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Since 9/25/1999
Last Update 3/18/2000


マイクロソフト WindowsCE FAN WindowsCE ソフトウェアコンテスト
マイクロソフト賞受賞作品

リモコン コン for WindowsCE
(洋名:Palm Remote for WindowsCE)
Copyright (c) 1999-2000 Hiromu Okada

Palm OS用のリモコンコンはここをクリック.
Windows95 用のリモコンコンはここをクリック( Win98/WinME/Win2000では動作しません).

このソフトは、 MIPS CPU (NEC VR-4000 シリーズ)専用です。
又、CASSIOPEIA E-55のCPU性能に調整しています。
CASSIOPEIA E-500 や他の MIPS マシンの場合 Pulse Length Adjustの値を変更する必要があるかもしれません(4−7を参照)。

 


はじめに

リモコン コンfor WindowsCEは、標準搭載の赤外線通信ポートを利用し、赤外線リモコンによるホームコントロールを実現したMIPS系CPUとしては世界初のWindowsCEソフトウェアである。
特にマクロ機能は、複雑なリモコン操作が必要な場合など、ユーザーの負担をかなり軽減出来るので是非とも試して欲しい。

警告

リモコンコンを使って、冷暖房器具など、電気火災の発生する恐れのある家電製品を無人運転しないこと!
もし、この警告を無視すれば、莫大な財産のみならず、尊い人命をも失う事になる。
この警告が理解出来ない、又は守れないなら、即刻リモコンコンの使用を中止し、アンイストールせよ!

家電リモコンとの違い

照射角度:
光軸に対して±5度程度なら動作する。
家電製品の赤外線受信窓を狙って送信する必要がある。
赤外線通信用のモジュールは、周囲からのノイズを低減する為、指向性が高くなっている。
従って、赤外線通信モジュールからの赤外線の照射角は、かなり狭く、上下左右5度程度までのズレならリモコンとして機能する。

赤外線到達距離:
赤外線到達距離は家電メーカーによって異なる。
実験およびユーザーレポートではSONY / Toshiba / NEC / SANYO / Mitsubishi / JVCの家電リモコンでは実用的な飛距離が得られた。
実験結果およびユーザーレポートは以下の通りだ。
SONY製品 3m
TOSHIBA製品 2.5m
NEC製品 2.5m
Mitsubishi製品 1-2.5m
JVC製品 1.5m
SHARP製品 1-1.5m
Panasonic製品0.5-1.0m
SANYO製品 2.5m

この飛距離では満足のいかない方は、Webコンテンツ「 カシオペアPsPCの赤外線リモコンの飛距離をアップする方法 」を参照されたい。ハードウェアの改造で10mの飛距離が得られる!
CASSIOPEIA E-55とCASSIOPEIA for DoCoMo以外の機種では、Pulse Length Adjustの調整(ヘルプの4ー7参照)が必要かもしれない。
適性なPulse Length Adjust値があれば、作者に連絡して欲しい。

著作権

岡田 宏が有する。

転載条件

転載は自由です。
転載する際は、圧縮アーカイブに一切変更を加えず転載すること。
転載は、大歓迎しますが、著作権者に連絡下さい。


目次

1:対応機種
2:ソフトウェア履歴
3:導入方法
4:使用方法
4ー1:初期設定
4ー2:リモコン信号送信
4ー3:スクロールボタンの機能
4ー4:操作画面の切換
4ー5:リモコン信号学習
4ー6:マクロの設定
4ー7:パルス長の微調整
5:正規ユーザー登録の方法
6:サポート連絡先
7:その他


1:対応機種

CASSIOPEIA for E-55/DoCoMo
CASSIOPEIA E-500/507(Pulse Length Adjustの調整が必要 4ー7参照)
Casio E-100/105(Pulse Length Adjustの調整が必要 4ー7参照)
Compaq Presario 213/Aero 2180(Pulse Length Adjustの調整が必要 4ー7参照)
その他のNEC-VR4000シリーズ(MIPS)CPU搭載の機種(Pulse Length Adjustの調整が必要 4ー7参照)


2:ソフトウェア履歴

3/18/2000
Version 2.2.0 公開
学習機能のバグフィックス

3/10/2000
Version 2.1.0 公開
英文ドキュメントを添付
謝辞:英文校正頂きましたAnnette Lee氏に御礼申し上げます
謝辞:英文校正頂きましたShankar Venkataraman氏に御礼申し謝辞:英文校正頂きましたTony氏に御礼申し上げます
PANASONICデータを修正

2/21/2000
Version 1.1.0 (ベータ版) 公開
英文ドキュメントを添付
謝辞:英文校正頂きましたAnnette Lee氏に御礼申し上げます
上げます
SONYデータを修正

2/20/2000
Version 1.0.0 (ベータ版) 公開
学習機能を搭載した。
マクロ機能を搭載した。
アプリケーションランチャーボタンと干渉する現象のデバッグ
(アプリケーションランチャーボタン機能割り当ての中止)。
画面再描画中に突然フリーズする現象のデバッグ。
リモコンエミュレーション方法に見なおした。

10/13/1999
Version 0.9.3 公開
(Micro Soft / WindowsCE FAN WindowsCE software contest version)
CPU性能を自動的に取得する機能を搭載した。(実験)

謝辞:
カシオペアE-500/507での、CPU Ability値をオシロスコープで正確に測定頂き連絡頂いたAri-p氏に御礼申し上げます。
Ari-p氏はIrDAが家電リモコンとなり得る事をRUNAというMS-DOSアプリケーション(Nifty serve FIRDA赤外線通信会議室)で世界で初めて証明された方であり、Ari-P氏がいなければ、リモコンコンfor WindowsCEどころか、他のOS上で動作するリモコンコンやその他のIrDAリモコンソフトウェアは誕生しなかったでしょう。
リモコンコンfor WindowsCEへの助言に深謝致し、Ari-p氏の偉大な業績に敬意を表します。

9/25/1999
Version 0.9.0 公開
Windows版リモコンコンをWindowsCE(CASSIOPEIA E-55)に移植し、
Micro Soft / WindowsCE FAN WindowsCE software contest versionを初公開。


3:導入方法

インストーラーは作成していない。
デスクトップ上で圧縮ファイルをWinZip等で解凍し、PalmRemote.exeとPalmRemote.HTPを「モバイルデバイズ」の「\Windows\スタートメニュー」フォルダーに手動でコピーする。
または、CFカード等任意のフォルダーにコピーし、スタートメニューにショートカットを登録する。
スタートメニューに「 PalmRemote 」が現れるので、これを起動する。


4:使用方法

4ー1:初期設定


初めてリモコンコンを起動すると、[ Preset Data Selection ]ダイアログが表示されるので、操作したい家電製品をチェックする。
複数個の選択が可能である。
下部の[ USER ]は、学習リモコンデータなど独自のデータを登録したい場合などに利用する。
これらの設定は後からも変更可能である。

又、同様に、初めてリモコンコンを起動した時、「 Hardware Wizard 」ダイアログが現れる、このダイアログの「Device」タブ中で、該当機種を選択する。

4ー2:リモコン信号送信

画面上部にあるダイアルボタン[ << ]と[ >> ]をタップし、家電製品の種類を決定する。
次に該当するボタンをタップすればリモコン信号が送信される。
この時、家電製品の赤外線受信窓を狙って送信する必要がある。
赤外線通信用のモジュールは、周囲からのノイズを低減する為、指向性が高くなっている。
従って、赤外線通信モジュールからの赤外線の照射角は、かなり狭く、上下左右5度程度までのズレならリモコンとして機能する。
又、赤外線到達距離は家電メーカーによって異なる。
実験およびユーザーレポートではSONY / Toshiba / NEC / SANYO / Mitsubishi / JVCの家電リモコンでは実用的な飛距離が得られた。
実験結果およびユーザーレポートは以下の通りだ。
SONY製品 3m
TOSHIBA製品 2.5m
NEC製品 2.5m
Mitsubishi製品 1-2.5m
JVC製品 1.5m
SHARP製品 1-1.5m
Panasonic製品0.5-1.0m
SANYO製品 2.5m

この飛距離では満足のいかない方は、Webコンテンツ「 カシオペアPsPCの赤外線リモコンの飛距離をアップする方法 」を参照されたい。ハードウェアの改造で10mの飛距離が得られる!
CASSIOPEIA E-55とCASSIOPEIA for DoCoMo以外の機種では、Pulse Length Adjustの調整(ヘルプの4ー7参照)が必要かもしれない。
適性なPulse Length Adjust値があれば、作者に連絡して欲しい。

 

4ー3:スクロールボタンボタンの機能

リモコンの操作は、ボタンをタップするだけでなく、CASIOPEIAのスクロールボタンでも可能である。
チャンネルアップダウン、ボリュームアップダウンをスクロールボタンに割り付けている。

4ー4:操作画面の切換


リモコン コンには、指で操作可能な大きなボタンでデザインした数字キーボタン表示とファンクションボタン表示を2つの計3種類の操作画面がある。
それぞれの画面の切換は、「N」(Numeral)や、「F」(Function)と書かれたボタンをタップする。
ファンクションボタン表示の画面は2つあり、計14個のファンクションボタンがある。
この2つのファンクションボタンの切り替えは「↑」や「↓」のボタンをタップする。

4ー5:リモコン信号学習

学習リモコン機能の原理は、音楽用のテープレコーダーと似ている。
リモコンから発射された赤外線信号を録音し、再生することにより家電製品を制御できる。
赤外線信号は一般的に副搬送波で変調されているが、変調周波数として、国内で、よく利用されている40kHz(SONY、Pioneerなど)、38kHz(NEC、東芝、日立、三洋、富士通、Sharp、Panasonic、JVCなど)、33kHz(三菱など)がリモコンコンで学習可能である。
上記以外の変調周波数では、うまく学習できない。
メニュー|Option|ButtonSettingを選択すると「Button Setting Wizard 1」ダイアログが現れる。
「Next>>」ボタンをタップしたあとに、学習信号を登録したいボタンをタップする。
「Button Setting Wizard 2」ダイアログが現れ、ラジオボタンで「Learning」を選択し、「Next>>」ボタンをタップする。
「Button Setting Wizard 3」ダイアログが現れ、このダイアログで「Learn」ボタンをタップした直後に、家電リモコンを赤外線ポートに向け学習させる。この時、長時間の学習は、メモリを浪費するので、出来るだけ短時間の学習の方が望まれる。
学習がうまくいけば、「SUCCESS」と変調周波数が表示される。続いて「Next>>」ボタンをタップする。
「Button Setting Wizard Finish」ダイアログが現れ、ここでラジオボタンの「Edit」を選択すれば、ラベルに表示する文字列を編集できる。但しFunctionボタン(F1-F14)のラベルのみが画面に表示される。
「Finish」ボタンをタップすれば信号学習は終わりだ。

4ー6:マクロの設定

マクロ機能を利用して、一連の操作手順を1つのボタンに登録する事が出来る。
複雑なリモコン操作が必要な場合など、ユーザーの負担をかなり軽減出来るので是非とも試して欲しい機能である。
メニュー|Option|ButtonSettingを選択すると「Button Setting Wizard 1」ダイアログが現れる。
「Next>>」ボタンをタップしたあとに、マクロを登録したいボタンをタップする。
「Button Setting Wizard 2」ダイアログが現れ、ラジオボタンで「Macro Recording」を選択し、「Next>>」ボタンをタップする。
「Button Setting Wizard 3」ダイアログが現れ、「Next>>」をタップした後、マクロの登録したい任意のボタンをタップする。
この時、無限ループを避ける為、他のマクロが設定されているボタンを登録出来ない様にしている。
「Button Setting Wizard 4」ダイアログが現れ、次のマクロまでの時間間隔をラジオボタンで選択し、「Next>>」ボタンをタップする。
同様の操作を繰り返し、全てのマクロの登録が終了したなら、「Button Setting Wizard 4」ダイアログの「Finish Macro Recording」ラジオボタンを選択し、「Next>>」ボタンをタップする。
「Button Setting Wizard Finish」ダイアログが現れ、ここでラジオボタンの「Edit」を選択すれば、ラベルに表示する文字列を編集できる。但しFunctionボタン(F1-F14)のラベルのみが画面に表示される。
「Finish」ボタンをタップすればマクロの登録は終わりだ。

4ー7:パルス長の微調整

このバージョンではCASIOPEIAE-55のCPU性能を基本に作成している。
しかしながらNEC-VR4000シリーズ(MIPS)CPUの搭載機種ならば、ここで紹介する方法で動作する可能性が極めて高い。
メニュー|Option|Pulse Length Adjustを選択すると「-5」から「+5」までスライダーでパルス長を変更出来るダイアログが現れる。
このスライダーを左右に振って、動作テストを行う。
適性なPulse Length Adjust値があれば、作者に連絡して欲しい。


5:正規ユーザー登録の方法

このソフトウェアは、シェアウェアです。
試用期間は2週間です。
継続して使用する場合は、シェアウェア登録が必要となります。
他のOSで動作する リモコンコン for Windows95 や リモコンコン for Palm / WorkPad とは別の登録が必要です。
レジストはVectorのシェアレジを利用下さい。
パスワードはVectorよりメールで送信されます。
パスワードは " menu | Help | Shareware Information "に入力して下さい。
発行されるパスワードはVersion2.xの間有効です。


6:サポート連絡先

バージョンアップ参照先

http://www.vector.co.jp/authors/VA005810/
http://www.vector.co.jp/authors/VA005810/remocon/premcej.htm


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