Readme.txt ウイルスバスターNT for Workstation version 2.1 試用版 1997年11月25日 ============================================================================ ウイルスバスターNT for Workstationをご使用になる前に必ず目を通しておいて 下さい。 この文書には、ウイルスバスターNT for Workstationを使用する上での、[既に確認 されている問題点]や[使用上の注意]、それらの[対応方法]などが記述されています。 ============================================================================ ============================================================================ ウイルスバスター・シリーズ、その他トレンドマイクロ株式会社ウイルス対策 製品についての最新情報は「トレンドマイクロ ホームページ」をご覧ください。 URL : http://www.trendmicro.co.jp ============================================================================ * この文書の中では、ウイルスバスターNT for Workstationを ウイルスバスターNT と略記いたします。 目次 ====== 1. このプログラムについて 1.1. 試用期限について 1.2. インストール時の注意 1.3. 免責について 1.4. サポートおよびサービスの免除について 2. 既に確認されている問題点について 2.1. ウイルスバスターNT を強制終了した場合の問題点について 2.2. システム起動時のリアルタイムI/O検索サービスのエラーについて 2.3. Word.Genericウイルスの誤警告の可能性について 2.4. 「ウイルス情報」画面の表示時の問題点について 2.5. BBSボタンを押下した場合に発生する問題点について 2.6. システムフォントサイズによる表示の問題 3. 使用上の注意点について 3.1. 既に「 ウイルスバスターNT 」が導入されている環境へのインストール 3.2. 「 UNINST.EXE 」がなくなってしまった場合の対策について 3.3. 「システム領域の検索」で検索される対象について 3.4. システム領域の検索と権利について 3.5. 圧縮ファイルの検索について 3.6. ネットワーク上の共有ドライブ/フォルダの検索時の注意点について 3.7. ウイルスバスターNT 上でネットワーク接続を行う時の注意点について 3.8. ウイルス感染ファイルのリネーム時の報告での注意点について 3.9. ウイルス感染ファイルの移動先の指定での注意点について 3.10. 一台のシステムを複数のユーザが使用する場合の注意点について 3.11. 非常に長いファイルに対する制限について 3.12. Windows NT 3.51環境にインストールする場合の注意点について 3.13. インターネットからのウイルスパターン更新での制限について 3.14. ファイル名が長い場合の表示の問題点について 4. ウイルスバスターNT の動作環境 5. ウイルス検索エンジンについて 5.1. ウイルス検索エンジンのモジュールについて 5.2. 対応パターンファイル 5.3. Microsoft Office 97対応について 5.4. パスワードにより制限されたドキュメントについて 5.5. Microsoft Office 95/97バインダーについて 5.6. 「 Excel_Laroux 」ウイルスについて 5.7. 新種マクロウイルスについて 6. ウイルスについて 6.1. ウイルスが発見された場合の注意点について 6.2. 製品によるウイルス発見の違いについて 6.3. 新種マクロウイルスについて ============================================================================ 1. このプログラムについて ========================== このプログラムは、ウイルスバスターNT Version 2.1 試用版です。 * 本プログラムで使用しているウイルスパターンファイル(LPT$VPN.324)は、 1997年8月までに発見された既知のウイルスの情報に基づいて作成されています。 1.1. 試用期限について ---------------------- 試用期限は、インストール後、1ヶ月間となります。 1ヶ月間を経過したあとは、ご試用いただけません。 * 試用期限後はアンインストールをしてください。 * 一度、試用期限がきれた後では、システムの日付を変更しても、正常に動作し ない可能性があります。ご注意下さい。 1.2. インストール時の注意 -------------------------- ウイルスバスターNTおよび、そのLite版、β版、試用版が、既に導入されている 場合には、既に導入されているプログラムをアンインストールしてから、インス トールを行って下さい。 * 必ず、アンインストール後にシステムの再起動を行って下さい。 * アンインストール時にWindowsディレクトリ内のPCCNT.INIが削除されません。 手動で削除してください。 1.3. 免責について ------------------ 本ソフトウェアおよびその付属物を運用した結果の影響については、いっさいの 責任を負いかねますのでご了承ください。 1.4. サポートおよびサービスの免除について ------------------------------------------ トレンドマイクロ株式会社による電話、ファックス、書面、電子メールなどでの サポート、および、ウイルスパターンファイルの更新および情報の提供などの サービスは一切行なっておりません。 あらかじめご了承ください。 2. 既に確認されている問題点について ===================================== 2.1. ウイルスバスターNT を強制終了した場合の問題点について ------------------------------------------------------------ ウイルスバスターNT が、正常に起動しなかった場合に、アプリケーションの 強制終了等を行うと、ウイルスバスターNTの各種の設定が失われてしまう場合があり ます。 このような現象が発生した場合には、ウイルスバスターNT を一度、アンインストー ルしてから、再インストールを行って下さい。 * ウイルスバスターNT をアンインストールした後で、必ず、システムの再起動を 行って下さい。 2.2. システム起動時のリアルタイムI/O検索サービスのエラーについて ------------------------------------------------------------------- システム起動時、まれに、リアルタイムI/O検索サービスがアプリケーションエラー を発生(プログラム名:NTRTSCAN.EXE)し、サービスが開始されない場合がありま す。 このような場合は、リアルタイムI/O検索サービス(PC-cillin NT RealTime Scan) を、コントロールパネルのサービスアプレット(ダイアログ ボックス)から、手動 にて開始していただくよう、お願いいたします。 サービスの開始方法については、Windows NTのヘルプ等を参照して下さい。 リアルタイムI/O検索のサービスが正しく動作していない、開始されていない場合、 リアルタイムI/O検索により、ウイルスを発見することができません。ご注意下さ い。 * ウイルスバスターNT のリアルタイムI/O検索サービスが正しく動作してい ない、または停止している場合に、リアルタイムI/O検索モニタは、以下の メッセージを表示します。 - リアルタイムI/O検索サービスが正しく動作していません - コントロールパネルのサービスアプレットをチェックして下さい 2.3. Word.Genericウイルスの誤警告の可能性について ------------------------------------------------- 発見されたウイルス名が「 Word.Generic 」となっている場合、未知ウイルス発見 機能(Macro Trap)により、誤ってウイルスと警告(これを誤警告と呼んでいます) されている可能性があります。 未知マクロウイルス発見機能(Macro Trap)は、従来のパターンマッチング方式では なく、ウイルスの特徴的な活動を監視しています。そのために、ウイルスの活動と類 似した処理を行うマクロ処理を持つファイルに対して、誤ってウイルス発見の報告を 出してしまうことがあります。 「 Word.Generic 」ウイルスの発見が報告された場合には、実際にウイルスに感染 しているか、誤警告かを確認する必要があります。 弊社テクニカルサポートセンターまでご連絡下さいますようお願いいたします。 * ウイルスバスターNT の「ウイルス ブラウザ」機能により、最新のウイルス情 報や誤警告に関する情報等を参照することができます。弊社テクニカルサポー トセンターにご連絡頂く前に、ご確認下さいますようお願いいたします。 2.4. 「ウイルス情報」画面の表示時の問題点について --------------------------------------------------- 頻繁に「ウイルス情報」画面で、「ウイルスの種類」を変更したり、他のページ (「ウイルス ブラウザ」等)とページの切り替えを行った場合に、ウイルスバス ターNT がアプリケーションエラー(プログラム名:PCCNT.EXE)を起こす可能性が あることが報告されています。 「ウイルス情報」画面を表示したときに、アプリケーションエラーが発生する場合 には、あまり頻繁に、「ウイルスの種類」を変更したり、画面(ページ)の切り替 えを行わないようにして下さい。 2.5. BBSボタンを押下した場合に発生する問題点について ------------------------------------------------------- モデムが接続されていない環境や、「パターン更新オプション」の設定でモデムが 接続されていないCOMポートを指定している場合に、BBSからのパターン更新を行お うとすると、ウイルスバスターNT が応答しなくなることがあります。 モデムが接続されていない場合には、「ウイルスパターンの更新」画面のBBSボタン を押下しないようにして下さい。 また、モデムが接続されているにも関わらず現象が発生する場合には、モデムの接 続や、ウイルスバスターNT の「パターン更新オプション」のモデムの設定をご確認 下さい。 2.6. システムフォントサイズによる表示の問題 --------------------------------------------- Windows NTのシステムフォントのサイズによっては、ウイルスバスターNT の 画面が正しく表示されない場合があります。 小さなサイズのフォントをご使用下さい。 3. 使用上の注意点について ========================= 3.1. 既に「 ウイルスバスターNT 」が導入されている環境へのインストール ---------------------------------------------------------------------- ウイルスバスターNTおよび、そのLite版、β版、試用版が、既に導入されている 場合には、既に導入されているプログラムをアンインストールしてから、インス トールを行って下さい。 * 必ず、アンインストール後にシステムの再起動を行って下さい。 * アンインストール時にWindowsディレクトリ内のPCCNT.INIが削除されません。 手動で削除してください。 3.2. 「 UNINST.EXE 」がなくなってしまった場合の対策について ------------------------------------------------------------- ウイルスバスターNT をアンインストール後にシステムの再起動を行わずに、再イ ンストールを行うと、その後のシステムの再起動のプロセスの中でUNINST.EXEが システムにより削除され、ウイルスバスターNT をアンインストールできなくなる 場合があります。 ・ ウイルスバスターNT をアンインストールした後で、システムの再起動を行って 下さい。 ・ ウイルスバスターNT のディスク4にUNINST.EXEファイルを同梱してあります。 UNINST.EXEファイルが見つからないために、アンインストールが行えなくなって しまった場合には、UNINST.EXEファイルを、Windowsシステムディレクトリにコ ピーして、アンインストールを行って下さい。 3.3. 「システム領域の検索」で検索される対象について ---------------------------------------------------- 検索設定画面の[システム領域の検索]を行った場合に、検査されるシステム領域と は、検査対象となったドライブまたは、検索対象となったフォルダを含むドライブ のシステム領域です。 ただし、ネットワーク上の他のドライブやフォルダを検索した場合に、それらの システム領域は、検査されません。 3.4. システム領域の検索と権利について ---------------------------------------- システム領域の検索時に下記のメッセージを表示する条件は、アクセス権がない 場合以外に、検索を行ったパーテーションにシステム領域がない場合も含みます。 システム領域の検索が行えなかった場合に表示されるメッセージ: - ドライブのシステム領域を検索できませんでした。 - ドライブへのアクセス権が無い可能性があります。 - システムの管理者へ連絡し、確認して下さい。 *ATOK11(ジャストシステム株式会社)を使用している場合、「次回からこの表示 をしない」チェックボックスをチェックしても、再度表示される場合があります。 3.5. 圧縮ファイルの検索について --------------------------------- リアルタイムI/O検索では、2段階の圧縮が行われた圧縮ファイルに対して、ウイル スを発見することができません。 手動検索、予約検索では、2段階の圧縮ファイルまで対応しています。 3.6. ネットワーク上の共有ドライブ/フォルダの検索時の注意点について ----------------------------------------------------------------------- 共有フォルダにログオンする際に、パスワードが必要なフォルダを選択し、検索を 行った場合には、「検索終了、ファイル感染型のウイルスは発見されませんでし た」と表示されますが、実際には、検索はされていません。検索を行う前に、あら かじめログオンを行って下さい。 3.7. ウイルスバスターNT 上でネットワーク接続を行う時の注意点について ----------------------------------------------------------------------- ウイルスバスターNT 上で、ネットワーク上の共有フォルダを選択した際に、 「ネットワーク パスワードの入力」ウインドウが表示された場合、一時的にマ ウスが使用できなくなることがあります。 このような場合は、一度他のウインドウをマウスでクリックして下さい。その後で、 「ネットワーク パスワードの入力」ウインドウを選択すると、マウスが使用できる ようになります。 または、[Tab]キーを使用して、ウインドウ上のテキストボックスや、ボタンを選 択して下さい。 3.8. ウイルス感染ファイルのリネーム時の報告での注意点について -------------------------------------------------------------- ウイルス感染ファイルのリネーム処理で、既にVIRの拡張子を持つ同名のファイルが あったときに、VR1(駆除画面でのリネーム処理)や、V01(リアルタイムI/O検索で のリネーム処理)のようにリネームが行われる場合でも、結果の報告では、 「...VIRにリネームしました」と表示されます。ご注意下さい。 3.9. ウイルス感染ファイルの移動先の指定での注意点について ----------------------------------------------------------- ウイルスの処理で「移動」を行う場合、ウイルス感染ファイルの移動先は、必ず書 き込み可能なディレクトリ(フォルダ)を指定してください。 3.10. 一台のシステムを複数のユーザが使用する場合の注意点について ------------------------------------------------------------------ 複数のユーザが一台のシステムを共有する場合、使用する前に、必ずウイルスバス ターNT の検索設定等の全ての設定を確認するようにして下さい。 ウイルスバスターNT では、設定された内容、変更された内容は、全てのユー ザに対して有効となります。万が一、他のユーザによって、検索設定、リアルタイ ムI/O検索設定等が変更され、検索の条件が変わっていた場合、それに気づかずに 使用していると、ウイルスを見逃してしまうことになるかもしれません。 3.11. 非常に長いファイルに対する制限について --------------------------------------------- 非常に長いファイル名(パスを含む)を持つファイル、または、非常に階層の深い フォルダ内を検索した場合に、ウイルスバスターNT が不安定になることがあ ります。また、リアルタイムI/O検索を使用している場合には、システム自体が不 安定になることがあります。非常に長いファイル名や、階層の深いフォルダを使用 しないようにして下さい。 3.12. Windows NT 3.51環境にインストールする場合の注意点について ----------------------------------------------------------------- ウイルスバスターNT は、共通グループとしてプログラムマネージャに登録されま す。 Windows NT 3.51環境にインストールする際に、プログラムフォルダの選択で共通 グループでない個人用グループも表示されてしまいます。既存のグループのリスト から、個人用のグループを選択すると、同名の共通グループが作成されます。ご注 意下さい。 3.13. インターネットからのウイルスパターン更新での制限について --------------------------------------------------------------- Proxyサーバーを使用して、インターネットと接続されている環境では、インター ネットからのパターンファイルの更新機能を使用することができません。 インターネットからのパターン更新が使用できない環境で、インターネットからの パターン更新機能を使用した場合には、メッセージ:「インターネットファイル オープン失敗!」が表示されます。 3.14. ファイル名が長い場合の表示の問題点について ------------------------------------------------- ウイルス感染ファイルのファイル名または、そのファイルのパスが長い場合に、ウ イルス感染ファイル名の表示部分で、全てが表示できないことがあります。 4. ウイルスバスターNT の動作環境 ===================================== ウイルスバスターNT を使用するには、以下のハードウェアとソフトウェアが 必要です。 ■ハードウェア環境 ・ CPU:i486DX/66MHz以上 (マルチプロセッサには対応していません) ・ メモリ:16MB以上 32 MB以上を推奨 ・ ディスク空き容量:10 MB以上 ・ モニター解像度:SVGA(800*600/256色)以上 ■OS環境 ・ 日本語版 Windows NT Workstation Ver. 3.51または4.0 * FATとNTFSのみに対応。(HPFSには未対応) * 下記 Windows 環境には導入できません。 ・Windows NT 3.5 Workstation ・Windows NT Server ・Windows 95 5. ウイルス検索エンジンについて =============================== ウイルス検索エンジン Ver.3.03 32ビット版を使用しています。 5.1. ウイルス検索エンジンのモジュールについて ---------------------------------------------- ファイル名 サイズ タイムスタンプ MEMBOOT.DLL 23,552 97-07-28 17:03 DECOM32.DLL 72,704 97-07-07 18:46 SMICE32.DLL 95,232 97-08-11 12:25 SCANNT.DLL 180,224 97-08-13 18:56 5.2. 対応パターンファイル ------------------------- このウイルス検索エンジンは、ウイルスパターンファイル317以降に対応 しています。 必ず、ウイルスパターンファイル317以降をご使用ください。 5.3. Microsoft Office 97対応について ------------------------------------ 【Word 97】 Word 97形式のドキュメントファイルに感染しているマクロウイルスを駆除した 場合、そのドキュメントファイルに含まれる全てのマクロが削除されます。 ご注意下さい。 【Excel 97】 Excel 97形式のドキュメントファイルに感染しているマクロウイルスを駆除した 場合、そのドキュメントファイルに含まれる全てのマクロが削除されます。 ご注意下さい。 5.4. パスワードにより制限されたドキュメントについて --------------------------------------------------------- 【Word】 Word 95形式のドキュメントファイルで「読み取りパスワード」が設定されている 場合、検索できません。 Word 97形式のドキュメントファイルで「読み取りパスワード」が設定されている 場合、検索はできますが、マクロウイルスを駆除することはできません。 その他のバージョンで、パスワード設定されているドキュメントファイルについ ては、対応していません。 【Excel】 Excel 95形式のドキュメントファイルで「読み取りパスワード」が設定されている 場合、検索はできますが、ウイルスを駆除することはできません。 Excel 97形式のドキュメントファイルについては、パスワードが設定されている 場合でも検索、駆除は可能です。 その他のバージョンで、パスワード設定されているドキュメントファイルについ ては、対応していません。 5.5. Microsoft Office 95/97バインダーについて ---------------------------------------------- Microsoft Office バインダー・ファイルに対応しました。 バインダー内に複数のウイルス感染ファイルを含んでいる場合でも、ウイルス発見 の報告は、1つのウイルスについてのみしか行われません。また、ウイルス感染 ファイル名の表示は、バインダー・ファイル名になります。バインダー・ファイル の中に含まれるウイルスに感染しているドキュメント名は表示されません。 バインダー内のウイルス感染ファイルについて処置を行った後で、ウイルスが発見 されなくなるまでバインダー・ファイルの検索を繰り返し行うようお勧めします。 * 複数のウイルスに感染しているドキュメントを含んでいる場合があります。 ご注意下さい。 Microsoft Office バインダーに含まれるWordドキュメント、Excelドキュメント に感染しているマクロウイルスの駆除はできない場合があります。 あらかじめ、ご了承下さい。 5.6. 「 Excel_Laroux 」ウイルスについて ----------------------------------------- 「 Excel_Laroux 」ウイルスを駆除した場合、駆除後のExcelのドキュメントファ イルにシート名[000000]の内容のないブランクのシートが残ります。 * このシートを削除しても問題はありません。 * 「Excel_Laroux」ウイルス以外のExcelドキュメントファイルに感染するマクロ ウイルスを駆除した場合も同様に、シート名[000000]の内容のないブランクの シートが残ります。 * 以前のバージョンのウイルス検索エンジンで「Excel_Laroux」ウイル スの駆除を行った場合には、名称のないブランクのシートが残ります。 従来のバージョンのウイルス検索エンジンを使用して駆除を行った 「Excel_Laroux」ウイルス感染ファイルに対して検索を行うと、駆除した ファイルに「Excel_Laroux」ウイルスが発見される場合があります。 これは、ウイルス検索エンジンVer.1.22(ウイルスパターンファイル288 以降)から、「Excel_Laroux」ウイルスの検索、駆除方法の改良を行ったた めです。 また、手動で「Excel_Laroux」ウイルスのマクロが記録されているモジュー ルを削除するなどの方法で駆除を行った「Excel_Laroux」ウイルス感染ファ イルに対して、ウイルス検索エンジンVer.1.22以降(ウイルスパターンファ イル288以降)を使用して検索を行うと、「Excel_Laroux」ウイルスが発見さ れる場合があります。 これは、手動で駆除した場合、ウイルスのマクロが記録されているモジュール の使用はできなくなるもののウイルスのコード自体は残っていることがあるた めです。 以前に「Excel_Laroux」ウイルスの駆除を行っている場合には、再度検索、 駆除を行っていただきますようお願いいたします。 万が一、駆除できない場合や、駆除後のExcelドキュメントに異常が見られた 場合には、必要なシートやモジュールを別のExcelドキュメントにコピーして ご使用下さい。 シートやモジュールを別のファイルにコピーする方法については、Excelのマ ニュアル、ヘルプなどをご参照下さい。 5.7. 新種マクロウイルスについて -------------------------------- 万一、発見できないマクロウイルス感染ファイルや、駆除できないウイルスがあ りましたら弊社テクニカルサポートセンターまでご連絡下さい。 * マクロウイルスは、従来のプログラムなどに感染するウイルスに比べ作成、 改変が容易のため、絶え間なく新種、亜種ウイルスが作られています。 * 必ず最新のウイルスパターンファイルを使用してご確認下さい。 6. ウイルスについて =================== 必ず最新のウイルスパターンファイルを使用してご確認下さい。 6.1. ウイルスが発見された場合の注意点について ---------------------------------------------- ウイルスが発見された場合には、弊社テクニカルサポートセンターまでご連絡く ださい。 特に、「Word.Generic」という名称でWord文書にウイルスが発見された場合には、 未知マクロウイルス発見機能(Macro Trap)により、誤ってウイルスと警告(これ を誤警告と呼んでいます)されている可能性があります。 未知マクロウイルス発見/駆除機能(Macro Trap)は、従来のパターンマッチン グ方式ではなく、マクロウイルスの特徴的な活動を行うウイルスコードを検査する ことで未知のマクロウイルスを発見します。そのために、ウイルスの活動と類似し た処理を行うマクロ処理を持つファイルに対して、誤ってウイルス発見の報告をし てしまうことがあります。 「 Word.Generic 」ウイルスの発見が報告された場合には、実際にウイルスに感染 しているか、誤警告かを確認する必要があります。 弊社テクニカルサポートセンターまでご連絡下さいますようお願いいたします。 * ご連絡をいただいた際には、状況により、ウイルスが発見されたファイルを 弊社までご送付いただくようお願いする事があります。今後のウイルス対策 のため、ご協力をお願いいたします。 6.2. 製品によるウイルス発見の違いについて ----------------------------------------- ある製品でウイルス感染ファイルと報告されるにも関わらず、他のウイルス対策製品 では、ウイルスが発見されないファイルなどがありましたら、弊社テクニカルサポー トセンターまでご連絡下さい。 6.3. 新種マクロウイルスについて -------------------------------- マクロウイルスは、従来のプログラムなどに感染するウイルスに比べ作成、改変 が容易のため、絶え間なく新しいウイルスや、従来のウイルスから改変されたウ イルス(亜種)が作られています。 万一、発見できないマクロウイルス感染ファイルや、駆除できないウイルスがあ りましたら弊社テクニカルサポートセンターまでご連絡下さい。 * ご連絡をいただいた際には、状況により、ウイルスが発見されたファイルを 弊社までご送付いただくようお願いする事があります。今後のウイルス対策 のため、ご協力をお願いいたします。 * マクロウイルスに限らず、常に新しいウイルス、亜種ウイルスの可能性がありま す。そのようなウイルスが発見されましたら弊社テクニカルサポートセンターま でご連絡下さいますようお願いいたします。 ============================================================================ ---------------------------------------------------------------------------- MicrosoftおよびMS-DOS, Windows, Windows NTは米国 Microsoft Corporation及び その他の国における登録商標です。 その他、本書に記載されている会社名、製品名は一般に各社の商標または登録 商標です。 Copyright(c) 1997 TREND MICRO INC. 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