NetMeeting のセキュリティ : 概要

NetMeeting では、会議や電話をセキュリティで保護するかどうかをユーザーが決定できます。既定では、NetMeeting の電話は保護されていません。セキュリティで保護された NetMeeting の通話では、データの暗号化、認証用証明書による会議参加者の認証、およびパスワード保護が可能です。

セキュリティで保護された電話や会議でのデータ交換では、データが暗号化され、意図した相手だけがデータを読むことができます。NetMeeting はプライバシ証明書を提供し、送信時のデータ暗号化と受信時の復号化を可能にしています。

認証とは、通信相手が本当に目的の相手であるかどうかを確認することです。認証の方法として最も一般的なものは、証明書を使用する方法です。

認証用証明書とは、ある人間を識別するための一連のデータです。証明機関と呼ばれる信頼された組織が身元を確認して証明書を発行します。認証用証明書で情報を暗号化し、送信側と受信側による同じ暗号化キーの使用を保証することもできます。

セキュリティで保護された通話は、データ専用です。セキュリティで保護された通話では、チャットやホワイトボード、プログラムの共有、およびファイルの転送は使えますが、オーディオやビデオは暗号化されないので使用できません。1 つの会議の中で、保護された通話と保護されていない通話の両方を行うことはできません。すべての通話は、どちらか一方にする必要があります。

オンライン会議をパスワードで保護して機密性を保つこともできます。会議の予定を決めるときにパスワードを選択し、ほかの参加者に通知してください。会議の開始時に、各ユーザーはパスワードを入力して参加します。パスワードによる保護は、会議の出席者を管理する便利で簡単な方法です。

関連項目

セキュリティで保護された電話をかける

セキュリティ証明書を選択する

会議のパスワードを使う