RAID テクノロジでは、データは物理ドライブからなるディスク グループ内でストライピングされます。このデータ分散構造は、オペレーティング システムがデータを要求する方法を補完します。
ディスク グループのドライブに一定量のデータが格納されると、ディスク グループの次のドライブに後続のデータが格納されます。そのデータ量は、ストライプ単位サイズと呼ばれます。
ストライプ単位サイズは、8 KB、16 KB、32 KB、または 64 KB に設定できます。ストライプ単位サイズをシステム I/O 要求のサイズに近い値に設定することにより、コントローラのパフォーマンスを最大にできます。たとえば、トランザクションベースの環境 (一般に大きなデータ ブロックが使用される) におけるパフォーマンスは、ストライプ単位サイズが 32 KB または 64 KB に設定されているときに最適となります。しかし、ファイル アンド プリント環境 (一般に多数の小さなデータ ブロックが使用される) におけるパフォーマンスは、ストライプ単位サイズが 8 KB または 16 KB に設定されているときに最適となります。
ディスク グループの最初のドライブからディスク グループの最後のドライブまでのストライプ単位の集合体は、ストライプと呼ばれます。
注意:ディスク グループを構成して論理デバイスにデータを格納した後、ストライプ単位サイズを変更すると論理デバイス内のデータが破壊されます。
ストライプ単位サイズは、8 KB、16 KB、32 KB、または 64 KB に設定できます。デフォルト設定は 8 KB のデータ バイト数です。
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