WinGパフォーマンステスト GTEST.EXE 1.はじめに  このプログラムは、WinGを利用してWindows上でワイヤーフレー ムグラフィックスを行うためのモジュールである「相沢ワイヤーフレームドラ イバ(AWD)」を利用して、皆さんのWinG環境をテストするプログラム です。(AWDは実行ファイルに組み込まれています。)もともとは、AWD のチェックプログラムだったのですが、ベンチマークテストに最適だったので ベンチマークテストプログラムとして公開いたします。本ソフトはフリーソフ トです。転載も内容を改変しない限り自由です。尚、本プログラムは Borland C++4.0とTurbo Assembler4.0を使 用して開発されています。 2.実行方法  WinGをインストールしていない人は、ランタイムライブラリを含んだ 「GT12G.LZH」の方をダウンロードして下さい。  「GTEST.EXE」と「GTEST.ASF」が同じディレクトリに入っ た状態でGTEST.EXEを実行してください。5秒後に左上にテストの結 果が表示されます。最初は数値がふらつきますが、だんだん一定の値になって いきます。  注、実行中はマウスの移動範囲がウィンドウ内に制限されますが、これは    プログラムの仕様で異常ではありません。「P」を押して一時停止を    するとこの状態から抜けることが出来ます。 3.左上に表示される数値の意味  このプログラムでは、一回毎に    1.WinGのバッファ画面(512×384ドット)を消す    2.クリッピングが必要な1536本の線を描画      (線の両端が画面からはみ出している)    3.テキストを表示    4.画面に転送 という処理を行っています。10秒間に何回この操作を行えるかが画面に表示 されている数値です。WinGのバッファに描画するウェイトが高く、WinG のバッファから画面への転送のウェイトが低くなっていますが、計算を行いな がら描画を行う3Dゲームや、キャラクターがたくさん出て来るアクションゲー ムの場合を想定しています。ちなみに私の開発環境では           結果:57frames/10sec.          マシン:無印IBM互換機          CPU:486DX2−66MHz       グラフィック:S3−805              800*600 256色 でした。相当重い処理をしているとはいえ、1秒間に6回弱の書き換えという のは悲しいですね。 4.テストのソースリストの一部  内容を知りたい人のために以下にソースリストの一部を示します。 AWD_Cls(); j = c; for (i = -512; i < 1024; i++) { AWD_Line(i, -64, GAMESIZEX - 1 - i, GAMESIZEY + 64 - 1, j + 20); j++; if (j >= 6 * 6 * 6) j = 0; } c++; if (c >= 6 * 6 * 6) c = 0; AWD_Locate(256 - 16 * 8, yp); AWD_Print("Copyright | 1995", pFont); AWD_Locate(xp - 14 * 8, 224); AWD_Print("Aizawa SoftLab.", pFont); xp += 8; if (xp >= 640) xp -= 768; yp += 4; if (yp >=416) yp -= 448;           Nifty−Serve JBA00110 まるあい