-------------------------------------------------------------------------- メルコ ミニコンポSVシリーズ MVK−SV5 BPC−SVシリーズ BIOSアップデートユーティリティ Ver.2.00 オンラインマニュアル -------------------------------------------------------------------------- はじめに  メルコ製品をご使用頂きまして誠にありがとうございます。  このファイルには、メルコ ミニコンポSVシリーズのBIOS  アップデートユーティリティの使用方法が記載されています。  BIOSのアップデート前には必ずお読みください。 注意   BIOSをアップデートする前に、ハードディスク内の大切なデータは必ず   FD・MO等にバックアップする様にして下さい。 このファイルの内容  T.ファイル一覧  U.対象ハードウエア  V.BIOSアップデート手順 -------------------------------------------------------------------------- T.ファイル一覧 --------------------------------------------------------------------------  BIOSアップデートユーティリティには、以下のファイルが収納されています。 README.TXT このファイル   AWDFLASH.EXE FLASH EEPROM書き込みユーティリティ   SV5_200.BIN BIOSデータファイル -------------------------------------------------------------------------- U.対象ハードウェア --------------------------------------------------------------------------  このBIOSアップデートユーティリティにより、アップデート可能なマザーボード 製品は以下の通りです。対象外の製品に対してユーティリティを使用してBIOSの アップデートを行うと、システムが起動しなくなりますので、対応機種に注意してくだ さい。 (対応機種) MVK−SV5 BPC−SVシリーズ  (リリースノート) Ver.1.00 初回リリース Ver.1.10 ビデオBIOS変更 FTD-ST12-C(12"TFT液晶パネル)対応版 (備考)システムBIOSはVer.1.00と同じです。 Ver.1.20 ビデオBIOS変更 FTD-XD15S-C(15"DSTN液晶パネル)対応版 FTD-ST12-C(12"TFT液晶パネル)使用時の表示モード変更 (VGA解像度で、800x600に拡大せずに中心の640x480のエリアに表示) (備考)システムBIOSはVer.1.00と同じです。 Ver.2.00 システムBIOS変更 @新CPUへの対応 追加対応CPU AMD社 K6 266MHz (注1) AMD社 K6-2 (3D) 300MHz (注2) IDT社 WinChip C6 200MHz (注3) (注1) AMD社 K6には 233MHz以下のラインナップが存在致しますが、 CPUの製造プロセスにより、消費電流・発熱が 大きくなり、本機の仕様を超える場合があり、 非対応とさせていただきます。 また、同 300MHzのラインナップも存在致しますが、 CPUの要求するI/O用電圧仕様が、3.45V±0.15Vであり、 本機のCPUのI/O用電圧仕様3.3V±0.165Vに合わない 場合が有り、非対応とさせていただきます。 (注2) AMD社 K6-2には 266MHzのラインナップが存在致しますが、 動作未検証のため非対応とさせていただきます。 (注3) IDT社 WhinChipには 180、240MHzのラインナップが存在致しますが、 本機での60MHzベースクロック動作は未保証のため 非対応とさせていただきます。 (注意) 対応CPUのマザーボード・ジャンパー設定 AMD社 K6 266MHz (2.2V CPU-core電圧仕様) の設定 JP1 : OFF JP2 : ON SW2 1 : OFF , 2 : ON , 3 : OFF , 4 : OFF SW3 1 : ON , 2 : OFF , 3 : ON , 4 : OFF 5 : ON , 6 : OFF , 7 : ON , 8 : OFF AMD社 K6-2 (K6-3D) 300MHz (2.2V CPU-core電圧仕様) の設定 JP1 : OFF JP2 : ON SW2 1 : OFF , 2 : ON , 3 : OFF , 4 : OFF SW3 1 : ON , 2 : ON , 3 : ON , 4 : OFF 5 : ON , 6 : OFF , 7 : ON , 8 : OFF IDT社 WinChip-C6-200MHz (3.5V CPU-core電圧仕様) の設定 JP1 : ON JP2 : OFF SW2 1 : ON , 2 : ON , 3 : ON , 4 : ON SW3 1 : OFF , 2 : ON , 3 : ON , 4 : OFF 5 : ON , 6 : OFF , 7 : OFF , 8 : OFF ACPU制限事項(下記CPUの動作は未確認の為、非保証とさせて頂きます。) AMD社 K5 133MHz AMD社 K5 166MHz Intel社 Pentium 133MHz Intel社 Pentium 166MHz Intel社 Pentium 200MHz 上記のCPUを使用される場合は BIOS Ver.1.20を使用してください。 Bアダプテック社 SCSIカードが併用できない不具合を修正 動作確認済製品 AHA-2940J AHA-3940J Cメモリスピードのデフォルト値変更 70nsec. から 60nsec. に変更。 (備考)ビデオBIOSはVer.1.20と同じです。 ------------------------------------------------------------------------------- V.BIOSアップデート手順 -------------------------------------------------------------------------------  以下の手順でBIOSをアップデートして下さい。 【用意するもの】 @ BIOSアップデートユーティリティをコピーしたフロッピー 1枚 A 3.5インチ2HDフロッピーディスク(未使用のもの) 1枚 【起動ディスクの作成】 BIOSをアップデートさせるための「起動ディスク」を作成します。 以下の手順は、Windows95で起動ディスクを作成する場合です。 実行前にWindows95を起動しておいてください。 Windows95以外のOSをご使用の場合、各OS標準の方法で起動ディスクを作成してください。 WindowsNTでは起動ディスクを作成できません。MS-DOSなどのOSを使用して起動ディスクを作成します。 @ [スタート]−[設定]−[コントロールパネル]の順にクリックしてコントロー ルパネルを起動してください。 A [アプリケーションの追加と削除]を実行してください。 B [起動ディスク]のタブを選択してください。 C あらかじめ用意してある未使用のフロッピーディスクをフロッピードライブにセッ トしてください。 D [ディスクの作成]ボタンをクリックしてください。 E ディスクの作成が開始されます。画面の指示に従って、起動ディスクを完成させて ください。 F [メモ帳]を起動して、作成した起動ディスク(A:¥)内の CONFIG.SYS を開い てください。 −−−手順−−− [スタート]−[ファイル名を指定して実行(R)]の順にクリックします。 名前(O) の欄に NOTEPAD A:\CONFIG.SYS と入力し、OKをクリックします。 メモ帳が起動し、CONFIG.SYS が開きます。 G CONFIG.SYSに記述されている JDISP.SYS と HIMEM.SYS の登録行(下記●で示した 行)を行ごと削除してください。   (BIOSアップデートユーティリティは、HIMEM.SYS, EMM386.EXE等のメモリ    マネージャが組み込まれていると起動しないためです。)   (BIOSアップデートプログラムは、英語モードのみで動作するためです。) DEVICE=BILING.SYS DEVICE=JFONT.SYS /MSG=OFF DEVICE=JDISP.SYS /HS=LC <−−− ●削除 DEVICE=JKEYB.SYS DEVICE=HIMEM.SYS <−−− ●削除 H 以上で、起動ディスクの作成は終了です。編集したCONFIG.SYSを保存してください。 ※ Windows95以外のOSをご使用の場合、 上記Gを参考にして、OSの漢字ドライバとメモリドライバが入っている行を削除 してください。 【BIOSアップデート】 @ 作成した「起動ディスク」でPCを起動してください。 A 起動の途中で、使用しているキーボードの種類をシステムが問いあわせてきます。 弊社製キーボードを使用している場合には、 半角/全角 キーを押してください。 B コマンド入力が可能な状態になったら、「起動ディスク」を抜いてください。 C 「BIOSアップデートユーティリティ」をコピーしたフロッピーに交換し、以下 の通りキー入力してください。 AWDFLASH SV5_200.BIN /PY /SN と入力し、Enterキーを押します。 D プログラムが起動して、自動的にBIOS書換をおこないます。 画面の下欄に Please Power Off or Reset System! と表示されたら終了です。 E ディスクを抜いて電源を切ってください。 【BIOSパラメータの初期化】 @ 電源を切った状態で、マザーボード上のジャンパーポスト J3 に実装してあるショート プラグを 1-2ピン(通常使用状態)から 2-3ピン(データのクリア)に差し替えます。 A 10秒程度放置し、元の1-2ピンに戻します。 B 電源を投入すると、途中でエラーが発生して停止します。 (@の作業によりバックアップデータと時計がリセットされた為です) C Deleteキーを押し、BIOSメニュー画面を表示させてください。 D カーソルキーで STANDARD CMOS SETUPを選択し、Enterキーを押します。 E カーソルキーでDATE(日付)やTIME(時間)等の変更を選択し、現在日付・時刻を入力します。 (日付・時刻の変更はPageUpやPageDownキーで変更できます) F EscキーでBIOSメインメニューへ戻ります。 G F10(ファンクションキー)で保存終了を実行すると確認のメッセージが表示されます。 yキーを入力し、Enterキーを押してください。 H PCが再起動します。起動時にBIOS画面のバージョン表示で 2.00 と表示されれば正常に書換が 完了です。 BIOS書換の注意事項 @ BIOS書換により、マザーボードの各種リソースが変わります。 その為、Windows95起動時に不明なデバイスを検出しますが、異常ではありません。 A BIOS書換プログラム”AWDFLASH.EXE”のパラメータについての説明 AWDFLASH SV5_200.BIN /PY /SN ↑ 新しいBIOS名 /P オプション /PY 強制書込み /PN 書込みを行なわない (指示無) プログラム起動後、メニュー表示しユーザー選択 /S オプション /SY 古いBIOSをセーブ ( old.bin /SY の様にファイル名の後に /SY を付加 ) /SN 古いBIOSをセーブしない (指示無) プログラム起動後、メニュー表示しユーザー選択 例 AWDFLASH SV5_200.BIN /PY OLD.BIN /SY の場合、現在のBIOSを OLD.BAT の名前でフロッピーディスクに保存し、 SV5_200.BIN を新しいBIOSとして書込みます。 上記パラメータで /PY を指定する時は特に注意が必要です。 AWDFLASHは他社、他機種のBIOSを間違えて書換えないようにチェックを行なっています。 他機種でのBIOS書換で/PY指定を行なうと強制書込みを行い、全く起動できなくなります。 コマンドラインから AWDFLASH /? でAWDFLASHのヘルプを参照できます。 AWDFLASH.EXEはAWARD社の御厚意により許諾を受けここに掲示するものです。 AWDFLASH.EXEは予告無く変更させて頂く場合があります。 AWDFLASH.EXEの最新版、最新情報はAWARD社ホームページを参照ください。 -------------------------------------------------------------------------- BIOSアップデートユーティリティ オンラインマニュアル Copyright (c) 1998 MELCO,Inc. 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