1996年12月11日 『Power Driver PCSKB5 Windows95ドライバ』をご使用になる皆様へ セイコーエプソン株式会社 この度は『Power Driver PCSKB5 Windows95ドライバ』をご使用いただき、まことにありがとうございます。このREADME.TXTには、『Power Driver PCSKB5 Windows95ドライバ』について述べられています。 Windows 95 に付属の メモ帳 でこのドキュメントをご覧になっている 方は、「編集(E)」メニューの「右端で折り返す(W)」オプションをON にすると読みやすくなります。 1.インストール方法および注意事項 『Power Driver PCSKB5 Windows95ドライバ』は、Windows95用ディスプレイドライバとユーティリティから構成されています。フロッピーディスクの中のSETUP.EXEを実行し、画面の指示に従ってインストールしてください。 Windows95の画面のプロパティ(コントロールパネルの「画面」アイコンをダブルクリックするか、デスクトップ上で右クリックで開くメニューのプロパティを選択すると現れます)のディスプレイの変更でインストールしてもユーティリティは組み込まれません。必ずSETUP.EXEを使用してください。 《重要》 『Power Driver PCSKB5 Windows95ドライバ』をご使用になる場合 、必ずMicrosoft から供給されている「INT10のアップデート」モジュールもあわせてお使いください。「INT10のアップデート」モジュールは弊社からは供給いたしませんので、インターネットまたはNIFTYからダウンロードしてください。 インターネット http://www.microsoft.co.jp/win95/modules/index.htm 「PC-9800シリーズをお使いの方」 NIFTY Microsoft Personal OS Station (GO FMSPOS) 「ライブラリ」 修正モジュール#3 2.アンインストール方法および注意事項 ドライバのアンインストールは、コントロールパネルの「アプリケーションの追加と削除」の「追加と削除」によって行なってください。PWUNINST.EXEを直接実行してもアンインストールされません。 『Power Driver PCSKB5 Windows95ドライバ』をインストールしたフォルダ内にドライバのインストールで作成した以外のファイルがあると、アンインストールを行なってもフォルダは削除されません。アンインストール実行後にエクスプローラなどで削除してください。 3.制限事項 『Power Driver PCSKB5 Windows95ドライバ』には、以下の制限事項があります。ご了承ください。 ・「コントロールパネル」の「画面のプロパティ」の「Power Cursor」の画面では、カーソルの色を変更できますが、この機能は「コントロールパネル」で設定できる「ポインタの軌跡」を表示するに設定していたり、アニメーションカーソルやカラーカーソルを使用していると機能しません。「Power Cursor」の画面ではカーソルの色やサイズ、パレットが変更できないときにもボタンがアクティブのままになっています。そのため設定を行ってもそれが反映されないことがあります。 ・カーソルの形状を標準から変更している場合に、「自動追尾カーソル」で「弾丸カーソル」を指定してもカーソルの形状は変化しません。 ・「Power Desktop」を使用して複数のアプリを異なるデスクトップに配置している状態で、GRPH+RETURNでタスクを切り替えると、タスクは切り替わってもデスクトップが切り替わらないことがあります。このような時は「Power Desktop」で画面を切り替えてください。 4.ユーティリティについて 「コントロールパネル」->「画面」->「Power Window」「Power Monitor」「Power Cursor」「Power Palette」を選択すると、以下の設定が可能になります。 ・「Power Window」 各種情報が表示されます。 ・「Power Monitor」 -表示位置調整 -リフレッシュレート変更 -ディスプレイ省電力設定 -「Power Desktop」・・・ 複数画面の Windows を仮想的に使用します。 ・「Power Cursor」 -カーソルの色指定 (ハードウェアカーソル使用時のみ設定可能) -カーソルサイズの変更 (ハードウェアカーソル使用時のみ設定可能) -自動追尾カーソルの設定 ・「Power Palette」 輝度、コントラストの変更やγ補正などを行い、表示色の調整を行います。 また、次の機能もあります。 ・「Power Steering 95」 「タスクバー」->「トレイ」のハンドルマークを左クリックすると、解像度(再起動なし)・色数(再起動あり)の変更ができます。 「Power Driver PCSKB5」のグループに登録される「Power Window HiColor Mode」を使用して、HiColor モードの RGB565と RGB555 を切り替えることができます。デフォルトでは RGB565 が選択されています。 なお、このユーティリティはキーボードでは操作できません。 「Power Driver PCSKB5」のグループに登録される「Display Setup Utility(WCRTSET)」を使用し、モニターのタイプを「マルチスキャン」、「98ハイレゾ」、「98ノーマル」から選択することができます。「98ハイレゾ」は EPSON CR7500に「98ノーマル」は EPSON CR5500/CR7000/CR8000 に最適な設定になります。それ以外のモニターの場合には「マルチスキャン」を選択してください。 モニタータイプが「マルチスキャン」になっていないときには「Power Monitor」のリフレッシュレート変更は反映されません。 なお、このユーティリティはキーボードでは操作できません。 EPSON CR4700で1024x768の解像度をご使用になる場合には、「Power Monitor」のリフレッシュレート変更にて60Hz,70Hzまたは86Hzのいずれかのうちもっとも見やすい設定を選択してください。 「コントロールパネル」->「画面のプロパティ」->「ディスプレイの詳細」->「ディスプレイの変更」の「ディスプレイの種類」にも、ご使用になるモニターを正しく設定してください。 -------------- ドライバの履歴 -------------- ----------------------- Ver.4.00.0010: 96/ 7/ 5 ----------------------- PCSKB5 対応ドライバ、最初のリリース。 ----------------------- Ver.4.00.0013: 96/12/11 ----------------------- (1)スピードアップ。 (2)PowerWindow HiColor Mode ユーティリティで HiColor(16bit)のモードを RGB555(32K色)と RGB565(64K色)に切り替え可能とした。 (3)以下の不具合を修正。 コンピュータを再起動後、Windows3.1を起動するとビデオボードが認識されない。 ビデオボードが認識されず、WindowsがSAFEモードで起動することがある。 マルチユーザーの環境でセットアップ、アンインストールが正しく動作しなかった。 PowerPalette で設定値が正しく保存されないことがある。 Microsoft Internet Explorer 3.0 をインストールすると「Power Window ショートカット(画面のプロパティを開く)」が正しく動作しなくなる。 ツールバーやショートカットバーの設定によって、最大化したアプリがPowerDesktopで移動できてしまう。 楕円等を含むパターンで構成された曲線が正しいパターンで描画されないことがある。 パターンで構成された直線をスクロールするとゴミが残ることがある。 以上