オリジナルのフォントファイルにはゲームで使われている分のフォントしか登 録されていません。これではあまりに悲しいので、本バージョンでは足りない フォントを補う手段を用意しました。jiskan24.bdfというフリーのフォントファ イルを利用して足りないフォントを補うことができます。jiskan24.bdfは ftp://etlport.etl.go.jp/pub/mule/fonts/japanese/jiskan24.bdf.gzな どから入手可能です。なくても動作はしますが、あった方が楽しいです。
以上の作業が終わるとleaf24.bdfというファイルができているはずです。
- 新しいフォルダを作る。※
- そのフォルダにMKLFBDF.EXEをコピーする。
- 同じくAXLFPAK.SPIをコピーする。
- To HeartのCD-ROMをドライブに入れる。(ここではD:とする)
- MKLFBDF D:\ leaf24.bdfを実行する。
※ jiskan24.bdfを利用する場合はここで次の作業をしておいて下さい。
- そのフォルダにjiskan24.bdfをコピーする。
(jiskan24.bdf.gzであれば展開してjiskan24.bdfにしておく)- To HeartのCD-ROMをドライブに入れる。(ここではD:とする)
- BDF2KNJ D:\を実行する。
以下にフォントを使用するための作業例を挙げます。FreeBSDやらNetBSDやら、 あるいはワークステーション等を使っている方は次のようにしてTo Heartのフォ ントを使うことができます。
(1) 前項で示した方法でmklfbdfを実行する。
C:\TMP>mklfbdf D:\ leaf24.bdf
(2) UNIX上にそのファイルを転送する。それをpcf形式に変換しつつ適当
なディレクトリ(ここでは/home/ukyu/とする)に置く。
> bdftopcf /dos/leaf24.bdf >/home/ukyu/leaf24.pcf
(3) そのディレクトリに対してmkfontdirを実行する。fonts.dirが生成さ
れる。
> cd /home/ukyu > mkfontdir .
(4) そのディレクトリにパッケージ中のALIAS.TXTをfonts.aliasという
名前でコピーする。
> cp /dos/ALIAS.TXT ./fonts.alias
(5) フォントをXサーバーに登録する。
> xset +fp /home/ukyu fp rehash
(6) 念のためうまく登録されたかどうか確認してみる。
> xfd -fn leaf24
これで桝目の中に字がいくつか表示された場合leaf24という名前でTo Heartの フォントが利用可能になっています。例えばktermでこのフォントを用いる場 合、
> kterm -fk leaf24 -fn 12x24 -fr rk24
等してやれば日本語表示に活用されます。Netscape等でも利用可能です。
(1)~(4)、(6)は一度やれば十分ですが、(5)に関してはXサーバを立ち上げる たびにやらなければなりません。$HOME/.xsessionないし$HOME/.xinitrc等に xset以下の記述をしておくと良いでしょう。
生成されたフォントは画像データ、音声データ等と同様にメーカーの著作物で す。取り扱いには十分注意して下さい。
本プログラムの運用に関して生じた損害等の保証に関して当方は一切関知致し ません。また、本プログラムの動作の不具合等に関してゲームのメーカーに問 い合わせることはお避け下さい。