RAID テクノロジを理解する

RAID (Redundant disk group of independent disk) とは、コンピュータ内の複数の物理ドライブをディスク グループにまとめ、そのディスク グループを 1 つまたは複数の論理デバイスとして定義するテクノロジです。各論理デバイスは、オペレーティング システムには単一のドライブとして認識されます。このグループ化技法により、論理ドライブの容量とパフォーマンスが、単一の物理ドライブの物理的制約を超えて大幅に向上します。

複数の物理ドライブを論理デバイスにまとめると、コントローラがディスク グループ内の複数のドライブから並列にデータを転送できるようになります。この並列転送により、データ転送速度が非アレイ ドライブの場合の数倍になります。この高速化によってシステムは、マルチユーザ ネットワーク環境のスループット (一定時間内に処理されるデータ量) ニーズや生産性ニーズに良好に対応できるようになります。

複数のデータ要求に応答できるので、スループットが大きくなるのみならず、応答時間が短くなります。並列転送と複数の要求に対する同時応答により、ディスク アレイはネットワーク環境において高レベルなパフォーマンスを実現します。 

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