発表会速報


カメオインタラクティブ (96年 3月 14日発表)

問い合わせ先:03-3360-1558/06-764-1918(カメオ ボイスバック)

 (株)カメオインタラクティブは、シーケンサソフト、シンセサイザ、フィルタボックスほか、一挙に新製品9種を発表した。そのうち数点について紹介する。

MIDIインターフェース「MIDI Engine 8Port/SE」(78,000円)、「MIDI Engine 2Port/SE」(29,800円)、「MIDI Engine Note/1+」(19,800円)……MusicQuest社製

 パソコンのパラレルポートに接続するMIDIインターフェース。8Port/SEは、8系統の独立したMIDI In/Out、最大128MIDIチャンネルをサポート。2Port/SEは、2系統のMIDIポート、32MIDIチャンネルをサポート。Note/1+は、1つのMIDI INと2つのMIDI OUTを装備したコンパクトサイズ。いずれもWindows 95動作確認済み。4月発売予定。

   

シーケンサソフト「CUBASIS J」(Windows版:12,800円、Mac版:15,800円)……Seinberg社製

 CUBASEシリーズの新ソフト。低価格ながら、快適なユーザーインターフェースを実現した。アレンジウィンドウは、トラックごとに色を変えることができ、編集作業が楽に行なえる。ピアノロールウィンドウは、マウスで簡単に強弱がつけられる機能を搭載、テキスト入力が可能なので、歌詞を入れることもでき、スコア作成には効果的。

サンプリング・シンセシスコントローラー・キーボード「E4k」(オープンプライス)……E-MU Systems社製

 キーボーディストのあこがれ、E-MU社のシンセサイザ。76鍵、MIDIインターフェースのほか、SCSIインターフェースやASCIIキーボードインターフェースなどを装備している。128ボイスバージョンと64ボイスバージョンがある。64ボイスバージョンでも、アップグレードキット(64ボイスカード)を使用することで、128ボイスにすることができる。

   


 発表会は、東京・高田馬場にあるカメオデジタルメディアスクールで行われた。
 今回はMacintosh対応品が中心で、音楽関係のほかにも、JPEG1圧縮ソフトや、デジタル画像データ編集ソフトなども発表された。
 個人的にはE-MUのシンセに興味がひかれたが、「DOS/V POWER REPORT」の目からは、なんといっても、パラレル接続のMIDIインターフェースに注目すべきだろう。MIDI音源モジュールにはシリアルポートに直接つなげるものがあるが、シリアルがふさがっているマシンにはもってこいだ。また、音源チップがオンボードのマシンを持っているユーザーは、サウンドブラスターなどのサウンドカードを追加せずにMIDIポートを持たせることができる。
 ソフトウェアシンセの「CYBER SOUND」の日本語版も発表されたが、まだMacintosh版のみ。ソフトウェアシンセについては、けっこう注目が集まっているので、ぜひともWindows版を登場させてほしい。
(レポート:大城)


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