraredPort」を削除 します。 ・「ポート(COM/LPT)」から「仮想赤外線COMポート」を削除します。 ・「ポート(COM/LPT)」から「仮想赤外線LPTポート」を削除します。 ・「赤外線」から「赤外線通信デバイス」を削除します。 ・FIVAを再起動し、改めてPnPでドライバを認識させます。 ドライバ名は、「赤外線PnPシリアルポート(*PNP0510)」になります。 備考:PnP-IDは、「PNP0510 Slow-IrDA(IrDA1.0)」です。 ====================================================================== 【 ご注意 】 以上の設定後、Fast IrDAを初めて使用する場合には、Fast IrDA を使用する設定 にした後に、以下の設定が必要になります。 ドライバ名は、「IrDA V3.0 Fast Infrared Port」になります。 備考:PnP-IDは、「NSC6001 Fast-IrDA(Irda1.1)」です。 設定方法 コントロールパネル→ネットワーク→ネットワーク設定 →IrDA v3.0 Fast Infrared Port のプロパティ→詳細設定 でInfrared Transceiverに「HP HSDL-2300」を指定してください。 *Slow IrDAは、ドライバがPnPで自動的にインストールされれば、特にその他の 設定を行う必要はありません。 上記設定後、IrDA の Fast、Slow の切り替えは、[MOBILE COCKPIT]で行う事 ができます。 ====================================================================== 【 終わりに 】 ・バージョンが 「FIVA 101/102 BIOS Version1.4.6」であれば、アップデートは 正常に完了しました。 ====================================================================== 【お問い合わせについて】 正しくアップデートできない場合や、アップデートの方法がよくわからない場合には、 カシオペアファイバ サポートセンターにお問い合わせください。 TEL 03-5334-4956 (受付時間 : 9:00〜12:00 13:00〜17:00) (土・日・祝日・年末年始・夏季休暇等は除く) ====================================================================== (c)Copyright, 2000 Casio Computer Co.,Ltd. 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