□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□ 〜 HTMLタグ入力支援 〜 1998/12/04 ToClip Hyper Ver.1.05 寺尾 進 NIFTY: CXK01611 t-susumu@mvh.biglobe.ne.jp http://www2s.biglobe.ne.jp/~t-susumu/toclip/ □□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□ ■ToClip Hyper とは HTMLタグをテキストエディタへ貼り付けするソフトです。[SHIFT]+タグ選択で選 択テキストを挟み込む事も出来ます。メインウィンドウは「タイトルバー」「メニ ューバー」「ツールバー」のみで Delphi や Visual Basic のメインウィンドウの ような感じになっています。また、タスクバーやオフィスバーのようなアプリケー ションバー形式で起動すれば他のウィンドウが重ならないので作業しやすいです。 テキストエディタでHTML文書を作成している方は是非お試し下さい! ■なぜこんな物を作ったか? ・HTML文書の作成は使い慣れたテキストエディタを使いたい。 ・テーブル作成ツールなどは無くても良い、忘れたタグやオプションを即調べるこ とが出来てそれらを個々に入力出来れば十分。 ・オンラインソフトをあちこち探したがこの手のものが見つからなかった。 # 誰もこんな物必要としていないのかも・・・ (^^ゞ ■動作環境 Microsoft Windows 95+IE4.0/98 の動作する環境 (NT4.0は未確認) ※IE4.0(ブラウザのみで可)がインストールされていないとツールバーのボタン が正常に働きません。 ※Windows98で256色環境の場合、タスクトレイのアイコンが変になります。 HighColor以上であれば正常に表示されるようです。機能的には得に問題はあ りません。 ■インストール 解凍したファイルを適当なフォルダへコピーしてTcHyper.exeを実行して下さい。 ※ショートカットから実行する場合は「作業フォルダ」を必ず指定して下さい。 これを指定しないとツールボタンの下矢印ボタンが表示されない時があるよ うです。 ■アンインストール このプログラムは、レジストリへは何の情報も書き込んでいません。ファイルを すべて削除して下さい。 ■使い方 ・タグ貼り付け....メニューやツールバーのタグを選択すると一番上に表示されて いるウィンドウへタグを貼り付けます。上手く貼り付け出来な い場合は下記のオプション設定の[無視するウィンドウ]タブを 参照して下さい。 ・挟み込み........テキストエディタで挟み込みしたい文字を選択し、[SHIFT]を押 しながらメニューやツールバーのタグを選択して下さい。[ファ イル]-[挟み込み]でも可能でが[SHIFT]を使った方が作業がスム ーズです。 ※貼り付け出来ない場合はオプションの[無視するウィンドウ]を設定して下さい。 ※このソフトはクリップボードへを利用していますので他のクリップボード履歴ソ フトなどが常駐していると挟み込みが出来ない場合が有ります。 ■オプション設定 [全般]タブ ・オートアクティブする マウスカーソルをデスクトップに最上部にもって行った時にメインウィンドウ をアクティブにします。最大化されいてアプリケーションバーではない時のみ 有効です。 ・オートアクティブしない領域 デスクトップの左右端からオートアクティブを無効にする領域を指定します。 ウィンドウが最大化されている時にコントロールメニュー、閉じるボタンなど の操作がしづらくなるのを防ぐ為のオプションです。 ・タスクトレイに常駐する タスクトレイにアイコンを表示します。この状態の時はメインウィンドウを閉 じても ToClip Hyper は終了しません。終了するにはトレイアイコンを右クリ ックして[ToClip Hyper の終了]を選択して下さい。 ・起動時にメインウィンドウを表示しない。 タスクトレイに常駐するが有効な時、起動時にメインウィンドウを表示しませ ん。 ・ESCでメインウィンドウを閉じる。 タスクトレイに常駐するが有効な時、ESCでメインウィンドウを閉じます。 ・アプリケーションバー形式で起動する タスクバーやオフィスバーのような他のウィンドウが重ならない状態で起動し ます。現在のバージョンでは上部固定です。(変更内容は次回起動に有効) ・メニューバーを非表示にする メニューバーを非表示にします。アプリケーションバー形式の時のみ有効です。 (変更内容は次回起動に有効) [動作]タブ ・小文字で貼り付けする タグを小文字に変換して貼り付けます。 ・貼り付け後挟み込みモードをOFFにする 挟み込みモードでタグを貼り付けた後ノーマルモードに戻します。 ・挟み込みの選択範囲 例えば、秀丸エディタは文字列のコピーを実行するとその選択範囲が解除され てしまいます。そこにコピーした文字+タグを加えて貼り付けすると "選択さてれいた文字" + "コピーした文字+タグ" となってしまい挟み込みが正確に出来ません。この場合、"切り取り"に設定す れば挟み込みが可能になります。ただし、元に戻すにはアンドゥを2回実行す ることになります。(アンドゥが1回しかできないエディタでは元に戻せなく なります) 文字列をコピーした後にその選択範囲が解除されないエディタを使用している 場合は"コピー"に設定して下さい。そうすれば1回のアンドゥで元に戻すこと が出来ます。私の愛用エディタは秀丸なのでデフォルトは"切り取り"になって います。 ・挟み込みタイムラグ(デフォルト1ミリ秒) 選択範囲を"切り取り"又は"コピー"した後、貼り付けするまでの時間を指定し ます。通常はデフォルトのままで大丈夫だと思います。クリップボード履歴ツ ールが常駐していない環境で挟み込みが失敗する場合のみこの値を増やしてト ライしてみて下さい。 [無視するウィンドウ]タブ ボタン式ランチャーなどの最前面表示のウィンドウが起動していると貼り付け が出来ない場合があります(そのウィンドウに貼り付けられてしまう)。そんな 時はそのウィンドウを無視するように設定すれば良いのです。 〜設定方法〜 ・貼り付けしたいアプリを起動する。 ・ToClip Hyper のオプション画面を開く。 ・[無視するウィンドウ]タブを選択する。 ・"表示されているウィンドウ"に現在表示されているウィンドウのリス トが表示されています。 +------------------------------------------+ | ************** **************** | <-- 貼り付け対象 | 貼り付けしたいアプリ ウィンドウクラス | | ・ ・ | | ・ ・ | | ・ ・ | +------------------------------------------+ ・リストの現在貼り付け対象になっているウィンドウをクリックして選 択する。 ・[↓]ボタンを押す。 ・適当な名前を付けて[追加]ボタンを押す。 (名前は何でも構いません) ・[OK]を押す。 以上で貼り付けが出来るようになります。 [ホットキー1]タブ ・タグポップアップメニューを表示 タグポップアップメニューを表示させるホットキーを設定します。 ・ウィンドウを表示 メイン、カラーRGB、ファイル名入力、URL入力の各ウィンドウを表示させる ホットキーを設定します。 [ホットキー2]タブ ・アクティブなブラウザのウィンドウサイズを変更 これはユーザーが640×480などの環境の場合に作成中のページがどのように表 示されるかを確認するのに使います。デスクトップの領域が「640×480」 「800×600」「1024×768」でブラウザのウィンドウを最大化したサイズにな ります(タスクバーが上又は下に表示されている状態のサイズ)。ウィンドウが 最大化されている場合は無視します。(IE4.0、NC4.06で動作確認) [ユーザー登録タグ]タブ 任意のタグを登録することが出来ます。メールアドレスやURLを登録して も構いません。 ・タグに使える特殊文字 (タグ編集ウィンドウの[タグ]を右クリックでポップアップメニューから簡 単に入力できます) %CR%...........改行記号へ変換されます。 %TAB%..........TAB記号へ変換されます。 %SELSTR%.......挟み込みモードの時、選択テキストへ変換されます。 ■ツールについて ・カラーRGB...........選択された色の16進数のRGB値をペーストします。 ・ファイル名入力......選択されたファイルのファイル名をペーストします。 ・URL入力.............選択されたインターネットショートカットのURLをペースト します。 ・テキスト差込入力....選択されたファイルを読み込んでペーストします。テキスト 形式ファイルのみ対応してます。100バイトの制限あり。 ※「ファイル名入力」「URL入力」「テキスト差込入力」は最後に実行したフォルダ をそれぞれ別に記憶してますので、次回実行時にはそのフォルダが対象になりま す。 ■Html.datについて このファイルは ToClip Hyper のメニューやツールバーから貼り付けされるタグの データファイルです。INIファイルと全く同じ構成なのでそれを編集する要領でカ スタマイズして下さい。但しキーのスペルは絶対に編集しないで下さい。 特殊文字はユーザー登録タグと同じです。 ■注意点 ・ToClip(クリップボード履歴ツール)を常駐している場合は ToClip のオプション の[履歴]タブの"タイムラグ"を100ミリ秒位に設定して下さい。そうしないと挟み 込みが正常に機能しない場合があります。(このオプションは ToClip Ver1.69で 追加されました。それ以前のバージョンをお使いの方は最新版をダウンロードし て下さい。) ・Windowsのメニューフォントが9ポイント以外の場合にメインウィンドウの表示が おかしくなる(9ポイント以上の場合はツールバーが隠れる)。 ・タスクバーやその他のアプリバー形式のウィンドウがデスクトップの上部にある 時に ToClip Hyper を起動すると、他のウィンドウが ToClip Hyper の下に隠れ てしまう。 ■謝辞 このプログラムを作るに当たって、以下のライブラリ及びコンポーネントを使用さ せて頂いております。このような有用なツールを公開されていることに非常に感謝 いたします。皆様にはこの場を借りてお礼を申し上げます。 マウスフック用ライブラリ(Tchmhook.dll)...........中島智秋さん ホットキー通知(THotKeyMSG).......................ぽなかやさん アイコン付メニューにするコンポ(CoolMenu98).......なかのんさん タスクトレイにアイコンを表示させる(TaskTray).....謎の全知師さん 整数入力専用のEdit(TUDNumeralEdit)...............大角岳さん フォームアニメーションコンポ(TAnimateWindow).....永坂 智さん ■著作権その他 このプログラムはフリーなのでどうぞ自由に御使用ください。なお、著作権は作者 である私が保有しています。転載時には事前にメールを頂ければありがたいです。  また、本ソフトを運用した結果については、作者は一切責任を負えないのでご了承 ください。 ■サポートなど ご質問ご要望バグ情報等ありましたら私宛にメールでお問合せ頂くか、又は http://www2s.biglobe.ne.jp/~t-susumu/toclip/msgbrd.html へ書込んで下さい。 ■更新内容 Ver.1.00 (1998/11/18) ・Ver.0.62βの細かい修正をして正式版としました。 Ver.1.01 (1998/11/18) ・アプリケーションバー形式で表示されている時にオプションウィンドウを開く 時のエラーを修正。 Ver.1.02 (1998/11/27) ・常駐時にESCキーでメインウィンドウを閉じるオプション追加。 Ver.1.03 (1998/12/01) ・今までのポップアップメニューは深い階層と項目数が多く使いづらい為、それ とは別に使用頻度の高いタグのみのポップアップメニューを追加。 ・WWWCの更新チェック用のMETAタグを追加。(ツールバーのWWWCアイコンの使用に ついてはWWWC作者中島氏に許可を頂いてます) ・BODYタグのオプションに左右、上下のマージンを追加。 ・挟み込みの信頼性を更にアップした。非現実的ですが、15MB程のテキストの挟 み込みテストで問題なく実行出来ました。また、クリップボード履歴ソフト常 駐時も以前より安定しています。 ・ポップアップメニューを表示する時にカーソルが存在しない場合、マウスカー ソル位置にポップアップメニューを表示するようにした。 ・自動最読込(META)タグのスペル違いを訂正。 ・文字が選択されていない時に挟み込みを実行し失敗した後の動作がおかしかっ たのを修正。 ・ツールバーの、TH、TDタグのオプションの順序を訂正。 □Html.datをカスタマイズしている方へ□ ・Html.datを編集している場合は注意して下さい。今回、追加と訂正をしていま す。Html.datの行末部を参考に編集し直して下さい。 Ver.1.04 (1998/12/02) ・ToClip Hyper のポップアップメニューを表示する直前に表示されていた、他 のアプリのポップアップメニューが画面に残ってしまう事があるのを修正。 Ver.1.05 (1998/12/04) ・ツールに「ファイル名入力」追加。ファイル選択用のダイアログボックスから ファイル名を貼り付ける事が出来ます。 ・ツールに「URL入力」追加。ファイル選択用のダイアログボックスから *.URL ファイル(インターネットショートカット)を選択してURLを貼り付ける事が出 来ます。 ・ツールに「テキスト差込入力」追加。ファイルを読み込んで貼り付けします。 ・上記のツールを実行するホットキー追加。 ・メインウィンドウがアイコン化されている時にタグポップアップメニューを 表示するとメインウィンドウが元に戻ってしまう不具合修正。 ・その他細かい修正。 □□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□