RAID レベルの選択とパフォーマンスの調整

ディスク アレイは、パフォーマンスと信頼性を高めるために使用されます。その向上度は、サーバ上で実行されるアプリケーション プログラム、および論理デバイスに割り当てられた RAID レベルによって異なります。

各 RAID レベルは、異なるレベルの耐障害性 (データ冗長性)、物理ドライブ容量の使用率、および読み書きパフォーマンスを提供します。さらには RAID レベルにより、サポートされる物理ドライブの最小数と最大数が異なります。

ご使用のシステムに合った RAID レベルを選択するときは、以下の点を考慮してください。
RAID レベル データ冗長性 物理ドライブ容量の使用率 読み取りパフォーマンス 書き込みパフォーマンス 組み込みのスペア ドライブ ドライブの最小数 ドライブの最大数
RAID レベル 0 なし 100% 優秀 優秀 なし 1 16
RAID レベル 1 あり 50% かなり高い かなり高い なし 2 2
RAID レベル 1E あり 50% かなり高い かなり高い なし 3 16
RAID レベル 5 あり 67% ~ 94% 優秀 高い なし 3 16
RAID レベル 5E あり 50% ~ 88% 優秀 高い あり 4 16
RAID レベル 5EE あり 50% ~ 88% 優秀 高い あり 4 16
RAID レベル 00 なし 100% 優秀 優秀 なし 2 60
RAID レベル 10 あり 50% かなり高い かなり高い なし 4 16
RAID レベル 1E0 あり 50% かなり高い かなり高い なし 6 60
RAID レベル 50 あり 67% ~ 94% 優秀 高い なし 6 60

物理ドライブの使用率、読み取りパフォーマンス、および書き込みパフォーマンスは、ディスク グループ内のドライブ数によって異なります。一般に、アレイ内のドライブ数が増えると、パフォーマンスが高くなります。

関連情報


用語集 | 目次

 

x-1055-SRM-00-04-JA