Adaptec Storage Manager エージェントを使用する
Adaptec Storage Manager エージェントには、以下のコンポーネントが含まれています。
- 通知マネージャ
- 電子メール通知マネージャ
- タスク マネージャ
- セキュリティ マネージャ
- 全般設定
エージェントはバックグラウンド プロセスとして実行されるので、使用するメモリ リソースが Adaptec Storage Manager コンソールよりも少なくなります。ただし、Adaptec Storage Manager エージェントは以下の状況で役立ちます。
- エージェントは、ローカル システムやリモート システムにインストールされている Adaptec Storage Manager コンソールにイベントを送ることができます。イベントが発生すると、エージェントは各リモート システムにイベントを送ります。エージェント コンソールから通知マネージャを使用すると、エージェントの送信先リストにシステムを追加できます。
- エージェントは、ローカル システムでイベントが発生したときに電子メールでユーザに通知できます。電子メール通知マネージャを使用すると、電子メール通知リストに受信者を追加できます。
- エージェントは、保守タスク (論理ドライブ移行や同期) を定期的に実行できます。タスク マネージャを使用すると、スケジュール済みタスクを管理できます。
- エージェントは組み込みのセキュリティを使用して、不正なユーザがシステムに接続するのを防止できます。セキュリティが有効になっている場合、エージェントはセキュリティ リストのユーザ名とパスワードをチェックして、許可されたユーザのみがリモート システムにログインして管理を行えるようにします。エージェント コンソールからセキュリティ マネージャを使用すると、エージェントのセキュリティ リストにユーザを追加できます。
- エージェントはオペレーティング システムのイベント ログにイベントを記録し、イベント発生時にアラームを鳴らし、重大または致命的なイベントをユーザに伝えることができます。エージェント コンソールから全般設定を使用すると、これらの設定を行うことができます。
メモ: Adaptec Storage Manager は、イベントをログ ファイルにも記録します。エージェントの各コンポーネント (タスク マネージャを除く) は、独自のログ ファイルを持っています。
Adaptec Storage Manager エージェントは、5 秒おきに、Adaptec Storage Manager 構成内の重大または致命的な問題を監視してイベントを生成します。これらの変化には、以下のものが含まれます。
- 故障したドライブ
- S.M.A.R.T. ドライブ
- 故障したバッテリ
- 故障またはデグレード状態の論理デバイス
- 故障したコントローラ
- エンクロージャの問題
- 保証外のドライブ。起動時、コンソール接続時、および 30 日おきにイベントが送られます。
関連情報
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