コントローラと物理ドライブの間の通信が失われた場合、その物理ドライブは故障と見なされます。その原因として、以下のことが考えられます。
それぞれの場合において、通信問題が解決した後に、再構築操作を行ってディスク グループ内のデバイスのデータを再構築する必要があります。コントローラは、RAID レベル 1、レベル 1E、レベル 5、レベル 5E、レベル 5EE、レベル 10、レベル 1E0、およびレベル 50 の論理デバイスを再構築できます。しかし、RAID レベル 0 論理デバイスに格納されているデータを再構築することはできません (RAID レベル 0 は冗長でないため)。ディスク グループが RAID レベル 0 論理ドライブのみを含んでいる場合、ディスク グループ内の論理デバイスはオフライン状態になり、論理デバイスには壊れたデータが含まれます。これらの論理デバイスを再構築することはできません。障害の原因を是正したり物理ドライブを入れ替えた後、データを復元する必要があります。
データ整合性の問題を防止するため、RAID レベル 1 や RAID レベル 5 の再構築操作の間、コントローラは障害の起きたディスク グループ内の RAID レベル 0 論理デバイスをブロック化状態に設定します。再構築操作が完了したら、RAID レベル 0 論理デバイスのブロック化を解除し、それらに再びアクセスできるようになります。ただし、RAID レベル 0 論理デバイスには、壊れたデータが格納されていることに注意してください。
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