最初のページ->操作パネル操作方法について


1. 操作パネルと状態パネルについて

 CyberGate上でサーバー(プロバイダ)情報を設定した後、図1のような操作
 パネル・状態表示パネルが表示されます。

 1) 操作パネルは、各サーバー毎に用意され、接続時間や起動用ソフトウェア等
  を個々に管理したりサーバーへの接続・切断をコントロールすることが可能
  です。

 2) 状態パネルは、PPP接続状態を監視するウィンドウです。
  OpenTransport/PPPまたはFreePPP 2.6以上を使用する環境でので表示
  されます。

    
図1. 操作パネル & 状態パネル


2. 操作パネルの内容について

 操作パネルは、CyberGateを利用する際、最も中核となる操作用ウィンドウ
 です。一見するとフローティングウィンドウのような形状ですが、操作上は
 普通のウィンドウと変わりません。複数のサーバー用ウィンドウを同時に表示
 させることはできません。これは、PPP接続の場合、複数のサーバーに対し
 同時にアクセスすることが希であるためです。

 同パネル上の機能は、保存されているサーバー情報に応じて実行されます
 ので、接続時間の監視方法や起動ソフトの種類も個々に異なります。個々の
 設定内容は、「サーバー情報設定ウィンドウ」上で任意に変更することが可能
 です。

1) サーバー接続・切断
 パネル上のドアを表すアイコンボタンを押下することにより、接続・切断
 を行うことが可能です。また、CyberGateが前面で動作していれば、リターン
 キーかエンターキーの押下により接続・切断を実行することも可能です。

2) 接続時間表示
 パネル上に二段で表示される数値で確認できます。上段が現在の接続経過
 時間・下段がこれまでの累計時間を示します。接続時間の扱いに関する設定は、
 「サーバー情報設定ウィンドウ」を参照して下さい。

3) 状態確認
 同パネルでは以下の3種類の状態表示をサポートしています。

 ❶ サーバー接続・切断状態:ドアを表すアイコンにて表示
  ドアが開いていればサーバーと接続中、閉じていればオフラインであることを
  意味します。
 ❷ TCPロード状態:地球を表すアイコンでTCPのロード状態を表しています。
  TCPがロードされている状態であると、同アイコンに両方向の小さな矢印が
  追加されます。この状態でサーバー情報を切り替えた場合、マックをリスタート
  しないと、切り替えた情報をTCPに反映できません。
 ❸ アラーム機能状態:接続経過時間をアラームで知らせる機能の有無をベル
  アイコンで表示しています。アラームの扱いに関する設定は、「サーバー情報
  設定ウィンドウ
」を参照して下さい。

4) 関連ソフトの起動
 同パネルの最下部には5つの関連ソフトを起動できるアイコンボタンが配置されて
 います。ConfigPPP/FreePPP Setup, TCPの各ソフトウェアはCyberGateが
 自動的に設定していますので、常に利用することが可能です。残りの3つのボタン
 は任意に対象ソフトを設定することができます。但し、対象ソフトがアップル
 イベントをサポートしている必要があります。同機能は、Viewメニュー内の起動
 メニュー項目でも代行可能です。対象ソフトの設定に関しては、「サーバー情報
 設定ウィンドウ
」を参照して下さい。

 起動ボタンに「?」マークが表示された場合は、以前に設定したソフトが発見
 できなかったことを意味します。「?」マークのボタンを押下すると,再設定
 するために選択用ダイアログが表示されます。同ダイアログで正しく設定すれ
 ば,自動的に登録され続いて該当ソフトを起動することが可能です。

 仮に起動ソフトが設定されていない場合、Internet Configがインストールされて
 いれば、Internet Config menu内に表示される起動ソフトが代行して起動されま
 す。代行アプリケーションは、左から順番に、メールソフト・Webブラウザ・FTP
 サーバーソフト(図2)となります。


図2. 代行アプリケーション時の表示例

 参考) PPP起動・TCP機能ボタンとネットワーク環境の関係について
  ❶ FreePPP 2.5以上:FreePPP Setupアプリケーションを起動
  ❷ MacPPP, FreePPP 1.0:ConfigPPPコントロールパネルを起動
  ❸ OT/PPP:PPPコントロールパネルを起動
  ❹ MacTCP 2.0.6:MacTCPコントロールパネルを起動
  ❺ Open Transport:TCP/IPコントロールパネルを起動

5) パネルの大きさ調整
 同パネルの大きさは、好みや状況に合わせて2段階で切り替えることができます。
 切替操作は、Viewメニュー内「Expand/Shrink main window」項目で行って
 下さい。Expandでは全ての項目、Shrinkではサーバーへの接続・切断と時間表示
 のみを扱うことが可能です。

6) パネルの表示位置
 同パネルの表示位置は、CyberGateが常に記録していますので、次回起動時にも
 最後に表示した位置に表示されます。また、表示位置はサーバー情報毎に記録して
 います。

7) パネルの一時消去
 Viewメニュー内「Show/Hide main window」項目でパネル表示の有無を
 選択することも可能です。なお、パネルが表示されていない場合は、サーバー
 に対する操作はできません。

8) CyberGateの前面移動
 CyberGateがバックグラウンドにある時、同パネルのボタン以外の部分を
 マウスでクリックすると、CyberGateを前面に移動させ、各種操作・設定など
 を行うことが可能です。

注) OT/PPP環境では操作パネルのアイコン描写はバックグラウンドでも変化
 しません。これはOT/PPPに対する処理が他のPPPに比べ重く,正確な描写
 を実行しきれないための措置です。


3. 状態パネルの内容について

 同パネルでは、サーバーとの接続状態の変化を一定間隔で表示することができ
 ます。OpenTransport/PPPまたはFreePPP 2.6以上を使用している場合に
 のみ表示されます。また、両環境では,状態パネルの表示内容が一部異なります。
 
1-1) Open Transport環境における状態の表示内容


サーバー接続前の表示例 (Kaleidoscope使用時)

サーバー接続後の表示例 (Kaleidoscope使用時)

 ❶ 回線速度: 現在のモデム接続バンドレート(bps)を表示します。
 ❷ アドレス: サーバーに接続後にIPリモートアドレスを表示します。
 ❸ 受信負荷: サーバーから受信したピーク時のデータ量(bytes)を表示します。
 ❹ 送信負荷: サーバーに送信したピーク時のデータ量(bytes)を表示します。
 ❺ 状態アイコン: 回線接続,切断状態を手のかたちで確認できます。
 ❻ バー表示: 受信負荷,送信負荷をバーの長さで確認できます。

1-2) FreePPP 2.6以上の環境における状態の表示内容


サーバー接続前の表示例 (Kaleidoscope使用時)

サーバー接続後の表示例 (Kaleidoscope使用時)

 ❶ ローカル: ローカルのIPアドレスを表示します。
 ❷ リモート: リモートのIPアドレスを表示します。
 ❸ 受信負荷: サーバーから受信したピーク時のデータ量(bytes)を表示します。
 ❹ 状態アイコン: 回線接続,切断状態を手のかたちで確認できます。
 ❺ 状態アイコン: 回線接続,切断状態を手のかたちで確認できます。
 ❻ バー表示: 受信負荷,送信負荷をバーの長さで確認できます。

2) パネルの表示位置
 パネルの表示位置は,パネル内部をマウスでドラッグすれば移動できます。
 同パネルの表示位置は、CyberGateが常に記録していますので、次回起動時にも
 最後に表示した位置に表示されます。また、表示位置はCyberGate共通で記録
 しています。

3) パネルの一時消去
 Viewメニュー内「Show/Hide status window」項目でパネル表示の有無を
 選択することも可能です。なお、実行速度を優先するには、同パネルを非表示
 にしておいた方がよいと思われます。


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