1997年3月17日 『Power Window T64V/T64V 4MC DirectX 対応 PC-9821 Windows95ドライバ』をご使用になる皆様へ カノープス株式会社  この度は『Power Window DirectX 対応 Windows95ドライバ』をご使用いただき、まことにありがとうございます。このREADME.TXTには、『Power Window DirectX 対応 Windows95ドライバ』に関して、マニュアルには記述されていない補足事項について説明しています。ぜひご一読ください。なお、今後『Power Window DirectX 対応 Windows95ドライバ』をバージョンアップされた際にもご覧ください。   Windows 95 に付属の メモ帳 でこのドキュメントをご覧になっている   方は、「編集(E)」メニューの「右端で折り返す(W)」オプションをON   にすると読みやすくなります。 1.インストールに関しての注意事項 『Power Window DirectX 対応 Windows95ドライバ』は、Windows95用ディスプレイドライバとユーティリティから構成されています。フロッピーディスクの中のSETUP.EXEを実行し、画面の指示に従ってインストールしてください。 Windows95の画面のプロパティ(コントロールパネルの「画面」アイコンをダブルクリックするか、デスクトップ上で右クリックで開くメニューのプロパティを選択すると現れます)のディスプレイの変更でインストールしてもユーティリティは組み込まれません。必ずSETUP.EXEを使用してください。 2.アンインストールに関しての注意事項  ドライバのアンインストールは、コントロールパネルの「アプリケーションの追加と削除」の追加と削除によって行なってください。PWUNINST.EXEを直接実行してもアンインストールされません。  『Power Window DirectX 対応 Windows95ドライバ』をインストールしたフォルダー内にドライバーのインストールで作成した以外のファイルが有ると、アンインストールを行なってもフォルダは削除されません。アンインストール実行後にエクスプローラなどで削除してください。 3.制限事項  『Power Window DirectX 対応 Windows95ドライバ』には、以下に説明しますようにいくつかの制限事項があります。ご了承ください。 ・「コントロールパネル」の「画面のプロパティ」の「PowerCursor」の画面では、カーソルの色を変更できますが、この機能は「コントロールパネル」で設定できる「ポインタの軌跡」を表示するに設定していたり、アニメーションカーソルやカラーカーソルを使用していると機能しません。「PowerCursor」の画面ではカーソルの色やサイズ、パレットが変更できないときにもボタンがアクティブのままになっています。 ・カーソルの形状を標準から変更している場合に、自動追尾カーソルで弾丸カーソルを指定してもカーソルの形状は変化しません。 ・「Power Desktop」を使用して複数のアプリを異なるデスクトップに配置している状態で、GRPH+RETURNでタスクを切り替えると、タスクは切り替わってもデスクトップが切り替わらないことがあります。このような時は「Power Desktop」で画面を切り替えてください。 ・Power Palette は256色のときのみ動作します。 ・Power Window T64V で、MPEG再生やビデオキャプチャを行う場合は Windows95用のアプリケーションをご使用ください。 ・マルチユーザーで「ユーザー別の設定」で「ログイン時に各ユーザーのデスクトップ設定に変更する」を選択している状態でセットアップを実行すると、セットアップを実行したユーザーの環境にのみユーティリティーがセットアップされます。(デスクトップ上のアイコン、Power Steering 95、プログラムグループ)必要であればそれぞれのユーザーの環境にこれらのファイル(ショートカット)をコピーしてください。  Power Window Tab や PWINIT、ドライバーはすべての環境にセットアップされます。 ・本ドライバは DirectDrawインターフェースに対応しております。ただし、DirectDraw対応ゲームであっても、PC98での動作を明記していないゲーム(DOS/V機用を含む)に関しては、アーキテクチャの違いにより、動作しない可能性があります。 4.注意事項 ・Direct Draw対応のゲーム(特にPC98での動作を明記していないもの)はインストール時にディスプレイドライバを強制的に変更する場合があります。この場合はゲームのインストール直後に再度、弊社ドライバに変更いただきますようお願いいたします。 -------------- ドライバの履歴 -------------- ----------------------- Ver.4.00.0009: 96/ 6/13 ----------------------- DirectX 対応ドライバ、最初のリリース。 ----------------------- Ver.4.00.0012: 96/ 9/30 ----------------------- (1)Power Window T64V 4MC に対応。 (2)PowerWindow HiColor Mode ユーティリティで HiColor(16bit)のモードを RGB555(32K色)と RGB565(64K色)に切り替え可能とした。 (3)以下の不具合の修正 HiColor/TrueColorの時、ハードウェアカーソルが画面の右端からはみ出て表示される。 Power Monitor の ディスプレイの省電力機能(DPMS)が DOSプロンプト実行中でも動作してしまう。 マルチユーザーの環境でセットアップ、アンインストールが正しく動作しなかった。 PowerPalette で設定値が正しく保存されないことがある。 Microsoft Internet Explorer 3.0 をインストールすると「Power Window ショートカット(画面のプロパティを開く)」が正しく動作しなくなる。 -------------------------- Ver.4.03.00.2031: 97/ 3/ 5 -------------------------- (1)以下の不具合の修正 ツールバーやショートカットバーの設定によって、最大化したアプリがPowerDesktopで移動できてしまう。 HighColorがRGB555の時、PowerMonitorでMonitorInfoしか選択できない。(4.00.0012)。 楕円等を含むパターンで構成された曲線が正しいパターンで描画されないことがある。 パターンで構成された直線をスクロールするとゴミが残ることがある。 クラリスワークス等でモノクロのパターンが正しく表示されないことがある。 開始角180度のPieを描画すると、回始点から円の中心に向かう線分が円をはみ出すことがある。 -------------------------- Ver.4.03.00.2032: 97/ 3/17 -------------------------- (1)以下の不具合の修正 HiColor/TrueColorの時、アプリケーションによって、アプリケーションは動作しているが画面の書き換えが一切行われなくなることがある。(4.03.00.2031)。 HiColor/TrueColorの時、ソフトウェアカーソルの背景にゴミが残ることがある。(4.03.00.2031)。 ドライブスペース3の空き領域の調整でスライドバーを動かした時に、円グラフを間違って塗りつぶすことがある。 以上