発表会速報

CyberSound GM ソフトウェアシンセサイザー　（95年 10月 3日発表）

問い合わせ先：03-3360-1558/06-764-1918(カメオ　ボイスバック）

　（株）カメオインタラクティブは、米国InVision Interactive社開発のソフトウェア・シンセサイザー「CyberSound GM」を発表した。ハードを使わず、ソフトウェアのみでGM対応のサウンド環境を実現するもので、ソフトにはGMプログラムを含め、500の音データが添付されている。シンセサイザー機能のほかに、シーケンサーとしての機能も備えている。なお、現在のところ、Macintosh版しかない。

スペック

• システム要求：
  　CPU：68040またはPowerPC、システム：7.1以降、RAM容量：4MB以上、ハードディスク容量：20MB以上
  
• シンセシスタイプ：ウェーブテーブル、アナログ、フィジカモデリング
  
• エフェクト：コーラス、リバーブ（３種類）、ユーザーが設定できるパラメータ数は10
  
• シーケンサー機能：スタンダードMIDIファイルの再生／保存、16トラックチャンネル、全MIDIイベント
  編集、マルチチャンネル録音、など

  　発売は12月中旬予定、価格は未定。

　発表会は、東京・高田馬場にあるカメオデジタルメディアスクールで行われた。InVision社のScott France氏らが出席し、デモではありきたりのMIDIデータ（スターウォーズのテーマなど）でなく、ダンスビートやサルサなど、音楽ファンの喜びそうなサウンドが披露された。また、データに合わせて実際に楽器演奏するなど、製品に対するイメージをより一層アップした。操作画面はGUI環境が充実しており、演奏は画面上に現れる鍵盤をマウスで叩いたり、それぞれの音に対応するキーボードを叩いても可能だ。いまのところMacintosh版のみとのことだが、早くWindows版が登場することを期待する。その際には、必ず「DOS/V POWER REPORT」で紹介するつもりだ。
（レポート：大城）