1998/8/25 "W95/CIH-1024" ◆このウイルスは、CIH-10xxの亜種の一つから作成されたものですが、副作用は取り除かれています。この亜種は、これを作成したウイルス作成グループの名前にちなんで、「TNN Remix」とも言われています。 1998/8/11 "Troj/BO" ◆このIDEファイルには、Troj/BO-ServerとTroj/BO-ClientのIDが含まれています。 Troj/BO-Serverは、ユーザーに通知をせずに実行し、TCP/IPネットワークを通じてマシンのリモートアクセス、コントロールを可能にするWindows95/98プログラムです。Troj/BO-Clientは、一台のマシンにBO-Serverを実行しているマシンに接続し、コントロールする事を可能にし、サーバー上でのタスクの実行、ファイルの作成、削除、レジストリの変更、キャッシュされたパスワードの入手、その他の機能を実行する事を可能にします。 1998/8/4 "Win32/HLL-CV-B" ◆Win32/HLL-CV-Bは、Win32/HLL-CVウイルスの亜種です。 1998/8/4 "Win32/HLL-CV" ◆Win32/HLL-CV は、Win32 実行ファイルに感染します。このウイルスは、ハイレベル言語(Delphi)で作成されており、大きさが400KBを超える、ウイルスとしては極めて大きいものです。このウイルスは、インターネットのIRCチャンネルにアクセスしようとするため、このウイルスの副作用にはTCP/IPスタックが必要となります。1998年7月に報告されたもので、恐らくフランスが起源と思われます。 1998/7/21 最新版"CIH10xx" ◆毎月26日に、このウイルスはハードディスクを上書きし、Flash BIOSを破壊しようとします。W95/CIH10xxは、数種のハードウェアを使い物にならなくしてしまう為、現存する中で恐らく最も危険なウイルスでしょう。実際に、このウイルスによる極めて大きな被害が発生していますので、十分ご注意ください。もし、感染してしまった場合は、上記の駆除ユーティリティを使用してください。 1998/7/14 "WM97/ZMK-J " ◆WM97/ZMK-Jは、Office97環境で伝染するWordマクロウイルスですウイルスです文章が感染すると、フランス語で書かれたテキストを含んだ「Virus World Cup98」というタイトルのメッセージボックスが表示されます。副作用はマシンの日付フォーマットによって、秒数を基にしてランダムに、あるいは百分の一秒に実行されます。副作用が実行されると、5割の確立でウイルスは大きな文字の回転する「World Cup98」というテキストを表示し、それ以外の場合、ユーザーにチームを選択するように促します。後者の場合には、ユーザーの選択がウイルスがランダムに選択したものと一致する場合、ステータスバーに「Vive le football!!! Vive la Coupedu Monde 98!!!」というメッセージが表示され、一致しない場合には以下の三つの有害な副作用のうちのひとつが実行されます。次回のマシンを起動する際にC:ドライブをフォーマットさせるようにAUTOEXEC.BATに上記の行のいずれかを挿入するか、IO.SYS、MSDOS.SYSと合わせてDOSディレクトリ、Windows\commandディレクトリからすべてのファイルを削除するか、現在開いている文書が、「Vive lacoupe du monde 98!!!!!」という行、98行と「ZeMacroKiller98 aime beaucoup le football...」となっているテキスト一行で置き換えられます。この三版目の副作用では、合わせてこの文章をプリンタに転送します。これらの三つの副作用はそれぞれ、40%、27%、33%の確立で実行されます。