--------------------------------------------------------------------------- Microsoft インターネット エクスプローラ 3.0 for Windows 3.1 README 1996 年 12 月 --------------------------------------------------------------------------- (C) Copyright Microsoft Corporation, 1996 -------------------- このファイルの読み方 -------------------- メモ帳を使って画面でこのファイルを読むときは、メモ帳のウィンドウを最大化する と読みやすくなります。 このファイルを印刷するには、メモ帳またはほかのワード プロセッサでファイルを 開き、[ファイル] メニューの [印刷] をクリックしてください。 ---- 目次 ---- 概要 製品の内容 システム要件 インターネット エクスプローラのインストール インターネットからダウンロードしてインストールするには LAN を経由してインターネットに接続する場合 リモート インストール Mail をお使いになる前に モデムのインストール モデムの初期化設定の変更 ダイヤラーの使用 Telnet ヘルパー アプリケーションの使用 既存の TCP/IP 接続とインターネット サービス プロバイダの設定を使う ソフトウェアのバックアップを作成するするには 確認されている問題 ---- 概要 ---- この製品は、Microsoft Windows 3.1 のユーザーを主な対象としています。 注: この製品は 16 ビット プログラムなので、Win32s をインストールする必要は ありません。 Microsoft Windows 95 または Windows NT 4.0 を使っている場合は、次の Web ページから専用のバージョンのインターネット エクスプローラをダウンロード してください。 http://www.microsoft.com/ie_intl/ja/download/ インターネット エクスプローラでは、インターネットの Web ページや LAN の HTML ドキュメントを表示できます。また、Gopher、FTP、および NNTP なども使用できます。 製品の内容 ---------- この製品には以下のソフトウェアが含まれています。 - 表示される手順に従ってインストールできるセットアップ ウィザード - インターネットにアクセスするためのインターネット 接続 ウィザード - HTML ドキュメントを表示するためのブラウザ - メールを送受信するための Mail クライアント (メール アカウントがある場合) - インターネットにアクセスするための TCP/IP プロトコル スタック - インターネット サービス プロバイダに電話をかけるダイヤラー システム要件 ------------ - i386 以上のプロセッサが搭載されたコンピュータ - Microsoft Windows Version 3.1 - 8MB 以上のメモリ - VGA 以上の解像度のディスプレイ - マウス - 9600bps 以上通信速度のモデム または LAN ------------------------------------------- インターネット エクスプローラのインストール ------------------------------------------- インターネットからダウンロードしてインストールするには ------------------------------------------------------ 1. 一時的に作業するためのディレクトリを作成します。 2. インターネット エクスプローラのセットアップ ファイルをインターネット からダウンロードし、手順 1 で作成したディレクトリに保存します。 3. ファイル マネージャからダウンロードした ファイルを実行します。 プログラム ファイルが展開されます。 注: 次の手順に移る前に、LAN を経由してインストールする方法や、既存の TCP/IP 接続を使う方法について確認しておいてください。これらに ついての説明は、このファイルの後にあります。 4. ファイル マネージャから Setup.exe ファイルを実行します。 指定したディレクトリにファイルがインストールされます。 5. 必要に応じて、手順 1 で作成したディレクトリを削除します。 LAN を経由してインターネットに接続する場合 ------------------------------------------ LAN を経由してインターネットにアクセスする場合は、インターネット エクスプ ローラでインターネットのページを表示できます。アクセスできるかどうかわから ない場合は、ネットワーク管理者に問い合わせてください。 アクセスできる場合は、プロキシ サーバーについてネットワーク管理者に問い 合わせてください。 インターネット エクスプローラをインストールするには 1. TCP/IP プロトコルがインストールされていることを確かめます。インストールさ れていない場合は、インストールしてください。 2. カスタム セットアップを実行し、[TCP/IP スタックとダイヤラー] チェック ボックスをオフにします。 CERN 準拠のプロキシ サーバーを使うこともできます。 プロキシ サーバーを使うには 1. [表示] メニューの [オプション] をクリックします。 2. [接続] タブで [プロキシ サーバー経由で接続する] チェックボックスをオン にし、[設定] をクリックします。 3. [プロキシ設定] ダイアログ ボックスで、プロキシ サーバーのアドレス、 ポート、そのほかの必要な項目を設定します。 リモート インストール --------------------- インターネット エクスプローラをリモートで実行するには 1. インターネット エクスプローラをサーバーにインストールします。 2. クライアントのハードディスクの Windows ディレクトリに IEXPLORE.INI を コピーします。 Windows 3.1 を使っているクライアントコンピュータ上で、リモート インストールを 共有する場合は、次の手順に従ってください。 1. 次のファイルをクライアントの Windows\System ディレクトリにコピーします。 Comctlie.dll Vscrpt16.dll Jscrpt16.dll Secur16.dll Security.dll Msapsp16.dll Msnath16.dll Msnssp.dll Signin16.hlp Manath16.hlp 必要であれば、次の RealAudio 関連のファイルもコピーします。 Ragui16.dll Ract16.dll Ract14_4.dll Ra3228_8.dll Pnloader.dll 2. クライアントのコンピュータには、OLE 2.03 以上がインストールされている 必要があります。 OLE ファイルをコピーするだけでは、システムが正しくアップデートされません。 3. クライアントのコンピュータには、IEXPLORE.INI がコピーされている必要が あります。 Mail をお使いになる前に ----------------------- この製品には、メール クライアント プログラムの Internet Mail が含まれています。 電子メールのアカウントがあれば、Internet Mail を使ってメッセージを送受信したり、 保存したりすることができます。 Internet Mail を初めて起動すると、必要な設定を行うためのダイアログ ボックスが 表示されます。画面に表示される指示に従って設定してください。 Internet Mail の設定には、以下の情報が必要です。 - メールの送受信に使うネットワーク サーバーの名前 (POP3 サーバーや SMTP サーバーの名前など)。 - メールの送受信に使うプロトコル (SMTP、POP3 など)。 - 電子メールが保存されているサーバーにアクセスするためのユーザー名とパス ワード。 - お使いのコンピュータのドメイン名または IP アドレス。 - 電子メール アドレス。 これらの情報については、ネットワーク管理者またはインターネット サービス プロバイダにお問い合わせください。 モデムのインストール -------------------- セットアップの前に、モデムの電源を入れ、正しく接続されていることを確かめ てください。セットアップの途中でモデムが検出され、適切に設定されます。 検出された結果が適切でない場合は、モデムの一覧から正しいモデムを選んでく ださい。 モデムが検出されなかった場合や、[モデムを一覧から選択するので検出しない] を選択した場合、モデムを手動で選べます。 自動で検出する場合は、通信速度は 9600bps に設定されます。手動で検出する 場合は、通信効率を向上させるために、モデムの性能に応じた適切な通信速度を 設定してください。 モデムの初期化設定の変更 ------------------------ 古い型の電話器を使っている場合や標準のモデムをインストールしている場合、 既存のモデム初期化設定は、正しく動作しない可能性があります。モデムに問題 があった場合、初期化設定を変更するために、Modems2.ini ファイルを編集する 必要があります。以下の手順で編集してください。 1. メモ帳などのテキストエディタで Modems2.ini ファイルを開きます。 2. 使用しているモデムのセクションに移動し、必要に応じて、InitString 行を 変更します。 ダイヤラーの使用 ---------------- インターネット エクスプローラ 3.0 for Windows 3.1 では、ダイヤルアップのため のスクリプト ツールをサポートしています。 IEscript.exe は、インターネット エクスプローラをインストールしたディレクトリに あります。このプログラムを実行すると、接続するときにスクリプトが使えるように なります。 プログラムをインストールするには、プログラムマネージャの [ファイル] メニュー から [名前を指定して実行] を選び、[コマンドライン] で IEscript.exe を指定し ます。 ダイヤル トーン のない PBX と一緒にダイヤラーを使った場合、ダイヤルするため には、Shivappp.ini ファイルにある [Dial-In Configuration] セクションの DialString の行を編集する必要があります。 たとえば、次の例のように、「X3」コマンドを「AT」と「D」の間に指定することが できます。 [Dial-In Configuration] DialString=ATX3D 「X3」コマンドを追加すると、すべてのロケーションに影響しますが、Hayes 互換 モデムをお使いになられている場合のみ、正常に動作します。 外線発信する場合は、外線発信番号の後に W または カンマ (,) を指定する必要が あります。次の手順で指定してください。 1. [接続] ダイアログ ボックスで [発信元の設定] をクリックします。 2. [外線発信番号] で、外線発信番号の後に W または カンマ (,) を指定します。 例: 0W または 0, Telnet ヘルパー アプリケーションの使用 -------------------------------------- Telnet ヘルパー アプリケーションを使用するように、インターネット エクスプローラ を設定する場合は、次の手順に従ってください。 1. メモ帳などで Windows ディレクトリにある Iexplore.ini ファイルを開きます。 2. [Helper] セクションで「Telnet」の前についているセミコロン (;) を削除します。 3. [Helper] セクションで Telnet ヘルパー アプリケーションの場所を指定します。 例: [helpers] telnet=c:\windows\telnet.exe %s 既存の TCP/IP 接続とインターネット サービス プロバイダの設定を使う ------------------------------------------------------------------ TCP/IP プロトコルとダイヤラー プログラムを使って、インターネット サービス プロバイダ (ISP) に接続できるのは、Microsoft Windows 3.1 (日本語) が インストールされた、DOS/V 系のコンピュータのみです。PC9800 シリーズには、 対応していません。 一般的なインターネット接続パッケージは、インターネット エクスプローラから 正常に使用できることが確認されています。正しく設定すれば、これらのパッケ ージに含まれる TCP/IP プロトコルとダイヤラー プログラムを使ってインター ネット サービスプロバイダ (ISP) に接続できます。この場合、インターネット エクスプローラに含まれるダイヤラーと TCP/IP スタックをインストールする 必要はありません。 通常は、パスを指定するだけで必要な設定が終わります。つまり、Autoexec.bat ファ イルの PATH コマンドを編集し、インターネットへの接続に使う Winsock.dll ファイ ルの場所を指定します。たとえば、Winsock.dll ファイルが C:\Connect ディレクト リにある場合は、 現在の PATH コマンドの次の行に、次の PATH コマンドを追加し ます。 PATH=%PATH%;C:\CONNECT Winsock.dll が複数ある場合、 使用する Winsock.dll ファイルが PATH コマンドに 一番最初に指定されいているか、またはブラウザがあるディレクトリにあるかどうか を確認してください。 一般的なインターネット接続パッケージがインストールされているコンピュータにイ ンターネット エクスプローラをインストールする手順を以下に説明します。このほか にも、FTP Software、Network TeleSystems などのパッケージや、Trumpet Software のシェアウェア (http://www.trumpet.com.au/wsk/winsock.htm) にインターネット エクスプローラをインストールできます。 Internet Chameleon 4.5 ---------------------- 1. インターネット エクスプローラを標準のディレクトリ (C:\Iexplore) にインス トールします。 2. Internet Chameleon のディレクトリが PATH コマンドで指定されていることを確 かめます。指定されていない場合は、Autoexec.bat ファイルの PATH コマンドに パスを追加し、コンピュータを再起動します。 3. [Custom] アイコンをダブルクリックして Internet Chameleon のダイヤラー プロ グラムを起動します。 4. 使用するインターネット サービス プロバイダを選び、[Setup] メニューの [Dial On Demand] コマンドに印が付いていることを確かめます。 インターネット エクスプローラでインターネットにアクセスしようとすると、 ダイヤラー プログラムが起動するようになります。 5. [Microsoft インターネット エクスプローラ] グループにある [インターネット エクスプローラ] のアイコンをダブルクリックして起動します。 Internet Chameleon のダイヤラー プログラムで、必要に応じて自動的にダイヤルす るように設定した場合は、インターネット エクスプローラでインターネットのアドレ スを指定すると、インターネットに接続されます。 必要に応じて自動的にダイヤルするように設定しなかった場合は、インターネット エクスプローラを起動する前に、ダイヤラー プログラムを起動する必要があります。 Netscape Navigator 1.2 Personal Edition --------------------------------------- - Netscape Navigator のファイルが保存されているディレクトリにインターネット エクスプローラをインストールします。たとえば、Netscape Navigator を標準の C:\Netscape ディレクトリにインストールしている場合は、インターネット エクス プローラのファイルを C:\Netscape ディレクトリにインストールします。 そのほかのインターネット接続パッケージ -------------------------------------- 1. カスタムセットアップを実行し、インターネット エクスプローラを標準のディレ クトリにインストールします。ただし、TCP/IP スタックとダイヤラーはインス トールしません。 2. ダイヤラー プログラムのディレクトリが PATH コマンドで指定されていることを 確かめます。指定されていない場合は、Autoexec.bat ファイルの PATH コマンド にパスを追加し、コンピュータを再起動します。 3. ダイヤラー プログラムを起動します。 4. 必要に応じて自動的にダイヤルする機能がダイヤラー プログラムに用意されてい る場合は、その機能を有効にします。 インターネット エクスプローラでインターネットにアクセスしようとすると、 ダイヤラー プログラムが起動するようになります。 5. [Microsoft インターネット エクスプローラ] グループにある [インターネット エクスプローラ] のアイコンをダブルクリックして起動します。 必要に応じて自動的にダイヤルするように設定した場合は、インターネット エクスプ ローラでインターネットのアドレスを指定すると、インターネットに接続されます。 必要に応じて自動的にダイヤルするように設定しなかった場合は、インターネット エクスプローラを起動する前に、ダイヤラー プログラムを起動する必要があります。 ソフトウェアをバックアップするには ---------------------------------- 1. 1.44MB の 3.5 インチ フロッピー ディスクを 3 枚用意します。 2. ダウンロードしたインターネット エクスプローラのセットアップ ファイルを 実行します。 詳細については、このファイルの「インターネットからダウンロードしてインス トールするには」を参照してください。作成したディレクトリには、バックアップ ディスクの作成に必要なファイルがすべて保存されています。 3. ディスク 3 に Iew31_3.cab をコピーします。 4. ディスク 2 に Iew31_2.cab をコピーします。 5. ディスク 1 に 次のファイルををコピーします。 Files.inf Readme.txt Iew31_1.cab Setup.exe Install.lst License.txt Install.bin Setup.ini ------------------ 確認されている問題 ------------------ - インライン ビデオ機能はありません。 - バックグラウンド サウンド機能はありません。 - インターネットへのショートカットを作成する機能はありません。 - ファイル マネージャで .htm ファイルをダブルクリックしたり、プログラム マネージャで [インターネット エクスプローラ] アイコンをダブルクリック しても、インターネット エクスプローラを同時に複数起動することはできません。 インターネット エクスプローラの新しいウィンドウを開くには、[ファイル] メニューの [新しいウィンドウを開く] をクリックします。 - 再生していないボイス メッセージがあり、短いビープ音が繰り返し鳴っている場合 は、ダイヤラーでダイヤルすることができません。Hayes 互換モデムを使っている 場合に限り、インターネット エクスプローラをインストールしたと同じディレクト リにある Modems2.ini ファイルの InitString 行の末尾に次の文字列を追加して、 この問題を回避できます。 S6=5 この文字列を追加すると、ダイヤル トーンを確認せずにダイヤルされます。 - 16,000 を超えるような非常に多くのニュースグループを読み込もうとすると、問題 が発生する可能性があります。ニュース サーバーにあるニュースグループの数が 多い場合は、ニュースリーダー専用のプログラムをお使いください。 - いくつかのプラグ インについては、正常に実行できない場合があります。