------------------------ Sレジスタ一覧(モデム) ------------------------ 設定範囲欄の( )内の数値は出荷時設定値です。 また、[M]のついているレジスタは設定値を不揮発メモリに保存(AT&W)できます。 レジスタ番号: S0 機能: 呼び出し音(RING)の何回目で自動着信するかの設定 設定範囲: 0〜255(0)[M] レジスタ番号: S1 機能: 呼び出し回数のカウント モデムに呼び出しが着信した場合、呼び出しの受信回数が カウントされます。 呼び出し信号がなくなってから8秒経過するとS1は0にクリ アされます。 設定範囲: 設定不可 レジスタ番号: S2 機能: エスケープコードに使う文字(キャラクタコード)の設定 設定範囲: 0〜127(43)[M] (出荷時設定43とは、"+"のキャラクタコード) レジスタ番号: S3 機能: キャリッジリターン(CR)コードの設定 設定範囲: 0〜127(13)[M] (出荷時設定13とは、16進数の"0D"h) レジスタ番号: S4 機能: ラインフィード(LF)コードの設定 設定範囲: 0〜127(10)[M] (出荷時設定10とは、16進数の"0A"h) レジスタ番号: S5 機能: バックスペース(BS)コードの設定 設定範囲: 0〜32,127(8)[M] レジスタ番号: S6 機能: ダイヤル開始までの待ち時間の設定(単位:秒) ATXコマンドのダイヤルトーンを検出しない場合 (ATX0,ATX1,ATX3)に有効。ATX2,ATX4の場合は無効。 設定範囲: 4〜10(4)[M] レジスタ番号: S7 機能: ダイヤル後の接続までの待ち時間設定(単位:秒) 設定時間内で接続されないと「NO CARRIER」 設定範囲: 30〜59(50)[M] レジスタ番号: S8 機能: ダイヤルポーズ時間(ポーズコマンド「,」)の設定 (単位:秒) 設定範囲: 2〜255(2)[M] レジスタ番号: S9 機能: 相手モデムからのキャリア認識時間の設定。接続時、 設定時間以上連続してキャリア検出で回線接続 (単位:100ms) 設定範囲: 1〜255(6)[M] レジスタ番号: S10 機能: 設定時間以上連続してキャリア検出がない場合 回線切断(単位:100ms) 設定範囲: 1〜255(14)[M] (255の場合は、キャリア断を無視) レジスタ番号: S12 機能: ガードタイムの設定(単位:20ms) ガードタイムとはエスケープコマンド入力前後に、 他のキーを押してはいけない時間のことです。 ("+"と"+"の間は、この時間より短くなければ なりません。) 設定範囲: 0〜255(50)[M] レジスタ番号: S18 機能: ループバックテスト(AT&Tコマンド)時間の設定 (単位:秒) 設定範囲: 0〜255(0) (0の場合は、中断されるまでテストは連続) レジスタ番号: S25 機能: DTR信号の変化を検出するまでの遅延時間設定 (単位:10ms) 設定範囲: 0〜255(5)[M] レジスタ番号: S30 機能: データ送受信がない場合の回線切断タイマ (単位:10秒) 設定範囲: 0〜255(0)[M] (0の場合は、回線切断なし) レジスタ番号: S38 機能: 回線切断コマンド(ATH0等)での切断時間設定 (単位:秒) 設定範囲: 0〜255(20)[M] レジスタ番号: S75 機能: リザルトコードの設定 bit0 リザルトコード形式設定 =0 S95レジスタの指定に従う =1 1行ですべてのリザルトを返す(*) bit1 リダイヤル規制のリザルトコード の形式設定 =0 「DELAYED」で返す =1 「NO CARRIER」で返す(*) 設定範囲: 0〜3(3)[M] 例1)bit0=0,bit1=0の場合、S75=0 例2)bit0=1,bit1=0の場合、S75=1 例3)bit0=0,bit1=1の場合、S75=2 例4)bit0=1,bit1=1の場合、S75=3 レジスタ番号: S95 機能: リザルトコードの返し方 (S75レジスタのbit0が0の場合のみ有効) bit0 CONNECTのスピードを端末速度で返す bit1 /ARQのエラー訂正をCONNECTに付加 bit2 接続中に「CARRIER xxxx」のリザルトを返す bit3 接続中に「PROTOCOL xxxx」のリザルトを返す bit5 接続中に「COMPRESSION xxxx」のリザルトを返す