1998.7.8 日本電気株式会社 ******************************************************************************* * AtermIW60HS DSU ファームウェア3.10 * * (高機能S点ユニット対応Ver1)のバージョンアップ方法 * ******************************************************************************* 本ファイルでは、AtermIW60HS DSU(高機能S点ユニット対応Ver1) のバージョン アップ方法について記述しております。 本ファイルは、AtermIW60のバージョンアップには使用できません。 AtermIW60HS DSU のファームウェアを3.10にバージョンアップする前に、CD-ROMの 「IW60らくらくユーティリティ(Ver2.00)」と「IW60HSらくらくバージョンアップ (Ver2.00)」のインストールを完了しておいてください。 本フォルダには以下のファイルが含まれます。(Windows/Macintoshとも) なお、ファームウェアVer3.10は2つのファイルで構成されます。 必ず2つのファイルをペアでご使用ください。 (1)IW60HS11.BIN (AtermIW60HS DSU ファームウェアVer3.10ファイル本体1) (2)IW60HS12.BIN (AtermIW60HS DSU ファームウェアVer3.10ファイル本体2) (3)verup.txt   (本ファイル:使用方法と注意点及びファームウェアの変更内容) NECサービスステーションからフロッピィディスクを配布された場合は、 フロッピィディスクの内容を、ハードディスクの任意のフォルダにコピーしてください。 AtermStationからダウンロードされた場合は、ダウンロードファイルを実行して 作成されたフォルダを、ハードディスクの任意の場所に移動してください。 【ファームウェアの変更内容】 AtermIW60HS DSU ファームウェア Ver3.10 では、以下の機能強化を行っています。 なお、本機能を使用するには、別売り(オプション)の高機能S点ユニット(PC-IT/UX1) と最新の「AtermIT/IW共用らくらくホームネットワークユーティリティ(Ver1.10)」が 必要です。AtermStationからのダウンロード、またはNECサービスステーションなどで 入手してください。 また、本ファームウェアV3.10では、Ver2.12以前にあった機能制限や不具合を改善して おりますので高機能S点ユニット(オプション)をご使用にならないお客様もバージョン アップすることをお薦めいたします ◆Version 3.10 ・高機能S点ユニット対応Ver1   高機能S点ユニット(PC-IT/UX1)を装着し、他のTAやISDN機器を最大7台 まで接続することで、TA間の内線通話や内線データ通信ができます。   今回のファームウェアでは、TA間の内線転送や子TAでのフレックスホン利用   はできません。 ・一部のPHS機種において、内線収容PHSの通話終了時、「切」ボタンを2度押しする  異常切断時に、その後のPHSからの発着信ができなくなる場合がありました。   上記、異常切断の場合でも正しく復旧するように改善いたしました。 ・内線PHSからのプロトコル変換モードにおいて、エラーフレームの再送タイミング   によって送信データのスループットが低下する場合がありました。  上記、エラーフレームの再送を修正しました。 【バージョンアップ方法】 1.ファームウェアの書き込みを行う際は、AtermIW60HSに接続している電話機を含め、   すべての機能の使用を中止してください。   また、AtermIW60HSを接続しているポートを使用しているパソコンの   全てのアプリケーションソフトウェアを終了させてください。 2.IW60らくらくユーティリティを起動し、設定を確認します。   終了するときには、不揮発性メモリへの書き込みを行って下さい。   ※書き込みを行わない場合や「設定データのバックアップに失敗しました」と 表示される場合には、バージョンアップの後、再度設定を行う必要があります。 3.「IW60HSらくらくバージョンアップ」を起動します。 4.「IW60HSらくらくバージョンアップ」の「ファイル」メニューを開いて、   あらかじめハードディスクにコピーしておいた機能強化ファームウェア   ファイル本体1(IW60HS11.BIN)を指定して「OK」を押します。   「IW60HS11.BIN」は本フォルダに収録されています。 5.<ファイル名>の欄にファームウェア本体が指定されていることを確認して、   「はい(Y)」を押すと、ファームウェアの書き込みが始まります。 6. 書き込み終了後、再度「IW60HSらくらくバージョンアップ」を起動します。 7.「IW60HSらくらくバージョンアップ」の「ファイル」メニューを開いて、   あらかじめハードディスクにコピーしておいた機能強化ファームウェア   ファイル本体2(IW60HS12.bin)を指定して「OK」を押します。   「IW60HS12.bin」は本フォルダに収録されています。 8.書き込み終了後、IW60らくらくユーティリティを起動し、設定を確認して下さい。   ※前項で、最後に設定の書き込みを行わなかった場合には、再度設定して下さい。   なお「らくらくユーティリティ」以外で設定された方は、   書き込み終了後にAtermIW60に対して、もう一度設定を行って下さい。 9.以上でAtermIW60HSのファームウェア3.10のバージョンアップは完了です。 ※ バージョンアップの操作方法の詳細につきましては「Aterm設置・設定マニュアル」 の「7-1.IW60HSらくらくバージョンアップのしかた」を参照してください。 ※ うまくいかない場合にはAtermIW60HS DSU の電源をOFF/ONし、PWRランプが   赤点灯から赤点滅に変わった後に、再度「IW60HSらくらくバージョンアップ」   を実行して下さい。                                 以上