コピー バックは、ディスク グループ内の故障ドライブを交換した後で論理デバイスの元の設定を復元する方法です。これにより、論理デバイスをスペアから再構築する前に、データを元の場所に復元することができます。
RAID レベル 5 の論理デバイスが 3 台の物理ドライブと 1 つのスペアから構成されています。ディスク グループ内の 1 つのドライブで障害が発生したので、スペア ドライブを使って論理ドライブを再構築します。障害が発生したドライブを交換するときに、コピー バックにより前のスペア ドライブから新しい交換後のドライブにデータを移動します。これで、前のスペア ドライブは本来のスペア ドライブとしての役割を再開します。
コピー バックはデフォルトで有効になっています。故障ドライブが交換されたことをコントローラが検出すると、コピー バックが自動的に開始します。Adaptec Storage Manager は論理デバイス ビューに (アニメーション) を表示して、操作が進行中であることを示します。コピー バックを無効にするには、コントローラ オブジェクトの [アクション] メニューから [コピー バック モードの無効化] を選択します。
コピー バックが完了するまで、コントローラに対してその他のアクションを実行することはできません。
メモ: コピー バックは、Adaptec Storage Manager ソフトウェアを前のリリースからアップグレードする場合はデフォルトで無効になります。
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