IBM PC, Aptiva で Microsoft Windows 95 をお使いになる場合の注意事項 =================================================================== Version 1.00 1995年11月10日 はじめに ======== 本文書には、IBM パーソナル・コンピューター上で Microsoft 社の Windows 95 をお使 いいただくための補足情報が記載されています。 以下の IBM 製品をお使いの 場合は、 Windows 95 をセットアップする前にご一読ください。 IBM PS/V Master Model 2411 IBM PC 750 ISA/PCI Model 6885 & 6883 IBM PC 720 ISA/PCI Model 6869 & 6863 IBM PC 330 ISA/PCI Model 6573 & 6873 & ISA Model 6571 IBM Aptiva Vision Model 2407 IBM Aptiva 510/520/720 IBM Aptiva 515/517/530/537/730/737 * IBM PC, Aptiva は米国IBM Corporationの米国およびその他における 登録商標です。 * Microchannel は米国IBM Corporationの米国およびその他における 登録商標です。 * Microsoft, Windows は米国Microsoft Corporationの米国およびその他に おける登録商標です。 目次 ================================================================================ 1. Windows 95 を導入する前に 1.1 最新ソフトウェアの入手方法 1.1.1 パソコン通信よりの入手方法 1.1.2 IBM PC ソフトウェア・サービスセンターよりの入手方法(有償) 1.2 システムソフトウェアの更新について 1.2.1 BIOS の更新 1.2.2 ラピッド・レジューム・ユーティリティーの更新 1.2.3 サウンド・ブラスター・レジュームサポートの更新 1.3 Windows 95 対応デバイス・ドライバーについて 1.3.1 Trident TGUI9680 用ディスプレイ・ドライバーについて 1.3.2 S3 Trio64 用ディスプレイ・ドライバーについて 1.3.3 IBM 3 モード・フロッピー・ドライバーについて 2. IBM PC 750 で Windows 95 を使う 2.1 Windows 95 の IBM PC 750 への導入 2.1.1 BIOS の更新 2.1.2 ラピッド・レジューム・ユーティリティーの更新 2.1.3 IBM PC 750 6885-J0M のディスプレイ設定 2.1.4 IBM PC 750 6883-JF7/J8P/J0P/J0M 用ディスプレイ・ドライバーの導入 2.1.5 IBM 3 モード・フロッピー・ドライバーの導入 3. IBM PC 720 で Windows 95 を使う 3.1 Windows 95 の IBM PC 720 への導入 3.1.1 BIOS の更新 3.1.2 ラピッド・レジューム・ユーティリティーの更新 3.1.3 IBM PC 720 6869-J4H/J4K のディスプレイ設定 3.1.4 IBM PC 720 6863-JA7 用ディスプレイ・ドライバーの導入 3.1.5 IBM 3 モード・フロッピー・ドライバーの導入 3.1.6 IBM PC 720 6869-J4H/J4K, 6863-JA7 PCMCIA のサポートについて 3.1.7 IBM PC 720 6869-J4H/J4K の CD-ROM デバイス・ドライバーについて 4. IBM PC 330 で Windows 95 を使う 4.1 Windows 95 の IBM PC 330 への導入 4.1.1 BIOS の更新 4.1.2 ラピッド・レジューム・ユーティリティーの更新 4.1.3 IBM PC 330 6571-J0D/J5E/J5F, 6573-J5G のディスプレイ設定 4.1.4 IBM PC 330 6873-JCP 用ディスプレイ・ドライバーの導入 4.1.5 IBM 3 モード・フロッピー・ドライバーの導入 4.2. 制限事項及び問題点 4.2.1 IDE ドライブの設定について 4.2.2 導入済みのソフトウェアについて 4.2.3 PC-DOS J7.0/V に関する制限事項 5. IBM Aptiva, Aptiva Vision で Windows 95 を使う 5.1 Windows 95 の IBM Aptiva, Aptiva Vision への導入 5.1.1 BIOS の更新 5.1.2 ラピッド・レジューム・ユーティリティーの更新 5.1.3 IBM Aptiva 510/515/517/520/530/537/720/730/737, Aptiva Vision のディスプレイ設定 5.1.4 IBM 3 モード・フロッピー・ドライバーの導入 5.1.5 IBM Aptiva Vision 2407-NTD/RTD, TV チューナーアダプターについて 5.1.6 IBM Aptiva Music Vision 2407-RYD サウンド・ドライバーの更新 5.2.1 IDE ドライブの設定について 5.2.2 導入済みのソフトウェアについて 6. IBM PS/V Master, Master P120 で Windows 95 を使う 6.1 Windows 95 の IBM PS/V Master, Master P120 への導入 6.1.1 BIOS の更新 6.1.2 IBM PS/V Master 2411-NPW/RPM/RPW/RPY のディスプレイ設定 6.1.3 IBM Master P120 2411-P31 用ディスプレイ・ドライバーの導入 6.1.4 IBM 3 モード・フロッピー・ドライバーの導入 6.2 制限事項及び問題点 6.2.1 IBM PS/V Master 2411-NPW/RPM/RPW/RPY において MS-DOS 全画面表示が乱れる場合 6.2.2 導入済みのソフトウェアについて 6.2.3 PC-DOS J7.0/V に関する制限事項 7. 各モデルに共通する情報 7.1 Windows 95 インストール時の注意事項 7.2 アダプター・カードの初期化 7.3 APM BIOS モード 8. PC-DOS/Windows 3.1 に関する注意 8.1 "Warning: ROM or RAM detected within page frame" というメッセージが Windows 95 の起動中 (CONFIG.SYS の処理中) に表示される。 8.2 E エディタにおける日本語入力 8.3 PC-DOS J7.0/V の "DOSDATA=" コマンドのサポート 8.4 DOS 用のかな漢字変換プログラムのサポート 8.5 IBM アンチウィルス 8.6 PC-DOS のコマンドのサポート 8.7 アンデリート 9. 導入済みソフトウエアに関する注意 9.1 IBM カスタム・ツール 9.2 ソフトウエア・マネージャ 9.3 パーソナル・デスクトップ 9.4 IBM MENU (アプリケーションのランチャー) 9.5 Multimedia Basics 9.6 FaxWorks 9.7 正統派麻雀 9.8 CD-ROM 検索プログラム 9.9 AptivaWare - オンライン ライブラリー - Windows レッスン 9.10 ウェルカム・センター 9.11 ディスプレイ・ドライバーとユーティリティー (Trident 9680用) 10. 補足事項 10.1 IBM FAX サービスのご案内 10.2 Windows 95 対応の更新プログラム一覧 ================================================================================ 1. Windows 95 を導入する前に ========================= 1.1 最新ソフトウェアの入手方法 -------------------------- 現在、IBM PC、Aptiva シリーズおよび PS/V Master 上で Windows 95 をお使いいただ くために BIOS 更新用ディスケット、Windows 95 対応デバイス・ドライバー・ディス ケット等の配布を行っています。また、本文書が作成された時点で確認されている制限 事項や問題点についても、修正用のソフトウェアが将来配布されることがあります。 これらのソフトウェアは、現在パソコン通信および、IBM PC ソフトウェア・サービス センターを通じて入手可能です。 なお、ソフトウェア最新情報については IBM FAX サービスをご利用ください ("10.1 IBM FAX サービスのご案内" を参照して下さい)。 1.1.1 パソコン通信よりの入手方法 -------------------------- パソコン通信のライブラリーに、BIOS 更新用ディスケットおよび、Windows 95 対応 デバイス・ドライバー・ディスケットが登録されております。ファイルはすべてディス ケットのイメージとして登録されておりますので、バイナリーでダウンロードし、 LOADDSKF.EXE を使用してフロッピーディスクに復元して下さい。 (例) C:ドライブのルートに IMAGE-1.DSK という名前のディスケット・イメージを ダウンロードして A:ドライブに復元する場合は、以下のようになります。   C:\>LOADDSKF IMAGE-1.DSK A: 各機種毎のディスケットまたは、プログラムの対応は "10.2 Windows 95 対応の更新プロ グラム一覧" を参照して下さい。 また LOADDSKF.EXE をお持ちでない場合は、ライブラ リーに登録されていますので一緒にダウンロードして下さい。 1.1.2 IBM PC ソフトウェア・サービスセンターよりの入手方法(有償) --------------------------------------------------------- IBM では、パソコン通信からの入手が困難な方向けにディスケット配布サ−ビスを行っ ております(有償)。機種毎に BIOS 更新用ディスケットと Windows 95 対応デバイス ドライバー・ディスケットのセットになっております。 対応機種に関しては以下のとおりです。なお、オーダーは IBM FAX サービスをご利用 下さい ("10.1 IBM FAX サービスのご案内" を参照して下さい)。 IBM PS/V Master IBM PC 330 / Aptiva 500 / Aptiva 700 / Aptiva Vision IBM Aptiva Music Vision IBM PC 720 IBM PC 750 1.2 システムソフトウェアの更新について ---------------------------------- 1.2.1 BIOS の更新 ----------- Windows 95 の導入を行う前に、 必ず BIOS を最新版に更新してください。本書は BIOS が最新版であることを前提にしています。 BIOS が旧バージョンである場合には、 本書 の記述と実際のシステムの動作が必ずしも一致しない事があります。 BIOS の最新版は 上記のパソコン通信または、IBM PC ソフトウェア・サービス・センターから入手出来 ます。 BIOS の更新は、以下の説明をよくお読みいただいてから行って下さい。 また、画面に表示される注意事項をよく読んで、プログラムの指示に従って操作を行わ なければなりません。指示に従わず間違ったオペレーションを行うと、最悪の場合機器 が損傷され、お客様のご負担で修理を必要とすることがあります。 BIOS 更新用ディスケットの README.DOC にも BIOS の更新方法に関する説明がありま すので、そちらも必ずお読みください。 重要!-------------------------------------------------------------------------- Windows 95 のプレビュ−ベータプログラム以前のバージョンは、BIOS 更新用ディス ケットに対して障害を発生させ得ることが確認されています。安全のため BIOS 更新用 ディスケットは必ず Windows 95 以外のオペレ−ティングシステムで作成し、そのあと 速かにそのディスケットを“書き込み不可“にしてください。プレビュ−ベ−タプログ ラム以前の Windows 95 上で“書き込み可“のままデータの書き込み、あるいは "DIR" コマンドを、このディスケットに対して走らせるだけでも、そのディスケットは BIOS 更新用ディスケットとして動作しなくなることがあります。もしこのようになった場合 は、BIOS 更新用ディスケットを作成しなおす必要があります。 -------------------------------------------------------------------------------- 1) BIOS の更新を始める前に、以下の作業/確認を行ってください。 - ラピッド・レジューム、およびスタンバイ機能を全て [未設定(未使用)] にしてく ださい。変更には、装置構成ユーティリティーを使います。以下の説明にしたがっ て変更して下さい。 a) 電源を入れます。もしラピッド・レジュームをお使いの場合は、画面上に IBM のロゴが出ている間に "前面(Alt)" + "Ctrl" + "削除(Delete)" のキー を同時に押してシステムを再始動します。 b) メモリー・カウントをしている間に F1 キーを押して、装置構成ユーティリ ティーのメニュー画面を表示します。 c) [ラピッド・レジューム機能]を選択します。 d) ラピッド・レジューム、およびスタンバイ機能を全て [未設定(未使用)] に します。 e) メニュー画面に戻って、変更を保存して終了します。 - 電源コードがシステム、およびコンセントに確実に接続されている事を確認して ください。 - ご家庭で作業を行う場合は、他の家電などの使用状況に注意して BIOS の更新中に ブレーカーが落ちる事のないようにしてください。また、天候にも十分留意して、 落雷などによる停電や瞬断などに注意してください。 2) システムの電源が入っている場合は、ここで一度切ってください。 3) BIOS 更新用ディスケットをドライブAに入れ、システムの電源を入れてください。 4) BIOS 更新ディスケットが起動し、更新用のメニューが表示されます。 5) 画面の指示に従ってください。 (注意!) 画面に、"絶対に電源を切らないでください" という意味の指示 が表示されている時は、実際に BIOS の更新が行われています。 その間は、!絶対に! システムの電源を切らないでください。 6) 電源を切るように指示が表示されると BIOS の更新作業は終了です。ディスケット をドライブから取り出して、指示に従ってシステムを再起動し、無事に起動する事 を確認してください。 1.2.2 ラピッド・レジューム・ユーティリティーの更新 -------------------------------------------- ラピッド・レジュームをサポートする機種に Windows 95 を導入してこの機能をお使い になる場合には、プログラムを更新する必要があります。 以下の指示にしたがって、 プログラムを更新して下さい。 1) Windows 3.1 または、Windows 95 を起動して下さい。 2) Windows 95 サービス・ディスケットをドライブAに入れ、"A:\RAPID\INSTALL.EXE" を実行して下さい。 - Windows 3.1 で実行する場合には、[ファイル・マネージャ] を起動し、ファイルメ ニューから [名前を指定して実行] を選びます。名前に "A:\RAPID\INSTALL.EXE" を指定して実行します。 - Windows 95 で実行する場合には、[スタート] - [ファイル名を指定して実行] を選 びます。名前に "A:\RAPID\INSTALL.EXE" を指定して実行します。 3) 画面の指示にしたがって、プログラムを導入して下さい。 1.2.3 サウンド・ブラスター・レジュームサポートの更新 ---------------------------------------------- ラピッド・レジュームをサポートした機種の一部に、サウンドブラスターを取付けると (標準搭載の機種も含めて)、レジューム後に音が出なくなるものがあります。ラピッド レジュームの機能をお使いになる場合には、サウンド・ブラスター・レジュームサポー トのプログラムを更新して下さい。 1) "C:\AUTOEXEC.BAT" をエディタでオープンし、次の行があるか確認してください。 C:\VIBRA16\SBPOWER.COM ------- (ディレクトリー名は違う可能性があります) もしない場合は、レジューム後に音が出なくなる可能性がありますので、以下の 指示にしたがって導入して下さい。 2) Windows 95 サービス・ディスケットの "A:\RAPID" にある SBPOWER.COM をハード ディスクの適当なディレクトリー (例えば、C:\IBMTOOLS) にコピーする。 3) エディタを使用して C:\AUTOEXEC.BAT の : ECHO Y | LOCK C: > NUL C:\IBMTOOLS\IBMPFILE.EXE UNLOCK C: > NUL : という行の前に、 C:\IBMTOOLS\SBPOWER.COM -------- (SBPOWER.COM を C:\IBMTOOLS にコピーした場合) という1行を追加する。変更後の AUTOEXEC.BAT の内容は次のようになります。 : C:\IBMTOOLS\SBPOWER.COM ECHO Y | LOCK C: > NUL C:\IBMTOOLS\IBMPFILE.EXE UNLOCK C: > NUL : 1.3 Windows 95 対応デバイス・ドライバーについて ------------------------------------------- Windows 95 サービス・ディスケットの中には、IBM パーソナル・コンピュータのいく つかの機種用に、Windows 95 対応のデバイス・ドライバーが登録されております。 該当する機種で、Windows 95 をお使いになる場合はこれらのデバイス・ドライバーを ご使用下さい。 1.3.1 Trident TGUI9680 用ディスプレイ・ドライバーについて --------------------------------------------------- Windows 95 サービス・ディスケットの中に、Trident TGUI9680 用の最新版ディスプレ イ・ドライバーが登録されておりますので、該当する機種をお使いの場合には以下の指 示にしたがって導入して下さい。なお、以下の作業は Windows 95 のインストールが終 了した後に行ってください。 1) コントロール・パネルから [画面] を起動します。 2) [ディスプレイの詳細] を選択します。 3) [ディスプレイの変更] をクリックします。 4) [アダプターの種類] - [変更] をクリックします。 5) [ディスク使用] をクリックします。 6) Windows 95 サービス・ディスケットをドライブAに入れ、"配布ファイルのコピー 元" に "A:\TRIDENT" と入力して OK をクリックします。 7) "モデル" から "Trident 9660/968X Linear Accelerated For PCI" を選んで OK を クリックします。 8) 画面の指示に従ってデバイス・ドライバーの更新を行ってください。 1.3.2 S3 Trio64 用ディスプレイ・ドライバーについて -------------------------------------------- Windows 95 サービス・ディスケットの中に、S3 Trio64 用の最新版ディスプレイ・ド ライバーが登録されておりますので、該当する機種をお使いの場合には以下の指示にし たがって導入して下さい。なお、以下の作業は Windows 95 のインストールが終了した 後に行ってください。 1) コントロール・パネルから [画面] を起動します。 2) [ディスプレイの詳細] を選択します。 3) [ディスプレイの変更] をクリックします。 4) [アダプターの種類] - [変更] をクリックします。 5) [ディスク使用] をクリックします。 6) Windows 95 サービス・ディスケットをドライブAに入れ、"配布ファイルのコ ピー元" に "A:\TRIO64" と入力して OK をクリックします。 7) "モデル" から "S3 Trio32/64 PCI" を選んで OK をクリックします。 8) 画面の指示に従ってデバイス・ドライバーの更新を行ってください。 1.3.3 IBM 3 モード・フロッピー・ドライバーについて -------------------------------------------- Windows 95 サービス・ディスケットの中に、IBM 3 モード・フロッピー・ドライバー が登録されておりますので、この機能を Windows 95 上でお使いになる場合は、以下の 指示にしたがって導入して下さい。なお、以下の作業は Windows 95 のインストールが 終了した後に行ってください。 1) コントロール・パネルから [ハードウェア] を起動します。 2) [次へ] をクリックし、[新しいハードウェアの検出] の画面で "いいえ" を選択し てから [次へ] をクリックします。 3) [ハードウェアの選択] から [フロッピーディスクコントローラ] を選択して [次へ] をクリックします。 4) [ディスク使用] をクリックします。 5) Windows 95 サービス・ディスケットをドライブAに入れ、"配布ファイルのコピー 元" に "A:\IBM3FDD" と入力して OK をクリックします。 6) "モデル" に "IBM 3-mode Floppy" が選択されているのを確認して、[次へ] をク リックします。 7) [完了] をクリックすると、導入が開始されます。 8) 導入が完了したら、画面の指示にしたがって再起動して下さい。 2. IBM PC 750 で Windows 95 を使う =============================== 2.1 Windows 95 の IBM PC 750 への導入 --------------------------------- 2.1.1 BIOS の更新 ----------- IBM PC 750 6885-J0M に Windows 95 をインストールする場合は、BIOS 更新用ディス ケットを使用して BIOS を更新してください。新しい BIOS では、主に以下の機能に対 する修正が入っています。BIOS の更新については、"1.2.1 BIOS の更新" を参考にし て行ってください。 - Plug and Play BIOS Revision 1.0a - APM BIOS Revision 1.1 重要!-------------------------------------------------------------------------- IBM PC 750 6883-JF7/J8P/J0P/J0M にインストールする場合は、BIOS の更新の必要はあ りません。 -------------------------------------------------------------------------------- 2.1.2 ラピッド・レジューム・ユーティリティーの更新 -------------------------------------------- IBM PC 750 6885-J0M, 6883-JF7/J8P/J0P/J0M のラピッド・レジュームの機能を Windows 95 で使用する場合は、ラピッド・レジューム・ユーティリティーを更新してください。 ラピッド・レジューム・ユーティリティーの更新については、"1.2.2 ラピッド・レ ジューム・ユーティリティー の更新" を参考にして行ってください。 2.1.3 IBM PC 750 6885-J0M のディスプレイ設定 -------------------------------------- IBM PC 750 6885-J0M に標準搭載のビデオ・サブシステム S3 Vision864 を使用している 場合 DOS/Windows 3.1 の上に Windows 95 を上書きでインストールすると、マウス カーソルの動きに異常 (マウス・カーソルを画面の右半分に動かせなくなる) が発生する 事があります。この問題を未然に防ぐために Windows 95 をインストールする前に、以下 の作業を行ってください。 1) Windows 3.1 のセットアップ を起動します。 2) [設定] - [基本ハードウェアの変更] - [ディスプレイ] の順に選択します。 3) ディスプレイを "VGAゴシック 9pt (または 10pt)" に変更します。 4) 指示に従って、Windows を再始動させます。 5) 画面の色がおかしくなった場合は、コントロール・パネルから「画面の色」を選び、 「標準の配色」を選んで、[OK] をクリックします。既に「標準の配色」が 選ばれて いても、必ず [OK] をクリックしてください。 また、上記の作業を行わないで Windows 95 をインストールした結果、マウス・カーソル の問題が発生した場合は、以下の作業を行ってください。 1) コントロール・パネルから [画面] を選択、起動します。 2) [ディスプレイの詳細] - [ディスプレイの変更] を選び、現在使用中のディスプレイ を選択します。 3) 解像度を現在の設定と違う設定に変更し、[更新] を選んで Enter キーを押します。 例えば、"640x480" になっている場合には "800x600" に変更します。 (注意!) マウス・カーソルの問題が発生している状況でのマウスを使用した操作は、 非常に困難なものとなります。したがって、上記の作業はほとんどキーボード のみを使用して行う事になり、大変面倒な作業となります。それを、避けるた めにもインストール前の作業を行う事を強くお勧めします。 2.1.4 IBM PC 750 6883-JF7/J8P/J0P/J0M 用ディスプレイ・ドライバーの導入 ---------------------------------------------------------------- IBM PC 750 6883-JF7/J8P/J0P/J0M をお使いの場合には、Windows 95 サービス・ディス ケットの中にある "Trident TGUI9680 用ディスプレイ・ドライバー" を導入してくださ い。ディスプレイ・ドライバーの導入については、"1.3.1 Trident TGUI9680 用ディス プレイ・ドライバーについて" を参考にして行ってください。 2.1.5 IBM 3 モード・フロッピー・ドライバーの導入 ------------------------------------------ Windows 95 上で 1.2MB のフロッピー・ディスクへの読み書きをする機能をお使いになる 場合には、Windows 95 サービス・ディスケットの中にある "IBM 3 モード・フロッピー ドライバー" を導入してください。 フロッピー・ドライバーの導入については、 "1.3.3 IBM 3 モード・フロッピー・ドライバーについて" を参考にして導入して行って くださ。なお、フロッピー・ディスクを 1.2MB に初期化する機能は Windows 95 上では サポートされておりません。 2.2 制限事項及び問題点 ------------------ 2.2.1 IBM PC 750 6885-J0M において MS-DOS 全画面表示が乱れる場合 ---------------------------------------------------------- 上記の S3 Vision864 標準搭載モデルで、MS-DOS 全画面表示が乱れる場合は、Windows 95 の CD-ROM の "DRIVERS\DISPLAY\S3VXD" にある "S3.VXD" を README.TXT を参考に して試してみてください。 2.2.2 導入済みのソフトウェアについて ------------------------------ IBM PC 750 6885/6883 には、PC-DOS J6.3/V (または、PC-DOS J7.0/V)、IBM Windows 3.1 および DOS/Windows 用のアプリケーション、ユーティリティーが、あらかじめ導入 されています。これらの上に Windows 95 を上書きでインストールする場合、いくつか 注意事項/制限事項などがあります。Windows 95 をインストールする前に、"8. PC-DOS Windows 3.1 に関する注意" と "9. 導入済みソフトウエアに関する注意" を必ずお読み ください。 2.2.3 PC-DOS J7.0/V に関する制限事項 ------------------------------ IBM PC 750 6883-JF7/J8P/J0P/J0M には PC-DOS J7.0/V が導入されていますが、PC-DOS J7.0/V で拡張されたコマンドのうち、いくつかは Windows 95 でサポートされていませ ん。"8. PC-DOS/Windows 3.1 に関する注意" を参考にしてCONFIG.SYS の変更を行ってく ださい。 3. IBM PC 720 で Windows 95 を使う =============================== 3.1 Windows 95 の IBM PC 720 への導入 --------------------------------- 3.1.1 BIOS の更新 ----------- IBM PC 720 6869-J4H/J4K に Windows 95 をインストールする場合は、BIOS 更新用ディ スケットを使用して BIOS を更新してください。新しい BIOS では、主に以下の機能に 対する修正が入っています。BIOS の更新については、"1.3.1 BIOS の更新" を参考にし て行ってください。 - Plug and Play BIOS Revision 1.0a - APM BIOS Revision 1.1 重要!-------------------------------------------------------------------------- IBM PC 720 6863-JA7 にインストールする場合は、BIOS の更新の必要はありません。 -------------------------------------------------------------------------------- 3.1.2 ラピッド・レジューム・ユーティリティーの更新 -------------------------------------------- IBM PC 720 6863-JA7 のラピッド・レジュームの機能を Windows 95 で使用する場合は、 ラピッド・レジューム・ユーティリティーを更新してください。ラピッド・レジューム ユーティリティーの更新については、"1.2.2 ラピッド・レジューム・ユーティリティー の更新" を参考にして行ってください。 重要!-------------------------------------------------------------------------- IBM PC 720 6869-J4H/J4K では、ラピッド・レジューム・ユーティリティーを更新する必 要はありません。 -------------------------------------------------------------------------------- 3.1.3 IBM PC 720 6869-J4H/J4K のディスプレイ設定 ------------------------------------------ IBM PC 720 6869-J4H/J4K に標準搭載のビデオ・サブシステム S3 Vision864 を使用して いる場合 DOS/Windows 3.1 の上に Windows 95 を上書きでインストールすると、マウス カーソルの動きに異常 (マウス・カーソルを画面の右半分に動かせなくなる) が発生する 事があります。この問題を未然に防ぐために Windows 95 をインストールする前に、以下 の作業を行ってください。 1) Windows 3.1 のセットアップ を起動します。 2) [設定] - [基本ハードウェアの変更] - [ディスプレイ] の順に選択します。 3) ディスプレイを "VGAゴシック 9pt (または 10pt)" に変更します。 4) 指示に従って、Windows を再始動させます。 5) 画面の色がおかしくなった場合は、コントロール・パネルから「画面の色」を選び、 「標準の配色」を選んで、[OK] をクリックします。既に「標準の配色」が 選ばれて いても、必ず [OK] をクリックしてください。 また、上記の作業を行わないで Windows 95 をインストールした結果、マウス・カーソル の問題が発生した場合は、以下の作業を行ってください。 1) コントロール・パネルから [画面] を選択、起動します。 2) [ディスプレイの詳細] - [ディスプレイの変更] を選び、現在使用中のディスプレイ を選択します。 3) 解像度を現在の設定と違う設定に変更し、[更新] を選んで Enter キーを押します。 例えば、"640x480" になっている場合には "800x600" に変更します。 (注意!) マウス・カーソルの問題が発生している状況でのマウスを使用した操作は、 非常に困難なものとなります。したがって、上記の作業はほとんどキーボード のみを使用して行う事になり、大変面倒な作業となります。それを、避けるた めにもインストール前の作業を行う事を強くお勧めします。 3.1.4 IBM PC 720 6863-JA7 用ディスプレイ・ドライバーの導入 ---------------------------------------------------- IBM PC 720 6683-JA7 をお使いの場合には、Windows 95 サービス・ディスケットの中に ある "Trident TGUI9680 用ディスプレイ・ドライバー" を導入してください。ディスプ レイ・ドライバーの導入については、"1.3.1 Trident TGUI9680 用ディスプレイ・ドライ バーについて" を参考にして行ってください。 3.1.5 IBM 3 モード・フロッピー・ドライバーの導入 ------------------------------------------ Windows 95 上で 1.2MB のフロッピー・ディスクへの読み書きをする機能をお使いになる 場合には、Windows 95 サービス・ディスケットの中にある "IBM 3 モード・フロッピー ドライバー" を導入してください。 フロッピー・ドライバーの導入については、 "1.3.3 IBM 3 モード・フロッピー・ドライバーについて" を参考にして導入して行って くださ。なお、フロッピー・ディスクを 1.2MB に初期化する機能は Windows 95 上では サポートされておりません。 また、PC Card Director の DOS 用ソケット・サービス、カード・サービスと 3 モード フロッピー・ドライバーを Windows 95 上に同時に導入すると不具合が発生することが 確認されています。PC Card Director の DISKDRV.SYS を CONFIG.SYS から削除すること でこの不具合は回避できますが、この場合は PCMCIA ストレージ・カード (FLASH, SRAM, ATA カードなどの記憶装置) は使えなくなります。 3.1.6 IBM PC 720 6869-J4H/J4K, 6863-JA7 PCMCIA のサポートについて ----------------------------------------------------------- Windows 95 に付属する標準のソケット・サービスは、 IBM PC 720 6869-J4H/J4K, 6863-JA7 の PCMCIA ソケットをサポートしておりません。PC 720 に付属の DOS 用のソ ケット・サービス、カード・サービスをそのままお使いいただくか、Windows 95 サービ ス・ディスケットの中の IBM PC 720 用ソケット・サービス・プログラムを、以下の説明 にしたがって導入してください。 1) コントロール・パネルから [ハードウェア] を起動します。 2) [次へ] をクリックし、[新しいハードウェアの検出] の画面で "いいえ" を選択し てから [次へ] をクリックします。 3) [ハードウェアの選択] から [PCMCIA ソケット] を選択して [次へ] をクリックし ます。 4) [ディスク使用] をクリックします。 5) Windows 95 サービス・ディスケットをドライブAに入れ、"配布ファイルのコピー 元" に "A:\PCMCIA72" と入力して OK をクリックします。 6) [製造元] から (Standard PCMCIA drivers) を選択し、[次へ] をクリックします。 7) 導入が始まりますので、画面の指示にしたがって導入してください。 3.1.7 IBM PC 720 6869-J4H/J4K の CD-ROM デバイス・ドライバーについて -------------------------------------------------------------- Windows 95 を DOS のインストールされていないディスク(例: フォーマットだけされた ディスク) にインストールすると、インストール中の最初の再起動後に、CD-ROMドライ ブにアクセスできなくなる場合があります。 この問題を回避するために、Windows 95 をインストールするディスクには必ず DOS お よび、CD-ROM の DOS 用のデバイス・ドライバーをインストールしてから、Windows 95 をインストールしてください。 3.2 制限事項及び問題点 ------------------ 3.2.1 IBM PC 720 6869-J4H/J4K において MS-DOS 全画面表示が乱れる場合 -------------------------------------------------------------- 上記の S3 Vision864 標準搭載モデルで、MS-DOS 全画面表示が乱れる場合は、Windows 95 の CD-ROM の "DRIVERS\DISPLAY\S3VXD" にある "S3.VXD" を README.TXT を参考に して試してみてください。 3.2.2 導入済みのソフトウェアについて ------------------------------ IBM PC 720 6869/6863 には、PC-DOS J6.3/V (または、PC-DOS J7.0/V)、IBM Windows 3.1 および DOS/Windows 用のアプリケーション、ユーティリティーが、あらかじめ導入 されています。これらの上に Windows 95 を上書きでインストールする場合、いくつか 注意事項/制限事項などがあります。Windows 95 をインストールする前に、"8. PC-DOS Windows 3.1 に関する注意" と "9. 導入済みソフトウエアに関する注意" を必ずお読み ください。 3.2.3 PC-DOS J7.0/V に関する制限事項 ------------------------------ IBM PC 720 6863-JA7 には PC-DOS J7.0/V が導入されていますが、PC-DOS J7.0/V で拡 張されたコマンドのうち、いくつかは Windows 95 でサポートされていません。 "8. PC-DOS/Windows 3.1 に関する注意" を参考にしてCONFIG.SYS の変更を行ってください。 4. IBM PC 330 で Windows 95 を使う =============================== 4.1 Windows 95 の IBM PC 330 への導入 --------------------------------- 4.1.1 BIOS の更新 ----------- IBM PC 330 6571-J0D/J5E/J5F, 6573-J5G に Windows 95 をインストールする場合は、 BIOS 更新用ディスケットを使用して BIOS を更新してください。新しい BIOS では、主 に以下の機能に対する修正が入っています。BIOS の更新については、"1.3.1 BIOS の更 新" を参考にして行ってください。 - Plug and Play BIOS Revision 1.0a - APM BIOS Revision 1.1 重要!-------------------------------------------------------------------------- IBM PC 330 6873-JCP にインストールする場合は、BIOS の更新の必要はありません。 -------------------------------------------------------------------------------- 4.1.2 ラピッド・レジューム・ユーティリティーの更新 -------------------------------------------- IBM PC 330 6571-J0D/J5E/J5F, 6573-J5G, 6873-JCP のラピッド・レジュームの機能を Windows 95 で使用する場合は、ラピッド・レジューム・ユーティリティーを更新してく ださい。ラピッド・レジューム・ユーティリティーの更新については、"1.2.2 ラピッド レジューム・ユーティリティーの更新" を参考にして行ってください。 4.1.3 IBM PC 330 6571-J0D/J5E/J5F, 6573-J5G のディスプレイ設定 -------------------------------------------------------- Windows 95 上でスタート・メニューのマウスによって選択された部分など、反転表示さ れるはずの部分が反転表示されない場合があります。その場合は、以下の作業を行ってく ださい。 1) コントロール・パネルから [画面] を選択して、起動します。 2) [ディスプレイの詳細] を選択します。 3) [ディスプレイの変更] をクリックし、現在接続しているディスプレイを選びます。 4) 次に、[カラー・パレット] の設定を現在表示されているものと違う設定に変更しま す。例えば、"256色" になっている場合は、"High Color" に変更します。 5) 指示に従って Windows 95 を再始動します。 4.1.4 IBM PC 330 6873-JCP 用ディスプレイ・ドライバーの導入 ---------------------------------------------------- IBM PC 750 6873-JCP をお使いの場合には、Windows 95 サービス・ディスケットの中に ある "Trident TGUI9680 用ディスプレイ・ドライバー" を導入してください。ディスプ レイ・ドライバーの導入については、"1.3.1 Trident TGUI9680 用ディスプレイ・ドライ バーについて" を参考にして行ってください。 4.1.5 IBM 3 モード・フロッピー・ドライバーの導入 ------------------------------------------ Windows 95 上で 1.2MB のフロッピー・ディスクへの読み書きをする機能をお使いになる 場合には、Windows 95 サービス・ディスケットの中にある "IBM 3 モード・フロッピー ドライバー" を導入してください。 フロッピー・ドライバーの導入については、 "1.3.3 IBM 3 モード・フロッピー・ドライバーについて" を参考にして導入して行って くださ。なお、フロッピー・ディスクを 1.2MB に初期化する機能は Windows 95 上では サポートされておりません。 4.2 制限事項及び問題点 ------------------ 4.2.1 IDE ドライブの設定について -------------------------- IBM PC 330 6571-J0D/J5E/J5F, 6573-J5G, 6873-JCP をお使いの場合は、装置構成ユー ティリティーを使って "IDE リード・プリフェッチ" を、必ず [非動作] にしてくださ い。 1) 電源を入れます。もしラピッド・レジュームをお使いの場合は、画面上に IBM のロ ゴが出ている間に "前面(Alt)" + "Ctrl" + "削除(Delete)" のキーを同時に押して システムを再始動します。 2) メモリー・カウントをしている間に F1 キーを押して、装置構成ユーティリティー のメニュー画面を表示します。 3) デバイスとI/Oポート --> IDEドライブの設定 --> ハードディスク 0 の順に設定画面を選びます。 4) "IDE リード・プリフェッチ" を [非動作] に変更します。 5) ハードディスクが複数台取付けられている場合は、上記ハードディスクの選択から 後の部分を繰り返します。 6) メニュー画面に戻って、変更を保存して終了します。 4.2.2 導入済みのソフトウェアについて ------------------------------ IBM PC 330 6571-J0D/J5E/J5F, 6573-J5G, 6873-JCPには、PC-DOS J6.3/V (または、 PC-DOS J7.0/V)、IBM Windows 3.1 および DOS/Windows 用のアプリケーション、ユー ティリティーが、あらかじめ導入されています。これらの上に Windows 95 を上書きで インストールする場合、いくつか注意事項/制限事項などがあります。Windows 95 をイ ンストールする前に、"8. PC-DOS/Windows 3.1 に関する注意" と "9. 導入済みソフト ウエアに関する注意" を必ずお読みください。 4.2.3 PC-DOS J7.0/V に関する制限事項 ------------------------------ IBM PC 330 6873-JCP には PC-DOS J7.0/V が導入されていますが、PC-DOS J7.0/V で拡 張されたコマンドのうち、いくつかは Windows 95 でサポートされていません。 "8. PC-DOS/Windows 3.1 に関する注意" を参考にしてCONFIG.SYS の変更を行ってください。 5. IBM Aptiva, Aptiva Vision で Windows 95 を使う ============================================== 5.1 Windows 95 の IBM Aptiva, Aptiva Vision への導入 ------------------------------------------------ 5.1.1 BIOS の更新 ----------- IBM Aptiva 510/515/517/520/720/730/737, Aptiva Vision に Windows 95 をインストー ルする場合は、 BIOS 更新用ディスケットを使用して BIOS を更新してください。新しい BIOS では、主に以下の機能に対する修正が入っています。 BIOS の更新については、 "1.3.1 BIOS の更新" を参考にして行ってください。 - Plug and Play BIOS Revision 1.0a - APM BIOS Revision 1.1 重要!-------------------------------------------------------------------------- IBM Aptiva 530/537 2144-70J/71J にインストールする場合は、BIOS の更新の必要はあ りません。 -------------------------------------------------------------------------------- 5.1.2 ラピッド・レジューム・ユーティリティーの更新 -------------------------------------------- IBM Aptiva 510/515/517/520/530/537/720/730/737, Aptiva Vision の ラピッド・レ ジュームの機能を Windows 95 で使用する場合は、ラピッド・レジューム・ユーティリ ティーを更新してください。ラピッド・レジューム・ユーティリティーの更新について は、"1.2.2 ラピッド・レジューム・ユーティリティーの更新" を参考にして行ってくだ さい。 5.1.3 IBM Aptiva 510/515/517/520/530/537/720/730/737, Aptiva Vision のディスプレイ設定 ----------------------------------------------- Windows 95 上でスタート・メニューのマウスによって選択された部分など、反転表示さ れるはずの部分が反転表示されない場合があります。その場合は、以下の作業を行ってく ださい。 1) コントロール・パネルから [画面] を選択して、起動します。 2) [ディスプレイの詳細] を選択します。 3) [ディスプレイの変更] をクリックし、現在接続しているディスプレイを選びます。 4) 次に、[カラー・パレット] の設定を現在表示されているものと違う設定に変更しま す。例えば、"256色" になっている場合は、"High Color" に変更します。 5) 指示に従って Windows 95 を再始動します。 5.1.4 IBM 3 モード・フロッピー・ドライバーの導入 ------------------------------------------ Windows 95 上で 1.2MB のフロッピー・ディスクへの読み書きをする機能をお使いになる 場合には、Windows 95 サービス・ディスケットの中にある "IBM 3 モード・フロッピー ドライバー" を導入してください。 フロッピー・ドライバーの導入については、 "1.3.3 IBM 3 モード・フロッピー・ドライバーについて" を参考にして導入して行って くださ。なお、フロッピー・ディスクを 1.2MB に初期化する機能は Windows 95 上では サポートされておりません。 5.1.5 IBM Aptiva Vision 2407-NTD/RTD TV チューナーアダプターについて -------------------------------------------------------------- そのままの設定でハードウェア・ウィザードのハードウェアの検出を実行すると、 PC 画面が表示されなくなり復帰しません。ハードウェア・ウィザードは、Windows 95 イン ストール時にも実行されますので、Windows 95 をインストールする前に必ず以下の処置 をとってください。 1) 対応方法 1 ---------- もし、外付けのディスプレイ (VGA または、SVGAが映るもの) をお持ちであれば Windows 95 のインストール時または、ハードウェア・ウィザードの実行時に一時的 につなぎ変えてお使いいただくことで、この問題が回避できます。 a) マザーボードの VGA コネクターへ接続されている ディスプレイ・ケーブルを はずし、代わりにマザーボードに外付けのディスプレイを接続します。 (変更前)マザーボードの VGA コネクター ---> TVチューナー・アダプター (変更後)マザーボードの VGA コネクター ---> 外付けディスプレイ b) Windows 95 インストール後または、ハードウェア・ウィザードの実行後に変更を 元に戻します。 2) 対応方法 2 ---------- TVチューナー・アダプター基盤上の SW1 スイッチを変更して I/O アドレスを工場 出荷時の値 3A0 (16進) から 3B0 (16進) へ変更します。 (電源コンセントを抜いた 状態でアダプターをはずしてから行ってください。) +-----------------+ +-----------------+ SW1 の変更: |ON | |ON | | o o o o o o | ------> | o o o o o | | o o | | o o o | | 1 2 3 4 5 6 7 8 | | 1 2 3 4 5 6 7 8 | +-----------------+ +-----------------+ (変更前) 3A0 (変更後) 3B0 a) PCTV2 ソフトウェアをまだインストールしていない場合には、セットアップ・プ ログラムを実行する時に、上記のアドレスを指定するようにします。 b) すでに PCTV2 ソフトウェアをインストールしてある場合には、テキスト・エディ ターを用いて下記のファイルを変更してください。 (i) Windows 95のインストールしてあるディレクトリーの "PCTV2.INI" [Main] PortAddr = 0x3B0 ~~~~~ここを変更します (ii) Autoexec.Bat C:\PCTV2\PCTV2INT.EXE /a3B0 ~~~ここを変更します 3) 対応方法 3 ---------- TVチューナー・アダプター経由で接続されている VGA ケーブルをディスプレイへ 直結します。ただし、この場合にはマザーボードの VGA コネクターから背面のディ スプレイ・コネクターにいくケーブルが必要になります。 (別売: 他社製 Mini-D-SUB 15ピン・オス <--> Mini-D-SUB 15ピン・オス) a) VGA ケーブルをマザーボードからディスプレイに直結します。 (変更前)マザーボードのVGAコネクター ---> TVチューナー・アダプター ---> Aptiva Vision 内蔵ディスプレイ・ケーブル (変更後)マザーボードのVGAコネクター ---> Aptiva Vision 背面の ディスプレイ・コネクター (i) ---> Aptiva Vision 内蔵ディスプレイ ケーブル・コネクター (ii) (注意) (i) Aptiva Vision の背面のディスプレイ・コネクターにはカバーが付いていますの で、これを外す必要があります。 (ii) TVチューナー・アダプターと内蔵ディスプレイは、筺体の内部で接続されて いますので、つなぎ変える場合にはTVチューナー・アダプターのところでコネ クタを外して背面のディスプレイ・コネクターの内側につなぎ直して下さい。 b) Windows 95 インストール後または、ハードウェア・ウィザードの実行後に変更を 元に戻します。 4) 対応方法 4 ---------- Windows 95 をインストール後にハードウェア・ウィザードを実行する場合には、次 のように対処してください。 a) ハードウェア・ウィザードを実行する前に PCTV2 アプリケーションを起動し ます。 b) ハードウェアの検出が始まったら、画面が表示されているうちに   PCTV2 アプリケーションをマウスでクリックして、アクティブ・ウィンドウに 設定し、そのままにしておきます。このときバック・グラウンドで、ハードウェ アウィザードの実行は継続されます。 c) 画面が「真っ暗」になったら、スペース・キーを押してPC画面へ復帰します。 5.1.6 IBM Aptiva Music Vision 2407-RYD サウンド・ドライバーの更新 ----------------------------------------------------------- 当モデルに標準で導入されている DOS/Windows 3.1 用の サウンド・ドライバーは、 Windows 95 の上では、正しく動作しない事が確認されています。上書きで Windows 95 を導入した場合 Windows 95 が起動しませんので、導入する前にサウンド・ドライバー を更新してください。サウンド・ドライバーの更新については、以下の説明にしたがって 導入して下さい。 なお、導入プログラムは、出荷時のディレクトリー構成を前提にドライバーの更新を行い ますので、もし導入先を変更されている場合には手作業でファイルを更新していただく必 要があります。また、サウンド・ドライバー・アップデート・ディスケットには変更され た部分のプログラムのみが収録されておりますので、更新をする前に古いバージョンのド ライバーが導入されている必要があります。 1) 電源を入れ、DOS のコマンド・プロンプトの画面にします。Windows 3.1 が起動して いる場合は終了します。 2) Aptiva Music Vision サウンド・ドライバー・アップデート・ディスケットをドライ ブAに入れ、コマンド・プロンプトから "A:\INST.BAT" を実行します。 3) 画面の指示にしたがって、導入して下さい。 4) "正常にアップデートされました。" というメッセージが出れば、更新は終了です。 5) "このシステムには、サウンドカード・ドライバーが導入されていないか、..." とい うメッセージが出た場合には、手作業で更新をしてください。 6) 手作業で更新する場合には、Aptiva Music Vision サウンド・ドライバー・アップ デート・ディスケットから "YSOUND.EXE" というファイルをドライブCの適当な作業 ディレクトリーへコピーします。例えば、ドライブCに TEMP というディレクトリー を作ってそこへコピーする場合は、次のようにします。 C:\>MKDIR TEMP C:\>COPY A:\YSOUND.EXE C:\TEMP 7) コピーした "YSOUND.EXE" を実行すると、以下のファイルが展開されますので、ドラ イブCの中で同じ名前のファイルを探して置き換えます。ただし、"WE_CB.DLL" とい うプログラムは今回新規に配布されたものなので、 "WE.EXE" と同じディレクトリー にコピーしてください。 C:\TEMP\WINDOWS\SYSTEM\OPLDLD.DRV C:\TEMP\YAMAHA\KPCON.EXE C:\TEMP\YAMAHA\OPL4TSR.SYS C:\TEMP\YAMAHA\VOYETRA\AUDIOSTA.EXE C:\TEMP\YAMAHA\VOYETRA\MOPDA.HLP C:\TEMP\YAMAHA\VOYETRA\SONGS\MAMBODA.ORC C:\TEMP\YAMAHA\WE.EXE C:\TEMP\YAMAHA\WE_CB.DLL 例えば、ドライブCの中から OPLDLD.DRV のファイルを探す場合には、 C:\>DIR OPLDLD.DRV /S を実行すると、ドライブCの中にある同名のファイルをすべて表示してくれますので 上書きでコピーして置き換えてください。 5.2 制限事項及び問題点 ------------------ 5.2.1 IDE ドライブの設定について -------------------------- IBM Aptiva 510/515/517/520/530/537/720/730/737, Aptiva Vision をお使いの場合は、 装置構成ユーティリティーを使って "IDE リード・プリフェッチ" を、必ず [非動作] に してください。 1) 電源を入れます。もしラピッド・レジュームをお使いの場合は、画面上に IBM のロ ゴが出ている間に "前面(Alt)" + "Ctrl" + "削除(Delete)" のキーを同時に押して システムを再始動します。 2) メモリー・カウントをしている間に F1 キーを押して、装置構成ユーティリティー のメニュー画面を表示します。 3) デバイスとI/Oポート --> IDEドライブの設定 --> ハードディスク 0 の順に設定画面を選びます。 4) "IDE リード・プリフェッチ" を [非動作] に変更します。 5) ハードディスクが複数台取付けられている場合は、上記ハードディスクの選択から 後の部分を繰り返します。 6) メニュー画面に戻って、変更を保存して終了します。 5.2.2 導入済みのソフトウェアについて ------------------------------ IBM Aptiva 510/515/517/520/530/537/720/730/737, Aptiva Vision には、PC-DOS J6.3/V、IBM Windows 3.1 および DOS/Windows 用のアプリケーション、ユーティリ ティーが、あらかじめ導入されています。これらの上に Windows 95 を上書きでインス トールする場合、いくつか注意事項/制限事項などがあります。Windows 95 をインス トールする前に、"8. PC-DOS/Windows 3.1 に関する注意" と "9. 導入済みソフトウエ アに関する注意" を必ずお読みください。 6. IBM PS/V Master, Master P120 で Windows 95 を使う ================================================= 6.1 Windows 95 の IBM PS/V Master, Master P120 への導入 --------------------------------------------------- 6.1.1 BIOS の更新 ----------- IBM PS/V Master 2411-NPW/RPM/RP1/RPW/RPY に Windows 95 をインストールする場合は BIOS 更新用ディスケットを使用して BIOS を更新してください。新しい BIOS では、主 に以下の機能に対する修正が入っています。BIOS の更新については、"1.3.1 BIOS の更 新" を参考にして行ってください。 - Plug and Play BIOS Revision 1.0a 重要!-------------------------------------------------------------------------- IBM Master P120 2411-P31 にインストールする場合は、 BIOS の更新の必要はありませ ん。 -------------------------------------------------------------------------------- 6.1.2 IBM PS/V Master 2411-NPW/RPM/RPW/RPY のディスプレイ設定 ------------------------------------------------------- IBM PS/V Master 2411-NPW/RPM/RPW/RPY に標準搭載の ビデオ・サブシステム S3 Vision864 を使用している場合 DOS/Windows 3.1 の上に Windows 95 を上書きでインス トールすると、マウス・カーソルの動きに異常 (マウス・カーソルを画面の右半分に動か せなくなる) が発生する事があります。この問題を未然に防ぐために Windows 95 をイン ストールする前に、以下の作業を行ってください。 1) Windows 3.1 のセットアップ を起動します。 2) [設定] - [基本ハードウェアの変更] - [ディスプレイ] の順に選択します。 3) ディスプレイを "VGAゴシック 9pt (または 10pt)" に変更します。 4) 指示に従って、Windows を再始動させます。 5) 画面の色がおかしくなった場合は、コントロール・パネルから「画面の色」を選び、 「標準の配色」を選んで、[OK] をクリックします。既に「標準の配色」が 選ばれて いても、必ず [OK] をクリックしてください。 また、上記の作業を行わないで Windows 95 をインストールした結果、マウス・カーソル の問題が発生した場合は、以下の作業を行ってください。 1) コントロール・パネルから [画面] を選択、起動します。 2) [ディスプレイの詳細] - [ディスプレイの変更] を選び、現在使用中のディスプレイ を選択します。 3) 解像度を現在の設定と違う設定に変更し、[更新] を選んで Enter キーを押します。 例えば、"640x480" になっている場合には "800x600" に変更します。 (注意!) マウス・カーソルの問題が発生している状況でのマウスを使用した操作は、 非常に困難なものとなります。したがって、上記の作業はほとんどキーボード のみを使用して行う事になり、大変面倒な作業となります。それを、避けるた めにもインストール前の作業を行う事を強くお勧めします。 6.1.3 IBM Master P120 2411-P31 用ディスプレイ・ドライバーの導入 --------------------------------------------------------- IBM Master P120 2411-P31 をお使いの場合には、Windows 95 サービス・ディスケットの 中にある "S3 Trio64 用ディスプレイ・ドライバー" を導入してください。ディスプレイ ドライバーの導入については、"1.3.2 S3 Trio64 用ディスプレイ・ドライバーについて" を参考にして行ってください。 6.1.4 IBM 3 モード・フロッピー・ドライバーの導入 ------------------------------------------ Windows 95 上で 1.2MB のフロッピー・ディスクへの読み書きをする機能をお使いになる 場合には、Windows 95 サービス・ディスケットの中にある "IBM 3 モード・フロッピー ドライバー" を導入してください。 フロッピー・ドライバーの導入については、 "1.3.3 IBM 3 モード・フロッピー・ドライバーについて" を参考にして導入して行って くださ。なお、フロッピー・ディスクを 1.2MB に初期化する機能は Windows 95 上では サポートされておりません。 6.2 制限事項及び問題点 ------------------ 6.2.1 IBM PS/V Master 2411-NPW/RPM/RPW/RPY において MS-DOS 全画面表示が乱れる場合 --------------------------------------------- 上記の S3 Vision864 標準搭載モデルで、MS-DOS 全画面表示が乱れる場合は、Windows 95 の CD-ROM の "DRIVERS\DISPLAY\S3VXD" にある "S3.VXD" を README.TXT を参考に して試してみてください。 6.2.2 導入済みのソフトウェアについて ------------------------------ IBM PS/V Master 2411-NPW/RPM/RPW/RPY, Master P120 2411-P31 には、PC-DOS J6.3/V (または、PC-DOS J7.0/V)、IBM Windows 3.1 および DOS/Windows 用のアプリケーショ ン、ユーティリティーが、あらかじめ導入されています。これらの上に Windows 95 を 上書きでインストールする場合、いくつか注意事項/制限事項などがあります。Windows 95 をインストールする前に、"8. PC-DOS/Windows 3.1 に関する注意" と "9. 導入済み ソフトウエアに関する注意" を必ずお読みください。 6.2.3 PC-DOS J7.0/V に関する制限事項 ------------------------------ IBM Master P120 2411-P31 には PC-DOS J7.0/V が導入されていますが、PC-DOS J7.0/V で拡張されたコマンドのうち、いくつかは Windows 95 でサポートされていません。 "8. PC-DOS/Windows 3.1 に関する注意" を参考にしてCONFIG.SYS の変更を行ってくださ い。 7. 各モデルに共通する情報 ====================== 7.1 Windows 95 インストール時の注意事項 ----------------------------------- ラピッド・レジュームの機能を持っている機種に Windows 95 をインストールする場合に は、インストール時にラピッド・レジュームの機能を [未設定] にしておく事をお勧めし ます。Windows 95 はインストール中にハードウエアの検出を行いますが、取付けられて いるアダプターなどの種類によっては、画面が真っ暗になったりシステムがハングアップ する事があります。そうなった時は、システムの電源を切る必要がありますが、ラピッド レジュームが [設定] されていると、スイッチを切った時にサスペンドの機能が働き、次 にスイッチを入れても異常が発生したところに戻ってしまう事があります。 7.2 アダプター・カードの初期化 -------------------------- ラピッド・レジュームをサポートしている機種にオプションのアダプター・カードを取付 けて DOS/Windows 3.1 を使用する場合、 装置構成ユーティリティーの [ラピッド・レ ジューム機能] の設定から [アダプター・カードの初期化] を [設定] にする事によって ラピッドレジュームが正しく機能するようになる事があります。この機能は、システムが レジュームする前に、アダプター・カードのデバイス・ドライバーや初期化プログラムを ロードし実行する事によって、アダプター・カードをレジューム時にも初期化できるよう にしたものです。 一方、Windows 95 対応のデバイス・ドライバーは CONFIG.SYS によってロードされませ んので、[アダプター・カードの初期化] を [設定] にしても、これらのデバイス・ドラ イバーはレジューム時にロードされません。したがって、Windows 95 を使用する場合は レジューム時にデバイス・ドライバーのロードが必要なオプションを付けると、ラピッド レジュームが機能しない事があります。この問題に対する解決策は2つあります。 1) Windows 95 対応のデバイス・ドライバーが APM 1.1 に対応する場合 -------------------------------------------------------------- Windows 95 は APM 1.1 に対応し、デバイス・ドライバーがサスペンド/レジューム に対応するための仕組みを持っています。したがって、Windows 95 対応のデバイス ドライバーが、それを利用するように作られている場合は、レジューム時にデバイス ドライバーをロードしなくても、ラピッド・レジュームが機能するようになります。 Windows 95 をインストールし、オプションのアダプター用の Windows 95 対応のデ バイス・ドライバーがインストールされている事を確認したら、一度、[アダプター カードの初期化] を [未設定] にしてラピッド・レジュームできるか、試してみてく ださい。 2) [アダプター・カードの初期化] を [設定] にする --------------------------------------------- 既存の DOS/Windows 3.1 に Windows 95 を上書きでインストールすると、通常は CONFIG.SYS、AUTOEXEC.BAT 等のデバイス・ドライバーをロードする部分、アダプ ターの初期化プログラムを実行させる部分などが残されます。そこで、DOS/Windows 3.1 の時と同様に [アダプター・カードの初期化] を [設定] にする事によって、 ラピッド・レジュームの機能が使える場合もあります。 7.3 APM BIOS モード --------------- ラピッド・レジューム機能を持っている機種のように APM BIOS モードを設定できるモデ ルでは、APM BIOS モードを [32Bit プロテクト・モード] にしてください。 8. PC-DOS/Windows 3.1 に関する注意 =============================== IBM PC、Aptiva および Aptiva Vision シリーズのほとんどの機種には、PC-DOS J6.3/V (または PC-DOS J7.0/V) および IBM MS-Windows 3.1 が導入されています。ここでは、 それらの DOS/Windows 3.1 に Windows 95 を上書きでインストールした場合に発生する 既知の問題などについて説明します。 8.1 "Warning: ROM or RAM detected within page frame" というメッセージが Windows 95 の起動中 (CONFIG.SYS の処理中) に表示される。 ------------------------------------------------------------------- これは、CONFIG.SYS に記述されている EMM386.EXE のパラメータの更新が Windows 95 のセットアップによって適切に行われていない場合に表示される事があります。例えば、 EMM386.EXE のパラメータが C:\WINDOWS\EMM386.EXE FRAME=E000 I=E000-EFFF となっている場合、Windows 95 のセットアップは、これを C:\WINDOWS\EMM386.EXE FRAME=E000 と、"I=E000-EFFF" だけ消して、"FRAME=E000" を残す場合があります。その結果、上記 の Warning が表示されるようになります。これを回避するには、エディタを使用して CONFIG.SYS の EMM386.EXE のパラメータから "FRAME=E000" を消去してください。 8.2 E エディタにおける日本語入力 ---------------------------- PC-DOS に付属の E エディタを MS-DOS プロンプトで使用中に、Windows 95 の MS-IME によって日本語入力を行うと、変換キーを押した時に、エラーが発生し、MS-DOS プロン プトが異常終了するという問題が確認されています。 8.3 PC-DOS J7.0/V の "DOSDATA=" コマンドのサポート ---------------------------------------------- PC-DOS J7.0/V で新たに追加された CONFIG.SYS 用のコマンド "DOSDATA=" は、Windows 95 でサポートされていません。したがって、PC-DOS J7.0/V に Windows 95 を上書きで インストールする時に、CONFIG.SYS に "DOSDATA=" コマンドがあると、Windows 95 の始 動時 (CONFIG.SYSの処理中) にエラー・メッセージが表示されます。 その場合は、エ ディタを使用して CONFIG.SYS の "DOSDATA=" コマンドのある行をコメント・アウトする か、その行を消去してください。 8.4 DOS 用のかな漢字変換プログラムのサポート ---------------------------------------- Windows 95 は、$IAS.SYS をサポートしていません。したがって、$IAS.SYS に依存した 以下のかな漢変換プログラムは Windows 95 でサポートされません。 - IBM MKK - IBM Writing Heads for Windows (MS-DOS プロンプト使用時) 8.5 IBM アンチウィルス ------------------ PC-DOS に付属の IBM アンチウィルスおよび、DOS シールド機能の Windows 95 上での機 能の有効性はまだ確認されておりません。 また、Windows用の IBM アンチウィルスを Windows 95 の上で使用してウィルスのスキャンを行うと、「活動中のウィルスをチェッ ク中」というウィンドウを表示したままシステム全体がハングアップする事があります。 8.6 PC-DOS のコマンドのサポート --------------------------- CHEV、SWITCH など PC-DOS コマンドの一部は、Windows 95 の MS-DOS プロンプトでサ ポートされておりません。 8.7 アンデリート ------------ PC-DOS に付属の DOS/Windows 3.1 用のアンデリート・ユーティリティーを Windows 95 の元で使用するとエラーが発生します。 9. 導入済みソフトウエアに関する注意 ================================ IBM PC、Aptiva および Aptiva Vision シリーズに導入済みのアプリケーションおよび、 ユーティリティー 等において、以下の問題が確認されています。 9.1 IBM カスタム・ツール ------------------- 以下の機能は、使用できません。 - 日付と時刻 - プリンタ - ディスプレイの設定 - プラグ アンド プレイ ユーティリティー (注意!!) Windows 95 の上でこれらのユーティリティをお使いになると、Windows 95 が起動し なくなることがありますので絶対に使用しないで下さい。 9.2 ソフトウエア・マネージャ ------------------------ 既存のグループへのアプリケーションの追加ができません。 9.3 パーソナル・デスクトップ ------------------------ このユーティリティは使用できません。保存/復元ともに使用すると問題が発生します。 (注意!!) 特に、オリジナルへの復元を実行すると、タスク・バーが表示されなくなるなどの問 題が発生します。絶対に、Windows 95 の上でこのユーティリティを使用しないでくだ さい。 9.4 IBM MENU (アプリケーションのランチャー) --------------------------------------- このユーティリティーを実行すると、エラーが発生しますので使用しないでください。 常時、起動するように設定している場合は、Windows 95 をインストールする前に、起動 しないように設定を変更してください。 1) 設定の変更は、C:\WINDOWS\WIN.INI の [windows] セクションの "run=" のパラメー タを以下のように変更することでおこなえます。 a) 以下のように "run=" のパラメータに "c:\windows\gs.exe" (ディレクトリ名は "c:\windows"とは限りません) があるか確認してください。 run= c:\windows\gs.exe ある場合は、パラーメータから "c:\windows\gs.exe" を取り除いてください。 もしパラメータに "c:\windows\gs.exe" のみがあった場合は、以下のように変更 します。 run= b) 変更が終ったら、C:\WINDOWS\WIN.INI を保存して、Windows を再起動してくださ い。 9.5 Multimedia Basics ----------------- これは、一部の Aptiva シリーズ (Aptiva 510/520/720) に導入済みの英語のアプリケー ションです。Windows 95 上で、これを実行するとエラー(一般保護違反)が発生します。 9.6 FaxWorks -------- FaxWorks のコールセンターを起動後、最小化すると、コールセンターのタイトルバー上 のコマンド・ボタン(小さいFAXの形をしたアイコン)が 表示されていた場所にゴミが残る 事があります。また、再度コールセンターを最大化した時に、コマンド・ボタンが表示さ れなくなる事もあります。 1) この問題を回避するためには、以下の手順でコマンド・ボタンを表示しないように設 定を変更してください。 a) コールセンターの [設定] をクリックする。 b) [システム設定] をクリックする。 c) [コマンドボタン] をクリックする。 d) [コマンドボタンを使用できないようにする] を選択する。 9.7 正統派麻雀 ---------- このゲームを起動すると、MS-DOS ウィンドウがオープンされたところで停止する場合が あります。その場合は、マウス・カーソルを、そのウィンドウ上に移動して、左ボタンを クリックした後、Enter キーを押してください。また、このゲームを MS-DOS 全画面では なく、MS-DOS ウィンドウ表示で実行した場合、ゲームの画面が乱れる事があります。 必ず、全画面表示の状態でゲームを行うようにしてください。 9.8 CD-ROM 検索プログラム --------------------- 「JTBの六か国語会話」の「グラフィック検索」を選択すると、画面の上端にゴミが表示 されます。 9.9 AptivaWare - オンライン ライブラリー - Windows レッスン ------------------------------------------------------- 導入されている Windows レッスンは、Windows 3.1 用に作成されたものです。したがっ て、レッスンの内容の一部は Windows 95 の仕様と異なっています。 9.10 ウェルカム・センター -------------------- ウェルカム・センターは Windows 95 の元で動作はしますが、Windows 95 の タスク バーとの相性が悪く、画面が乱れて見づらくなります。Windows 95 をインストールする 前に、Windows の始動時にウェルカム・センターを起動しないようにしておく事をお勧 めします。 9.11 ディスプレイ・ドライバーとユーティリティー (Trident 9680用) ----------------------------------------------------------- このユーティリティーに含まれる画面設定を使用すると Windows 95 が正常に起動されな くなることがあります。Windows 95 上でこのユーティリティーは、使用しないでくださ い。 10. 補足事項 ======== 10.1 IBM FAX サービスのご案内 ------------------------ IBM FAX サービスでは、IBM 社の新製品やサービスの最新情報を FAX で 24時間 ご提供いたしております。プッシュ回線又はダイヤル回線のトーン信号対応 FAX から お取り寄せいただけますので、お近くの FAX (G3規格) に付属の受話器にておかけ いただき音声の案内にしたがってご操作ください。 - IBM FAX サービス (FAX番号: 044-200-8600) ----------------------------------------- 10.2 Windows 95 対応の更新プログラム一覧 ---------------------------------------- IBM パーソナル・コンピュータ上に Windows 95 を導入する場合に必要となる BIOS の バージョンおよび、Windows 95 サービス・ディスケットで更新されたプログラムの対応 一覧表を以下に示しますのでご参照ください。 1995年11月10日 現在 +------------------------+---------+------+--------+------+--------+------+ |モデル |BIOS 更新|ラピッド| ビデオ |PCMCIA|3モードFDD|サウンド | +------------------------+---------+------+--------+------+--------+------+ |PS/V Master 2411-NPW |JYJT49AJP| × | × | × | ○ | × | | 2411-RPM |JYJT49AJP| × | × | × | ○ | × | | 2411-RP1 |JYJT49AJP| × | × | × | ○ | × | | 2411-RPW |JYJT49AJP| × | × | × | ○ | × | | 2411-RPY |JYJT49AJP| × | × | × | ○ | × | |Master P120 2411-P31 | × | × | TRIO64 | × | ○ | × | +------------------------+---------+------+--------+------+--------+------+ |IBM PC 330 6571-J0D |K2JT11AJP| ○ | × | × | ○ | × | | 6571-J5E |K2JT11AJP| ○ | × | × | ○ | × | | 6571-J5F |K2JT11AJP| ○ | × | × | ○ | × | | 6573-J5G |K2JT11AJP| ○ | × | × | ○ | × | | 6873-JCP | × | ○ |TGUI9680| × | ○ | × | | | | | | | | | |IBM PC 720 6869-J4H |K5JT23AJP| × | × | ○ | ○ | × | | 6869-J4K |K5JT23AJP| × | × | ○ | ○ | × | | 6863-JA7 | × | ○ |TGUI9680| ○ | ○ | × | | | | | | | | | |IBM PC 750 6885-J0M |K1JT13AJP| ○ | × | × | ○ | × | | 6883-JF7 | × | ○ |TGUI9680| × | ○ | × | | 6883-J8P | × | ○ |TGUI9680| × | ○ | × | | 6883-JOP | × | ○ |TGUI9680| × | ○ | × | | 6883-JOM | × | ○ |TGUI9680| × | ○ | × | +------------------------+---------+------+--------+------+--------+------+ |Aptiva Vision 2407-NWD |K2JT11AJP| ○ | × | × | ○ | × | | 2407-NF1 |K2JT11AJP| ○ | × | × | ○ | × | | 2407-NTD |K2JT11AJP| ○ | × | × | ○ | × | | | | | | | | | |Aptiva Vision 2407-NF2 |K2JT11AJP| ○ | × | × | ○ | × | | 2407-NW2 |K2JT11AJP| ○ | × | × | ○ | × | | 2407-RWD |K2JT11AJP| ○ | × | × | ○ | × | | 2407-RTD |K2JT11AJP| ○ | × | × | ○ | × | |Aptiva Music Vision | | | | | | | | 2407-RYD |K2JT11AJP| ○ | × | × | ○ |YSOUND| | | | | | | | | |Aptiva 510 2144-26J |K2JT11AJP| ○ | × | × | ○ | × | |Aptiva 520 2144-68J |K2JT11AJP| ○ | × | × | ○ | × | |Aptiva 720 2168-62J |K2JT11AJP| ○ | × | × | ○ | × | |Aptiva 515 2144-27J |K2JT11AJP| ○ | × | × | ○ | × | |Aptiva 517 2144-28J |K2JT11AJP| ○ | × | × | ○ | × | |Aptiva 530 2144-70J | × | ○ | × | × | ○ | × | |Aptiva 537 2144-71J | × | ○ | × | × | ○ | × | |Aptiva 730 2168-63J |K2JT11AJP| ○ | × | × | ○ | × | |Aptiva 737 2168-64J |K2JT11AJP| ○ | × | × | ○ | × | |Aptiva 730 2168-65J |K2JT11AJP| ○ | × | × | ○ | × | +------------------------+---------+------+--------+------+--------+------+ ○:更新が必要な場合 ×:更新が不要または該当しない場合 以上