============================================================================= PC-X86エミュレータ ANEX86.EXE で 98フォントを使うための      助っ人プログラム mkanbmp.exe V.1.21 MKFONTCG.EXE V.1.0 Copyright(C)1999 by 風仙 ============================================================================= □用途  PC-98エミュレータ PC98Eのフォント吸出しツールで吸い出した ANK.CG, KANJI.CG ファイルを anex86.exe で使うための手助けをするプログラムです。 □動作環境  Windows95/98 もしくは WindowsNT 4.0のDOSプロンプト □動作確認  AT互換機(TX-97LE, K6-266, 128MB)(WinNT4SP4) □使用方法  1>PC-98X1シリーズのマシンからフォントデータを抜きだします。    PC98Eのフォント吸い出しツール MKCG.COM で作られた、ANK.CG, KANJI.CG    がすでにある場合は、3>に移ってください。  2>同梱されている MKFONTCG.EXE を PX-98X1シリーズのマシンにコピーし、    そこで実行してください。そうすると、ANK.CG, KANJI.CG, QUARTER.CGの    3つのファイルができます。それぞれ、8*16, 16*16, 8*8 のフォントデータ    です。  3>現在のところ、mkanbmp.exeで使用するのはANK.CG, KANJI.CGの2つです。    この二つのファイルを、Windows95/98/NT上の mkanbmp.exeがあるディレクトリに    コピーしてください。  3>98フォントの生成の仕方は次の二通りあります。    1.anex86.exeの"Anex86 Setting"ウインドウの "Config"ボタンで表示される、      "Anex86 Configuration Manager"ウインドウの "Font"タブで、[CTRL]+[S]を      押すことによって生成される anex86.bmp に KANJI.CG, ANK.CG を上書きする 2.mkanbmp.exe の -c オプションを使うことで、KANJI.CG, ANK.CG の二つから      anex86.exe 用のフォントビットマップファイルを生成する    現在のところ、2.の方法で問題はないようですが、今後、anex86.exeで    特殊なフォントなどが必要となった場合、現在空いている領域を使うケースが    考えられます。    そのときは、1.の方法を使ってください。  4>98フォントの生成    3.1>(元ファイルに上書き)の場合      mkanbmp.exe, ANK.CG, KANJI.CG, 3.1>で作ったBMPファイルを、同じ      ディレクトリ(以後 DIR_A と仮定)にコピーします。   DOSプロンプト(コマンドプロンプト)を起動し、カレントディレクトリを DIR_Aに移動します。      そこで、   mkanbmp anex86.bmp      を実行します。これで、anex86.bmpにANK.CG, KANJI.CGのフォントが      上書きされます。    3.2>(新規に生成)の場合      mkanbmp.exe, ANK.CG, KANJI.CG を、同じディレクトリ(以後 DIR_A と 仮定)にコピーします。   DOSプロンプト(コマンドプロンプト)を起動し、カレントディレクトリを DIR_Aに移動します。      そこで、   mkanbmp -c anex86.bmp      を実行します。これで、ANK.CG, KANJI.CGのフォントを使って 新しい      anex86.bmpが生成されます。 □個別のプログラムの説明  ●mkanbmp.exe : フォントビットマップ作成    ANK.CG, KANJI.CGから anex86.bmp用のフォントビットマップを作成します.    書き換えファイル名が指定されていない時は、既定値として anex86.bmp    を使用します.    Usage : mkanbmp [-c] [anex86.bmp]     anex86.bmp : anex86.exeの "Config"-"Font"タブで     ctrl+S を押した時に生成される bmpファイル名     -c : このオプションをつけると指定したファイル名でフォント     BITMAPを新規に生成する.     ("Font"タブからオリジナルBITMAPを生成する必要が               なくなる)  ●mkfontcg.exe : フォントデータ ANK.CG, KANJI.CG, QUARTER.CGの作成    PC-98X1シリーズ上で動作させることで、98フォントデータを抜き出す    Usage : mkfontcg オプションはありません。        カレントディレクトリに ANK.CG, KANJI.CG, QUARTER.CG の3つの        フォントデータファイルを作成します。        機種チェックはしていませんので、くれぐれも気をつけてください。        mkfontcg.exe で生成されるフォントデータファイルは PC98E の        MKCG.COMで生成されるものと同等のものです。        なお、このプログラムで抜き出したフォントデータは、抜き出した機種        のメーカーの著作物です。取り扱いには気をつけてください。 □このプログラムの取り扱い  フリーソフトウエアです。  以下の条件に同意していただければ自由に使用できます。  ・このプログラムの使用によっていかなる損害が生じても、作者は一切の責任を   負いません。  ・このプログラムの不備などに対して、作者は訂正する義務を負いません。 □サポート  ・障害の報告や、改良の要望などについては歓迎いたします。   ただし、かならずしも対応するとはかぎりません。 □連絡先  E-Mail : shisen@nsknet.or.jp       HFD01777@nifty.ne.jp   □履歴  99-3-02 Ver.1.1 最初のバージョン  99-3-05 Ver.1.2 2バイト半角文字の置き換えを修正           フォントBITMAPに余計なゴミが付加されるのを修正           -c オプションの追加           MKFONTCG.EXEの追加  99-3-12 Ver.1.21 ファイル指定をしていないときの動作を修正           (既定値として、 anex86.bmp を用いる)