1996年5月10日                                 Version 3.02a 『Power View 体験版』をご使用になる皆様へ                               カノープス株式会社  このディスクには、高機能画像ファイルビューア「Power View」の体験版が 収められています。JPEGファイル、TIFFファイルなど各種画像を高速に表示する ことができ、画像一覧表示を使ってビジュアルにファイルの整理が行えます。  この体験版では、製品版にある機能の一部が制限されています。ぜひ製品版を お買い求めいただき、Power View の全機能をご活用ください。  また、この README.TXT には、PowerView 体験版 に関して MANUAL.WRI に 記載されていない事項について述べられています。必ず一度目を通してください。 ※インストールは、SETUP.EXE をプログラムマネージャから起動することで行えます。 ※詳しい使用方法については、Power View グループの Manual アイコンをクリックして  参照してください。     +---------------------------------------------+     | 高機能マルチメディアビューア |     | Power View |     | |     | ●\9,800(消費税別) |     | ●型番:SIM-1138-01 |     | ●3.5inch 1.44MB |     +---------------------------------------------+      お近くのパソコンショップでお買い求めください。 --------------------------- ★体験版と製品版との相違点★ --------------------------- 1.画像の保存はできません。 2.切り出した画像をクリップボードに転送することができません。 3.アルバムツールで高速に JPEG ファイルを一覧表示させるための JICON ツールが  付属していません。 4.体験版には、Windows 3.1 用の Power View 2.xx が付属していません。 5.画像表示を行ったとき、左上部に「Power View Trial Edition」というスタンプ  がつきます。 --------------------------------------------- ★PowerView 体験版をご利用にあたってのご注意★ --------------------------------------------- 1.このソフトウェアについては、ユーザサポートやバージョンアップなどは  行なっておりません。機能や操作についてのお問い合わせは受け付けて  おりません。 2.製品版 Power View をご購入いただき、ユーザ登録を済まされた方には、  ユーザサポートやバージョンアップなどのサービスを実施させて  いただきます。 3.このソフトウェアの運用の結果については、一切の責任を追いません。 -------------------------------- ★インストールに関する注意事項★ -------------------------------- インストールを開始する前に Version 2.14a 以前の Power View を1度でも実行した 場合、インストールを正常に行えない場合があります。 このような場合は、Windows 95 を再起動してからインストールを行ってください。 -------------------------------------------- ★PhotoCDの表示サイズを変更する方法★ --------------------------------------------  PhotoCDデータの表示サイズは PhotoCD Setup ユーティリティで設定 できます。PhotoCD Setup アイコンをクリックし、目的のサイズを選択してください。  なお、PhotoCDは元来アクセススピードが遅く、また大きなサイズでデータを 表示させるとメモリを多く消費し、スワップが起こって表示に時間がかかりすぎてしま うので、ダイアログの中で選択できるサイズは次の3種類のみとしています。 128 × 192 256 × 384 512 × 768  これ以上のサイズでの表示を行ないたい場合は、ファイル PVIEW.INI の中の [photocd] セクションの size= の値を変更することで大きなサイズでの表示が行なえ ます。設定する値の意味は、次のとおりです。 =======+=============== size | 表示サイズ -------+--------------- 1 | 128 × 192 2 | 256 × 384 3 | 512 × 768 4 | 1536 × 1024 3 | 3072 × 2048 =======+=============== -------------------------------- ★Power View 削除の方法★ --------------------------------  Power View は Power View ディレクトリに必要なファイル群をコピーし、 *.exeファイルをPower View グループに登録しているだけです。 config.sys, autoexec.batや環境変数の変更は一切行ないません。したがってイン ストールした Power View の削除は以下の方法で行なえます。 <Windows 95 から削除する場合> 1.「スタート」メニューから "Power View" の項目を削除します。 2.Power Viewをインストールした フォルダを エクスプローラ を使って   削除します。 <Windows 3.1 から削除する場合> 1.Power Viewグループをプログラムマネージャから削除します。 2.Power Viewをインストールしたディレクトリをファイルマ   ネージャ等を使って削除します。 ------------------------------ ★個々の実行ファイルの使用法★ ------------------------------ 画像ファイル管理ツール Power View-FileManager pv.exe [デフォルトディレクトリ名] 例)pv.exe a:\jpeg 画像一覧表示ツール Power View-Album pvl.exe [デフォルトディレクトリ名] 例)pvl.exe a:\jpeg 画像ファイル表示ツール Power View pvx.exe 画像ファイル名 例)pvx.exe a:\jpeg\food.jpg ------------------------------------ ★256色表示時の減色処理について★ ------------------------------------  Power View は画像を複数枚同時表示して比較できる仕様になっています。そ のため256色のときに固定パレットを採用しています。また、固定パレットを採用す ることで速度向上も期待できます。画像ファイルの整理などを行なう場合など、表示速 度が速いことは大切で、JPEGデコードの高速さに見合った速度を確保した上で、誤 差拡散減色アルゴリズムを駆使して表示しています。  一部画像ビューアのように、その画像に最適な色にパレットを変更すればより綺麗な 表示が行なえますが、 1.画像を2枚以上表示するとアクティブなウィンドウを切り替える   度に画像の再表示が起こり、しかもアクティブなウィンドウ以外   の絵はかなり劣化する。 2.表示前に一旦画像全体の色構成をスキャンするので表示速度がど   うしても遅くなる。またデコードが全て終了し、色の配置が済ん   でからでないと表示を開始できないので、Power Viewの ようにファイルを選択してすぐ表示開始とはならない。 3.Version 2.0から追加された画像一覧のような機能追加   が難しい。 といったことが起こります。そこで、Power Viewは全ての画像に対して最適な パレットを固定パレットとして採用し、誤差拡散減色アルゴリズムを使用して表示して います。より美しい画像が必要な場合はWindowsの解像度をHigh Color(16 ビット)またはTrue Color(24ビット以上)にしてご使用になることをお勧めいたし ます。 ------------------------------- ★画像の保管時の形式について★ -------------------------------  Power View では、現在表示されている画像をファイルに保管することが できます。Windows に付属するペイントブラシ(Microsoft Paint、PBRUSH.EXE)で 編集したり、壁紙として利用する場合、次の形式の中からフォーマットを選んでくだ さい。 DIBモノクロ形式 DIB16色形式 DIB256色形式 DIB32K色(555)形式 DIBフルカラー形式 DIB32ビット形式 ------------------------------- ★他形式に対応したDLLについて★ -------------------------------  1996年3月現在、次の形式をサポートするDLLが既にアップロードされていますので、 ご利用いただくことができます。なお、これらのDLLについての弊社へのお問い合わせ はご遠慮ください。 +---------------------------------------------------------------+ | プログラム名 :PVDECQ21.LZH | | サポート形式 :Q0,Q4 | | 登録場所 :Nifty-Serve FQLD1 LIB 3 #10 | | 著作権・連絡先等 :mop氏 (Nifty-Serve GFD01322) | +---------------------------------------------------------------+ +---------------------------------------------------------------+ | プログラム名 :PVDLL Ver2.0 (PVDLL20.LZH) | | サポート形式 :MAG, MAKI, TIFF, BMP, RLE, GIF, PIC, | | PI, AVI, MIDI, WAV, ICO, MOV, JPEG | | MMM,PICT,Q0,Q4,RGB | | LHA.DLL 対応 | | 登録場所 :Nifty-Serve SPCVA LIB 6 #142 | | 日経MIX long3/c.soft #62 | | 著作権・連絡先等 :K.Shimizu 氏(日経MIX cancer) | | | | ※このプログラムはシェアウェア(\2,060)です。 | +---------------------------------------------------------------+ ------------------------------------------------------------------------------ ◎Power View の履歴 --------------------------- Version 1.00: 93/06/22 --------------------------- 最初のリリース --------------------------- Version 1.10: 93/11/22 --------------------------- (1) Power Window 928用高速フルカラードライバ MA32.DRV への対応 --------------------------- Version 1.20: 94/02/12 --------------------------- ○ Windowsバージョン3.1専用になりました。3.0では動作しません。 ○ 画像表示ツールの実行ファイル名が変更されました。理由はファイルマネージャの   「アプリケーションとの関連付け」を可能にするためです。旧 pv.drv は   使用しなくなりました。 pv.drv -> pvx.exe ○ ファイルマネージャの「アプリケーションとの関連付け」をすることで、   ファイルマネージャからJPEGファイルを直接見ることができるようになりました。 ○ 画像ファイルの表示が以前より更に速くなりました(若干ではありますが) ○ 同時に表示管理できる画像数が12枚から200枚になりました   (ただしメモリが有る限り) ○ 表示可能画像最大横幅が2048から4096ドットになりました ○ 以前より大きなサイズの画像がプリントアウトできるようになりました ○ DIB 32K色、64K色ファイルの表示、作成、クリップボードへの転送が可能になりました ○ 反転・回転演算時間の短縮 ○ 連続表示時は固定位置から画像の表示を行なうようにしました ○ 一部プリンタでカラー印刷ができなかったバグをフィックス ○ UAE発生のバグをフィックス ○ 16色表示時にコントラストが向上した --------------------------- Version 2.00: 94/02/12 --------------------------- ○ 各モジュールの一新 ○ 画像一覧表示のサポート ○ Power View-FileManager のドラッグ&ドロップなど機能強化 ○ Power Window 928/801用15bitsドライバ MA15.DRV への対応 ○ Photo CD への対応 ○ TIFF デコーダ dectiff.dll の追加(同時にソースファイルも公開) ○ デコーダの形式を変更したので以前のデコーダは利用できなくなりました。   それにともない画像ファイルの表示が以前より若干速くなりました ○ JPEGファイルにアイコンを埋め込む機能を追加 (Power View for PW では使用できません) --------------------------- Version 2.10: 94/07/25 --------------------------- ○ .AVI, .WAV, .MID ファイルが再生可能になった(decmp.dll) ○ エンコーダの仕様公開(RGB形式のソースファイルも公開) ○ ファイル作成形式リストにスクロールバーを追加(enc.dll) ○ コメントの長さが正しく入っていない JPEG ファイルを補正して   デコードする機能を追加(補正できない場合あり)(decjpg.dll) --------------------------- Version 2.11: 95/03/24 --------------------------- ○ 表示できるファイル、ディレクトリの数をそれぞれ1024、512個から   2500、1024に増やした。 --------------------------- Version 2.12: 95/04/10 --------------------------- ○ メニューの一部が正しく表示できないバグをフィックス。 ○ ファイル名が正しく表示できないバグをフィックスするために、管理できる   ファイルの数を2500から1600に変更した。 --------------------------- Version 2.13: 95/05/25 --------------------------- ○ MPEGファイル(拡張子 *.mpg)を表示リスト項目に追加した。再生するに はメディアプレーヤーでMPEGファイルが表示できる環境が必要。 --------------------------- Version 2.14: 95/08/08 --------------------------- ○ 画像ファイルデコーダの中でメッセージボックスを表示させると暴走するバグを直 した。 但し現在もそのメッセージボックスを移動させると再描画がうまくできない。 これは特別のデコーダを使用しない限り発生しない。 --------------------------- Version 2.14a: 95/11/16 --------------------------- ○ Windows 95 上で Power Window ドライバ以外を使用時、64K色モードで使用できな い現象を回避。 --------------------------- Version 3.00: 96/03/08 --------------------------- ○ Windows 95 でのロングファイル名をサポートした。これにともない、Windows 95 専用とした。 ○ Windows 95 でフルドラッグが有効なときでも、ウィンドウサイズを変更できるように修正した。 ○ 管理できるディレクトリの数を 1024 から 5000 に増やした。 ○ 管理できるファイルの数を 1600 から 5000 に増やした。 ○ 連続表示ダイアログに「前画像」ボタンを追加した。 ○ 使用している DLL がメモリ中に残留しないように修正した。 ○ メディアがセットされていないドライブにアクセスしても、システムエラーを   発生させないように修正した。 ○ リネームのダイアログで、リターンキーを押すと確定して終了できるように修正した。 ○ 縦横比 1:1 でサイズフィットが ON のとき、ウィンドウの水平サイズを基にして   垂直サイズを計算するように修正した。 --------------------------- Version 3.01: 96/03/12 --------------------------- ○ ファイル名やディレクトリを指定するダイアログで、ボリュームラベルが   ないディスクへ移動できない問題を修正した。 --------------------------- Version 3.02: 96/03/18 --------------------------- ○ 「32 ビット プロテクトモードのディスクドライバを使わない」設定の場合に、CD-ROM を   アクセスできない問題に対応した。 ○ ファイルマネージャで、マウスのダブルクリックの感度を修正した。 ○ ファイルマネージャで、カーソルキーによる操作が効かなくなる問題を修正した。 --------------------------- Version 3.02a: 96/05/10 --------------------------- ○ ビューア本体のメニューから「転送色/64K色」を外しました。 ○ キーボード操作を阻害するため、ディレクトリ選択のリストボックスでのシングルクリックによる操作をなくしました。 以上