『 その4-7 』
■ プログラムを改造する 表示するだけではつまらないので、動くようにしてみよう。 まずStopボタンは必要ないので削除する。フォームのStopボタンを左クリックすると、選択された状態になるので、そのままDeleteキーを押す。するとこのボタンはフォーム上から姿を消す。 ところが、タイマーイベントの実験プログラムで、Clickイベントの部分にコードを書き込んである。このコードはボタン(一般的にはコントロールと呼ぶ)がなくなったため行き場所を失い、Generalに移動する。 コントロールリストでGeneralを呼び出し、 続いてイベントリストでCom_Stop_Clickを呼び出すと そのコードが表示されるので、全て消してしまおう。マウスドラッグで全てを選択し、Deleteキーを押せば良い。 次に、フォームの左下にコマンドボタンを配置する。 Captionを左向きの矢印にして、コントロール名はCom_Rotate_Lにする。 続けて同様に上下右用のボタンを追加する。名前はそれぞれ
Com_Rotate_D Com_Rotate_R はて、右回転、左回転というのはわかるが、上回転、下回転とはどういった回転なのだろう。まあ良いか。細かいことは気にしないのが良いプログラマーになる秘訣である(これは絶対に本当)。 ボタンが配置できたら、コードを書き込む。まず「←」ボタンをダブルクリックして Com_Rotate_L_Clickを呼び出し、以下のコードを書き込む。
Call Dx_Draw
Call Rotate_R(0, 0, 10, 0) Call Dx_Draw Com_Rotate_D_Click Call Rotate_R(0, 0, 10, 0) Call Dx_Draw Com_Rotate_R_Click Call Rotate_R(0, 0, 10, 0) Call Dx_Draw ■ 実行する では実行してみよう。起動したらまずStartボタンを左クリックし、ボールを表示させる。そして、今追加した4個のボタンを適当に左クリックしてみよう。玉が回転した。やった~ついに3次元である。あなたはついに3次元っぽいプログラムを作ることができたのである。■ プログラム解説 ここで登場した関数は、Rotate_R。これは物体を相対角度で回転させるものである。最初の引数は、世界(シーン)に読み込まれているオブジェクトのID番号で、1個だけ読み込まれているから、0番目ということで0。 次が回転の相対角度で、XYZの順番である。通常プログラムで角度を扱う場合「ラジアン」と呼ばれる方式が多いが、AtelieDx3.DLL内では理解しやすいようにすべて角度で表す。なんという心遣いであろう。 |
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その4-7
『 サルのゲーム製作講座 』
目次 |
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