アイテムのプロパティ
アイテムの基本設定ファイル
実行タイミング
カレントアイテムの実行属性を切り替えます。[常時]
は「標準」「完全」のいずれのモードで実行されてもバックアップ対象となり,[完全のみ]
は「完全」モードで実行されたときだけバックアップ対象となります。[リアルタイム]
はリアルタイムアイテムになり,変更が有れば直ちにバックアップされるようになります。また,完全モード時にはバックアップ対象になります。[しない]
は,いずれのモードにおいても,実行されないようになります。
対象アドレス
対象のファイル・フォルダ・レジストリのアドレスを指定します。ファイル・フォルダの際には,右の
[...] ボタンからアドレスを変更することが出来るようになってはいますが,変更については二重登録防止が動作しませんので,出来れば利用しないようにして下さい。レジストリアイテムの場合は,レジストリエディタが起動します。
ディスティネーションサブフォルダ
プロジェクトのプロパティで設定されたディスティネーションの下の,どこへバックアップするかを指定します。通常自動で設定されますが,変更するときは任意のパスを書いて下さい。書式は,Sub1\Sub2\...\Subn
という形にして下さい。最初と最後に \ はいりません。
また,ファイルフォルダの圧縮・レジストリ機能を使用しているときは,ここへファイル名を付け足してバックアップ後のファイル名を指定できます。たとえば,Sub1\Culiet.zip
と書くと ZIP 形式になります。Sub1 とかかれているだけだと,Sub1\Culiet.lzh
と同じ意味になります。拡張子は必ず指定して下さい。また,その拡張子にあう
DLL を別途入手して下さい。レジストリの際も同じで,Sub1\HKLM_Software.reg
の様な形で記す必要があります。レジストリの場合は,省略すると
Sub1 というファイル名のファイルが作られてしまいます。
圧縮して保存する
アイテムを圧縮して保存します。遅いマシンだとクリティカルなほど遅くなりますが,バックアップにあまり場所をとらないようになります。履歴だけを圧縮するには,プロジェクトのプロパティで
[履歴を全て圧縮] にチェックしておくと,ここの設定には影響されずに圧縮することが出来ます。なお,圧縮については
圧縮を行うためには?を参照して下さい。
フォルダアイテムの設定
サブフォルダを検索する
チェックされたアイテムは,アドレスに示されたフォルダの下にあるフォルダを検索します。ただし,サブフォルダが多いときは,検索に非常に時間がかかるようになります。検索については,テーブル機能を併用することで,早くすることが出来ます。
同期
ソース側で消されたファイルが,ディスティネーション側で消されるかどうかを指定します。ON
にすると(同期モード)消され,OFF にすると(保持モード)残されます。
テーブルを使用
テーブルを使用するかどうかを指定します。テーブルとは,特定のフォルダを検索する際に,既に検索済みのリストを使って代用する機能のことで,深い階層のフォルダなどでは処理が格段に向上することがあります。サブフォルダが少ない場合は,ほぼ速度に変化が無くなります。また,テーブルを利用すると,次回の完全モード実行まで内容が更新されませんので,その間に追加されたファイルには対応できません。
検索マスク
検索マスクを指定します。通常 *.* で全てのファイルを示しています。ここの設定は
DOS のワイルドカードと同じ設定が出来,* で複数文字の代用,?
で一文字の代用が出来ます。複数指定時は,スペースで区切ります。たとえば,*.doc
で Word ドキュメント全て,?in.ini で Win.ini
や Kin.ini などを検索対象と出来ます。複数指定時は,*.doc
*.xls とすると,Word/Excel ドキュメントが対象になります。
除外マスク
除外マスクを指定します。除外マスクを指定すると,検索マスクに該当したファイルリストから,このマスクに該当するファイルを除くことができます。設定法は検索マスクのヘルプを参照して下さい。