Windows95トラブルシューティング グラフィック関連製品 Q Windows3.1から上書きインストールするとWindows95起動時に、ディス プレイエフェクトが起動してハングアップする。または、ディスプレイエフ ェクトを実行するとハングアップする。 A Windows3.1用のディスプレィエフェクトはWindows95ではご利用いただけません。     Windows95対応版「ディスプレイエフェクト95」が用意できましたので、BBS、インターネット     店頭で弊社提供のドライバVer0.96以降をご利用ください。     また、Windows95はWindows3.1の設定環境を引き継ぎますので、Windows3.1を     起動時に自動的に表示がでるようになっていた場合はWindows95でも自動起動     されてしまいます。この場合は、Windowsディレクトリの WIN.INIの[windows]     セクションの load= 行に、ディスプレイエフェクトのEXEファイルが記述さ れているのを削除してください。 GA-1024A/1280A   GACTRL.EXE GA-DVL II/DPC ,GA-98NB   ALPCTRL.EXE GA-DRシリーズ   DRAGCTRL.EXE GA-968Vx/PCI   S3CTRL.EXE Q GA-1024A/1280Aでアプリケーションがハングアップすることがある。 A Windows95の“README.TXT”を読んで、CD-ROMの\DRIVERS\DISPLAY \IODATAのドライバをセットアップしなおしてください。または、BBS、イ ンターネット、店頭で弊社提供のドライバVer0.93をご利用ください。 Q GA-98NBのドライバが組み込まれない。または、GA-98NBシリーズを装着して Windows95をインストールすると、起動時「ディスプレイ設定に問題がありま す」と表示される。起動しても解像度が上げられず、色数も16色などになる。 A Windows95に付属のドライバでは設定が完全に行えません。サポートソフト V1.30 やBBS、インターネット、店頭で弊社提供のドライバを組み込みます。 セットアップ時の質問で "現在のファイルを保存するか"ではいいえを選びま す。 Q MPG-98のインストール方法がわかりません。 A    MPG-98はWindows3.1用のプログラムでそのままご利用になれます。     Windows3.1からWindows95へ移行した場合には”スタート”の”プログラム”の中の     ”カラオケプレーヤー”または”メディアプレーヤー”の”デバイス”で”MPG-98”を実行して     ご利用ください。     以前の設定を削除するなどして改めて登録する場合は”エクスプローラ”で、MPG-     98のサポートソフ内のSETUP.EXEを実行してください。     割り込みなどのリソースは、予めボードの設定を他のデバイスと競合しないように設     定していただければ結構です。 Windows95上でリソース設定を行う必要はありま     せん。 Q MPG-98でビデオCDが再生できません。 A ビデオCD再生には、使用するCD-ROMドライブもビデオCDに対応している必要があり ます。Windows3.1/MS-DOSの環境では対応していたCD-ROMドライブもWindows95上 では対応していない場合があります。     MPG-98ボード上の割り込み設定が他のデバイスと競合していない場合は、CD-ROMド ライブメーカーへビデオCD対応をご確認ください     (アイ・オー製CD-ROMドライブでの対応は別項目のビデオCD対応のための設定項目をご 参照ください) Q PCIバス搭載のNEC PC-98で GA-DRx/PCI、GA-DRVx/PCIがインストールできな い。 A Windows95のセットアップはGA-DRx/PCIをスロットから抜いて行います。 ドライバはGA-KiT-98PCI Ver2.00又はBBS、インターネット、店頭で弊社配 布のものを使います。ドライバのセットアップが終わったら、電源を落とし、 GA-DRx/PCIを実装します。 PC-98用のWindows95の仕様により、GA-DRx/PCIは Xa7/9/10の内蔵アク セラレ ータとして誤認識されます。 一度誤認識されてしまった場合は以下の手順で変更します。 1.Windows95を終了させます(画面に何も表示されなければ「GRPH」+ 「F4」キーを2回押して終了させます)。 2.Safeモードで起動します(リセットし「F8」キーを断続的に押して起 動モードの選択画面で指定します)。 3.[コントロールパネル]の[画面]で[ディスプレイの詳細]を選びます。 4.[ディスプレイの変更]−[アダプタの種類の変更]で[すべてのデバ イスを表示]を選択し[その他のディスプレイアダプタ]を選び再起 動します。 5.再起動後「ディスプレイアダプタが正しく設定されていません。・・」          の表示されたところで「キャンセル」を選び[画面のプロパティ]で[ ディスプレイの詳細]を選びます。 6.[ディスプレイの変更]−[アダプタの種類の変更]で[すべてのデバ イスを表示]を選びます。 7.製造元[弊社・データ]で[ディスク使用]を選び、[参照]でドライバ の入ったフロッピーディスクを指定して「GA-DRx/PCI、DRVx/PCI for PC-98(Trident)」を選びます。     8.[閉じる][更新]を選び、再起動せず[いいえ]を選択します。 9.[コントロールパネル]の[システム]の[デバイスマネージャー]で「PC-9821Xa7/9/10」をダ ブルクリックして、デバイス使用のOriginal configlationのチェックマークを外 します。[OK]を押して「GA-DRX/PCI、GA-DRV/PCI for PC-98」をダブル クリックして、デバイス使用のチェックマーク済みを確認します。[OK]を2回押し て[システム]を閉じます。 必要に応じて[画面のプロパティ]の[ディスプレィの詳細]で解像度と色数 を変更して[更新][再起動]を行ってください。 ご注意 [システム]の[デバイスマネージャ]の[PC-9821Xa7/9/10(Traident)]は削除し ないでください。Windows95起動時にディスプレイドライバの設定が変更 されてしまいます。 [OK]など、ボタンが画面下に隠れている場合はメニューバーを上に ドラッグして表示させてください。 Q QTW Ver2.0(現行バージョン)が現在のGAシリーズのWindows95用ドライ バでは動きません。 A BBS、インターネット、店頭で弊社提供のドライバVer0.93以降が対応します。 Q GI-98の設定をWindows3.1に残したままWindows95をインストールする と再起動途中でハングアップする。 A GI-98は、Windows95では使用できません。そのまま使おうとすると起動途中に ハングアップします。そうなった場合以下の手順で回避を行います。また、キ ャプチャする場合にはWindows3.1を使用するようします。 1.F8を押しながらWindows95をセーフモードで起動する。 2.エディタを使いWindows95の“SYSTEM.INI”ファイルを開く 3.[386Enh]セッションのDEVICE=VTWD.386の行を削除する。 4.“SYSTEM.INI”を保存する。 5.Windows95を再起動する。 ドライブ関連製品 Q SC-98シリーズ(SC-98U、SC-98、SC-98SB)に接続される機器の動作が不 安定。 A SC-98シリーズはWindows95では「NEC-PC-9801-55/L/U/FA-02・・・・」と認 識され、転送モードはDMAモードでの動作を想定した状態になります。(こ の場合にはSC-98シリーズをDMAまたはI/Oモードにする必要がありま す。)SC-98シリーズの標準設定ではバスマスタモードで動作し、こちらの方 が高速であるため、Windows95インストール後にWindows95に附属の弊 社製ドライバと入れ換えてください。 Q SC-98シリーズ(SC-98II、SC-98SB、SC-98)に接続された機器が認識しない。 A SCSI用ドライバ(SCSIコントローラ)の「リソース」で設定された値が実際のボードと合っ ていない可能性があります。     システム起動時にCTRL+GRPH+Sキーを同時に押して、SC-98シリーズのリソース設定を確認し て設定を見直してください。 Q 「MS-DOS互換モードで動作するので、パフォーマンスが低下します。」が表示 される。 A CD-ROMドライブ用の“SCCD.SYS”のバージョン1.03以前の設定が“CONFIG.SYS”     に残っていれば削除してください。 Q CDGシリーズで音楽CDの音が出ない(Windows3.1では問題なかった)。 A [コントロールパネル]−[マルチメディア]の[音楽CD]で[ヘッドホン]のボ リュームが「低」いっぱいに絞られていないか確認してください。 Q ハードディスクが認識されない。 CD-ROMが認識されない。 A Windows95のファイルシステムが「DOS互換モード」になっている場合があり ます。(ファイルシステムは[システム]の[プロパティ]の[パフォーマンス]で確 認できます。)原因は場合によって異なりますが、外付けのドライブなら外し て起動することで「32ビット」になるかご確認ください。 ならない場合は弊社製ドライブ以外の部分に問題がある可能性があります。 ドライブの接続されるSCSIポート、IDEコントローラのプロパティで設定が 正しく行われていれば、パソコンないしはWindows95の設定に問題がある と思われます。     また、ハードディスクでは未フォーマットのドライブを接続した場合にも認識されないとい うことが発生します。 この場合、PC-98ではDISKINIT、FDISK、FORMATコマンドを「DOS互換モード」で起動 して実行します(FDISK、FORMATコマンドはDOSプロンプトでも実行可能)。 DOS/Vでは「DOSプロンプト」でFDISK、FORMATコマンドを実行します。 Q SC-98にNEC製3倍速CD-ROMを付けるが認識されない。 A 「コントロールパネル」「システム」「デバイスマネージャ」の「CD-ROM」で     NEC製3倍速CD-ROMの「設定」で「同期データ転送」をoffにします。 Q CDG-MX2を使用してビデオCDが再生できない。 A 仕様でCDG-MX2はWindows95ではビデオCDが扱えません。 Q CDG-SX2を使用してビデオCDが再生できない。 A 予定 現在CDG-SX2はWindows95上でビデオCDが扱えませんが、対策 を検討しております。 Q CDG-SX4を使用してビデオCDが再生できない。 A 予定 現在CDG-SX4はWindows95上でビデオCDが扱えませんが、対策 を検討しております。 Q CDG-SX4を使用中CD-ROMが読めない、またはハングアップする。 A [コントロールパネル]−[システム]で[CD-ROMのプロパティ]を表示し、[同期 転送]が[OFF]になっているか確認してください。この項目は、デフォルトで は[OFF]になっています。[同期転送]が[ON]の場合は正常に動作しません。 Q CDG-TX4をDOS/Vで使用してビデオCDの再生ができない。 A Windows95 CD-ROMの \Drivers\Storage\SCSI1HLP.95JをWindows ディレクトリの System\Iosubsys に “SCSI1HLP.VXD”という名前でコ ピーしてください。 Q CDG-PX44を使用中CD-ROMが読めない、またはハングアップする。 A [コントロールパネル]−[システム]で[CD-ROMのプロパティ]を表示し、[同期 転送]が[OFF]になっているか確認してください。この項目は、デフォルトで は[OFF]になっています。[同期転送]が[ON]の場合は正常に動作しません。 Q 弊社製CD-ROMドライブでCD-Gを再生したい。 A 仕様 現在、弊社製CD-ROMに限らずWindows95上ではCD-Gの再生は行え ません。 ・Windows3.1用の“CDGWIN.EXE”は利用できません。 ・DOSプロンプトとDOSモードでの“CDG.EXE”、“CDGEX.EXE”の起  動も保証されません。 PCカード関連製品 Q PCSC-II・DV・98に接続されるドライブ(CD-ROM,HDD等)が認識されない。 A 対策1 Windows95の 32ビットPCMCIAドライバを組み込む前の場合([コント ロールパネル]−[システム]−[パフォーマンス]でPCカードが「PCMCIA ソケットはインストールされていません」となっている場合)。32ビッ トPCMCIAドライバを組み込む必要がありますが、その為にはCD-ROMか ら必要なファイルをコピーしなければなりません。その場合DOS/Wind ows3.1で使用していた16ビットのPCMCIAドライバを使用します。“CO NFIG.SYS”、“AUTOEXEC.BAT”ファイルに16ビットのカードサービス 等のPCカードドライバと、PCSC用のドライバが記述されているか確認 してください。また、“CONFIG.SYS”ファイルの“EMM386.EXE”の行 にUMB禁止オプションが正しく設定してあるか確認してください。(“ EMM386”は REM or 削除してもいい)Windows95起動時に[F8]キーをお してメニューを表示させ、「各コマンドの実行を確認する」を選択すれ ば“CONFIG.SYS”に登録したドライバのメッセージを確認することが できます。 対策2 Windows95の 32ビットPCMCIAドライバを組み込んだ後の場合([コント ロールパネル]−[システム]−[パフォーマンス]でPCカードが32ビット となっている場合)。 32ビットのPCSC用ドライバを組み込む必要があ ります。また、PCSCが認識されていてもインストール手順の間違い で、ドライバファイルがコピーされない場合があります([コントロー ルパネル]−[システム]−[デバイスマネージャ]−[SCSIコントローラ] −[MPS110]でドライバファイル“MPS100.MPD”が表示されない状態)。 その場合[デバイスマネージャ]ー[SCSIコントローラ]−[MPS110]を一 旦削除してカードを抜き差しし、「新しいハードウェア...」と表示され たら再度ドライバのインストールを行ってください。途中“MPS100.MP D”が見つからないという意味のメッセージが表示されたら、“MPS100. MPD”ファイルが存在するフロッピーディスクのドライブを指定してく ださい。 Q PCSC-U/DV/98に接続されるハードディスクドライブが認識されない。 A MIRA_FMT 1.xxでフォーマットされたハードディスクドライブはWindows95でド ライブが認識されません。“DDVERUP.EXE”を実行してフォーマット変換を行います。 “DDVERUP.EXE”はPC-98用Windows95に添付されているドライバキットにはな いのでBBS、インターネット、店頭で弊社提供のドライバを入手します。     MIRA_FMT 2.xxでフォーマットした場合はそのままご利用になれます。 Q PK-Cx486DRX2、PK-Cx486SRX2、PK-Cx486Dシリーズを使用しているとWindows95の 「ファイルシステム」が「DOS互換モード」になる。 A CPUキャッシュのコントローラ“PK486D.COM”のパラメータに「/D」を追加してく ださい。 通信関連製品 Q RSA-98のドライバ設定を行ったが使えない。 A ボードのリソース設定がドライバのリソース設定と合っていない可能性があります。     RSA-98はプラグアンドプレイに対応した製品ではないため、ドライバ設定後、実際のボ ード設定と設定を合わせる必要があります。     (設定が異なっていてもエラーが表示されませんので注意してください。) Q RSA-98のプロパティの2つ目のCOMポートに「!」マークが付いてしまう。 A RSA-98では2つのCOMポートが同じIRQ(割り込み)を使用するために「!」マークが 表示されますが異常ではありません。 Windows95では別のデバイスが同一のリソースを使用することを想定していないため に、RSA-98のように同じIRQを使用しているデバイスでは2つ目以降に「!」マークが 付きます。 Q デバイスマネージャ上でRSA-98の表示に「!」マークが付いてしまい(COMポート両方とも)     使用できない。 A RSA-98はWindows95上ではI/Oポートを50A0H〜に設定しなければなりません。     他のI/Oポートを設定している場合は、ボードとWindows95上の設定を変更してくだ     さい。 Q PCFM-144のプロパティでエラーが表示される。 A PCFM-144は一部のモデム制御コマンド(ATコマンド)に未対応のものがあるため、エラーが 表示される部分があります。 「モデム」の「プロパティ」でCOMポートの「詳細設定」にATI4〜ATI7までERRORとなる のは異常ではありません。 この状態で正常にご使用いただけます。 プリンタ関連製品 Q プリンタバッファ(PL、PB、PRBシリーズ)、プリンタシェアリングアダプタ(PLSA-16シリーズ)使用 してWindows95を利用しはじめたが、印刷できなくなった。 A Windows95になってプリンタがWPS(Windows Printing System)、双方向セントロに対 応したものの場合、ご利用いただけなくなりました。 Windows95では上記の場合、自動的にプリンタとの双方向通信を行いますが、プリン タバッファ、プリンタシェアリングアダプタを利用すると双方向通信が行えなくなるためです。 特にプリンタバッファでは印刷データがプリンタに届くタイミングとプリンタからのデータがパソコンに届 くタイミングが合わないために、原理的にご使用いただけません。ご了承ください。 割り込み設定について Windows95のリソースの指定では割り込みの指定が「IRQ」表示になっております。 PC-98の環境では長く、「INT」表示であったため、製品の説明書にも割り込み表記が 「INT」になっているものがあります。 以下に「IRQ」と「INT」表記の対応を記しますので、読み替えて設定してください。 INT   IRQ 0 3 1 5 2 6 3 9 41 10 42 11 5 12 6 13