論理ドライブ移行の概要

論理ドライブ移行は、ServeRAID システム内のコントローラの強力かつ柔軟な機能です。論理ドライブ移行を使用すると、以下のことを行えます。

サーバの稼動中に、ユーザのパフォーマンスをほとんど低下させることなく、論理ドライブを移行できます。移行をただちに開始することも、将来の日時にスケジュールすることもできます。

 HostRAID コントローラは、論理ドライブ移行をサポートしません

メモ:論理ドライブ移行を行うには、以下の条件が満たされている必要があります。

  1. 現存する論理ドライブが 7 個以下であること。

      ServeRAID-7t コントローラでは、最大 23 の論理ドライブを構成することができます。

    論理ドライブ移行の過程で、ServeRAID Manager は一時使用を目的とした論理ドライブを 1 つ作成します (データの移行先として、余分な論理ドライブを用意する必要があります)。ServeRAID Manager は、この論理ドライブをシステム状態に設定します。移行が完了すると、この論理ドライブは削除されます。

  2. 移行対象として選択した論理ドライブが正常状態であること。

  3. 論理ドライブが RAID レベル 00、10、1E0、50、または 5EE に構成されていないこと。

RAID レベル 0 以外の RAID レベル間で論理ドライブを移行している間に物理ドライブが故障した場合、移行は続行されて完了します。その後、故障した物理ドライブを交換して再構築する必要があります。

論理ドライブ移行は、電源障害から回復することもできます。論理ドライブ移行中にサーバの電源が落ちた場合、電源が復旧するとただちに移行が再開されて完了します。データが壊れることはありません。

メモ:(クラスタおよびフェールオーバー設定のみ) 論理ドライブは、論理ドライブ移行中はフェールオーバーしません。

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