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ＱＸ辞書引きキット 1.0 for ＱＸ32

辞書引きキットを使用するためには、ＱＸv4.5 が必要です。


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概要

　マウスカーソル位置にある単語から辞書を引き、その訳をポップアップウィンドウに表示します。
　辞書は、「FENG形式」、「FENG形式(大小区別)」「２行１組形式(PDIC)」、「タブ区切り形式」、「スペース区切り形式」の５タイプを使用できます。
　辞書は５つまで設定でき、書式設定でどの辞書を使用するか選択できます。これにより、最大５個の辞書を一度に検索できます。
　用途は英単語の訳を表示するだけではありません。NIFTY のログを見ているときにマウスカーソルをＩＤ上またはハンドル上に移動すれば、その人の情報を表示するといった使い方もできます。
　また、全角文字にも対応しているため、和英辞書も使用できます。

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インストール（セットアップ）

　ＱＸをインストールしたフォルダ(ディレクトリ)に QXND10.LZH を解凍してください。

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使用できる辞書

●FENG形式
　例：英辞郎
　NIFTY-Serve FENGC LIB 2 にあります。３つの LZH に分かれていて、合計７メガバイト近くあります。解凍すると約１６メガバイトくらいになります。
　転載禁止になっているため NIFTY-Serve FENGC LIB 2 にしかありません。

●FENG形式(大小区別)
　例：略語郎
　NIFTY-Serve FENGC LIB 2 にあります。

●２行１組形式(PDIC)
　１行目に英単語、２行目にその訳というフォーマットです。
　PDIC テキスト形式と呼ばれるものです。ただし、改行だけの行には対応していません。
　これも、NIFTY-Serve FENGC LIB 2 にいろいろあります。
　窓の杜(http://www.forest.impress.co.jp/)にもいくつかあります。

●タブ区切り形式
　単語とその訳がタブで区切られているフォーマットです。
　独自に辞書を作りたいときはこのフォーマットかスペース区切り形式が一番簡単です。(アルファベット順にソートするのが簡単という意味)

●スペース区切り形式
　単語とその訳がスペースまたはタブで区切られているフォーマットです。


　辞書はアルファベット順に並んでいなければなりません。FENG形式 と タブ区切り形式、スペース区切り形式 は大文字小文字を無視した順番、FENG形式(大小区別)、２行１組形式 は大文字小文字を区別した順番でなければなりません。

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英辞郎について

　英辞郎は A〜Z までの26個のファイルで構成されています。ＱＸで使用するためには、英辞郎-A.TXT 〜 英辞郎-Z.TXT を１つのファイルに連結しなければなりません。
　QELINK.BAT というバッチファイルで、EIZIRO.TXT に連結できます。

MS-DOS プロンプトで以下を実行して下さい。
この例は 英辞郎のファイルが D:\DIC に、ＱＸが C:\QX に格納されている例です。

D:
CD \DIC
C:\QX\QELINK

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ＱＸの設定

　共通設定、及び、書式設定の「辞書」が使用可能になっているか確認して下さい。
　使用可能でない場合はいったんＱＸを終了し、再起動して下さい。

　共通設定 - 辞書 に辞書ファイル名を入力して下さい。エクスプローラなどからドラッグ＆ドロップすると簡単に入力できます。
　次にインデックスを作成します。作成ボタンを押すと、「インデックスの作成」ダイアログが表示されます。辞書のタイプを設定し、作成開始ボタンを押して下さい。作成が終わると、共通設定に戻ります。

　英単語 をチェックすると、英単語の辞書と見なし、過去形や現在進行形、複数形など規則変化する単語を元の単語になおして検索します。
　熟語も検索 をチェックすると、指定された単語で始まる熟語も検索します。自動辞書引きのときに Ctrl キーを押していると、熟語も検索 の状態を逆にして検索できます。

　共通設定 での設定が終わったら ＯＫボタンを押して下さい。


　書式設定 - 辞書 で、使用したい辞書をチェックして下さい。辞書は共通設定で５個登録できますが、ここでそのうちのどの辞書を使用するかを決定します。
　自動辞書引きを行う のチェックをはずすと、その文書での自動辞書引き機能を無効にできます。
　必要に応じて、書式設定 - 設定の保存 で設定を保存して下さい。

　これで準備は完了です。
　文書の単語上にマウスカーソルを移動すると、その訳がポップアップウィンドウに表示されます。
　検索結果の 〓〓〓 1 〓〓〓 という表示は「以上が１番目の辞書の検索結果」という意味です。
　ポップアップウィンドウの色は 共通設定 - 色 で変更できます。


　機能名 Dictionary を実行すると、ダイアログ上で辞書引きを行えます。このダイアログからは検索結果をクリップボードにコピーできます。

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インデックス作成時のエラー

　辞書がアルファベット順に並んでいないと、その付近の単語をＱＸで検索できません。QMKDIC.LOG というファイルに、エラー内容が書き込まれます。
　ただし、修正しなくても一部の単語が検索できなくなるだけです。

　英辞郎はアルファベット順に並んでいない部分が多少ありますので、辞書を修正して下さい。
　^ など、一部の記号類は処理できないためエラーとなりますが、無視して下さい。

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注意点

　辞書を更新したり、辞書を別のフォルダ(ディレクトリ)に移動したときは、インデックスを作り直して下さい。
　辞書が更新されていたり、インデックスが壊れていたりすると、エラー表示されます。このとき、これ以上エラーを発生させないため、書式設定 - 辞書 の 辞書引きを行う のチェックがはずされますので、インデックスを作り直したらこれをチェックして下さい。

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ファイル一覧

READMED .TXT    今読んでいるファイル
QXDIC   .DLL    辞書引きキット本体
QELINK  .BAT    英辞郎-A.TXT 〜 英辞郎-Z.TXT を EIZIRO.TXT に連結する
                バッチファイル
QDICSMP .TXT    タブ区切り形式の辞書のサンプル

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変更履歴

v1.0β2 から v1.0 への変更点
　自動辞書引きのときに Ctrl キーを押していると、熟語も検索 の状態を逆にして検索できるようにした。


v1.0 βから v1.0β2 への変更点

・QMKDIC.EXE は QXDIC.DLL に含まれました。これにより、共通設定からインデックスを作成するようになりました。
・共通設定で設定するファイル名はインデックスファイル名ではなく、辞書本体のファイル名になりました。
・全角文字にも対応。和英辞書も使用できます。
・- ' など一部の記号を含む単語も検索できるようにした。
・「FENG形式(大小区別)」「スペース区切り形式」を追加。

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転載

　転載条件はＱＸ本体に準じます。ＱＸのヘルプを参照して下さい。

　なお、テキストエディタＱＸの転載を許可されているのと同じ所に転載する場合は確認は不要です。ただし、(転載後に)転載した旨メールしてください。

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免責

　本プログラムを使用した結果、いかなる損害が生じても、作者は責任を負いません。

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要望・バグなど

　要望やバグ報告などは、ＱＸのヘルプを参照してください。

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NIFTY-Serve KFR04670 (araken)
PC-VAN      DTM67995 (araken)
ホームページ http://www2k.meshnet.or.jp/~araken/

							-以上-