サインアップ セッションの終了

ISS の 最後の HTML ページで、ユーザーがボタン コントロールをクリックしてサインアップ契約に同意または拒否することを示すと、サインアップ セッションが終了します。

ユーザーがサインアップ契約に同意すると、ISS はユーザーおよび ISP に関する情報が入ったインターネット サインアップ (.ins) ファイルを作成し、HTTP クライアントにその .ins ファイルを通知します。このファイルの MIME (Multipurpose Internet Mail Extensions) は、"application/x-Internet-signup" という種類になっています。この MIME の種類は、HTTP クライアントの設定プログラムに関連付けられます。つまり、HTTP クライアントは、.ins ファイルの中のデータを受信すると、設定プログラムにそのデータ ストリームを送信します。残りのサインアップ処理は、設定プログラムが引き続き実行します。この時点で、ISS から HTTP クライアントに処理の主体が移行されたことになります。

ユーザーがサインアップ契約を拒否するか中止すると、ISS は HTTP クライアントに "Abort" の .ins ファイルを通知します。このファイルには、"Status=Abort" というキーだけが入っています。ユーザーが契約に同意した場合と同様に、ISS の処理はこの時点で完了します。

どちらの場合でも、ISP のデータベースには、最終結果を通知しなければなりません。最後の CGI 要求の処理時 (Accept または Cancel の .ins ファイルが作成される) は、サインアップ トランザクションを終了させるのに必要なデータベース処理をすべて実行しなければなりません。サインアップ用のサンプルの CGI コードでは、トランザクションの状態が "Accepted" または "Canceled." に設定されます。これが管理者キットで提供されるコードの便利な点で、それぞれのデータベース環境に応じ、変更して利用できます。