Indeo(TM) video interactive R4.1 -- Version 4.11.15.60 Microsoft Windows* 95 および Windows NT 用 1995年10月10日 このセットアッププログラムは、32ビットのIndeo(TM)ビデオドライバをWindows 95またはWindows NTシステムにインストールするものです。 Readme32.txtの内容: -------------------- o Indeoビデオドライバのバージョン o インストール o その他の参考資料 o 使用上の注意 o 必要なソフトウェア o 最低限必要なハードウェアの条件 o アップデート Indeoビデオドライバ: --------------------- Indeo(TM) video interactive R4.1 - V4.11.15.60 [ファイル名:ir41_32.dll] Indeo(TM) video R3.2 - V3.24.15.01 [ファイル名:ir32_32.dll] Indeo(TM) video Raw YVU9 - V1.10.15.11 [ファイル名:iyvu9_32.dll] インストール: -------------- Windows 95: セットアッププログラムは、Windows 95のsystemサブディレクトリ(\windows\system) にIndeoビデオドライバをインストールします。セットアップによって、system.ini ファイルに次のエントリが追加されます。 [drivers32] VIDC.IV41=ir41_32.dll VIDC.IV32=ir32_32.dll VIDC.IV31=ir32_32.dll VIDC.YVU9=iyvu9_32.dll また、セットアップによってsystemレジストリのセクションに次のエントリが設定 されます。 System\CurrentControlSet\control\MediaResources\icm\vidc.IV41 System\CurrentControlSet\control\MediaResources\icm\vidc.IV32 System\CurrentControlSet\control\MediaResources\icm\vidc.IV31 System\CurrentControlSet\control\MediaResources\icm\vidc.YVU9 Windows NT: セットアッププログラムは、Windows NTのsystem32サブディレクトリ(\windows \system32)にIndeoビデオドライバをインストールします。セットアップによって systemレジストリのHKEY_LOCAL_MACHINEセクションに次のエントリが設定されます。 Software\Microsoft\Windows NT\CurrentVersion\Drivers\VIDC.IV41 Software\Microsoft\Windows NT\CurrentVersion\Drivers\VIDC.IV32 Software\Microsoft\Windows NT\CurrentVersion\Drivers\VIDC.IV31 Software\Microsoft\Windows NT\CurrentVersion\Drivers\VIDC.YVU9 Software\Microsoft\Windows NT\CurrentVersion\drivers.desc\IR41_32.DLL Software\Microsoft\Windows NT\CurrentVersion\drivers.desc\IR32_32.DLL Software\Microsoft\Windows NT\CurrentVersion\drivers.desc\IYVU9_32.DLL その他の参考資料: ------------------ 次の文書ファイルがあります。.DOCファイルの原文(英語版)はIntelのWWW(http:/ /www.intel.com)とCompuServe*(Go IntelArchのMultimedia Forum)にあります。 o OVERVIEW.DOC この文書は、Indeo video interactiveの新しい特徴の概要について説明するもの です。 o R4CAPS.DOC 「Indeo video interactiveの特徴」という資料です。 o VFW_SPEC.DOC Video for Windowsプログラミングインタフェース仕様のアップデートです。 o VFW_SPEC.H Indeo video interactiveコーデックのためのVideo for Windows ICMメッセージ  および構造体に合うヘッダーファイルです。 o EDITING.DOC Indeo video interactiveの新しい特徴を使ったAVIファイルを編集・圧縮するた  めに、どのように既存の編集ツールを使うかを簡単に説明したものです。 o TRAN_IV4.DOC この技術資料は、Adobe Premiere* 4.0 for Windowsを使ってトランスペアレント  なIndeoビデオのビットストリームをうまくエンコードするためのテクニックにつ  いて述べたものです。 o IVR4PAL.DOC Indeo video interactiveでサポートしているすべてのパレットモードについての  説明。 o IV41DFLT.PAL Indeo video interactiveのデフォルトパレット。 o IV41CNFG.PAL Indeo video interactiveのコンフィギュレーション可能なパレット。 使用上の注意: -------------- Indeo video interactive R4.1特有の注意すべき点がいくつかあります。 o インタラクティブな機能にアクセスするために MCIAVI が使えない 既存のVideo for Windowsアーキテクチャの中でIndeo video interactiveの新し  いインタラクティブな機能にアクセスするには、ICMインタフェースを使用する必  要があります。VfWでは、MCIAVIインタフェース経由でICMにアクセスすることを  許可していません。その結果、インタラクティブなアプリケーション側でAVIファ  イルI/O、音声の再生、同期、キーフレームの管理などの機能処理を行う必要があ  ります。コード例については、Kplayerアプレットを参照してください。 現在IndeoビデオR3.2を使用しているようなリニアなアプリケーションでは、  MCIAVIインタフェースを使用してIndeo video interactiveの画質および自動スケ  ーラビリティが得られます。 o Intel386マシンにはロードできない Indeo video interactiveで高画質かつ良好な再生性能を得るためには、最低でも  Intel486DX2/66MHzのシステムが必要となります。Indeo video interactiveコー  デックは、Intel486以降のプロセッサ特有のインストラクションを使用している  ため、386以下のプロセッサの場合にはロードされません。アプリケーション側で  プロセッサの種類をチェックし、386ユーザーにはそのアプリケーションのビデオ  を再生するにはリソースが十分ではないとのメッセージを出すよう、お勧めしま  す。   o 複数のクリップの再生 複数のクリップを同時に再生することはできますが、異なるフレームレートを持  つクリップを再生することで、スケーラビリティの機構が働かなくなります。フ  レームレートの異なるファイルを同時再生している間は、両方のクリップのフレ  ームおよびストリームをすべて再生しようとします。スケーラビリティはすべて  のアクティブなクリップが同じフレームレートを持つような状況になった時点で、  再び有効になります。 o トランスペアレンシー再生とフレーム落ち 1. トランスペアレンシーを使って直接オンスクリーンフレームバッファに書き    込むソフトウェアベンダーの方へ トランスペアレンシーを使ってオンスクリーンバッファに書き込むアプリケ    ーションのように、アプリケーションが全フレームを返すよう要求する場合、    コーデックが、動画再生のためにDECOMPRESSメッセージに関連するICM_DRAW_    BEGINおよびICM_DRAW_ENDコールを使わないようにしなければなりません。こ    れによって、フレーム落ちは生じなくなるので、トランスペアレントでない    部分は背景にオーバーレイされます。これらのDRAWメッセージにより、デコ    ーダーはスケールバックを開始し、デコード時間が十分でないときにはフレ    ームを落とし始めます。ICM_DRAW_BEGINメッセージはデコーダーを「標準再    生」モードにし、ICM_DRAW_ENDメッセージはデコーダーを「標準再生」モー    ドから「ステッピングモード(デコーダーにとってのデフォルト再生モード    )」に戻します。「ステッピングモードでは、全フレームが返されます。 2. トランスペアレンシーを使ってオフスクリーンフレームバッファに書き込む    ソフトウェアベンダーの方へ アプリケーションがコーデックの「Don't Draw」メッセージを認識し、スク    リーンバッファのページをフリップしないようにする必要があります。 o IF09とトランスペアレンシー / 部分伸張 IF09は、R4.1コーデックが出力できるデータフォーマットで、RawのYVU9フォーマ  ットに似ています。IF09は色空間変換をサポートするDirectDraw対応ハードウェ  アへの入力として使用されます。 1. Indeo video interactiveがサポートするIF09出力フォーマットはアルゴリズ    ムのトランスペアレンシーと部分伸張の機能を直接サポートしていませんが、 アプリケーションがサポートすることでそれらをいっしょに使うことができ    ます。 2. IF09とトランスペアレンシー: トランスペアレンシー(または部分伸張)に関    わらず、IF09バッファ全体がイメージデータで満たされます。これによって、 トランスペアレントなピクセルはこのバッファに書き込まれます。トランス    ペアレンシーを使用するには、呼び出すアプリケーションがトランスペアレ    ンシーマスクが有効にされるよう要求し、色変換時にIF09バッファと結合さ    れるようにする必要があります。 3. IF09と部分伸張: 呼び出すアプリケーションはデコーダーによる部分伸張の    完全サポートを得るために2通りのやりかたがあります。1つは、色変換を    してスクリーン上に表示する際にIF09バッファからビューポートの矩形をマ    ニュアルでクリップする方法です。2つめは、トランスペアレンシーマスク    を要求し、それがビューポート矩形にクリップされ、部分伸張をトランスペ    アレンシーとして扱う方法です。どちらの方法でも、伸張する矩形はデコー    ダーに対しデコードするべき部分を正確に指示します。 o 新しいIndeo video interactiveのデフォルトパレット Indeo video interactiveのパレットは、Indeo Video R3.2のパレットから変更さ  れています。Indeo Video R3.xパレットに基づいて作成されたグラフィックスや  ビデオファイルは、Indeo video interactiveのパレットを使用するように変更す  る必要があるでしょう。 o アドバンスト圧縮オプション VidEditを使用する際には、コーデックに正しい設定を使用させるために"Save as  Default"を使ってください。これはVidEditの操作上の特性によるものです。 o フレームサイズ フレームの最小サイズは32x32ピクセルで、4ピクセルずつ増やすことができます。  サポートされている最大フレームサイズは8192x8192ピクセルです。 o 編集アプリケーションを使ったファイルの連結 Adobe Premiereのような編集アプリケーションを用いて、R4.1で圧縮された複数  のファイルを連結するには、すべてのクリップが同じサイズで、同じアドバンス  トダイアログボックスの設定(双方向予測、トランスペアレンシー、ビューポート  、スケーラビリティなど)でエンコードされているようにしてください。異なるパ  ラメータのファイルをつなげると、不具合が生じる可能性があります。 必要なソフトウェア環境: ------------------------ o Microsoft Windows 95 または Windows NT 最低限必要なハードウェアの条件: -------------------------------- 486DX2/66 Mhz プロセッサ 8 MB システムRAM 倍速CD-ROMドライブ(300KB/秒) SVGA ディスプレイ (VESA相当) 8ビットサウンドカード フレームレートを重視する場合は、グラフィックスカードを8ビットカラーモード に設定してください。画質を重視する場合は、24ビットカラーモードにしてくだ さい。 オフライン圧縮はCPUの性能に依存し、CPUが高速であればあるほど圧縮にかかる時 間も少なくてすみます。Pentium(TM)プロセッサシステムでは、486システムに比べ て、2倍の速さでオフライン圧縮を実行できます。 アップデート: -------------- 技術情報および将来のIndeo Video Interactiveのアップデートについては、NIFTY- Serveのインテルフォーラムにアップロードします。 _____________________________________________________________________ * Indeo, Pentium, Intel486, Intel386はIntel Corporationの商標です。 その他のブランドおよび名称は一般に各社の商標または登録商標です。