故障ドライブから回復する
故障ドライブがディスク グループに属していない場合は、サービス担当者に問い合わせてください。
ディスク グループ内の 1 台の物理ドライブが故障した場合や、別々のディスク グループ内の複数の物理ドライブ (アレイあたり 1 台の物理ドライブ) が故障した場合は、以下の手順を実行します。
- 故障した各物理ドライブを交換します。ディスク グループに属するドライブの取り外しと再挿入を検出すると、コントローラは再構築操作を開始します。
メモ: (ホットスペア ドライブを含んだ構成の場合) 故障した物理ドライブを交換するとき、新しい物理ドライブを元のホットスペア ドライブと同じ SCSI チャネルや SCSI ID に配置する必要はありません。交換用の物理ドライブは、自動的にホットスペア ドライブとして構成に組み込まれます。以下にその例を示します。
- 元の構成は、4 台の物理ドライブから成る RAID レベル 5 論理デバイスです。物理ドライブは SCSI チャネル 1 に接続され、SCSI ID 0、1、2、および 3 が割り当てられています。SCSI ID 3 はホットスペア ドライブです。
- チャネル 1、SCSI ID 2 の物理ドライブが故障し、論理デバイスが重大な状態になります。
- チャネル 1、SCSI ID 3 のホットスペア ドライブがディスク グループに組み込まれて再構築されます。
- チャネル 1、SCSI ID 2 の故障した物理ドライブを取り外し、新しい物理ドライブに入れ替えます。チャネル 1、SCSI ID 2 の新しい物理ドライブが、自動的にホットスペア ドライブに指定されます。
- 再構築操作が進行中の場合は、再構築が完了するまで待ちます。そうでない場合は、ステップ 3 へ進みます。
メモ:複数の故障ドライブを交換する場合は、1 つの再構築操作が完了するのを待ってから次の再構築操作を開始する必要があります。
- ケーブル、物理ドライブ、およびコントローラが正しく取り付けられていることを確認します。
- ホットスワップ再構築を行うことにより、故障した物理ドライブの再構築を試みます。
- ホットスワップ再構築が失敗した場合は、サービス担当者に問い合わせてください。
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