1996/8  **************************************************************** MacTCP/FreePPP 設定ガイド ***************************************************************** 1.設定にあたっての「ご注意」 ・Macintoshは DTEボーレートが57600bps以上送信可能な機種を 対象にしています。 ・FW6420で同期接続を行い最高のパーフォーマンスを得るには、Mac intosh と FW6420間のDTEボーレートを115200bps にセットして下さい。 ・評価した組み合わせは次のものです。 (1)漢字Talk7.5 MacTCPバージョン 2.0.4 MacPPPバージョン2.1SDまたはバージョン2.2.0a またはFreePPPバージョン1.0.4 (2)漢字Talk7.5.2 TCP/IP バージョン1.0.7 MacPPP バージョン2.2.0a またはFreePPP バージョン1.0.4 またはFreePPP バージョン1.0.5 ・漢字Talk7.5で、MacPPP Ver2.2.0aより前のバージョンでは、 CU−SeeMeやRealAudioを使用すると通信が確立されない場合が あります。 そのときの対処として下記の2つの方法があります。 (1)FW6420+MacPPP+CUSeeMeで同期接続を行う場合 「MRU Remote側の「Will」のチェックをはずす。」 〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜 (2)MacPPPのバージョンを 2.2.0a へバージョンアップする。 または、FreePPPバージョン1.0.4以降を使用する。 (参考:MacPPP入手先 ftp://ftp.iij.ad.jp/pub/info-mac/comm/tcp/ でのファイル mac-ppp-220a-jp.hqx または mac-ppp-220a.hqx です。) ・PPPモジュールには、FreePPP バージョン1.0.4以上を推奨します。 ・漢字Talk7.5.2のTCP/IPバージョンは、1.0.7以上にしてください。 ただし、1.0.7でもプロバイダへの接続を一度切断するとMacintoshを 再起動しないと、次のアクセスができないようですので注意してください。 2.設定方法 (1)MacTCP,TCP/IP,FreePPPのインストール MacTCP,TCP/IPはそれぞれのシステムソフトウェアCDから インストールしておいてください。 FreePPPは、事前に雑誌やVAN等から入手しておいてください。 ConfigPPPはコントロールパネルに、PPPは機能拡張ホルダーに コピーしてください。 (2)MacTCP の設定 (OSバージョン漢字Talk7.5、漢字Talk7.5.1の場合) a) コントロールパネルから「MacTCP」を選択し、MacTCP画面のPPP 」をクリックした後、「詳しく...」ボタンをクリックします。 b) ウインドウが開いたら次の設定を行います。 アドレス取得: サーバから を選択 IPアドレス クラス:「A」 を選択 ドメイン・ネーム・サーバ情報 ドメイン ドメイン名を入力 IPアドレス ドメインネームサーバのアドレスを入力 入力後、「OK」を押すと設定終了です。 (3)TCP/IP の設定 (OSバージョン漢字Talk7.5.2の場合) a) コントロールパネルから「TCP/IP」を選択します。 b) ウインドウが開いたら次の設定を行います。 経由先: PPP を選択 設定方法 手入力 を選択 ドメイン名 ドメイン名を入力 ネームサーバアドレス ドメインネームサーバのアドレスを入力 入力後、ウインドウを閉じて設定終了です。 (4)FreePPP の設定 a) コントロールパネルから「Config PPP」を選択します。ウインドウが開 いたら設定を以下のように行います。 以下はFreePPP1.0.4の設定例です。 b) 「Port Name」はFW6420を接続しているポートをプルダウン メニューから選択します。通常、「モデムポート」にします。 c) 「New...」をクリックし、PPPサーバネームを入力します。 入力するとPPP Serverに入力した名前が表示されます。 Config PPP Open State Close Port Name: モデムポート ▼ Idle Timeout(minutes): None ▼ Echo Interval(seconds): Off ▼ □Disable Auto Connect □Terminal Window ■Hangup on Close ■Quiet Mode □Long Re-dial Delay PPP Server: XXXX ▼ Config...  New...   Delete... d) 「Config...」をクリックします。 e) Port Speedはプルダウンメニューから、 非同期通信の場合は57600(または 38400)を選択 同期通信の場合は115K(または 57600)を選択 f) フロー制御は「CTS&RTS(DTR)」を選択 g) Tone Dialをチェック h) Phone numにアクセスポイントの電話番号を入力 i) Modem Initに 非同期接続の場合は ATQ0V1X3$N1=0&D1¥Q3 同期接続の場合は ATQ0V1X3$N1=1&D1 と入力 PPP Server Name ← PPP Server Nameが表示 される Port Speed: 115K ▼ ←通信速度指定 Flow Control:CTS & RTS(DTR)▼ ←フロー制御指定 ●Tone Dial ○Pulse Dial Phone num ××−×××−×××× ←電話番号入力  Modem Init ATQ0V1X3$N1=1&D1 ←初期化文字列の入力 Modem connect timeout: 90 seconds Connect Script... LCP Options... Authentication... IPCP Options... 注)通信速度指定においては、同期通信の場合 115K を推奨します。 また、非同期通信の場合はプロバイダでサービスされている通信速度を選択し て下さい。 j) 「Authentication...」をクリックします。 k) Auth.ID にユーザ名(ダイヤルアップID)を入力 l) Passwordにパスワードを入力 Note:The password・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・ ・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・ ・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・ Auth.ID: ××××××××× ← ユーザ名を入力 Password: ××××××× ← パスワードを入力 Retries: 10 Timeout: 3 seconds Cancel OK m) 「OK」をクリックして、前の画面に戻ったら、「Done」をクリックして 設定は終了です。 操作方法については、FreePPPや漢字Talk7.5.2の場合は Open Transportのドキュメント等を参照して下さい。 (5)MacPPPの設定 FreePPPの設定を参考にして、同様に設定してください。 (6)ケーブルの配線 MacintoshとFW6420を接続するケーブルは 付属品として添付されているMac用変換コネクタを次のように接続して 使用して下さい。 Macintosh 8ピン −|Mac用 |−|RS232C|− FW6420 |変換コネクタ| |ケーブル | 25ピン ※ 一般に,記載されている会社名、製品名は各社の商標、または登録商標です。 ※ 記載されている内容は改良のため予告なく変更する場合があります。 ※ 弊社許可なく、書籍雑誌又はネットワークに添付または転載することを禁じます。 ※ オムロンマイコンシステムズ(株)は、本書の内容または本書を使用した結果に ついていかなる保証 、表明または約束も行っておりません。 また、本書の商品性、および特定の目的への適合性について、いかなる黙示の 保証も否認し排除します。