*********************** WTEST.EXE の使い方 *********************** コンピュータにある程度知識のある方で、ご自分でタブレットの動作確認をするときは 以下の内容を参考にしてください。 このディスクには WTEST.EXE というテストプログラムがあります。 このプログラムは、コンピュータがComポートを介してタブレットと通信している事 を確認するものです。また、コンピュータに依存するComポートの設定内容を調べて 必要な情報を SYSTEM.INI ファイルに追加したりします。 (1) 必ず Windows を終了させてDOSプロンプトが出ている状態で、C:\WACOM にカレントディレクトリ を移します。 (2) WTEST.EXEとタイプしてEnterキーを押して起動します。 (3) プログラムがタブレットを見つけると、"ワコムのプラグアンドプレイ対応タブレットを見つけました" というメッセージと、モデル名が表示され、続いて現在の通信設定が表示されます。 (4) "タブレットの操作面上でペンを動かしてください"というメッセージが出ましたら、ペン先を タブレットにつけてください。座標X,Yとスイッチ状態、筆圧値、そしてタブレットによっては 傾き値が表示されます。 ペンを操作面に押し付けてペンの筆圧や傾きをチェックしてみてください。 スイッチは1に、筆圧は約-128から127まで変化するはずです。傾きはX,Y各軸に対して ±60くらい変化します。 ペンを浮かせてサイドスイッチ1(ペン先側)を押すとスイッチは2となります。 そのままペン先をつけて書くようにするとスイッチは3となります。 ペンを浮かせてサイドスイッチ2(テール側)を押すとスイッチは4となります。 そのままペン先をつけて書くようにするとスイッチは5となります。 テールスイッチをタブレットに近づけるとスイッチは0になっています。 テールスイッチで書いてみたときスイッチは1になります。 (サイドスイッチ2を押しながら近づけるとスイッチ番号が違って表示されることもあります。 これはWTESTの問題です。スイッチの確認をするときは座標値が表示されている状態で行 ってください。) (5) Enterキーを押す事でWTESTが終了します。 Plug & Play に対応していないタブレットでは、自動的にComポートを探し出す事はできま せん。その時は WTEST.EXE を実行する時にスイッチを付けて特定のComポートだけ確認するこ とができます。スイッチのパラメータには "/" に続けてポートの番号のみを指定します。 例) >WTEST /3 ...これはComポート3をテストします。 拡張ボード等を増設した時などにも、このスイッチを必要とする事があります。 <参考> ComポートはAT互換機の仕様ではCom1とCom2までですが、拡張ボードを 使用する事によってCom3、Com4の増設が可能な機種があります。 タブレットドライバはCom1からCom4までサポートできるようになっています。 Comポートの選択は、SETUP時か、またはコントロールパネルの操作からでき ます。この時、選択したComポートとIRQの関係はデフォルトで次のように設定さ れます。 ポート IRQ ベースアドレス ------ ------ -------- Com1 4 03F8h Com2 3 02F8h Com3 4 03E8h Com4 3 02E8h お客様のコンピュータの環境によっては、IRQ番号を変更しないといけない場合が 発生します。このような時にも、ドライバは変更したIRQ番号で通信する事が可能に なっています。 IRQ番号を変更した時には、SYSTEM.INIファイルに次のステートメントを 追加してください。 [Pen Driver] ← (このセクションの下に追加します。) Com*IRQ=n ← 追加(Comポート番号は * 部分に記述) IRQ番号は n 部分に記述します。 例えば、Com3にIRQ10で通信するようコンピュータを設定した場合には、 Com3IRQ=10 となります。