鮎川誠、DOS/V BLUES発売!(96.12.16)

 SHEENA & THE ROKKETSのギタリスト、鮎川誠氏がパソコンとの出会いを語った本、その名も「DOS/V BLUES」(幻冬舎、1,648円税込み)が、12月20日に発行される。その発売記念イベントが、15日、吉祥寺PARCO内のWAVEで行われた。DOS/V BLUESと同時発売される山川健一氏「Macintosh High」との合同イベント。トークのあと、セッションもしてくれたのだぁ。

 シナロケのホームページを初めて見たとき、およそコンピュータと縁のなさそうなバンドなのに……ってビックリして、しかも鮎川氏自身が作ってるってことにとてもビックリした。でも、そこらへんのホームページに負けず劣らずカッコEし。自身で作ってるから、コンテンツだって充実してるし。誰もが知ってるようなくだらない情報じゃなく、ROCK好きにはたまらないページだ。
 たしかに考えてみると、コンピュータと音楽っていうと、どうしても「打ち込み」系を思い浮かべるけど、パソコンなんて道具の一種にしか過ぎなくて、それはボールペンとか電卓とか鋏とか、そういうものと同じレベルなんだよな。自分にとってのパソコンがそうであるように(私の場合、職業柄、パソコンを使うこと自体にもっと意味があるのかも知れないが)。だから、ロッカーが音楽のためにパソコンを使うんじゃなく、ホームページで「ROCK好き集まれ!」って言うためにパソコン使ったって、何の不思議もないんだ……。

 この本には、鮎川氏がパソコンに興味を持ったきっかけからホームページの立ち上げ、またホームページを作りたい初心者向けのアドバイスなどが書かれている。これはパソコンの本じゃなく、ROCK好きに読んでもらいたい本だと思う。で、けして「よしっ、パソコン使わなくちゃ」っていうんじゃなく、パソコンに興味が少しわいて、まずインターネットでもしてみようかな?くらいでいいと思う。

 このイベントで山川氏のハープと鮎川氏のギターで演奏されたブルース(STONESのナンバーらしいんだが、分からなかった。うぅ、未熟者じゃ)は最高だった。両氏の傍らにはコンピュータ(それぞれFMVとMacだった)が置いてあったけど、演奏は計算されてない、生のブルース空間だった。

 イベントのあと、サイン会があり、私ももちろんサインもらった。私のこと分かってくれて、いろいろ話ししてくれたんだけど、もう頭真っ白でよく覚えてないです;; 握手してくれた手は大きくて力強くて、「あぁ、あのレスポールを弾いてた手だぁ」と思ったたら心臓が口から飛び出しそうなくらいドキドキした。絶対忘れないぞ!! 忘れないうちにギターの練習でもしよう。鮎川さん、ありがとうございました!!!

 余談だが、この日は競馬は負けたのだがパチンコで勝ったので、その点でも気分のいい日だった。


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