---------------------------------------------------------------------------- MIDIX95(ミディックス95)取り扱い説明書 ■■ 応 用 編 ■■ MIDIX95.EXE ( ver 1.03 / 1996.05.10 ) by O−Sam ---------------------------------------------------------------------------- ■ このドキュメントの目次 ・「カスタマイズ」ページの Icon Action 指定について ・好きな表示位置に固定する方法 ・アーチスト選択モードを活用するために ・新曲優先ランダムモードについて ・時刻設定ボタンのカスタマイズについて ・オートコンバート機能について ・Q&A(困った時に) ■ 「カスタマイズ」ページの Icon Action 指定について アイコン時の動作を指定するものです。環境に応じて選択してください。 (1) Windows3.1 Mode ・・・ Win95 環境でこのモードにしているとアイコンにした時、 タスクバーに表示されません。 (2) Windows95 Mode ・・・ Win95 環境ではタスクバーに表示されます。 ■ 好きな表示位置に固定する方法 (1) 「各種の設定」ページの「位置指定を有効にする」チェックボックスのチェッ クをクリアします。「設定保存」ボタンをクリックしてこの設定を保存します。 (2) 本体を左ドラッグして好きな位置に移動し、POWER ボタンのクリックでMID IX95を終了させるとその位置が記録されます(「位置指定を有効にする」が チェックされていると終了時の位置保存をしません)。 (3) 次回起動時からは終了時の位置に表示されます。 ■ アーチスト選択モードを活用するために アーチスト選択モードを100%活用するためには、少々コツが必要です。アー チスト選択ウィンドウに表示されるアーチスト名は下記の規則で検出されます。 曲データに含まれているタイトルはこの通りとは限りませんし、アーチスト名が 含まれていない場合もあります。ですから思い通りに選択するためには下記形式に なるようにユーザーが曲名編集欄で修整または加筆しなければなりません。 さらにアーチスト名は半角、全角、大文字、小文字を区別していますので選択を しやすくするためにはユーザーの管理で同一名称にしていただく必要があります。 例えば Wink, WINK, Wink, WINK はすべて別の名前としてリスト表示されま すのでどれかに統一した方が良いでしょう。行内に 'by ×××' が複数ある時は 最初の名前が優先して表示されます。検索はリスト0とリスト1の両方についてお こなわれます。 (タイトル例) 淋しい熱帯魚 by Wink BY 山田太郎 ^^^^^^^^^^^^ (解説)by Wink ↑↑ ↑ ↑ || | 半角スペースを付ける.またはタブで終わる || アーチスト名(他に分野名、データ作者名などなんでも可) |半角スペースを開ける 検出用キーワード=半角小文字で 'by' とする(BY, By はダメ ) ■ 新曲優先ランダムモードについて 新曲優先ランダムモードはタイトル名の頭に付けた新曲マーク(!1,!2,!3)で管 理されています。順序は !1 = 第1優先、!2 = 第2優先、!3 = 第3優先、無印 = 第4優先となっています。 いま、曲を自動または手動で追加すると頭に !1 マークがつきます。後日、さら に曲を追加したくなったら先ず〔!CTRL〕ボタンを押します。!1 マークが !2 マー クに変わります。この状態で曲追加をおこなうと追加曲の頭に !1 がつくので追加 した曲が最優先で再生されるわけです。その後、 !2 マークの曲、無印の曲と続き ます。無印の曲はランダムに再生されます。 〔!CTRL〕ボタンを押すたびにマークは !1 → !2 → !3 →〔無印〕と変化して いきますので4世代の管理が可能なわけです。いつ、〔!CTRL〕ボタンを押してマー クの付け替えをするかはユーザーの自由です。曲のダウン毎に変更するのではなく 1ヶ月毎に付け替えて月別にするなど、あなたのアイデアで活用してください。 ■ 時刻設定ボタンのカスタマイズについて プログラムモードの時刻設定ボタンはデフォルトで〔06..09〕〔09..12〕〔12.. 13〕〔13..17〕〔17..22〕〔22..06〕となっていますが、これをカスタマイズして 自分の生活環境に合わせた設定にすることができます。 「各種の設定」ページの〔設定保存〕ボタンを押すとMIDI95の設定を保存 した MIDIX95.INI というファイルができます。このファイルをエディタかメモ帳 で開くと中に下記の行があります。ここを書き換えれば良いのです。 書換結果はチェック無しで読み込まれます。形式違反の値を設定した場合は ?マ ークが表示され時刻切替動作は保証されませんのでご注意ください。 TIMBAND=060912131722 ← これは 06 09 12 13 17 22 と解釈されます。 各ボ ^^^^^^^ タンの頭の数字を意味します。後の値が最初の値より 小さくなってはいけません。例えば、'091217202205' などはダメです ボタンを〔05..09〕〔09..12〕〔12..15〕〔15..20〕〔20..22〕〔22..05〕とし たければ以下のように書き換えれば良いわけです。 TIMBAND=050912152022 ← これは 05 09 12 15 20 22 と解釈されます。 ■ オートコンバート機能について MIDIX95は拡張子が .MID 以外の .RCP / .MCP / .R36 / SNG / .MM2 / . MMC / .SEQ ファイルが選択された時は CVS、SNG2S、MM2Sの各MID Iファイルコンバータを自動起動して .MID ファイルに変換し、変換後ただちに再 生するオートコンバート機能を搭載しています。 各ファイルに対応するコンバータ起動文字列の既定値は下記のとおりです(CV SはLOGファイルを作成しないオプションとしています)。この文字列の中で % と # はマクロ文字で意味は次のとおりです。 % ・・・ MIDIX95が .RCP, .SNG などの変換されるファイルのパスに置き換 えます。 # ・・・ 変換したファイルを格納するディレクトリの指定です。「各種の設定」ペ ージの List No.0 Init Directory または List No.1 Init Directory に設 定したディレクトリに置き換えられます。記述がなければカレントディレク トリとなります。 この起動文字列は [設定保存] ボタンのクリックで MIDIX95.INI に記録されま すのでこれをエディタやメモ帳で書き換えると使用するコンバータや起動オプショ ンを変更できます。 ・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・ コンバータ起動文字列の既定値 ・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・ CNVRCP=CVS.EXE % -Flog -O# ← .RCP ファイル用コンバータ。CVSを使用。 CNVMCP=CVS.EXE % -Flog -O# ← .MCP ファイル用コンバータ。CVSを使用。 CNVR36=CVS.EXE % -Flog -O# ← .R36 ファイル用コンバータ。CVSを使用。 CNVSNG=SNG2S.EXE % /O# ← .SNG ファイル用コンバータ。SNG2S使用。 CNVMM2=MM2S.EXE % /O# ← .MM2 ファイル用コンバータ。MM2Sを使用。 CNVMMC=MM2S.EXE % /O# ← .MMC ファイル用コンバータ。MM2Sを使用。 CNVSEQ=MM2S.EXE % /O# ← .SEQ ファイル用コンバータ。MM2Sを使用。 ・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・ ★ オートコンバートのインストール方法と使用方法は以下のとおりです ★ 1.変換したいファイルに対応したコンバータ(CVS、SNG2S、MM2Sな ど)を MIDIX95.EXE と同じディレクトリにコピーします。 これらのコンバータはFMIDITOLフォーラムの8番ライブラリ(◇ DOS > MS-DOS & PC-DOS )に登録されています。下記リストは1995年12月のデ ータです。ダウンロードの際は登録番号を再度ご確認ください。 ------------------------------------------------------------------------ No.69 PFH00375 95/09/30 55KB CVS506.LZH RCP/R36-->MID変換 V5.06/DOS No.31 PDF02614 95/09/30 21KB SNG2S 3.3 SNG→SMF /v3.3 /DOS No.30 PDF02614 95/09/30 21KB MM2S : .MM2/.MMC/.SEQ->SMF /v3.1 /DOS ------------------------------------------------------------------------ 2.コピー後はコンバータを単体で動作してみて正常にファイル変換できることを あらかじめ確認してください。Windows環境でこれらのコンバータを使用 するとWindows環境からDOS環境を呼び出す形で実行しますがMIDI X95はこれらのプログラムが単体で正常動作することを前提にしています。 なおCVSは使用前に CVS.DEF ファイルを CVS -S で事前に作成しておく必 要があります。詳しくは各コンバータのドキュメントに従ってください。 3.使用方法 (1) [♪(音符)] ボタンのクリックでコモンダイアログが開きます。選択した ファイルの拡張子が .MID 以外ならコンバート先のディレクトリを指定する ウィンドウが開きます。 (2) コンバート先ボタンを選択するとコンバータを自動起動して コンバートを 開始します。[CANS] ボタンでコンバートを中止します。 (3) コンバート後は # で指定されたディレクトリに .MID ファイルが出来れば 成功と判断し、そのまま再生動作に入ります。 ■ Q&A(困った時に) 1.自動音量制御機能を使用しているがプレイしても音がでない。 【Ans】本体下部の VOL パネルをクリックし、VOLUME CONTROL ウィンドウ を開いて基準音量設定が0になっていないかチェックしてください。 0になっていたら適当な音量設定ボタンをクリックしてください。 2.自動音量制御を設定しているが音量が変化しない。 【Ans】もし使用しているのが外部MIDI音源なら音量制御はできません。 制御できるのはサウンドカード、またはサウンドカード+ドーター ボードで再生している場合です。 〔補足説明〕ドーターボードとは? サウンドカードの事実上の標準として有名な Sound Blaster16には 付加ボードを増設するためのコネクタが設置されています。ここに楽 器波形を記録したウェーブテーブルROM搭載のドーターボードと呼 ばれる基板を接続することでMIDI再生時の音質を格段に向上させ ることが出来ます。 ドーターボードは Wave Blaster2(CREATIVE LABS),DB-50XG(YAM AHA),SCD-15(Roland)など各社から販売されています。 3.オートコンバートが異常終了する。 【Ans】コンバータ起動文字列の設定が間違っている可能性があります。内 容を確認してみてください。単体での動作も確認してみてください。 4.「再生不可データです」と表示される 【Ans】選択されているMIDIデータはMacで作成されたデータではあ りませんか?もし、そうだとしたらデータの頭にマックバイナリと呼 ばれるデータがついているため再生できないのかもしれません。その 場合はFMIDITOLフォーラムの6/8番ライブラリに登録され ている以下のツールで対処できます。 ・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・ LIB 6 / Windows 用 ・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・ 46 GFC00217 93/06/06 4754 B wMIDchk.LZH:SMF MAC Header Cutter/win3.1 ・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・ LIB 8 / MS-DOS 用 ・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・ 12 PFC00505 95/09/30 2688 B MIDCHK.LZH : MIDIファイルチェッカー&ヘッダーカッター(^^) ・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・ 5.一部の文字表示がおかしい。 【Ans】MIDIX95は各部の文字表示に標準ゴシックを主体に Arial、 MS Serif などを使用しています。これらは Windowsに標準添 付のフォントですのでWindowsをインストールした後で削除し たフォントがないか確認してみてください。 6.プレイリストの読み込みでエラーダイアログが表示された 【Ans】読み込もうとしたプレイリストに形式不良のデータ行を検出した時 はその行の読み込みをスキップし、内容を MIDIX.NG0(または MIDIX .NG1)というファイルに記録します。 検出要因は「曲名に制御コードが混じっている」「曲データの区切 りが異常」のいずれかです。プレイリストの形式は下記の通りです。 ----------------------------------------------------------------------- (曲名) TAB (曲データパス) TAB (音量調整値 -5〜+5) TAB (好き嫌い度 0〜3) ----------------------------------------------------------------------- 《 対処方法 ・・ 以下のどちらかで対処します 》 (A) 該当データを「手動追加」してもう一度プレイリストに追加する。 (B) MIDIX.NG0(または MIDIX.NG1)内のデータをエディタで修正して プレイリストに付け加える。 -----------------------------【 応用 】編 終り ------------ 1996.05.10 ---