ライトキャッシュ モードのオプションを使用するときは、2 つの設定の中から選択できます。
ライトバック設定の場合、オペレーティング システムはストレージ デバイスに書き込むデータをコントローラに送ります。続いてコントローラは、実際にストレージ デバイスにデータを書き込む前にオペレーティング システムに確認信号を送ります。そうすることによってパフォーマンスが向上しますが、危険性も伴います。たとえば、電源に障害が起きた場合は、コントローラ キャッシュ内のデータが失われます。このことは、バッテリバックアップ キャッシュを搭載したコントローラを使用している場合には問題となりません。バッテリにより、電源障害時にコントローラ キャッシュ内のデータが保持されるからです。
ライトスルー設定の場合、オペレーティング システムはストレージ デバイスに書き込むデータをコントローラに送ります。続いてコントローラは、ストレージ デバイスにデータを書き込んでからオペレーティング システムに確認信号を送ります。この設定ではパフォーマンスが低下しますが、データを失う危険はありません。
x-1070-SRM-00-00-JA