Adaptec Storage Manager エージェントを構成する

Adaptec Storage Manager エージェントのポート番号やアラームを構成できます。また、オペレーティング システムのイベント ログにイベントを記録するように、Adaptec Storage Manager エージェントを構成できます。エージェントを構成するには、RaidAgnt.pps ファイルを編集するか、Adaptec Storage Manager エージェントのコンソールで全般設定を調整します。RaidAgnt.pps は、Adaptec Storage Manager をインストールしたディレクトリにあります。Adaptec Storage Manager エージェントの起動時に RaidAgnt.pps ファイルが存在しない場合は、デフォルトが埋め込まれた新しいファイルが作成されます。

メモ:
  1. RaidAgnt.pps ファイルは、Adaptec Storage Manager のアップグレード時に保持されます。

  2. Adaptec Storage Manager エージェントの稼動中に設定を変更した場合、変更内容を有効にするにはエージェントを停止して再起動する必要があります。

  3. Adaptec Storage Manager エージェントのアラームは、Adaptec Storage Manager の起動可能 CD モードではサポートされません。

ポート番号を構成する

Adaptec Storage Manager エージェントおよびコンソール (クライアント) のポート番号のデフォルトは 34571 です。ポート番号を変更するには、RaidAgnt.pps ファイル内の次の行を編集します。

agent.startupPortNum=34571

リモート システムにアクセスするため、Adaptec Storage Manager は始動ポートから始まる 4 つの連続したポート (34571、34572、34573、および 34574) を使用します。ご使用のシステムにおいてこれらのポートに競合がある場合は、始動ポートを別のポート番号に変更してください。

アラームを構成する

Adaptec Storage Manager エージェントを起動すると、アラーム設定が読み込まれます。RAID サブシステムに重大または致命的なイベントが発生すると、Adaptec Storage Manager エージェントはアラームを生成します (有効になっている場合)。次のいずれかを実行するまで、アラームは指定された間隔で続きます。

以下のアラーム設定を構成できます。

イベント ログを構成する

Adaptec Storage Manager エージェントは、オペレーティング システムのイベント ログに警告および致命的イベントを記録します。Adaptec Storage Manager コンソールからイベント ログを表示できます。Windows システムの場合は、Windows イベント ビューアでイベント ログを表示することもできます。Unix システムの場合は、/etc/syslog.conf 設定に従ってイベントが記録されます (詳細については syslogd(8) man ページを参照)。

イベント ログを有効/無効にするには、ファイル RaidAgnt.pps で次の行を編集します。イベント ログを有効にする場合は値を true に設定し (デフォルト)、無効にする場合は false に設定します。

agent.enable.logEventsWithOS = true

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