PCSC−Vサポートソフト Version 1.04 補足情報 ================================================= 目次 ====  ファイル構成  SCV_ASPI.SYS を NEC/EPSON機で使用する方法  DOS再起動プログラムでの問題  SCV_FORM のフォーマット時の容量表示について  Windows95でフォーマットする場合の注意  Windows95でリアルモードドライバを使用する方法  Windows95での書込みエラーの回避方法 Windows95でSCSI機器が認識できない場合 Windows95ドライバを削除する方法  MS-DOSでの書込みエラーの回避方法  MS-DOSで特定のドライブを認識をさせない方法 System Soft社 CardWorks(TM)でのインストール手順 IBM社 EZGOING または EasyPlaying での問題点 I-O DATA製 MOF-640/RM-MO640F を使用する場合の注意点 I-O DATA製 CDG-SX4 を使用する場合の注意点 DELTIS製 MO を使用する場合の注意点 ファイル構成 ============  PCSC−Vサポートソフトは, 以下のファイルから構成されています.   ルートディレクトリ    INSTALL.EXE     PCSC-V サポートソフトインストーラ    README.TXT     PCSC-V サポートソフト補足情報    SCV_ENBL.SYS    PCSC-V CS(NEC SS)対応イネーブラ    SCV_9855.SYS    PCSC-V PC-98用 55互換BIOSドライバ    SCV_98HD.SYS    PCSC-V PC-98用 HDD/MO ディスクドライバ    SCV_ASPI.SYS    PCSC-V ASPIマネージャ    SCV_DISK.SYS    PCSC-V ASPI対応 HDD/MO ディスクドライバ    SCV_FORM.EXE    PCSC-V ASPI対応 HDD/MOフォーマッタ    SCV_SCCD.SYS    PCSC-V SCSI-2 CD-ROM ドライバ    ASPISC98.SYS    NEC PC-98 55互換BIOS対応 ASPIマネージャ    HDDP.COM      NEC PC-98 ハードディスクパラメータ表示   WIN31 ディレクトリ    WINASPI.DLL     Windows 3.1 用 ASPI ドライバ   WIN95 ディレクトリ    PCSCV.MPD PCSC-V Windows 95 SCSIミニポートドライバ    PCSCV.INF PCSC-V Windows 95 SCSIミニポートINF UNINST.EXE PCSC-V Windows 95 ドライバアンストール UNINST.DAT PCSC-V Windows 95 ドライバアンストール情報 TIMEOUT.VXD SCSIリクエストタイムアウト延長ドライバ WIN95\WIN95B ディレクトリ PCSCV.INF PCSC-V Windows 95B SCSIミニポートINF    PCSCV.MPD \WIN95\PCSCV.MPD と同じファイルです. WIN95\WIN95B\PC9821NE ディレクトリ PCSCVNE.INF PCSC-V NEC PC-9821Ne用 Windows 95B SCSIミニポートINF    PCSCV.MPD \WIN95\PCSCV.MPD と同じファイルです. SCV_ASPI.SYS を NEC/EPSON機で使用する方法 =========================================  SCV_ASPI.SYS は, NEC/EPSONマシンでも動作可能です.  常駐量を減らしたい場合や, ASPIマネージャのみ必要な場合には, ASPISC98.SYS の代りに, SCV_ASPI.SYS を, SCV_98HD.SYS の代りに SCV_DISK.SYS を使用してください.   (組込み例)    DEVICE = SCV_ENBL.SYS    DEVICE = SCV_ASPI.SYS    DEVICE = SCV_DISK.SYS DOS再起動プログラムでの問題 ===========================  弊社 REBOOT.EXE, CHGEV.EXE など DOSの再起動を行うプログラムを使用する場合 は, PCSC-V に接続されたドライブから再起動しないでください. Windows95でフォーマットする場合の注意 =====================================  Windows95環境で SCV_FORM.EXE を使用してフォーマットを行う場合に, 内蔵の CD-ROMがメニューに表示される場合があります.  これは, Windows95の仕様によるものなので, 問題はありません. SCV_FORM のフォーマット時の容量表示について ===========================================  SCV_FORM.EXE は, 複数パーティションに対応していません. また, 作成する パーティションの容量は, DOSで認識可能な最大容量の 2047Mバイトです.  2Gバイト以上のハードディスクに対して, フォーマットを行った場合, 容量表示は 2Gバイト以上となりますが, 実際に確保されるパーティションの容量は, 2047Mバイト となります. Windows95でリアルモードドライバを使用する方法 =============================================  NEC/EPSON機では, Windows95環境でリアルモードドライバは基本的に使用すること ができません.  もし, リアルモードドライバを使用する必要がある場合には, テキストエディタを 使って, 次の設定を行ってください.  1. カードイネーブラの組込み行に /Vオプションを追加します.    DEVICE = \SCV_ENBL.SYS /V  2. Windows95のインストールされたディレクトリにある IOS.INI ファイルに    ファイル名のリストを追加します. [SafeList] SCV_ENBL.SYS ; この行を追加 SCV_9855.SYS ; この行を追加 SCV_98HD.SYS ; この行を追加 Windows95での書込みエラーの回避方法 ===================================  機種及び環境によって, Windows95で, MOなどの低速デバイスへ書込みを行うと 正常に書込みが行われない場合があります.  このような場合には, 次の設定を行うことで問題を回避できます.  1. [コントロールパネル]を起動します.    [システム]で, [システムのプロパティ]を表示し, [デバイスマネージャ]タブを選択します.  2. [デバイスマネージャ]の[SCSIコントローラ]の階層下の[PCSC-V ......]を選択します.    [設定]タブを選択し, [アダプタの設定]に, /WriteBlind と記述し, [OK] を    押します.    システムの再起動を行うか確認されますが, この時点では再起動する必要は    ありません.  3. [デバイスマネージャ]の[ディスクドライブ]の階層下から問題が発生しているSCSI機器を    選択し, [設定]タブを選択します.  4. [同期データ転送]がチェックされている場合は, チェックを外します.    [アダプタの設定]に "/WriteBlind"を記述した場合には, [同期データ転送]の    項目を, 書込み方式の選択に使用します.    [同期データ転送]がチェックされたデバイスは, 固定ブロック単位で転送を行い    ます.    チェックが外されたデバイスは, 1バイト単位で転送を行います.  5. [OK]を押し, システムの再起動を行います.    以上で作業は完了です. Windows95でSCSI機器が認識できない場合 =====================================  使用している SCSI機器(または SCSI機器のジャンパ設定)によっては, SCSI機器が認識されない場合があります.  そのような場合には, 次の設定を行ってみてください.  1. [コントロールパネル]を起動します.    [システム]で, [システムのプロパティ]を表示し, [デバイスマネージャ]タブを選択します.  2. [デバイスマネージャ]の[SCSIコントローラ]の階層下の[PCSC-V ......]を選択します.    [設定]タブを選択し, [アダプタの設定]に, /SyncMsg と記述し, [OK] を    押します.  3. システムの再起動を行うか確認されます.    [OK]を押し, システムの再起動を行います.    以上で作業は完了です. Windows95ドライバを削除する方法 ===============================  Windows95ドライバを誤ってインストールした(PC-9821 Ne 用ドライバを インストールしてしまったなど)場合は, 本サポートソフトの \WIN95\UNINST.EXE を実行してください.  ドライバ(PCSCV.MPD), INFファイル, レジストリなどを削除します.  実行は、カードを抜いた状態で行ってください. MS-DOSでの書込みエラーの回避方法 ================================  機種及び環境によって, MOなどの低速デバイスへ書込みを行うと, 正常に書込みが 行われない場合があります.  このような場合には, ASPIまたは BIOS互換ドライバに /Bオプションを付加する ことで問題を回避できます. NEC/EPSON機 DEVICE = \SCV_9855.SYS /B DOS/V機 DEVICE = \SCV_ASPI.SYS /B MS-DOSで特定のドライブを認識をさせない方法 ==========================================  ZIPドライブなど, 後から別のドライバでドライブを割り当てたい場合には, ディスクドライバに, 次のオプションを付加してください.  NEC/EPSON機 DEVICE = \SCV_98HD.SYS /Ixxxx xxxx は, 認識させる IDを列挙します. 例えば, ID 0 と 2 のみ認識させる場合には, /I02 と記述します.  DOS/V機 DEVICE = \SCV_DISK.SYS /ID=n,n,n n は, 認識させる IDを列挙します. 例えば, ID 0 と 2 のみ認識させる場合には, /ID=0,2 と記述します. System Soft社 CardWorks(TM)でのインストール手順 =============================================== Windows95標準のカードサービスの代わりに, CardWorks がインストールされている 環境では次の手順に従って, PCSC-Vのドライバをインストールしてください. 1. カードスロットに PCSC-V カードを挿入します. 2. カードの検出後, [インストール方法を選択]ダイアログが表示されます. [カードメーカが提供したディスケットを所有]をチェックして、[OK] を押します. 3. [ディスク インストール] のダイアログが開きます. [PCSC-V サポートソフト]ディスク を フロッピィディスクドライブに挿入します. A:\WIN95\WIN95b\pcscv.inf(フロッピィディスクドライブ が A: の場合)を指定し, [OK] を押します. 4. pcscv.mpd の場所を指定するダイアログが開きます. A:\WIN95(フロッピィディスクドライブ が A: の場合)を指定し, [OK] を押します.    以上で作業は完了です. ※英語版のCardWorksでは, 以下のダイアログ表示となるので, 読み替えて ください. [インストール方法を選択] => [Select Installation Preference] [カードメーカが提供したディスケットを所有] => [Have diskette provided by card manufacturer] [ディスク インストール] => [Disk Install] IBM社 EZGOING または EasyPlaying での問題点 =========================================== IBM社の EZGOING または EasyPlaying がインストールされた環境では, PCSC-Vサポート ソフトが正常に動作しません. 次の手順で, 問題を回避することができます. 1. EZGOINGディレクトリの AUTODRV.INI をお手持ちのテキストエディタで開いて ください. 2. AUTODRV.INI 内の [SCSI] 項目を次のように変更してください. ---- AUTODRV.INI ---- [SCSI] CardID=SCSI Option=Ignore --------------------- 3. AUTODRV.INI を保存します. 4. 再起動します. I-O DATA製 MOF-640/RM-MO640F を使用する場合の注意点 ===================================================  SCV_DISK.SYS は, 640MB のメディアを扱うことができません.  DOS環境で, PCSC-V に MOF-640 または RM-MO640F を接続し, 640MBのメディアを 使用する場合には, MOF-640 に付属の MODISK.SYS または RM-MO640F に付属の RMDISK.SYS を次の手順で組込んでご使用ください. 1. CONFIG.SYS をお手持ちのテキストエディタで開いてください. 2. MO以外のディスクドライブを接続しない場合は, SCV_DISK.SYS を削除 します. 3. MO以外のディスクドライブを接続する場合は, SCV_DISK.SYS の記述行に 次の記述を追加します. DEVICE = C:\PCSCV\SCV_DISK.SYS /ID=n,n,n /ID= には, MOディスク以外のディスクドライブの SCSI IDを列挙します. 例えば, ハードディスクが, SCSI ID 0 と SCSI ID 1 に接続されている 場合は, /ID=0,1 と記述します. 4. MODISK.SYS または RMDISK.SYS を, SCV_DISK.SYS より後の行に記述します. SCV_DISK.SYS の記述を削除した場合は, 少なくとも SCV_ASPI.SYS の 次の行に記述してください. DEVICE = C:\PCSCV\SCV_ENBL.SYS DEVICE = C:\PCSCV\SCV_ASPI.SYS DEVICE = C:\PCSCV\SCV_DISK.SYS /ID=0,1 DEVICE = C:\RMDISK.SYS または C:\MODISK.SYS 5. CONFIG.SYS を保存します. I-O DATA製 CDG-SX4 を使用する場合の注意点 =========================================  Windows95 で I-O DATA製 CDG-SX4 を接続して, 動作がおかしい場合には, 次の設定を行ってみてください.  1. [コントロールパネル]を起動します.    [システム]で, [システムのプロパティ]を表示し, [デバイスマネージャ]タブを選択します.  2. [デバイスマネージャ]の[SCSIコントローラ]の階層下の[PCSC-V ......]を選択します.    [設定]タブを選択し, [アダプタの設定]に, /AccOff と記述し, [OK] を    押します.  3. システムの再起動を行うか確認されます.    [OK]を押し, システムの再起動を行います.    以上で作業は完了です. DELTIS製 MO を使用する場合の注意点 ==================================  Windows95 で DELTIS製MO を接続して, 動作がおかしい場合には, 次の作業を行ってみてください.  1. マスタディスクの \WIN95\TIMEOUT.VXD を, Windows95がインストール されたディレクトリ下の \SYSTEM\IOSUBSYS にコピーします.(通常は, \WINDOWS\SYSTEM\IOSUBSYS になります. \WINDOWSの部分は, Windows95 がインストールされたディレクトリです) 2. システムの再起動を行います. 以上で, 作業は完了です. DELTIS製 MO かどうかは, [デバイスマネージャ]の[ディスクドライブ]で, 目的の MO の [プロパティ]を表示することで確認できます. DELTIS製 MO は, キャッシュ容量が大きいため, SCSIリクエストの完了が遅い ようです. Windows95 は, 一定時間内にSCSIリクエストが完了しないと, SCSI リセットを発行するため, 書込みが中断されて動作がおかしくなります. TIMEOUT.VXD は, Windows95 のSCSIリクエストのタイムアウト時間を延長する ためのドライバです. ----------------- END of README.TXT