Sophos InterCheck リリースノート -------------------------------- バージョン 4.05, 1998年11月9日 内容 ----- 1. インストール、アップデート 2. バージョン 4.04 からの変更内容 3. バージョン 4 での新機能 4. 既存の問題点 5. 互換性に関する問題 6. 謝辞 1. インストール、アップデート ----------------------------- InterCheck バージョン 4.05 は以下の条件を必要とします: SWEEP バージョン 3.16 以降 InterCheck のインストールについては、該当する Sophos Anti-Virus マニュアルを参 照してください。 2. バージョン 4.04 からの変更内容 ---------------------------------- i. NEC PC-98 シリーズのサポート拡張 ------------------------------------ SWEEP for DOS 3.15 に NEC PC-98 マシンとの完全な互換性がなかったため、 InterCheck 4.04 は NEC PC-98 マシンを完全にサポートすることができませんでし た。SWEEP を NEC PC-98 マシンと正確に作動させるために、InterCheck 4.05 は SWEEP for DOS 3.16 を実行する際にオプションスイッチを自動的に挿入します。 ii. ICSUPP95 での致命的エラーの解決 ------------------------------------ InterCheck 4.05 はアップデートの際に、ICSUPP95 で不正な操作によるエラーを起こ さなくなりました。これは、InterCheck 4.05 へのアップデート、及び InterCheck 4.05 から以前のバージョンへ戻す際に発生していたものです。 iii. 新しい内部コミュニケーションパス ------------------------------------- SWEEP for DOS と InterCheck ローダ間のコミュニケーションパスは、初回のウイルス 検索実行中にシステムロックアップを起こす要因を取り除く目的で変更されました。 3.バージョン 4 での新機能 -------------------------- i. 'On-the-fly' 駆除 -------------------- このバージョンの InterCheck は、Windows 3.1、Windows 95 スタンドアロン InterCheck クライアントに対して、'On-the-fly(リアルタイムによる)' 駆除機能を 提供します。このオプションは、デフォルトでは無効になっていますが、SWEEP VXD の セクションで、以下の環境設定ファイルオプションを使用して有効にすることができま す(以下を参照): DisinfectDocuments=YES|NO このオプションが有効(YES)になっている場合、SWEEP VxD は Word/Excel のマクロ ウイルスの駆除を行います。 DisinfectDisks=YES|NO このオプションが有効(YES)になっている場合、SWEEP VxD はブートセクタ感染型ウ イルスの駆除を行います。 例えば、Windows 95 を起動している全てのユーザーに対して、両方の形式の駆除を可 能にする場合、以下のオプションを INTERCHK.CFG ファイルで使用してください: [SweepVxDW95Global] DisinfectDocuments=YES DisinfectDisks=YES これらの環境設定オプションは、InterCheck 環境設定ファイルの SWEEP VxD 環境設定 セクションでのみ有効なものです。SWEEP VxD セクションのヘッダについては後で説明 します。 文書ファイルの駆除を行ったと報告された場合でも、ウイルスが内容に変更を加えてい ないことを必ず確認する必要があります。 ブートセクタ感染型ウイルスの駆除は、NEC PC-9800 シリーズのマシンではサポートさ れていません。 ii. Windows 95/98 InterCheck クライアントの新しいユーザーインターフェイス ------------------------------------------------------------------------- Windows 95/98 InterCheck クライアントには新しいユーザーインターフェイスがあり ます。これについては、マニュアル増補版 "New GUI for Windows 95/98 InterCheck" (PDF形式) で説明しております。 iii. Novell IntraNetWare/Client32 サポート ------------------------------------------ InterCheck は、Novell IntraNetWare クライアント、及び DOS 用、Windows 用、 Windows 95 用 Novell NetWare Client32 ネットワークドライバと完全に互換になりま した。 iv. NEC PC-9800 シリーズマシンのサポート ---------------------------------------- InterCheck for Windows 95/98 クライアントは、NEC PC-9800 シリーズのマシンで正 常に作動するよう変更が加えられました。しかし、標準の InterCheck の機能のすべて がサポートされているわけではありません。メッセージ「アイテムのオーソライズを要 求中です」は、フルスクリーンの DOS ボックスでは表示されません。また感染ディス クがフロッピードライブに入っていても、再起動を阻止しません。 ブートセクタ感染型ウイルスの駆除は、NEC PC-9800 シリーズのマシンではサポートさ れていません。 InterCheck 4.05 は、現在以下の PC-9800 モデルでのみテストされています: PC9821 La13 ラップトップ(Windows 95 バージョン 4.00.950B) PC9821 Xa13 デスクトップ(Windows 95 バージョン 4.00.950A) より多くの PC-9800 がテストされる度に、それらのモデルはこのリストに追加されま す。詳細は、Sophos、または販売代理店にお問い合わせください。 v. 自動インストール ------------------- クライアントマシンに Windows 95 スタンドアロン InterCheck クライアントを自動的 にインストールするために、ICLOGIN プログラムをログインスクリプトから使用するこ とができるようになりました。このオプションは、コマンドラインオプション'-9'を使 って有効にすることができます。この機能の使用法に関する説明は、該当する Sophos Anti-Virus マニュアルの ICLOGIN のオプション'-a' の説明を参照してください。オ プション'-a' は、クライアントマシンに Windows 3.1 スタンドアロン InterCheck ク ライアントを自動的にインストールします。 vi. Windows 95 ネットワーク InterCheck クライアントの削除 --------------------------------------------------------- Windows 95 ネットワーク InterCheck クライアントは、初めて作動する際に、クライ アントマシンにもう一つ別の VxD (Icstatic.vxd)をインストールします。従って、 単にサーバーから InterCheck セントラルインストールを削除するだけでは、ローカル にインストールされた VxD を削除しません。クライアントマシンからこの VxD を削除 するには、以下のコマンドを使用する必要があります: ICLOAD95 -remove 注意:InterCheck が全てのファイル活動に正常に割り込みを行うためには、マシン起 動シーケンスの早い段階でこの VxD をロードする必要があります。従って、VxDをネッ トワークから開始することはできません。 vii. Sweep VxD 環境設定ファイルセクション ----------------------------------------- 以下のセクションヘッダは、SWEEP VxD に情報を転送するために、InterCheck 環境設 定ファイルで使用します。 [SweepVxDGlobal] [SweepVxDDOSGlobal] [SweepVxDW95Global] [SweepVxDWorkStation] [SweepVxDDOSWorkStation] [SweepVxDW95WorkStation] ‘global’と‘workstation’固有のセクションの違い、並びに一般(DOS固有)と Windows 95 固有のセクションの違いは、InterCheck 環境設定セクションヘッダと同じ です。 viii. 新しい環境設定ファイルオプション -------------------------------------- 以下の InterCheck 環境設定オプションが、新しく組み込まれました: AllowRestartLater=YES|NO (Windows 95 のみ) Windows 95 InterCheck クライアントをクライアントマシン上で初めて使用する際、 InterCheck がウイルス対策を提供するには、マシンを再起動する必要があります。デ フォルトでは、若干遅れて自動的にマシンを再起動します。しかし、 ‘AllowRestartLater’オプションが、‘YES’の場合、InterCheck はユーザーがマシ ンを後で再起動することを可能にします。 AltCommsDir=<コミュニケーションディレクトリ名> このオプションは、Windows 95 InterCheck クライアントでもサポートされることにな りました。詳細は、該当する Sophos Anti-Virus マニュアルを参照してください。 CheckFloppyOnShutdown=YES|NO (Windows 95 のみ) InterCheck は、マシンのシャットダウンを許可する前に、通常 A: ドライブのフロッ ピーディスクの検索を行います。この機能は、‘CheckFloppyOnShutDown’オプション を‘NO’にすることで無効にすることができます。 PurgeChecksumsNow (Windows 95 のみ) このオプションは、InterCheck が開始する際には毎回 InterCheck ローダーにチェッ クサムを初期化するように指示します。このオプションは、ウイルスを発見した後の特 定の期間、InterCheck に強制的に全てのファイルのウイルス検索を行わせるように設 計されているものです。 RestartTimeout=