Video maid *はじめに ・Video maidとは  Video maidは下記の機能を持つAVIファイルエディタです。 1)AVIファイルの編集(切り取り、コピー、貼り付け、削除) 2)ファイルの変換    AVI→AVI(フォーマットの変換)    AVI→BMP(複数フレームの一括変換対応)    AVI→WAV    BMP→AVI(複数ファイルの一括変換対応)    WAV→AVI    WAV→WAV(フォーマットの変換) 3)編集履歴(元に戻す、やり直し) 4)フレーム数の変更 5)再生レート(1秒あたりのフレーム数)の変更 6)複数のAVIファイルを一括して連結する。 7)ヘッダ情報の変更 8)MDI、モダンユーザーインターフェイス採用 ・Video maidが動作する環境  Windows 95およびその上位互換OS  HiColor(16bit)のRGB565(64K)には対応していません。 *インストールおよびアンインストール ・インストール  適当なフォルダを作成してそこにアーカイブファイルを展開して生成されたファイル を置いて下さい。スタートメニューへの登録やショートカットの作成などは各自で行っ て下さい。 ・アンインストール  アーカイブファイルを展開して生成されたファイルを全て削除して下さい。 「VMAID.INI」も削除して下さい。また、スタートメニューへの登録、ショートカット の作成などを行った場合には各自でそれを削除して下さい。  テンポラリフォルダを利用した場合、テンポラリフォルダの中に「VMAIDTMP」という フォルダが残っていないか確認して下さい。「VMAIDTMP」がある場合、これを削除して 下さい。 *操作方法など o操作  基本的には一般的なエディタの操作方法と同じです。マウスの左クリックでキャレッ トが移動します。また左クリックしたままマウスを移動させると文字を選択できます。  右クリックでポップアップメニューが表示されます。 ・キャレットの移動  キャレット(白黒で点滅するバー)は下記のキー操作で移動させることができます。 ← 左に移動します。 → 右に移動します。 Ctrl+← 左に10フレーム移動します。 Ctrl+→ 右に10フレーム移動します。 PageUp 1ページ分右に移動します。 pageDown 1ページ分左に移動します。 Ctrl+PageUp 4ページ分右に移動します。 Ctrl+PageDown 4ページ分左に移動します。 Home ファイルの先頭に移動します。 End ファイルの末尾に移動します。 ・選択  Shiftキーを押しながらキャレットを移動させると移動した範囲を選択できます。選 択された範囲は色が変わります。Escを押すか、Shiftキーを押さずにキャレットを移動 させると選択は解除されます。 ・削除  下記のキー操作で文字の削除が行えます。 BackSpace キャレット位置の前のフレームを削除します。 Del キャレット位置のフレームを削除します。 Ctrl+BackSpace キャレット位置より前のフレームをすべて削除します。 Ctrl+Del キャレット位置から後ろのフレームをすべて削除します。  選択されている時にBackSpaceまたはDelを押した場合、選択範囲を削除します。選択 範囲以外のフレームは削除されません。 ・ショートカットキー  メニュー項目に表示されるショートカットキーに加えて、下記のショートカットキー が使えます。括弧内は同じ動作をするショートカットキーです。 Alt+BackSpace 元に戻す(Ctrl+Z) Shift+Del 切り取り(Ctrl+X) Ctrl+Ins コピー(Ctrl+C) Shift+Ins 貼り付け(Ctrl+V) o編集  編集にはクリップボードが利用されます。  編集(切り取り、コピー、貼り付け、削除)は編集履歴として保存され、「元に戻 す」や「やり直し」で操作できます。ファイルを保存した時やプロパティを変更した場 合、編集履歴は削除されます。キャレットの移動やウインドウのサイズ変更などは編集 履歴に含まれません。 oウインドウの構成  メニュー項目の「表示」の設定に基づいて上から順にフレーム数、時間、ビデオスト リーム(映像)のフレーム、オーディオストリーム(音声)の状態が表示されます。表 示する十分なスペースがない場合には表示されません。  オーディオストリームは波形表示されます。メニュー項目の「表示」で「サウンド波 形」の項目がチェックされていない場合や、オーディオストリームがPCM以外のフォ ーマットの場合、斜線で塗りつぶされた矩形で表示されます。矩形の左または右が欠け ている場合はオーディオストリームは対応するフレームの開始時間または終了時間に満 たないことを意味します。 *ファイル o新規作成/開く ・新規作成  ビデオストリーム(映像)、オーディオストリーム(音声)の両方とも存在しないフ ァイルを作成します。空のファイルにはクリップボードから貼り付けを行うことができ ます。 ・開く  既に存在するファイルを開きます。ファイルが存在しない場合、空のファイルが作成 されます。  ファイルはドラック&ドロップやコマンドラインからの指定でも開けます。  エクスプローラのメニュー項目の「表示」の「オプション」でファイルを開く時に起 動するプログラムに設定した場合、ファイルを開く時にプログラムが起動し、ファイル を開くことができます。  ビットマップを開く場合、セキュリティでテンポラリフォルダの利用が規制されてい る時には、直ちに名前を付けてAVIファイルを保存し、そのファイルを開きます。セ キュリティでテンポラリフォルダの利用を認めた場合、ビットマップファイルをテンポ ラリフォルダの中のAVIファイルに変換して、これを開きます。テンポラリフォルダ に作られたAVIファイルはプログラムが終了する時に削除されます。またビットマッ プのファイル名が数字で終わる時には、数値が連続したファイルを調査し、連結可能な 範囲で一括してファイルを開くことができます。  交換可能なドライブ(フロッピーディスクやCD−ROMなど)にあるファイルはセ キュリティで規制されている場合は開くことができません。セキュリティを指定して交 換可能なドライブにあるファイルを開く場合、このプログラムを終了させるまではその ドライブのメディアを交換しないで下さい。  交換可能なドライブにあるファイルを開く場合、一度そのファイルを交換不可能なド ライブ(ハードディスクやRAMドライブなど)にコピーしてから開くことを強く奨め ます。この項目をチェックして交換可能なドライブにあるファイルを開き、そのドライ ブのメディアを交換した場合、深刻な事態に陥る可能性があります。 o名前をつけて保存  作業中のファイルを保存します。セキュリティで規制されている場合、すでに存在す るファイルに上書きすることはできません。セキュリティを指定して上書きする場合で も、他のプログラムで使われているファイルやこのプログラムで開かれたファイルなど には上書きできません。  ファイルの種類で「ビットマップファイル」を選んだ場合、複数のフレームを一括し てビットマップファイルにすることができます。一括してファイルにする場合、ファイ ル名にフレーム番号を付けて保存します。例えば「TEST.BMP」というファイル名で12 フレームから34フレームを保存する場合、 TEST12.BMP,TEST13.BMP,TEST14.BMP … TEST32.BMP,TEST33.BMP,TEST34.BMP となり、12フレームから345フレームを保存する場合、 TEST012.BMP,TEST013.BMP,TEST014.BMP … TEST342.BMP,TEST343.BMP,TEST345.BMP となります。 oファイルの履歴  メニューのファイル項目に表示されるファイルの履歴の数を設定できます。現在の履 歴数が指定された履歴数よりも多い場合、古いファイルの履歴は削除されます。 *プロパティ  1秒間のフレーム数を1から30の範囲で設定することができます。各ストリームの 詳細な情報の設定もできます。セキュリティで規制されている場合は説明文しか変更で きません。プロパティを変更すると「元に戻す」が行えなくなります。  レート÷時間単位で秒あたりのサンプル数(ビデオストリーム(映像)の場合はフレ ーム数)が求められますがオーディオストリームの場合、この値を変更しても再生レー トは変更できません。  ビデオデスティネーション矩形を変更しても実際のフレームのサイズ(ピクセル数) が変更されるわけではありません。フレームのサイズを変更したい場合には、各フレー ムをビットマップに保存し、ビットマップのサイズを変更してから再びつなげ合わせる 必要があります。 *応用編集機能 o連結  コピーと貼り付けを応用したコマンドです。複数のAVIファイルを選択して一括し て連結します。ビデオストリーム(映像)、オーディオストリーム(音声)は独立して 扱われますので、時間がずれる場合もあります。  フレームのサイズ、色数、サウンドの再生レートなどが一致しない場合、連結できま せん。  連結のダイアログボックスの項目の内容は下記の通りです。 ・連結元  現在開かれているファイルが辞書順で表示されます。このリストボックスの内容は複 数選択できます。 ・連結先  新しく作成されるファイルを構成する元になるファイルが表示されます。ファイルは このリストボックスに表示されている順番に連結されます。 ・追加  連結元のリストボックスで選択されているファイルを連結先のリストボックスの最後 に加えます。 ・削除  連結先のリストボックスで選択されているファイルを削除します。 ・すべて選択  連結元のリストボックスと連結先のリストボックスの内容が同じになります。 ・クリア  連結先のリストボックスを空にします。 oフレーム数変更  コピーと貼り付け、削除を応用したコマンドです。現在作業中のファイルのビデオス トリームのフレーム数を変更します。  現在のフレーム数よりも指定されたフレーム数が少ない場合、適当にフレームを削除 して指定したフレーム数にします。現在のフレーム数よりも指定されたフレーム数が多 い場合、適当にフレームをコピーして指定したフレーム数にします。  1秒間のフレーム数を変更した時、ビデオストリーム(映像)とオーディオストリー ム(音声)のずれを補正する場合に便利です。 *オプション oフォント  使用するフォントを指定します。プログラム終了時に初期化ファイルを作成し、プロ グラムを再起動した場合にフォントの変更は有効になります。 oテンポラリフォルダ  セキュリティでテンポラリフォルダの利用が認められている場合、本プログラムはテ ンポラリフォルダを利用します。  このフォルダに本プログラムは「VMAIDTMP」というフォルダを作り、その中にファイ ルを作成します。プログラムを強制終了させた時にはこのフォルダを削除して下さい。 このフォルダは交換可能なドライブには設定できません。 oセキュリティ  このプログラムではユーザーが誤って危険な作業をしないために、いくつかの機能が 制限されています。これら制限されている機能を使う場合は十分注意して下さい。 ・メッセージの表示を簡単にする  エラーが起こった場合や警告のメッセージボックスの内容を簡単な文にします。 ・ファイルの上書きを認める  AVIファイルとWAVファイルの上書きができるようになります。但し上書きされ るファイルが他のプログラムで使われているファイルやこのプログラムで開かれたファ イルなどには上書きできません。ファイルの保存は失敗します。 ・テンポラリフォルダを利用する  ビットマップを開く場合、ビットマップファイルをテンポラリフォルダの中のAVI ファイルに変換して、これを開きます。テンポラリフォルダに作られたAVIファイル はプログラムが終了する時に削除されます。 ・プロパティの変更を認める  通常は1秒間のフレーム数とストリームの説明文しか変更できません。この項目をチ ェックすると全てのプロパティの項目が変更できるようになります。しかしAVIファ イルに関する十分な知識がない場合、この項目はチェックしないで下さい。  レート÷時間単位で秒あたりのサンプル数(ビデオストリーム(映像)の場合はフレ ーム数)が求められますがオーディオストリームの場合、この値を変更しても再生レー トは変更できません。  ビデオデスティネーション矩形を変更しても実際のフレームのサイズ(ピクセル数) が変更されるわけではありません。フレームのサイズを変更したい場合には、各フレー ムをビットマップに保存し、ビットマップのサイズを変更してから再びつなげ合わせる 必要があります。 ・交換可能なドライブを使用する  通常は交換可能なドライブ(フロッピーディスクやCD−ROMなど)にあるファイ ルは開くことができません。この項目をチェックしてして交換可能なドライブにあるフ ァイルを開く場合、このプログラムを終了させるまではそのドライブのメディアを交換 しないで下さい。  交換可能なドライブにあるファイルを開く場合、一度そのファイルを交換不可能なド ライブ(ハードディスクやRAMドライブなど)にコピーしてから開くことを強く奨め ます。この項目をチェックして交換可能なドライブにあるファイルを開き、そのドライ ブのメディアを交換した場合、深刻な事態に陥る可能性があります。 ・フルカラーに変換して開く  ビットマップを開く時、本プログラムの内部でフォーマットをフルカラーに変換して AVIファイルにします。この項目がチェックされている場合、圧縮とビットフィール ドは展開されます。 ・圧縮を展開して開く  ビットマップがRLE8やRLE4で圧縮されている場合、本プログラムの内部で圧 縮を展開してAVIファイルにします。この項目がチェックされていない場合にはRL E8やRLE4で圧縮されたビットマップを含むAVIファイルを作ります。  圧縮されているビットマップは展開することを奨めます。 ・ビットフィールドを展開して開く  16/32ビットのビットマップを本プログラムの内部でフルカラーに変換してAV Iファイルにします。アルファチャンネル(透明度)を持つ32ビットのビットマップ のアルファチャンネルは削除されます。この項目がチェックされていない場合、16/ 32ビットのビットマップを含むAVIファイルを作ります。(アルファチャンネルは 削除されません。) ・ビットフィールドを展開して保存する  16/32ビットのAVIファイルを本プログラムの内部でフルカラーに変換してビ ットマップファイルにします。アルファチャンネル(透明度)を持つ32ビットのAV Iファイルのアルファチャンネルは削除されます。この項目がチェックされていない場 合、16/32ビットのビットマップを作ります。(アルファチャンネルは削除されま せん。)  16/32ビットのビットマップに対応していないプログラムもあるので通常はこの 項目をチェックして下さい。 *コマンドライン  起動時には下記のオプションが利用できます。オプションは「-」または「/」で文字 列を始めます。スペースを含む場合は「"」で囲んで下さい。「,」の代わりに「.」を 使うことができます。 ・開く/保存のダイアログボックスのフィルタを指定する。 書式:-Fn  nは4ビットです。下位2ビットは「開く」、上位2ビットは「保存」のダイアロ グボックスのフィルタを指定します。 ・ファイルの履歴 書式:-Hn  ファイルの履歴数を指定します。 ・初期化ファイルの指定 書式:-I[file][,n]  初期化ファイルを指定します。デフォルトでは「TMAID.EXE」と同じフォルダに「TMA ID.INI」というファイル名の初期化ファイルを作ります。パス名だけを指定した場合は ファイル名はデフォルトの名前になります。拡張子を省略した場合は「.INI」になりま す。  「,n」で1桁の数値を指定します。デフォルトは3です。数値の意味は下記の通りで す。   初期化ファイルの読み込み 初期化ファイルの書き込み 新規作成の確認 0       不可           不可         あり 1        可            不可         あり 2       不可            可          あり 3        可             可          あり 4       不可           不可         なし 5        可            不可         なし 6       不可            可          なし 7        可             可          なし ・1秒間のフレーム数の初期値 書式:-Rn  nはビデオストリームが存在しないファイルを開いた時の1秒間のフレーム数の初期 値を指定します。 ・セキュリティの指定 書式:-Sn  nのビットの意味は下記の通りです。 0  メッセージ(0:詳細、1:簡単) 1  ファイルの上書き(0:認めない、1:認める) 2  テンポラリフォルダ(0:利用しない、1:利用する) 3  プロパティの変更(0:認めない、1:認める) 4  交換可能なドライブ(0:使用しない、1:使用する) 5  フルカラー以外のビットマップ(0:変換しない、1:変換する) 6  圧縮されたビットマップ(0:展開しない、1:展開する) 7  ビットフィールドを開く(0:展開しない、1:展開する) 8  ビットフィールドを保存(0:展開しない、1:展開する) ・テンポラリフォルダの指定 書式:-Tn  nはテンポラリフォルダを指定します。例:「/tC:\WINDOWS\TEMP\」 ・表示の初期値 書式:-Vn  nのビットの意味は下記の通りです。 0〜2 初期のフレームの表示サイズを指定します。     0:標準     1:1/2     2:1/4     3:1/8     4:320×240     5:160×120     6:80×60     7:40×30 3   サイズ変更のダイアログボックスのチェックボックスの状態     (0:チェックなし、1:チェックあり) 4   未使用 5   フレーム数(0:表示しない、1:表示する) 6   時間(0:表示しない、1:表示する) 7   サウンド波形(0:表示しない、1:表示する) ・ウインドウの座標の指定 書式:-Wn,n,n,n  左から順に下記の通りに指定します。 ウインドウの左上のX座標 ウインドウの左上のY座標 ウインドウの右下のX座標 ウインドウの右下のY座標 ・プログラムを複数起動する 書式:-Xn  通常、プログラムは同時に起動しない仕組みになっています。nが0ならば2つめの 以降のプログラムを起動した場合、最初に起動されているプログラムがアクティブにな ります。nが1ならばプログラムは複数起動します。 ・子ウインドウの表示状態 書式:-Zn  子ウインドウが開いた時の表示状態を指定します。nが0ならば子ウインドウは通常 の大きさです。nが1ならば子ウインドウは最大化されます。 *一般的な対処法 oAVIファイルからWAVファイルを取り出したい  AVIファイルを開き、メニュー項目の「ファイル」→「名前を付けて保存」でファ イルの種類で「サウンドファイル」を選んで下さい。その後、ダイアログボックスが表 示されて、フォーマットを指定できます。 oAVIファイルからビットマップを取り出したい  AVIファイルを開き、メニュー項目の「ファイル」→「名前を付けて保存」でファ イルの種類で「ビットマップファイル」を選んで下さい。その後、ダイアログボックス が表示されて、ビットマップにする範囲を指定できます。一括してファイルにする場合 ファイル名にフレーム番号を付けて保存します。例えば「TEST.BMP」というファイル名 で12フレームから34フレームを保存する場合、 TEST12.BMP,TEST13.BMP,TEST14.BMP … TEST32.BMP,TEST33.BMP,TEST34.BMP となり、12フレームから345フレームを保存する場合、 TEST012.BMP,TEST013.BMP,TEST014.BMP … TEST342.BMP,TEST343.BMP,TEST345.BMP となります。 oAVIファイルの各フレームを変更したい (文字を入れたり、他の画像を重ね合わせるなど)  AVIファイルの各フレームをビットマップに保存して下さい。変更したいフレーム に対応するビットマップを、ビットマップを扱う別のプログラムで変更して下さい。そ の後、再びビットマップファイルを開いてAVIファイルにして下さい。 oAVIファイルの色数を変更したい  AVIファイルの各フレームをビットマップに保存して下さい。それらのビットマッ プの色数を変更して下さい。その後、再びビットマップファイルを開いてAVIファイ ルにして下さい。 oAVIファイルのサイズを変更したい  AVIファイルの各フレームをビットマップに保存して下さい。それらのビットマッ プのサイズを変更して下さい。その後、再びビットマップファイルを開いてAVIファ イルにして下さい。  プロパティでビデオデスティネーション矩形を変更しても実際のフレームのサイズ (ピクセル数)が変更されるわけではありません。またメニュー項目の「表示」→「サ イズ変更」ではウインドウに表示される大きさが変化するだけです。 o色が正しく表示されない  現在のディスプレイの解像度が256色以下の場合、色は正しく表示されません。  またフルカラー以外のビットマップを連結した時、パレットが一致しない場合に色が 正しく表示されないことがあります。セキュリティの「フルカラーに変換して開く」の 項目をチェックすることを奨めます。 oウインドウの表示色を変更したい  選択されたフレームは色が変わりますが、フレームの色とこの色が近いために見にく いなどの理由で色を変えたい場合は、Windowsの画面のプロパティのデザインで 色を変更して下さい。  本プログラムは独自の色設定を持ちません。Windowsの色設定を用います。 oオーディオストリーム(音声)が波形表示されない  メニュー項目の「表示」の「サウンド波形」がチェックされていない場合、オーディ オストリーム(音声)は斜線で塗りつぶされた矩形で表示されます。  またオーディオストリームがPCM以外のフォーマットの場合も波形表示されませ ん。 oオーディオストリーム(音声)を編集できない  一般にオーディオストリーム(音声)がPCMなどの場合、その最小単位は1/30 秒よりも細かいので、フレーム単位の編集はできます。しかしフォーマットによっては 最小単位がビデオストリーム(映像)よりも大きい場合があります。この場合、少ない フレーム単位では編集できない場合があります。  オーディオストリームを厳密に編集したい時にはWAVファイルに保存して専用の別 のプログラムで編集を行って下さい。 o再生レートを変更したい  AVIファイルを開き、メニュー項目の「ファイル」→「プロパティ」で1秒間のフ レーム数を変更して下さい。1秒間のフレーム数を変更するとAVIファイルのビデオ ストリーム(映像)の時間が変化してしまいます。メニュー項目の「編集」→「フレー ム数変更」で全体のフレーム数を増減させて時間を合わせて下さい。 o名前を付けて保存できない  セキュリティで規制されている場合、すでに存在するファイルに上書きすることはで きません。セキュリティで規制されていない場合でも、 ・すでにファイルが存在していて、そのファイルが他のプログラムで使われている ・すでにファイルが存在していて、そのファイルがこのプログラムで開かれている ・ディスクの容量が足りない ・ファイル名が不正 ・書き込み禁止に設定されている ・同じ名前のフォルダがある ・読み込み専用属性のファイルがある ・ドライブにメディアが挿入されていない などが考えられます。 o貼り付けできない  フォーマットが一致しない場合、貼り付けはできません。 ・ビデオストリーム(映像)の画像のサイズ ・ビデオストリーム(映像)の画像の色数 ・オーディオストリーム(音声)のフォーマット ・オーディオストリーム(音声)の再生レート などが一致していない可能性があります。 oビットマップをAVIファイルに変換したい  ビットマップをメニュー項目の「ファイル」→「開く」でAVIファイルとして開く ことができます。ビットマップのファイル名が数字で終わる時には、数値が連続したフ ァイルを調査し、連結可能な範囲で一括してファイルを開くことができます。  ファイル名が連続していないビットマップはドラック&ドロップで開いてから、メニ ュー項目の「編集」→「連結」でつなぎ合わせて下さい。 oビデオストリーム(映像)が表示されない  AVIファイルの圧縮を展開するプログラムがWindowsにインストールされて いないかまたは、現在のディスプレイの解像度が対応していません。解像度を変更して みて下さい。HiColor(16bit)のRGB565(64K)には対応してい ません。  RLEで圧縮されているビットマップを開いた場合、映像が表示されないことがあり ます。 o開けない  交換可能なドライブ(フロッピーディスクやCD−ROMなど)にあるファイルはセ キュリティで規制されている場合は開くことができません。セキュリティを指定して交 換可能なドライブにあるファイルを開く場合、このプログラムを終了させるまではその ドライブのメディアを交換しないで下さい。  交換可能なドライブにあるファイルを開く場合、一度そのファイルを交換不可能なド ライブ(ハードディスクやRAMドライブなど)にコピーしてから開くことを強く奨め ます。この項目をチェックして交換可能なドライブにあるファイルを開き、そのドライ ブのメディアを交換した場合、深刻な事態に陥る可能性があります。 *その他 ・利用条件  このプログラムは無償で利用できます。このプログラムによって生じたいかなる問題 も岩本一樹は補償しません。 ・再配布/転載について  営利/非営利を問わず配布できます。改変して配布することもできます。 ・付属のソースファイルについて  本プログラムを改変したり別のプログラムに流用するなど、営利/非営利を問わず利 用できます。 ・著作権  このプログラム(実行可能ファイルだけでなく配布される全てのファイル)の著作権 は岩本一樹に属します。 ・謝辞  プログラムの制作に協力して下さった方々に感謝します。 ・このプログラムの構成 VMAID012.LZH  VMAID.EXE Video maid本体  VMAID.HLP ヘルプファイル  VMAID.TXT このファイル  VMAID.LZH ソースファイル ・バージョン履歴 98/01/15 Ver 1.0  初版 98/03/07 Ver 1.1  オーディオストリームを波形表示させることができるようになる。  描画速度の向上。 98/06/12 Ver 1.2  16/32ビットのビットマップを読み書きできるようになる。  ビットマップを連結しながら開くことができるようになる。  検索機能を削除。 ・プログラム開発環境  機種       PC−586RA2 (EPSON)           PC−286VG (EPSON)  OS       Windows 95 (EPSON)           MS−DOS Ver 6.2 (EPSON)  HDD      SG−540DB (ICM)  MOドライブ   MK230D2 (三菱化学)  CD−ROM   CD−620S (ICM)  プリンタ     MJ−500C (EPSON)  増設メモリ    SIMM 16MB  ジョイスティック SUPER FIGHTPAD (トライコーポレーション)           JC−200 (ELECOM)  コンパイラ    Borland C++ Ver 4.52 (Borland)           TURBO C++ Ver 1.01 (BORLAND)  アセンブラ    TURBO ASSEMBLER Ver 2.0 (BORLAND)  アーカイバ    LHA Ver 2.55 ・参考文献  C/C++プログラマのための Windows 95 プログラミング ハーバート・シルト著 柏原正三 訳 翔泳社  Windows シンプル・サンプル パーツ 瀬戸内海ウィンドウズ倶楽部 技術評論社  Windows95 APIバイブル1 Richard J.Simon 他 著 江藤ソフトオフィス監修 翔泳社  Windows95 APIバイブル2 Richard J.Simon 著 江藤ソフトオフィス監修 翔泳社  Windows95 APIバイブル3 Richard J.Simon 他 著 江藤ソフトオフィス監修 翔泳社 ・連絡先 iwamoto.kazuki@nifty.ne.jp http://member.nifty.ne.jp/iwamotokazuki/