仮想CDファイルの動作状況]

 次は実際に作成された仮想CDファイルの動作状況です。[特集5]の測定サンプルに従って説明します。

測定パターンA:プログラムトラックを圧縮するのに要する時間並びに動作状況

  これについては「圧縮することによる動作不具合」は確認されていません。圧縮率を上げることによる動作速度の低下もありませんから、これに関してはかなり優秀です。

 

測定パターンB:オーディオトラックのデジタル取り込みが行えるかどうか

  これに関しては[極写]と同様「サウンド出力を2チャンネル使用してCD-DAとPCMを同時出力する」方法を採っています。シンプル故に強いのでこれも特に不具合は確認されていません。

 

測定パターンC測定パターンD測定パターンE. 特殊なCD-ROMのイメージ化

 これに関してですが、「測定パターンD:表面に物理的な傷等が入っているCD-ROM」については、
・特殊なポストギャップセクタを含める
・不良セクタを無視する
の2つのオプションを有効にする事により、問題なく「作成・動作」します。

 しかし、
「測定パターンC:ファイル上に不良セクタがあり、読み取り方法が特殊なCD-ROM」
「測定パターンE:ファイル上に複雑な不良セクタがあり、読み取り方法が特殊なCD-ROM」
については、
・特殊なポストギャップセクタを含める
・不良セクタを無視する
の2つのオプションを有効にする事により、問題なく「作成」は行えますが、動作させようとしても「キーチェックにひっかかって」動作しません。色々なドライブを用いて試してみましたが全てダメだったので、[CD-C]はこのタイプのCD-ROMは動作させる事が出来ないようです。

 トータルで見ると、「悪くはないけどもう一声!」ですね。パターンC.Eの動作が出来れば文句無しだったのですが・・・

「困ったもんだの不具合」へ