OS/2 修正モジュールの提供 ~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~        ( S-PTF : JR09601 ) 下記の APAR に関して S-PTF モジュールを配布致します。 この修正は、 『S3 ViRGE ドライバーを導入すると、Warp 4 が動作しない』 という問題を解決するために行っていただく操作手順と、その時 使用していただくツールおよび適用していただく修正モジュールです。 (操作手順は、この README ファイルにあります。) S-PTF を適用されるお客様は必ずこの README ファイルをお読みに なってから始めて下さい。以下の説明が記述されています。  −適用可能なシステム  −修正内容 −操作手順   S3 ViRGE ドライバーを Warp 4 にインストールする際の注意点 Warp 4 へのインストール手順 注意点 添付 1. S3BKUP.CMD の内容  −OS/2 修正モジュール JR09600 のご説明 ******************************************************************************** 適用可能なシステム: 以下の OS/2 システムに対して、この修正モジュールを当てることができます。 o OS/2 Warp V4 日本語版 ( Syslevel : 5639A6100 ) ******************************************************************************** 修正内容: JR09601 : (VKKC.SYS for JR09600) S3 ViRGE ドライバーを導入すると、Warp 4 が動作しない。 ******************************************************************************** 操作手順: S3 ViRGE ドライバーを Warp 4 にインストールする際の注意点 --------------------------------------------------------- Version 1.00 (12/12/1996) S3社(S3 Incorporated)の ViRGE (325), ViRGE/VX (988) ビデオチップは OS/2 Warp 3 および Warp 4 では(日本語版、英語版ともに)サポートされ ていません。S3社では、これらのビデオチップ用のドライバーを WWW, ftp で公開しています。これらのドライバーは以下の場所から入手できます。 OS/2 Japanese Driver for 325 988 v1.00.12 Production (ftp://ftp.s3.com/pub/bbs/325drv/jos21012.zip) これらのドライバーは OS/2 Warp 3 では動作することが確認されていますが、 Warp 4 では動作しません。 以下に Warp 4 で動作させるための方法と注意点を記述します。 Warp 4 へのインストール手順 --------------------------- フォーマット済みの 3.5 インチ 1.44MB ディスケットを 2 枚用意してください。 S-PTF JR09600 の vkkc.sys が必要です。ここではこのファイルも共に提供され ています。また、S-PTF JR09600 は以下の場所からも入手できます。 internet : ftp://www.ibm.co.jp/pub/aspc/file/systemsw/os2/v40/jr09600 People :『GO IBMPSSVC』->『PCSW 保守修正情報』ライブラリー ->『日本語版 保守修正情報』コーナー -> 基本ソフト NIFTY-Serve:『GO FIBMFEEL』<未来電子環境研究所> -> 4.データライブラリー -> 11.IBM PC SW 修正情報 日本語版:OS/2他 Warp 4 をインストールします。このときにはビデオの構成は "VGA (Video Graphics Array)" または、 "SVGA (Super Video Graphics Array) VGA モード表示" を選択してください。 Warp 4 のインストールが終了し、ハードディスクからシステムが起動したら、 システムファイルのバックアップを行います。これは、ViRGE ドライバーが システムファイルのいくつかを古いレベル(Warp 3)のものに置き換えてしまう ことに対応するために必要です。 添付 1 のバッチファイルを、起動ドライブのルートディレクトリに S3BKUP.CMD という名前で用意してください。ここではこのファイルも共に提供されています。 S3BKUP.CMD を実行してシステムファイルのバックアップを行います。システム がインストールされているドライブが X:、ディスケットドライブが A: の場合 は次のように入力します。 [X:\]S3BKUP X: A: S 第 3 パラメータの "S" を忘れないようにしてください。 ViRGE ドライバーの README.TXT の記述にしたがってドライバーをインストール してください。 ViRGE ドライバーの SETUP.CMD を実行し、システムを終了したのち、再起動 (リブート)します。 そして、「システム」フォルダ内の「Display Driver Install」を実行します。 システムを終了します。再起動するときに画面の左上に「□ OS/2」が表示され ている間に ALT キーと F1 キーを同時に押して「回復選択」の画面を表示させ ます。ここで F2 キーを押して、OS/2 コマンドプロンプトを表示させます。 ここで、S3BKUP.CMD を実行してシステムファイルの復元を行います。システム がインストールされているドライブが X:、ディスケットドライブが A: の場合 は次のように入力します。 [X:\]S3BKUP A: X: R 第 3 パラメータの "R" を忘れないようにしてください。 ここで、S-PTF JR09600 の vkkc.sys を当てます。 [X:\]copy a:vkkc.sys x:\os2\mdos\*.* [X:\]exit と入力して、システムを再起動します。 注意点 ------ S3 ViRGE を使用したビデオカードの種類と、マザーボードの組み合わせによっては、 ここで記述した手順でも正しく動作しない可能性があります。 デスクトップが表示されたあと画面の同期が取れなくなった場合は STARTUP.CMD ファイルに "start /fs" の 1 行を加えることで正しく表示されることがあります。 ビデオ回路が内蔵されているマザーボードに、ViRGE チップを使用した ビデオカードを挿した場合、ViRGE ドライバーを使用するとシステム起動時に 画面がブラックアウトする現象が確認されています。 これはマザーボード上のビデオ回路が完全には切り放されていないことが原因 だと考えられます。現在のところ、この問題の回避方法はありません。 添付 1. S3BKUP.CMD の内容 ------------------------- @REM ----- S3BKUP.CMDのはじまり ----- @REM S3BKUP.CMD: version 1.00 (12/12/1996 by HS) @setlocal @if (%1) == () goto help @if (%2) == () goto help @if (%3) == (s) goto o_save @if (%3) == (S) goto o_save @if (%3) == (r) goto o_restore @if (%3) == (R) goto o_restore @goto help :o_save @set cp=copy @set rm=del @set op=SAVE @set ops=バックアップ @set flpy=%2 @goto o_go :o_restore @set cp=copy @set rm=del @set op=RESTORE @set ops=復元 @set flpy=%1 @goto o_go :o_go @set sd=%1 @set td=%2 @echo これから、システムファイルの%ops%を始めます。 @echo %flpy% ドライブにバックアップ用ディスケットの1枚目を入れてください。 @echo %sd% ドライブから %td% ドライブにファイルがコピーされます。 @pause @if (%op%) == (RESTORE) goto next1 if not exist %td%\os2 md %td%\os2 if not exist %td%\os2\install md %td%\os2\install if not exist %td%\os2\help md %td%\os2\help if not exist %td%\os2\mdos md %td%\os2\mdos if not exist %td%\os2\dll md %td%\os2\dll if not exist %td%\mmos2 md %td%\mmos2 if not exist %td%\mmos2\dll md %td%\mmos2\dll :next1 %cp% %sd%\os2\monitor.dif %td%\os2\*.* %cp% %sd%\os2\install\*.dsc %td%\os2\install\*.* %cp% %sd%\os2\install\dspinstl.exe %td%\os2\install\*.* %cp% %sd%\os2\help\dspinstl.hlp %td%\os2\help\*.* @if (%op%) == (SAVE) goto next2 %rm% %td%\os2\install\dspinstl.hlp @rem %rm% %td%\os2\install\dspinstl.ico :next2 @echo %flpy% ドライブからディスケットの1枚目を抜いて、 @echo バックアップ用ディスケットの2枚目を入れてください。 @pause @if (%op%) == (RESTORE) goto next3 if not exist %td%\os2 md %td%\os2 if not exist %td%\os2\install md %td%\os2\install if not exist %td%\os2\help md %td%\os2\help if not exist %td%\os2\mdos md %td%\os2\mdos if not exist %td%\os2\dll md %td%\os2\dll if not exist %td%\mmos2 md %td%\mmos2 if not exist %td%\mmos2\dll md %td%\mmos2\dll :next3 @rem %cp% %sd%\os2\dll\bvhsvga.dll %td%\os2\dll\*.* %cp% %sd%\os2\dll\dspres.dll %td%\os2\dll\*.* %cp% %sd%\os2\dll\inscfg32.dll %td%\os2\dll\*.* %cp% %sd%\os2\dll\svga.dll %td%\os2\dll\*.* %cp% %sd%\os2\dll\vcfgmri.dll %td%\os2\dll\*.* %cp% %sd%\os2\dll\videocfg.dll %td%\os2\dll\*.* %cp% %sd%\os2\dll\videopmi.dll %td%\os2\dll\*.* %cp% %sd%\mmos2\dll\dive.dll %td%\mmos2\dll\*.* %cp% %sd%\mmos2\dll\svsh.dll %td%\mmos2\dll\*.* @echo システムファイルの%ops%が無事、終了しました。 @echo 2枚のディスケットは大切に保管しておいてください。 @goto end :help @echo usage: %0 src_drv trg_drv s/r :end @endlocal @REM ----- S3BKUP.CMDのおわり ----- ******************************************************************************** OS/2 修正モジュール JR09600 のご説明: OS/2 修正モジュールの提供 ~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~        ( S-PTF : JR09600 ) 下記の APAR に関して修正/適用可能な S-PTF モジュールを配布致します。 この修正は、 『Cirrus Logic社 GD-5446、NeoMagic MagicGraph 128ZV、S3 社 ViRGE, ViRGE/VX 等のドライバーを導入しシステムの遮断/再始動を行うと、 システムが始動しない』 という問題を修正するために、適用していただくものです。 S-PTF を適用されるお客様は必ずこの README ファイルをお読みに なってから始めて下さい。以下の説明が記述されています。  −適用可能なシステム  −適用方法  −修正内容 -------------------------------------------------------------------------------- 適用可能なシステム: 以下の OS/2 システムに対して、この修正モジュールを当てることができます。 o OS/2 Warp V4 日本語版 ( Syslevel : 5639A6100 ) -------------------------------------------------------------------------------- 適用方法: S-PTF の Fix モジュールが入っているディスケットを A ドライブに 入れて、 OS/2 Warp-J システムで、 C: ( C:は、システム・ドライブ ) CD \OS2\MDOS COPY A:\VKKC.SYS COPY A:\VKKC.SYM と入力してください。 -------------------------------------------------------------------------------- 修正内容: JR09600 : VKKC.SYS Cirrus GD-5446、NeoMagic MagicGraph 128ZV、S3 ViRGE, ViRGE/VX 等の ドライバーを導入しシステムの遮断/再始動を行うと、システムが始動 しない。