急告!

DOS/V POWER REPORT Windows World Expo/Tokyo96特別編集号
付録CD-ROM使用上の注意

DOS/V POWER REPORT編集部

・「LHAユーティリティ32β5 for Win95」の誤動作について

 「DOS/V POWER REPORT Windows World Expo/Tokyo96特別編集号」(96年6月26日~29日まで幕張メッセで開催されたWindows World Expoで無料配布した特別編集号)の付録CD-ROMに収録しましたオンラインソフト「LHAユーティリティ32β5 for Win95」(NIFTY-Serve Windows Forum通信のコーナーに収録)において、重大な誤動作が発生することが確認されました。
 誤動作の内容は、「LHAユーティリティ32β5 for Win95」を起動するときに、UNLHA32.DLLがWindowsに組み込まれていないと、ハードディスク上にあるファイルをすべて消してしまうというものです。
 UNLHA32.DLLがWindowsに組み込まれていれば重大な誤動作は起きませんが、念のため「LHAユーティリティ32β5 for Win95」については使用しないようにお願いします。
 DOS/V POWER REPORT編集部ではオンラインソフトの収録に際し、十分なチェックを行なっておりますが、今回のこの問題までは発見できませんでした。
 読者のみなさまにご迷惑をおかけしたことを、ここにお詫びします。

 今後は、オンラインソフトの収録にあたっては、従来よりもチェックを厳しくして収録していきますので、ご容赦くださいますよう、お願い申し上げます。

・ハードディスクのファイルが消されてしまったときの対応方法

 万が一ハードディスク上のファイルをすべて消されてしまった場合、申し訳ありませんが完全に復旧することはほぼ不可能と思われます。復旧にあたっては、ファイル名の先頭1文字が必要となるのですが、Windows 95のすべてのファイル名やアプリケーションで使用しているすべてのファイル名の先頭1文字を入力するのは困難なためです。
 また、同じファイルを何度も更新しているような場合は、最新のファイルを復旧しなければならないのですが、すべてのファイルに対してこのような作業を行なうことも、非常に困難です。
 さらに、ご自身の判断で消されたファイルなのか、誤動作によって消されたファイルなのかについても、完全に判断されるのは難しいと思われます。

 しかし、ご自分で作成されたファイルなどは、最低限の復旧は可能と思われます。以下の方法は、DOS/V POWER REPORT編集部で確認済みの復旧方法です。

  1. ファイルを消してしまった場合、そのコンピュータでの作業は行なわないでください。作業を行なってしまうと、あとの復旧作業が困難になります。
  2. シマンテック社より発売されている「NORTON UTILITIES Windows 95」を使用して、データファイルの復旧を行なってください。復旧の仕方については、「NORTON UTILITIES Windows 95」のマニュアルを参照してください。DOSに付属しているUNDELETEコマンドでは、ディレクトリ構造の復旧ができないので、必ず「NORTON UTILITIES Windows 95」を使用してください。
  3. 「NORTON UTILITIES Windows 95」を使用して、ご自分で作成されたデータファイルのみを復旧してください。これは、Windows 95のファイル名やアプリケーションのファイル名の完全復旧が難しいためです。
  4. 復旧したデータファイルを別のディスクにコピーしてください。
  5. Windows 95および、使用していたほかのアプリケーションを再インストールしてください。
  6. 3でコピーしたデータを復旧したディスクに書き戻してください。

 これで、最低限の復旧は可能と思われます。

 なお、以上の記述は、「NORTON UTILITIES Windows 95」の完全な動作を保証するものではありませんので、その点、ご了承ください。
 復旧方法などに対して、ご質問などがありましたらdosv-power-report@impress.co.jpまで、ご連絡ください。可能な限り対応いたします。


DOS/V POWER REPORT編集部 dosv-power-report@impress.co.jp